2011年4月22日金曜日

『まんがタイムスペシャル』2011年6月号

『まんがタイムスペシャル』2011年6月号、発売です。表紙、メインは『恋愛ラボ』、マキであります。スカートを持ち上げて、そこにはたくさんの花が! ああ、なんといいましょうか、憧れのシチュエーション、まさしく夢に見た乙女の姿、ってな感じでありますな。しかし、この人、本当に美少女です。そして『パンむすめ』からヒロイン、ふたり。あのフランスパンは、なにかはいってるのかな? 他に『スーパーメイドちるみさん』のカットもございます。

恋愛ラボ』は、不意になんだかかっこいいヤンに驚愕。いりきみ先生にのせられて、あたかも当然のようにマキの可愛さを肯定してしまったヤン。いいじゃん、なるほど、なかなかいいじゃん。もう、マキに殴られておくがよいよ。そして可愛いのがリコですよ。完全に意識してる。その相手、ナギもリコのこと意識していて、いい感じにラブコメ展開ですね。この互いに意識しあっているということ、気付けば一気に関係は動きそうに思うのだけど、それはどうもまだまだっぽくて、しかしリコの乙女ぶり。見事でした。

『スーパーメイドちるみさん』。大樹さん、あんたはいったいなにものだ。いえね、漆田さんですよ。みずだ子さんとの対決に負け、負け? タコスミまみれになって入浴。その後ですよ。湯上がりの女の子、髪が濡れているよといってタオルでふいてあげるって、どんなんだ。駄目な人という印象の強い大樹だけど、なんか最近そうでもないよなって気がしています。しかし、眼鏡なしの漆田さんは可愛い。さらにいえば、この人はメイドの格好してない時の方が可愛いと思います。そして取り替えっこの終わり。みな、いつもどおりに戻って、表現こそは違うけど、なんだかそれぞれに嬉しそうなところ、それはとてもよい風景でした。

少女カフェ』は、前回の話、そのお父さんとみおサイドでありますね。おっとりしてると思える、そんなみおだけど、実は結構しっかりしてるんですね。あるいは、つくしのことをよくわかっている。こうした事態にうろたえるでもなく、むしろ落ち着いて、しっかり店をまわしている。ほんと、つくしだけでなくみおも、たいしたお子さんなのだなと思いましたよ。家族全員で、また親しい人も一緒に、その気持ちを確認しあうみたいなシーンもね、ああ、いいなあと思いましたよ。そしてカレー屋でのお父さんの言葉。ああ、いいお父さんです。本当にいい家族だなと思わされました。

『シュガービーチ』、面白いなあ。バレー部北条さんの狙い、不動堂の獲得なんですが、手段は選ばないといいきる、その態度が見事です。しかし、一年生と試合して勝ったら不動堂獲得。よくこんな条件飲ませたものです。というか、不動堂が自ら飲んだって感じでもあるんですが。からまわりの不動堂先輩、マイペースでどことなく不安ぶくみの下級生たち、そして必死の北条。みな、それぞれのありよう見せて、おかしくて、しかし不動堂先輩がだんとつに面白い。まぶしいほどに笑顔だな… こうしたせりふにおかしみが感じられて、実によいですよ。そして、不利と思われた一年組も、寝違えによる補正? みなとのボールコントロールが改善されたこと、ベタといったらそうですね。慣れない砂浜、風の影響に苦しめられるバレー部組。うまく接戦に持ち込めるような工夫があって、まあ、はらはらさせられるという感じとは違うんですが、けど面白かったです。最後の最後、不動堂の発見、あれは駄目押しでしたね。最高でした。

  • 『まんがタイムスペシャル』第20巻第6号(2011年6月号)

引用

  • 下村トモヒロ「シュガービーチ」,『まんがタイムスペシャル』第20巻第6号(2011年6月号),102頁。

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