2008年6月25日水曜日

Hydrangea, taken with GR DIGITAL

Flower, 100 yenGR BLOGのトラックバック企画、6月のトラックバック企画テーマです。花というと、それだけでひとつのジャンルを形成するような被写体で、撮ってみるとまあ難しいなと思います。漫然と撮ってもそれらしく写ってくれるのですが、それは花の美しさによっかかってるだけであって、写真として美しくかつ花の魅力をひきだした写真となると、それはそれは難しい。もともと私は花を被写体とすることは少なかったのですが、GR DIGITALを買ってからは折々に撮るようになり、その難しさを実感することも増えたと思っています。けどそれでも撮るのは、花がそれだけ魅力的であるからと思います。普段はそれと意識されることは少ないけれど、街のあちこち、それこそ身の回りに花はあふれていて、野の花から、人の手の入ったものまで、多様に暮しを飾ってくれています。カメラを持ち歩いて、一日一枚を心がけるようになってから、そうした花に気付くようになりました。そして私が花の名前を全然知らないということにも気付いて、ああ、私はちっとも風流ではないのだなと気付かされたのですね。

冒頭の写真は、うちの近所にある野菜を売る無人スタンドにあった花のバケツです。新聞紙しんぶんがみに包まれた花、一束百円。その素朴さがいいなあと思って撮った写真です。写真としては微妙かも知れないけれど、ちょっと田舎にいけば残るこういうスタンド、消えつつある日本の風景の記録とでもいえばいいんでしょうか、私はこういうの結構好きなんです。

Self-service stall

スタンド全景

さて、今回の写真はあじさいを選びました。通勤途中、小道の脇にあじさいを栽培されている方がいて、いつもこの時期になれば美しく花をつけています。いつもそれを見て、写真を撮っては、あじさいは日本の季節を表すいい花だなあと思う。それはもう、毎年の恒例行事のようになっています。

出がけに降っていた雨が止み、ちょっと晴れ間がのぞいた朝、葉に落ちた花びら(正確にはがく)が印象的で、足を止めたのでした。私は普段、花なら花をどかんと映すのですが、それが珍しくこういう写真になって、いつもと違った雰囲気、よしこれだと思って選びました。結構気に入っている写真です。

Hydrangea

タテイチモアリマス。

Hydrangea

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