2006年2月22日水曜日

勉強の歌

  森高千里の『勉強の歌』はテレビアニメ『おちゃめなふたご—クレア学院物語』の主題歌として使われていた歌で、その明るくて陽気なところはアニメによくあっていて、そして勉強は嫌いだったけど、もっとちゃんとしておいたらよかった! という内容もすごくマッチしていて、けどこういう後悔はどうしてもその当時にはわからないんですよね。私が『おちゃめなふたご』にはまったのは、まさに高校在学時でしたから、『勉強の歌』は本当に身につまされるような歌で、でもあの時だったらまだ取り戻せたのかもなあ。なんて思います。

私の勉強における一念発起は大学デビューでありまして、そもそも学問するつもりで進学したわけでもなかったというのに、けれど少しでも取り戻すことができたようで、その意味では入学を許可してくれた大学には感謝しています。大学で取り戻すことができた部分というのは主に外国語とヨーロッパ史でありまして、けどそれでも不充分だと思うんですよね。人と話をするときなんかに感じるんですが、ちゃんと中学高校で基本的なところを押さえた人にはかないません。よくご存知で! そんな感じがする。だから私は今からでも教えを請うて、少しでもわかるようになりたいなんて思うんです。

私はこないだ絶対値がわからないなんていっていましたが、さらにおとつい、部分集合がわからないということにも気がつきまして、さらにいっておくと虚数というのもわかっていません(つまりこれは複素数や実数の概念をつかんでいないといってるのと一緒です)。こういったエピソードからうかがえるのは、私のウィークポイントは数学にあるということ。どうもあの記号山盛りで計算をたくさんしなければならない数学が面倒で、あまりに面倒だったから演習とかやらずにいて、余計わからなくなってという悪循環。私は未だその悪循環から抜け出せずにいます。けれど、わからないところでも解説してもらって、おおまかな概念を教えてもらえたりすると、ちょっとだけ進めるんです。一歩かも知れないし、半歩にも満たないかも知れないけれど、少しだけ進む。今からではもう遅いかも知れませんが、それでも少しずつわかる。面白い! 知るということにまさる喜びはないのかも知れないと、本当に心の底から思えます。

ちょっと余談ですが、Wikipediaをさまよっていたときのこと、0.999...が1に等しいことの証明という記事を見つけまして、その証明、1 = 9/9 = 1/9 + 8/9 = 0.111... + 0.888... = 0.999... 、を見たときにはちょっと感激しました。で、この事実について私は知らなかったのですが、やっぱりちゃんと高校時分に勉強していた人は知っているんですよ。ああ、悔しいって思いました。知識で劣っているのが悔しいんじゃないんです。そんなすごいことを今まで知らずに過ごしてきたということが悔しいんです。

世界には面白いことがたくさんあります。知ることは喜びです。本当に思います。

だから、詳しい人、私にいろいろ教えてください!

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