2005年10月24日月曜日

ATH-CK5 audio-technica インナーイヤーヘッドホン

 iPodを買いました、ってなわけで、さっそく通勤のお伴に連れてでたのですが、いや悪くないんですよ。悪いのは私のコレクションといったところでしょうか。記念すべき通勤一曲目は『幻想交響曲』の第二楽章で、いやあ、音が小さい。クラシックはですね、特にオーケストラ作品は音量の幅が広いもんだから、電車内で聞くには向かないんです。特にピアノやピアニッシモ中心の曲、楽章が危険で、弱音にあわせてボリュームを大きくしたりなんかすると、曲が変わったときに大ダメージを被ります。私がオケものを聴かなくなったのがなんでか、思い出してしまいましたよ。

けど、せっかくiPodを買ったのに、オケものを締めだすというのももったいない話です。なので、遮音性に優れるというカナル型のイヤホンを導入することに決めました。

一口にカナル型のイヤホンといっても、そこはこの頃はやりのものでありますから、いろいろなものが出ています。一万円前後を中心に、安いものなら二千円ちょっと、高くなれば数万というのもあります。でも、携帯プレーヤーに使うのに数万は払いすぎ、一万円でも高いと思います。てなわけで、二三千円程度を予算と決めて、どれがよいかと調べてみたのでした。

こういうときに、インターネットというのは便利だと思います。いろいろな評を目にできます。音質、傾向、使用感もろもろ。評判がいいのはSHUREのE2CとかEtymotic ResearchのER-6iとかですが、これらはちょっと高い。予算オーバーです。予算に収まり評判もなかなかよさそうという点からみると、PHILIPS SBC-HS740やaudio-technica ATH-CK5あたりでしょうか。というわけで、このふたつから選ぶことにしました。

といっても、もの見て選んだわけじゃないんですけどね。話によると、PHILIPSのイヤホンは海外向けらしく、国内では手に入りにくいとか。いや、本当のところはどうなのかわかりません。ですが、ある意味消耗品といえるイヤーピースを交換するときに入手しにくいというのは困る。こういう場合に日本のメーカーを選ぶメリットがありますね。そんな感じでATH-CK5に決まったのでした。

とりあえず使ってみた感想はといえば、音が少々硬め、思ったほど遮音性は高くないというものでした。音が硬いというのは、iPod付属のイヤホンでも感じたことなのでさして問題とは思わないのですが、ちょっと聴いていて疲れやすいかも知れません。とはいっても、聴いているうちに硬さはとれてくるという話ですから、これからに期待するのがよさそうです。

遮音性に関しては、結構耳栓効果はあるんです。水に潜ったみたいな、そんな感じがします。そこに音楽が聴こえてくる — 、なんかちょっと変な感じです。慣れれば多分聴き方もわかると思いますし、上手な装着の仕方もわかるでしょう。だから実際、これからだと思います。

遮音効果には不満ありといいましたが、そもそもまったく無音になるわけなんかないんだから、無茶いってるんですよ。現状程度でも電車内での聴きやすさは格段に違いますし、音量をむやみに上げる必要もないから音漏れも少ないだろう、耳にも優しかろう、悪くないと思います。

今まで車内では聴き取れなかったような細かな音の動きを追えるというのは大きなことで、だからこれから起こるだろう変化には大いに期待しています。

そういえば、イヤーピースをSonyのEP-EX1にするといいなんていうらしいですね。今度試してみようかな、いや、今は標準で頑張ってみたいと思います。

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