2010年12月19日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2011年2月号

『まんがタイムきららMAX』2011年2月号、発売されています。19日発売のところ、今日は日曜だったので、一日早く土曜に出たというわけですね。さて、表紙は『ホイップノート』、晴着でありますよ。手前、こちらに背を向けているるいせの柄は菊。先輩はといいますと、ええと、なんだろう、桜でいいのかな。華やかなお嬢さんふたり、落ち着いたお姉さんと、ちょっと子供っぽさを残したお嬢さん。ちょっとしたコントラスト、それがさらにイラストを魅力的なものとしていると感じます。

『きんいろモザイク』、今回は記念日の話、とはいうのだけど、その前に大人の階段を登ったカレンさんについて。一人でラーメン屋にいったというのですが、それって女の子にはハードルが高いの? そうした機微がわからない駄目な大人が私です。しかし、ホットでお願いしマス!! これはすごくいいな。冷やし中華でなければ確かにホットだろう。だから実際これで普通のものいいなんですけど、それがこんなにも味わいあるのはどうしてだろう。けど、これはカレンが外国人だからこそ違和感なく通じることばに思います。さて、シノ記念日。アリスは本当に忍のことが好きなんだな。で、プレゼント。無事に渡すまでのアリスの様子、ああもう可愛いなあ。そう思うのだけど、対して忍が意図せず微妙に酷い。って、この子はいつだってこんな風で、気がきかないというかなんというか、でもこういう性格はこの子の真面目さの表裏のようにも思えて、だからより面白いと感じられるのかと思います。しかし、最後のリボン、こういうのも実に忍にはよくある話。ほんと、面白いです。

『LSD — ろんぐすろーでぃすんたんす』、連載になって戻ってきました。陸上部の話。ヒロイン椿には菫という妹がいるらしい。そっくりだな。けど、運動はできないのか。でも、椿もいうほどできてない気がするので、やっぱり似ている姉妹かも知れません。さてさて、優子の遅刻の状況とか、昼食、その後のゲームの話とか、いろいろ描かれてはいるけれど、やっぱりメインは部活です。LSDではなく、みなと同じメニューで練習したい。そういった椿だけれど、全然ついていけていない。けれど、それでも必死で食らい付いていく様子、手を抜かない、最後まで走り抜こうとする様子、こういうの見ると、真面目なスポーツもの、部活ものだなあって感じます。で、面白かったの、あの、すぐ同じメニューをこなせるようになる、はげましたかと思えば、すぐさまこなせるとついてこれるは違うと釘を刺す先輩、ああ、こういうのもいいですね。ちょっといたずらっぽい先輩たち、すごく気にいっています。

『ノロイメライ』、前回の懸念事項、五十鈴の目が髪ごしに見えるのがちょっと怖いっていってたの、うまいこと改善されてて、おお、これはすごくグッド。顔で見えているパーツといえば、ほぼ口だけといった状況が増えたのですが、けれどこれでもちゃんと表情(?)わかるし、それに可愛い。現実だったらそうはいかないスタイルであることは重々理解しつつ、いや、この人、可愛いです。さて、今回は呪いの話。いや、この漫画の基本テーマがそれなんですが、血液型分類をもって呪いといっちゃう部長。なかなか。まじない、のろい、そうした言葉の向こうにただただオカルトというばかりでない意識があるのは面白いです。でもって、生徒会長、呪い部を目の敵にしてらっしゃる? けれど、心底仲が悪いというわけでもないみたい。昔、呪術やらなんやらで、協力した過去がある、だそうですが、貧乳をこじらせた。そういってる部長も、最初の四コマ2本見るかぎり、あんまり違いはないような気もします。

肝心の呪いについて、なにも触れてないような気がするけど、気にしないことにしよう。

『ふわふわ科学』、気にいっています。科学の四コマ。今回は静電気であるのですが、あれは健康によくないっていうの、細胞に影響があるからなのか!? その理由を聞いたのははじめてのような気がします。静電気防止グッズ、こういうのもあるんですね。鍵など金属を持って触れると痛くないっ聞いてますが、けど流す方は平気でも流される方は痛いのか。静電気の電圧は数千ボルトで、電流が少ないといったような話。またコピー機(レーザープリンタ)の原理など、こうしたのが説明されるの、地味ながら好きなんですよ。けど、ただ説明してるだけじゃいかんでしょう? というわけで、あの風船を風船で反発させて遊ぶの、ああいう実際にできること、それが楽しそうというのがまたよいのです。サイエンスカフェっていうのが最近よくおこなわれていて人気もあるみたいですが、科学の知識を学べて、ちょっとした実験もできて、さらにはそれを応用して遊べるというこの漫画の雰囲気は、科学を身近とさせるようなイベント、そうしたものの系列にあるようで、子供のころ博物館とかでやってる子供対象の科学実験教室みたいのが好きだった私には、ものすごく面白いのです。

  • 『まんがタイムきららMAX』第8巻第2号(2011年2月号)

引用

  • 原悠衣「きんいろモザイク」,『まんがタイムきららMAX』第8巻第2号(2011年2月号),37頁。

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