2007年2月13日火曜日

悪魔城ドラキュラ

 この数日、ファミコン時代を懐古するかのごとき、懐かしゲーム話を繰り広げておりますが、なんだかスイッチが入った状態とでもいえばいいのでしょうか、今日はコナミの誇るアクションゲームのビッグタイトル『悪魔城ドラキュラ』を思い出してみたいと思います。『悪魔城ドラキュラ』はその第一作がディスクシステム用ゲームとしてリリースされて以来、あらゆるハードを征服しようとするかのごとき広がりを見せているようで、MSX2版があるのは知ってましたが、アーケード版やX68k版まであったとは! 今日のこの記事を書くためにざっと過去作を眺めてみれば、あるわあるわ。それこそ主要ハードほぼすべてを押さえているんじゃないでしょうか。実際の話、3DOとかTowns、NeoGeoあたりを押さえればコンシューマハードはほぼ制覇なんじゃないかと、そんな思いにとらわれるような広がりように驚かされます(あ、DreamCast忘れてた)。でも、例によって例のごとく、私の遊んだことのあるドラキュラというのは、やっぱりディスクシステム時代に限られていて、それはつまりは『悪魔城ドラキュラ』オリジナルに『ドラキュラII 呪いの封印』であります。

『悪魔城ドラキュラ』がリリースされた当時、なにをおいてもまずはその異色さが話題になったと覚えているのですが、それはつまりですね、それまでゲームといえば、ましてやファミコンといえば、子供向けを意識したグラフィック、健全で明るく軽快という世界観が支配していたところに、ゴシックホラーを意識するダークでハードな世界観がどしんと提示されたわけですよ。敵はドラキュラ。古城に潜入したバンパイアハンター、シモン・ベルモントはを手に、並み居る西洋妖怪どもを蹴散らすのであります! って、なんで!? しかも蝋燭聖水!? あ、いや、こういうキーワードに反応したの私だけじゃなくって、本当に当時こういう反応があったんですって。って、こんなの書いてたの『ファミコン必勝本』くらいだったんじゃないだろうか……。今から考えると、あの雑誌、子供の教育にはめちゃくちゃ悪かったな。

私がこのゲームを遊んだのは、発売後ずいぶんたってからだったのですが、借りましてね、散々遊びまして、いやあ、難しかったけど精進したものだから結構スムーズにクリアできるようになって、けどこれは私の手柄じゃなくて、やっぱり『ファミコン必勝本』のおかげであったりするのです。『ファミコン必勝本』の誇るバラモス中野氏の攻略がぴか一であったのです。ボスの攻略を主眼に置いたその記事は、なんと聖水ですべてのボスを倒す! というもの。『悪魔城ドラキュラ』における聖水とは、放物線を描いて落下し床で発火、足止め効果を持ち革鞭三発分の威力という、なかなかの代物であるのですが、しかし基本的に効果があるのは床に接する敵というのがセオリー。地面をはいずり回るタイプのメデューサやマミーならともかくよ、空飛んでるオオコウモリや画面狭しとテレポートして鎌を飛ばしてくる死神に有効なのかい? というと、これが実に有効。特に死神ですよ。一般に対死神戦では十字架を投げて鎌をかき消しつつ本体を攻撃というのが定石、しかしこれでもなかなか勝てないといわれた強敵なのに、聖水を使うと一歩も動くことなく楽勝で始末できるというのですから画期的でした。せむし男とペアで現れるフランケンシュタインも楽勝、マミー、メデューサなどはいうまでもないという強烈なインパクトを持った攻略記事でありました。

でも、この攻略にはやっぱり越えなければならない山というのもありまして、それが最後の対ドラキュラ戦。ふいと現れたと思うや、火炎弾だかエネルギー弾だかを三発撃って消えるやつを鞭だけで倒す必要があるんですね。そのためには、1・2・3・4の4で鞭を使うのじゃという極意のリズムを体得する必要があり、いや、ほんと練習しましたよ。練習して、練習して、ついにノーダメージでドラキュラをしばけるようになったときに私のクリアは確定したんでした。すべてはドラキュラ本体を楽勝に始末するための訓練であったといえるでしょう。最後の最後、正体を現したドラキュラ、その出現地点に聖水をまくのですよ。そうしたら、一歩も動くことなく倒すことができる! わお、すごいよ、この攻略。この記事をものしたバラモス中野氏の株は際限なく上がって、もう偉人級であったと記憶していますね。いやあ、ほんと、あの記事は感動的でした。

ドラキュラシリーズでは微妙な扱いの『ドラキュラII 呪いの封印』も借りて遊んだのですが、当時はなんでもかんでもRPG要素を盛り込んだ時代で、『呪いの封印』もその例に漏れず、ちょっと微妙といえば微妙、けど面白かったと思うのですよ。1と同じく横スクロールアクションで、なんか街とかあって、人が行き来している、買い物なんかもできるのですが、夜になると途端に状況一転して、街中怪物だらけじゃないか! という、その転倒ぶりが面白かったと思うのですよね。なんか独特のおどろおどろしさがあって、恐怖におののいてしまうというほどまでいかない、その微妙さが好きでした。

そういえば、『呪いの封印』にはにんにくというアイテムがあって、これ使うとどうなるんだったかなあ。思い出そうとしてもさだかではないですが、そのわりには『ファミコン必勝本』のにんにくのアルミホイル焼きネタははっきりと思い出されて、と、このように私のファミコン時代の回想には、常に『ファミコン必勝本』がからむのです。よくも悪くも、『必本』とともにあった少年時代であったのでした。

FAMILY COMPUTER

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  • 悪魔城ドラキュラ

X68000

  • 悪魔城ドラキュラ

GAMEBOY

  • ドラキュラ伝説
  • ドラキュラ伝説II

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