2009年7月8日水曜日

『まんがタイム』2009年8月号

昨日は七夕、『まんがタイム』8月号の発売日でした。毎月の7日発売。『おとぼけ課長』の表紙の雑誌。今月の表紙は、氷菓子で統一されていたようで、そういえばかき氷なんていつ以来食べてないだろう。まあ、夏に出歩かないから、かき氷を食べようという機会がないんですけどね。夏の暑さに負けて喫茶店に入っても、冷房はいってるから熱い飲み物を頼んでしまったりすることも。ほんと、かき氷なんていつ食べたのが最後だったろうって感じです。

『おとぼけ課長』は「俳優」において、現実と非現実をごっちゃにすることのナンセンスを描いて、そうたしかにそうだよな、現実は現実、そこに非現実との区別をなくしてしまうというのはちょっと危険でこっけいです。そういう話はよくわかる。ええ、よくわかりますとも。

『アサヒ! — 動物園に行こう』がゲスト掲載です。人気あるんだ。私も好きな漫画なので、ゲスト掲載はちょっと嬉しいかも。しかし、この動物たちが人の言葉をしゃべってるのって、あさひが教えたからだったのか。今まで普通に、気にもせずに読んでました。たしかに思いかえしてみれば、あさひ以外にも言葉通じてましたっけ。私はパンダが好きだといってますが、きりん、四郎もいい感じで、すごく紳士的なきりん。動物のキャラクターに、なんかちょっと独特の味がある、そうしたところがいいんじゃないかって思っています。

『はこいり良品』の、商店街復興を狙う三人のお姉さんがいい感じ。商店街復興というか、規模拡大の野望を密かに持っているっていうところでしょうか。共同経営してうんぬんという話は、なんか夢があっていいなあと思います。ところで、「今後の予定」、人生ってたしかに短いです。今ある自分の蔵書をすべて読み切ることはない。そんな気がします。新しい本は次々出るからなあ。贅沢な意見そのものですね。ああ、罪だわ。

『小悪魔ティーチャー』、面白くなってきました。これはいいかも。いや、扉が眼鏡だからそういってるんじゃない。無茶なくらいエネルギー感じさせるキャラクター、ちょっと迷惑、けれどそれも許しちゃおうかっていうような愛嬌があるんだと思います。私の好みはもちろん次女です。けど、スーツに眼鏡の長女は次女を上回ると思うんだ。いや、どうでもいい話ですけれども。

みそララ』は、ケーキが無事でよかった。きっと、なにかあるって思ったんだ。で、期待はうらぎらない。カメラマンの腰を傷める話、そういえばNHKのさだまさしの番組のカメラマン、腰を駄目にしてました。スチルとビデオは違うけど、重い機材、無理な姿勢、大変だなって思います。しかし、このカメラマン氏、好きです。なんか、ひょうひょうとして、ちょっと駄目な感じで、けどいつもにこにこして、いいなって思ってます。

『天然☆無農薬一家』、面白くなってきました。連載とのこと。とにかくこの漫画は、親父がいい味出してるなって思って、もっと親父がフィーチャーされますように。というか、息子の影うすいな……。

タマさん』の回想編が終わって、現在に戻りました。あれって、杏の回想だったのか。枕の仕掛けと杏の策略。しかし、実物よりもお姉さんに、美人に描いてもらえてて、それはそれでよかったのではないか。いや、ちょっとよく描くのは似顔絵の基本らしいからな……。朴念仁の先生に、意識させるきっかけになったんだから、杏にとっては結果オーライだったような気がします。しかし、似顔の杏は美人でいいな。美人さん、大好きです。

すいーとるーむ?』、美人さん、大好き。着替えが退社プレッシャーになるっていう話、真面目に残業を減らそうとしてるんだ。いい会社じゃんか。経費を減らしたいだけかも知れませんけど。そして、夏の女性美は! [中略]袖ぐりに有り!! あらためて思い知った気分です。バブルの頃の記憶。ここは建築資材とか扱ってる会社でしたっけ。さぞ羽振りがよかったんでしょうね。けど、部長の若いこと。もう二十年くらい経つのか。実におそろしい話だと思います。二十年たって、景気が戻るどころか、どんどん悪くなってるっていうのが一番おそろしいっていうね。

『乙女プレス』。新人営業の成長話になっていくのだろうという雰囲気で、ヒロインに自信がついて、アクティブに動く、そんな面が自然にどんどんでてくるようになったら、よさそうだなあって、そんな感じでした。中盤から最後にかけての感じがいいなと思ったんですね。ところで、にこにことして人使いがうまい、水野さんは素晴しいと思います。私もかくありたい。そして、こんな人に使われたい。

『放課後のアインシュタイン』。プールがないからこの学校選んだのにー。私の通っていた学校は、中学高校ともにプールがありませんでした。その高校、卒業後にプールができまして、それを聞いた姉がいった言葉、よかった、卒業してからで。うん、本当によかった。好きでもないのに入らないといけないプールなんて嫌いです。漫画では、ショックをうけている校長がいい感じ。しかし、プールにはいりたくない一心でいわれた、プール否定の言説の壮大さ。この漫画に出てくる、スケールの大きな表現。そういうの大好きです。確かに地学とかやってたら、数万年なんて最近ですし、火星なんて目と鼻の先です。そういった、大きなスケールでものごとをはかってしまうっていう感覚が自然に出ているところ。いいなって思っているんですね。

『ラブじゃらし』には驚きました。え、そんな前提ありましたっけっか。しかし、どうするったって、今はもう家族の一員ですっていっちゃえば済むような気が。いや、そんなこといったら先に繋らないのでいいんですけど。

『スーパーヘルパー美空』、ゲストです。世相を微妙に反映して、なんだかきびしい状況からのスタートです。けど、ヘルパーっていうけどちっともそうした描写は出てこないな。そう思ったら、ちょっとした番外だからですか。じゃあ、本編見てみよう、そう思ってまんがタイムWebにいってみたのはいいけれど、思わず『腐道』読んじまったい。最近は、台詞も覚えなくなったなあ。アニメとか、漫画とか、好きになると、なんべんもリピートして見るから、覚えちゃうんですよね。タイミングまで覚えちゃうの。じゃないよ。『スーパーヘルパー美空』ってどこに掲載されてるの!? あった、フレッシュ!4コマギャラリーか。もとから家事全般どんとこいっていう人が、ヘルパーを目指すっていう、それはたしかに適職かも知れません。けど、大変らしいですね。私も以前知人から、いざとなったら(つまり職がなくなったら)おいでよっていわれてまして、けど話を聞いてしりごみした。でも、いくなら自分が使いものになるうちじゃないとな。って、関係ないことばっかり書いてますね。漫画、面白かったです。

PEACH!!』、武田の地所。すごいな、武田。そして、今号のラスト「燗冷まし」は、まさにあの懐かしの展開で、そう、これが好きだったんです。いや、もう、感無量。しかし、2コマ目の武田の可愛いこと! 夏休みあけの初日にやらかしたのは、夏休みはさんで、油断しちゃったんかも知れませんね。しかし、本当にいい展開。大好きです。

  • 『まんがタイム』第29巻第8号(2009年8月号)

引用

  • ナントカ「子うさぎ月暦」,『まんがタイムジャンボ』第15巻第8号(2009年8月号),122頁。
  • 仁川志帆「放課後のアインシュタイン」,『まんがタイム』第29巻第8号(2009年8月号),157頁。

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