2007年3月3日土曜日

RYDEEN 79/07

以前にもいっていました、iTunes Storeのフリーダウンロードコード。なんとまたいただきまして、今度は六曲分、なので締め切りまでに五曲選んでやらないといけないのです。って、なぜ五曲? これはまあ単純な理由でして、フリーダウンロードコードもらった、なにダウンロードしたらいいだろう、って聞いたら、『ライディーン』だ、と即座に返ってきた答があって、『ライディーン』か! そいつはナイスなアイディアだ。といった具合に、一曲分は決まってしまったからなのです。『ライディーン』、iTSで検索すると、『RYDEEN 79/07』というのが返ってきました。そう、これが今回のお目当て、テレビCMにて使われている新しい『ライディーン』です。

けど、実のところを白状しますと、私はそれほどYMOに詳しいわけではないのですよ。だって、世代が違います。もともとの『ライディーン』のリリースってのは1980年だそうですが、そんとき、私、小学生ですよ、しかも低学年。こんな年でYMO聴いてるって、そりゃどんな早熟なガキだよってな話で、だから私にとっての『ライディーン』というのは、鳥に変形する巨大ロボットでしかないのです。昔も、残念ながら今も。

けど、高校生くらいになってると、吹奏楽絡みかなあ、OBとかの出入りする部活だったから広い年齢層の趣味が入り乱れてか、おそらくそんな流れでこの曲のメロディというかは聞き覚えて、後は大学に入ってからか、作曲をやってるのにYMOなどのテクノが好きというのがいて、そんな具合にまったく知らないというわけでもない、聴けば、おっ、『ライディーン』じゃんかとわかるくらいには知っている。おお、なんと中途半端な認知だろう。

今回、CMのために録音された『ライディーン』は『RYDEEN 79/07』と銘打たれて、CDといった既存メディアでのリリースはなし、ダウンロード販売のみというまさしく私にはうってつけの条件が揃ったものだと思います。ダウンロードして聴いてみれば、アンビエントとかいうのかな? よく知らないジャンルなのですが、そういった印象も感じられるような雰囲気にガラスのチャイムを叩くようなメロディ、対旋律はギター、シンプルでけれど結構複雑にいろいろな音色が入り交じっている、よくよく作り込まれた小品に仕上がっていました。

しかし、最初こそずいぶんおとなしいと思ったこの曲が、聴いていれば徐々にその盛り上がりを高めていって、しかし当初の透明感はそのままで、聴いている側の期待感をも取り込みながら、広がっていくのだからすごいです。しかし、やみくもに広がるのではなく、あくまでも一貫した雰囲気を保っている。ひとつの核に向かって凝縮された高まりというのを感じます。うまいよなあ、よくできてるなあ。当たり前のことなんですが、本当にそんなこと思います。

というわけで、締め切り3月11日までにダウンロードする五曲を選ばなければなりません。選択の基準は:

  • ひとつ、自分の聴きたい曲、好きそうな曲であること
  • ひとつ、アルバムで購入するのはためらわれるがその曲は欲しいというようなものであること

です。

私一人ではどうやら五曲を選ぶのは難しそうなので、こいつはお勧めだぞという一曲(でも二曲でも)、とにかくごちゃごちゃいわずにこれを聴けという渾身の一曲(でも二曲でも)をご紹介いただけましたら幸いです。

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