2005年9月12日月曜日

Wizardry #4 : The Return of Werdna

  ファイナルファンタジー』が呼び水となって、再びゲームへの情熱が高まっております。今回のテーマは昔のRPG。というわけで、案の定私の心はRPG中のRPGである『Wizardry』に向かって、しかも、こともあろうに凶悪との誉れ高いシナリオ4をプレイしているのであります。

実は私、シナリオ4はほとんど時間がなくて遊ぶに遊べず、買っただけで置いてありました。マップを書き書き地雷原までたどり着いたのはいいものの、そこで進行はストップ。当時、その頃に生活のパターンががらりと変わったため、ゲームに費やす時間をとれなくなってしまったのですね。けれど、放りっぱなしもくやしいから、いつかまたチャレンジしてやると決めていました。だから、ここに満を持してのワードナの逆襲が開始されます。

今、私の手もとにあるWiz #4は、プレステでリリースされた『ニューエイジオブリルガミン』でありまして、もちろん私はアレンジ版など見向きもせず、クラシック版を楽しんでおります。

Wiz #4。このゲームはWizと名がついていますが、他のシナリオとは大幅にシステムから雰囲気からなにからなにまで違えていて、そもそもプレイヤーキャラクターというのがかの悪名高き魔道士ワードナ様であります。#1にて、狂王トレボーの差し向けた冒険者に殺され、地下深くに封じられてしまっていたワードナ様が、今まさによみがえって、仕返ししようというのですからいかします。地下第十層から、魔方陣を見つけ魔力の回復を図りながら地上に向かっていくワードナ様の雄姿。

正義の味方どもよ、覚悟するがよい!

って、どんなゲームやねん! ちなみに、上の文句は本当にゲーム中に出てくるせりふで、ほかにもなかなか味わい深いコメントの数々が爆笑を誘います。死ね、異教徒ども!とかって、ほんまにいいんかなあ。いや、私としてはオールオッケーなんですが。

このゲームは、Wizardryを自らパロディにしているところがありまして、そもそも主人公がワードナ様であるということは、敵は私たち冒険者であるというわけです。戦闘画面なんてのを一度でも見てみればわかるのですが、Wizardryのシリーズにおいてプレイヤーキャラが表示されていたところにはやっぱり冒険者のステータスが表示されて、それもおなじみのステータス表示だもんだから、名前から属性から職業からAC、Hits、行動内容までわかるという徹底ぶりです。たいしてワードナ様率いる魔物の群れはどこに出るかといえば、画面上部の魔物の欄にしっかりこれまで同様のやり方で出ております。違うのは、ワードナ様のACやHitsが表示されているところ、そして今までなら敵キャラが表示されていたところに冒険者のグラフィックが並ぶというくらいじゃないでしょうか。

とりあえず、私は情報を封鎖して、とにかく自力でクリアを目指したいと思っています。とはいっても、例えばこの記事を書くためにいろいろ検索してみたGoogleの結果表示ページに、ちょっとした攻略情報をちらっと見てしまって、しまった一生の不覚なんてことにもなったりしているのですが(そして、私はこういう情報をまた忘れないんだ)、けれど大筋はまったくわからないという中、少しずつでもいいから進んでいきたいと思います。

しかし、このゲーム、なにがおかしいといっても、魔物が逃げやがるんだ。冒険者をやっていたときに出会ったときは、おまえら逃げなかっただろうというのに、なんで味方になったときにはじゃんじゃん逃げやがるんだ。アンデッドは死を怖れないだろうと思っても、それでも逃げるという理不尽。おいおい、ワードナ様ったら、よっぽど人望がないのかなあ。

ま、魔物は自分の盾で使い捨てと思っていらっしゃるような御仁ですから、こうした仕打ちに会うのも当然かも知れないなあ、って、そう思ってるのは私自身だったりするんですけどね。

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