2010年9月19日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2010年11月号

『まんがタイムきららMAX』2010年11月号、昨日の続きです。

『おにさん、こちら』、新連載です。できのいい姉、悪い妹。なにやってもお姉ちゃんにはかなわないって、コンプレックス持っちゃってる妹の神頼み。しかし、鬼神様。缶ジュースはお気に召さないんだ。っていうか、缶ジュースというものをご存じなのか。娘の体を借りないと、社の表には出られない。その鬼神様が缶ジュースを知ってるっていうことは、ここ数年数十年のうちに、誰かの願いを叶えた実績があるってことなのかしら。かくして、現代に生きる神様の話。しかし、この神様、もみじ様、鬼だっていうのだけれど、娘の体、手に入れて、やることが猫の猫背をなおしたり、ひげを押してまわったり、お茶目で実に面白いです。でもって、取り憑いたまま娘に体の制御を奪い返されてしまって、このひとつの体にふたつの心が同居するっていうのね。定番ながら、なかなかに面白そう、見せてくれそうだなって思わせてくれる第1回でありました。

『もっかい』、今回は卓球であります。いつもの遊ちゃんの思い付き、今回はスーパーボール卓球として結実して、おおう、この漫画は地味に前の話をひっぱってくるな。スーパーボールは夏の縁日からの流れ、そして衛が運動部に目をつけられるっていうのは、いつぞやの工具ジャグリング以来の流れですね。運動に関しては抜群のパフォーマンスを見せる衛。けれど、あんまり表には出たくない、そうした心情が描かれた回でした。どうしてもやりすぎてしまう。ぶっちぎってしまう。できるが故の疎外感というか、やっかみみたいのもあったのかもなあ。特異といえるほどの能力があるせいで、自分がひどく場違いと思えてしまう。そうした思いをしなくていいのが遊ちゃんだったというのですか。ああ、遊ちゃんと仲良くしている理由でありますね。いつも迷惑かけられてばっかりに見えるのに、けれどいわば救いでもあるのか。本当にいいコンビなんだなって思わせてくれる、そんなエピソードでありました。

『かふわ!』、ゲストです。借金のかたに家をとられたために、下宿先を探さないといけなくなった主人公、欅。そのいきついた先が喫茶店「ポプラ」であります。くるみさんと、椛さん、お嬢さんふたりの喫茶店。しかし、椛と書いてもみじと読む。いやあ、最初ルビを見逃がして、え? ヒロインの名前、かば? ええーっ! もみじと知って、安心しましたよ。

ダイナミックに動いて見せる椛に、おっとりしておとなしそうだけど、なんだか妙に個性的、食えない感じのくるみさん。喫茶店なのにコーヒー系カクテルばかり充実している。こういう、ちょっと毛色の違った店、ちょっと常識のずれている人達、なかなかに面白そうだと思います。主人公の男の子が、結構しっかりしてそうで、常識人? ふりまわされそう! ってところに期待しているようですよ。

『はる×どり』。はると京子の関係の、あらためて見直されるところ、よかったです。いつも京子に迷惑かけて申し訳ないなあと思ったはる。それで、京子に頼らなくてもちゃんとできるんだよって、お世話ばっかりかけないようにするよって、いやあ実に健気じゃないですか。私は、どこかできない人が、それでもちゃんとできるようになろうって頑張る、そういう話がやたら好きなようでして、だから今回はもう直撃でした。はるの健気な頑張り。かといえば、はるの様子にいろいろ悪いこと思ってうろたえちゃう京子も面白く、ああ、この子らも持ちつ持たれつなんだなあ。ふたりそろってB判定。そうしたところにも、彼女らの関係のほほえましさがあらわれていた、そんな感じがしたのでした。

さて、『ぼくの生徒はヴァンパイア』、『ぽすから』、『おしおきっ!』、以上が次号にて最終回です。ああ、好きなのばっかりですね。終わること、それを必要以上に嘆かない。私はそう決めていて、だから感傷的にいいたてることはしませんが、でも『MAX』の誌面、ちょっとずつ変わっていきますね。ええ、その変化していくっていうこと、それもまた楽しみと受け入れていきたく思います。ええ、いつかきた道でありますよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第7巻第11号(2010年11月号)

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