2007年1月26日金曜日

ETERNAL RING

 今更というべきなのでしょうか、Nintendo DSに興味を持ったのをきっかけにして、ゲーム店をうろつくようになりました。WiiPlayStation3、新ハードが出てきて、活気づいているというのがひしひしと感じられる売り場の空気に触れて、ああなんだかちょっとまたゲームやりたいなあ。それも新ハードの能力というのが感じられるものがいいなあ、なんて思っている私の興味はなんというかPlayStation3に向いていてびっくりです。ゲームはグラフィックスじゃないだとか、スペックだけじゃ語れないなんていっている私ですが、でもやっぱりハイスペック機というのは、それがハイスペックであるというだけで魅力を感じさせるものです。

私が今ちょっと興味を引かれているゲームというのは『アーマード・コア4』だったりしまして、こういうチョイスが出てくるところからも、私の嗜好はWiiよりもPS3向きということが理解されるのではないかと思うのですが、でも、正直今『アーマード・コア』を遊ぶのは無理だと思います。オートロックオンという概念が存在しない、ハードシューティングゲーム。私の初ACはPS用のMOA体験版で、本格的に取り組んだのはというとPS2で出た『アーマード・コア2』だったのですが、ありゃあてこずりましたよ。なにが起こってるかわからないのです。戦闘開始時に目の前にいた敵ACが、戦闘がはじまるやいなや視界からきれいさっぱり消え去って、以上おしまいっていう感じ。とりあえずどっかから撃たれていることはわかるのですが、どこを向いても敵を捕捉できない。わお、こりゃ駄目だと思ったんですが、AC2買って一日数時間、歯を食いしばりながら頑張ったらですよ、なんとハードモードででも戦えるようになるんですから人間というのはすごいです。その後、『アナザーエイジ』も買ったのですが、残念ながらこれはクリアするにはいたりませんでした。難しいとかいうんじゃなくて、時間がとれなかったのが最大の敗因です。とにかく戦って戦って、チャレンジの連続から勝機を見いだすというようなゲームですから、まとまった時間を費やす必要があったのですが、それが無理でした。残念です。たまに遊びたいと思うこともあるのですが、もう私は敵をターゲットサイトに捉えることさえできなくなっていることでしょう。残念です。好きなゲームなのですが遊べない。ああ、無限の時間が欲しいです。

さて、『アーマード・コア』を作っているフロム・ソフトウェア。私が最初に買ったこのソフトハウスのゲームは、奇しくも、というか順当にというか、初めてのPS2用ゲーム『ETERNAL RING』でありました。一人称視点のファンタジー系RPGです。ひたすらにストイック。美しく描画された謎の島を探索し、最後の敵を倒すという実にオーソドックスなゲームであるのですが、しかしこれがアクションRPGなんですよね。参りましたよ。足もとが実に不案内で、崖から落ちて死ぬ。水にはまっても死ぬ。敵と戦っているうちに追いつめられて、あ、落ちた。敵と戦う前に地形を把握して足もとを確保するのが重要という、ある意味戦闘の基本みたいなものを要求されるところは面白かったと覚えています。

このゲームは、名前にリングとはいっているように、指輪が重要な要素でありまして、装備している指輪の種類によって使える魔法が変わるという、そういうシステムなのです。指輪の種類もたくさんあって、しかしそれは探して見つけるだけでは不充分。アイテムと合成し、より上位の指輪を作り出す必要があるんです。

この合成という要素は面白かったんですが、どうも私はけちにできていましてね、アイテムによほどの余裕ができないと合成をしないんですよ。だからまったくもって非力な指輪でもってストーリーを進めるという、開発者が見たら嘆きそうな遊び方をしていて、だって塔の頂上で出会う竜を倒したときに使った指輪、一番低いレベルの火の指輪だぜ。二時間くらい戦ってるの。音を頼りに敵の攻撃を避けながら、ちまちまちまちまとダメージを与え続けるの。もうどうしようもない。けど、ボス戦にはある一定の特殊装備であるとかがないと勝てないという、そういう造りになっていないというところには好感が持てました。そういえば私の愛したゲーム『デュープリズム』なんかにもそういう要素がありました。ミントは魔法使いだというのに、蹴りだけですべてのボスを始末できる! すばらしい。やっぱりゲームはこうでなきゃ。と思う私はやっぱり変わり者なのだと思います。

『ETERNAL RING』は、とりあえずクリアするだけはしたのですが、けれど指輪をすべて合成するにはいたりませんでした。また、クリア後のおまけダンジョン(もちろん上級ダンジョン)もすべて歩くにはいたりませんでしたっけね。というわけで、遊び尽くしたとはいえない状況であるのですが、けど楽しかった思い出が今も残っています。今からやればもしかしたら粗いところも見えるかも知れないPS2最初期のタイトルですが、けれどあの当時、PS2の能力というものを体感させてくれた最初の魅力的なタイトルでありました。もし無限の時間があったならば、きっとまた遊びたいゲームであると思います。

CD

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