2010年8月30日月曜日

アサシンクリードII

 私がこのゲームのことを知ったのは、『月刊アフタヌーン』に載っているカラスヤサトシの漫画がきっかけでした。2010年9月号。もう本当に最近ですね。殺し屋がプレイヤーキャラなんだけど、街の人を殴ったりスリくらいしかできなかった、なんてこといってる、どうしようもない話だったのですけど、私が興味ひかれたのは、主人公が殺し屋だからではなく、ましてやそうしたプレイ感想でもない。私に訴えたもの、それは舞台であったのですよ。15世紀イタリアが舞台。ルネサンスの時代、フィレンツェやヴェネツィアの街を縦横無尽に駆け回ることができるっていうんですね。しかも、その街がすごくリアルで、建物とか、ドゥオモだ! サン・マルコ寺院だ! と一見してわかる。このイタリアの街を仮想的に体験できるというの、すごく楽しそうと思ったんです。

『アサシンクリードII』に興味を持った、その数日後にスペシャルエディションなる廉価版がリリースされることを知って、その発売される日を待って、待ってるうちになんとなく急ぐ気がなくなって、けれどまあ買っとくか、そんな気になって購入したのが数日前、27日のことでした。でもって、プレイしてみて、たしかに、これ、ものすごい再現性です。私のいったイタリアは21世紀イタリアで、なので当然街並みは全然違うわけですけれど、寺院、教会など有名な建物は未だに残っているし、街は今も当時の雰囲気を残しているしで、すごいや、まんまフィレンツェだよ! そんな気分になれるんですね。

街並みの再現に際し、当時の地図やなにかを参考にして、まんまそのとおりに作ったりしてるのかな、プレイ開始した当初はそう思っていたんですが、いや、さすがにそれはなさそうかなと思っています。っていうのはですね、フィレンツェのランドマークであるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。ドゥオモですが、ここにいってみると、傍らにはジョットの鐘楼がある。これは、まさにあんな感じでした。そして、ドゥオモ正面にはサン・ジョヴァンニ洗礼堂が……、ない! あれ? この時代、サン・ジョヴァンニ洗礼堂はまだできてなかったのか? って、そんなわけない。だって、洗礼堂はドゥオモよりも古いはず。周囲の民家に埋もれてる? ってそれも考えにくい。ということは、ゲーム中のフィレンツェにはサン・ジョヴァンニ洗礼堂はないのか。ああ、ちょっと残念。けど、なんでもかんでもリアルに再現すればいいってもんじゃないでしょうから、これはこれでかまわないのだと納得することにいたしましょう。

ゲームとしては、面白いです。まあ、宝箱探しとか鷹の羽探し、そのへんがちょっと面倒くさく思ったりするところはありまして、どこにあるのかわからない。見付けてもどうやったらそこにいけるのか。簡単なものばかりではなくて、まあそうやって迷ったり悩んだりするのもゲームの楽しさですから、ここに文句をいうのは筋違いでしょう。それにこれらは無視してもいいわけですから、全部集めたい人だけ集めればいい。ストーリーだけ追いたい人は、これらを放っておいてもかまわないんですね。

主人公アサシンに関しては、結構強く、体力の回復も、普通に薬が買えて、携行できて、いつでも使えるから、なかなか死ににくい。あんまりストレスためなくていい。高所からダイブするの爽快、など。慣れるほどに快適に遊べるようになるなっていう印象です。街の広さも、ほどほどに広く、そして広過ぎずという大きさにとどまっているから、うろうろするのも苦になりません。うまくバランスとってるなあ、っていうのが序盤を遊んだ感想です。

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