2011年1月26日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2011年3月号

『まんがタイムきららフォワード』2011年3月号、一昨日の続きです。

『はじおつ。』、ええ、こちらもはじめてのおつきあい。というか、それメインですよ。今回は、はじめての放課後デート、って、それ、ただ寄り道しながら帰るだけだろう。それもデートに勘定できるのか。ちょっとカルチャーショックでした。しかし、このどう見ても慣れてないふたり、その様子を見ていたら、一緒に下校でさえも一大イベントであるってのは間違いないなって思わされること必至です。相手の好みとか、まだよくわからない。だから情報収集かたがた、無難と思われるコースたどってみて、しかし不発というのが悲しいね。とはいうものの、まだお互いに全然知らない、それでも相手のことを思いやっているということはしっかり伝わって、ええ、あの傘のくだりです。劇中のふたりにとっても、読者である私にとっても、ふたりの気持ちがしっかり見える出来事。これは本当によかったです。

少女素数』、前回の読者モデルの話、その結果が出てきましたね。送られてきた雑誌。その写真にもの申すふたり。ああ、自分の一番可愛い角度とか、ばっちり把握しているのか。プレゼンテーションの技術。ふたりはプロだっていってますけど、いや実際、意気込みなどはそのとおりなのでしょうな。可愛いと思われたい、その努力工夫はすごいものがあるのだろう、なかなかにすさまじい話であります。そして、学校、友達との状況。あんずに気持ち揺らす敷島。その帰り道、ぱっクン、有美ちゃん、友達と出会って、話して、そしてすみれの表情、言葉にうかがえるもの。ああ、彼女彼らは今、恋を意識していく頃、にあるのでしょうか。あんず、すみれのふたりも、いつまでもお兄ちゃん専属ではあれない、変わりゆく、変わらないではおられない、そうした年代にいると意識させられます。一種危うくもあり、またそれが魅力であるのでしょう。

『異国少女とすみれの花束』、なにか動きが出てきているのでしょうか。すみれを探す真崎。写真、そしてすみれの日記。彼の思い出したことというのはなんなのか、彼とすみれの関係はいかなるものなのか。過去に出会っていた、真崎はすみれを探していた、ということなのでしょうか。真崎のいう、一緒に帰ろう、その帰る先というのは、彼のもともと暮らしていた現代の日本であるのか、もろもろわからないことは多く、それだけにこの決着、どうなるものか、気になります。しかし、終わりが見えてきたということなんでしょうね。

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