2005年3月5日土曜日

1年777組

  鳥絡みで更新をしている間に、こととね本家のカウントが77777を記録いたしました。ご贔屓にくださる皆様、あるいは検索サイト等経由で一期一会的出会いをはたされた方々には、あらためて御礼申し上げます。

77777を記念いたしまして、本日は『1年777組』。なんて安直な! そんなだから、あんたのサイトははやらないんだ。とかいうのはおいておいて、『1年777組』は、最近はやりの萌え四コマ誌まんがタイムきららにて好評連載中の、四コマ漫画です。

『1年777組』というのは可愛いキャラクターががたくさん出てくる。そん代わりネタが少なめ、です。そういう意味では実にきらら誌を代表する漫画足りえていると思うのですが、どうでしょう。登場人物も多く(多分、一二を争う?)、けれどある程度読んでいれば整理はついてきて、面白くなってくるのはそれからです。汎用のネタで読ませる漫画ではなくて、登場人物のキャラクター性で読ませる漫画であるということがわかってくるかと思います。

キャラクターは多くても、それぞれに特徴的な性格付けとそれから名前がついてますから、意外にわかりやすいというのがいいところです。基本的には主人公(ヒロイン)春野こりすと、こりすに片思いしている秋里ねことのすれ違う恋愛模様が軸になる漫画なのですが、他のキャラクターもちゃんと描かれているから、主役絡みでなくても話がちゃんと成立するんですね。

たくさんの登場人物が持ち回りでメインキャラとしてクローズアップされるから、同ネタが延々繰り返されて飽きるということが起こりにくく、だからこの独特の世界観、雰囲気が嫌いでない人には、楽しんで読んでいける漫画であると思います。

さて、この漫画は今どきの漫画にしては黒ベタが多用されていまして、冬間きつね(魔女)のコスチューム、夏本みたか(委員長)の髪、祈祷れい子(巫女)の髪は、いっそいさぎいいほどに真っ黒く塗られています。そして、セーラー冬服も黒。だから、委員長、祈祷さんメインで話が進んだりすると、画面が真っ黒になってしまって、その重い画面がすごくよくって大好きです。白と黒のハイコントラストが実によく映えてうるわしく、ダイエットの回とかは、あまりのベタのよさに、うっとりしてしまいましたことですよ。

贔屓のキャラが多いほうが楽しめる『1年777組』。私の贔屓は家臣次郎丸です。どうぞ皆さんも贔屓のキャラクターを見つけ出して、楽しんでくださいましね。

  • 愁一樹『1年777組』第1巻 (まんがタイムきららコミックス) 東京:芳文社,2003年。
  • 愁一樹『1年777組』第2巻 (まんがタイムきららコミックス) 東京:芳文社,2004年。

ところで、実は77777カウントをとった方には、この漫画の二巻を送り付けるつもりでありました。もくろみがはずれまして、残念でしたね。ええ、ええ、残念でしたとも。

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