2008年12月27日土曜日

CAUL ER

 今日、ちょっとヨドバシカメラにいかねばならぬ用事がありまして、といっても、ゲームの予約、たいした用事ではないのですが、けれど年内に、可能なかぎり早くいっておきたいという事情があったので、私には珍しく休日に大阪は梅田まで出てみました。予約は昨日から受け付け開始、いわゆる早期予約キャンペーンというやつでして、けれど昨日の時点では店側に必要な情報が渡っていなかったらしく、仕方がないので一旦うちにもどり、メーカーサイトのそのページをプリントアウトしていったのでした。かくして予約は無事なって、特典はどうなるんだかよくわかりませんが、まあその帰り道ですよ、おもちゃ売り場を突っ切ることになりまして、そうしたらなんだか車のおもちゃのコーナーで足が止ってしまいました。そういえば今日はうちにちびすけがきていたから、なにか買って帰ってやろうか。トミカみたいのがいい。それも、はたらく車がいい。そう思っていたのに、買ったのはリモコンで動く車でありました。

それは別に、ラジコンが欲しいと思ったからじゃないんです。ちびすけが、リモコンで動く車を追い掛けたりしたら、さぞ面白かろうなあ、などと思ったからなんですね。それに、随分前の話ですが、父がこうしたおもちゃに興味を持っていたようなので、買えばいいじゃん、とはいったものの、変に始末屋の父は結局買うことはなく、だからちびすけのためといって父に渡してしまえばいいんだ。

家族の喜びが私の喜びなんです。わお、なんかいい人みたいだ。

しかしこの車、車に単4電池2本、コントローラーに同じく単4を2本セットしまして、スイッチオン、走らせましたらね、えらい速いんですよ。ええーっ、こんなに速いものなのか! 正直なところをいいますと、プラレール程度の速度を期待していたのですが、そんなどころじゃない。どう考えても、二歳児の足じゃ追い付きません。それどころか、油断すると壁に激突しそうです。まいったなあ。うちの中でちょこっと遊ぶには、高性能すぎる感じです。

私の買ったのは救急車でした。うちの近所にですね、老人ホームがあるものですから、救急車がよく通るんですね。そのたびにちびすけが反応するので、じゃあこいつにしておこうかと思ったんですね。最後までバスと迷ったんですけど、なんせ都営バスでしょう。京都府民の私には縁もゆかりもないものでござんす。阪急バスだったら、せめて京都市バスなら買ったろう。けど、都バスじゃ駄目です。

救急車は、ライト&サウンドシリーズ、というわけで、走ると赤色灯が光り、サイレンも鳴るというのですから、より興味を引くのではないかと期待したのでした。けど、サイレンがですね曲者で、走行させると確かに鳴るのですが、走り始めてしばらくしないと鳴らないんですね。さっきもいいましたけど、我が家で走らせるには少々速度が出すぎるおもちゃです。なので、前進ボタンをちょこちょこ押すことで速度を調整する。そうすると、いつまでたっても走り始めてしばらくという状態にならないので、サイレン鳴らないのですよ。まいったなあ。けどまあいいか。鳴ってもたいした音量ではないし。

リモコンは電波を使うものではなく、赤外線を使うタイプ、つまりテレビのリモコンみたいなものです。そのため、車がものかげに入り込んでしまうと、コントロールが効かなくなります。でもこれは、特に子供が遊ぶおもちゃとしては、正しい仕様かと思います。見えないところまで走らせて、なくしたり、さらには人に迷惑かけたりすることがないわけで、だからこれはむしろ好印象でした。操作してみての感覚はというと、なにしろ前進後退、右左のボタンしかついてませんしね。速度の調整もできない、とにかく簡単仕様。RCカーファンにはきっと物足りないでしょうが、ちょこっと動かしてみたいというような人間にならこれで充分。ええ、私には充分なものでありました。

帰った時には、ちびすけはお昼寝の最中で、だから自分ひとりで走らせて、その具合を確かめていたのですが、ほどなくしてちびすけお目覚め、私のいる居間に入ってきたら、その場で固まってしまいました。謎の動く物体に怖がってしまったようで、あちゃあ、まいったな。そうきたか。確かにこのおもちゃは対象年齢8歳以上と、ちびすけにはまだ早いものでありますが、それは操作して遊ぶという点においてのこと、見て遊ぶには充分だと思ったら怖れさせてしまいました。

いやあ、失敗失敗。けど、いずれ慣れるでしょう。そうしたら喜んでくれるに違いない? 喜んでくれるといいな。

あ、そうそう。Amazonの商品ページの写真、現物と違ってますから。ちなみに現物はこんな感じ。父はパッケージを見て、なんだ、東京消防庁か、といいはなちました。ええ、私も同意見です。でも、全国の消防は網羅できんよな。地元消防がよかったら、自作でしょうね。

引用

  • カズホ「キルミーベイベー」,『まんがタイムきららキャラット』第5巻第2号(2009年2月号),49頁。

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