2006年5月3日水曜日

フラッシュダンス

  ときめきメモリアルONLINE』には部活というのがあって、それは結局はRPG戦闘風の対戦になるのですが、このとき奥義(呪文みたいなもの?)を使うとプレイヤーキャラクターが大写しになります。このときに部活ごとの衣装が見られるんですが、運動部ならそれぞれのユニフォーム、文化系でも家庭科部ならエプロン、科学部なら白衣といったようにコスチュームが変わるんですね。

さて、昨日ですよ、他にもいろいろ部活が欲しいよねって話になって、吹奏楽部が欲しいとかいう意見にまじってダンス部というのも出たんです。それを受けての私のこたえは次のようなものでした:ダンス部ならコスチュームはレオタードですよね、そしでレッグウォーマー — 。残念ながら通じませんでした……。

なんでレオタード? なんでレッグウォーマー? みたいな反応を得て、私はちょっと焦ったのですが、そうなんだ、今の人は『フラッシュダンス』とか知らないんですね。私たちの世代になるとダンスといえばヒップホップとかではなくてですね、『フラッシュダンス』なんですよ。レオタードにレッグウォーマーといういでたち、そしてあの印象的な音楽。一世を風靡しました。街に出れば、レッグウォーマーをつけた女性はそこかしこに見られて、本当にあの映画はヒットしました。

私にとってはあの映画の印象は音楽そのものであって、映画をビデオで見る時代ではなくて、テレビでやるのをビデオに録ってみるような、そんなころで、だから今もうちのどこかを探せば『フラッシュダンス』の録画は見つかるんじゃないかなあ。で、なんべんも見たんですよ。それこそ、ラストのダンスの部分ばっかり何度も何度も見て、それでどたばた真似して遊んで、そんなことをしていたから筋よりも音楽ばっかりが思い出されるわけですよ。それに、その頃テレビで放送された映画音楽の特集番組、それをテープに録音したのがうちには残っていて、『E. T.』、『南極物語』などにくわえて『フラッシュダンス』のテーマもあって、やっぱりこのころの映画音楽を聴くとなんかわくわくするものがありまして、なんなんでしょう。私の育っていく過程で刻み込まれた印象、興奮、楽しさが音楽でよみがえるというんでしょうか。

でも、いずれにせよ、この映画は流行りまして、それは私にとっても同じであって、まさに忘れ得ぬ映画なのであります。

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