2011年5月29日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2011年7月号

『まんがタイムきららキャラット』2011年7月号、昨日の続きです。

と、最初に。今月号には付録がついてまして、『Aチャンネル』の着せ替えクリアファイルなんですけどね、最初クリアファイルがつくって聞いた時なんて、ええーっ、そんなのいらないよ、とか思ってたんです。けど、実際に手にしてみて、これはいいよ。これはよく出来てる、というか、これはちょっと嬉しい。これ、顔出し看板の要領なんですが、一番上に着ぐるみっぽいのがきて、下に制服、水着と層をなしてる。あのちょっと不愉快そうにしてる表情とかね、すごくいいですね。いやあ、これ、もうひとつ欲しい。けど、無闇に雑誌増やすのもなんだしなあ。いやもう、単体で売って欲しいですよ、これ。

うらバン!』は、ペア組んで個別に練習。普通はあまりないチューバとクラリネットという組み合わせは、それはそれで面白そうに思われて、普段遠くにいるパートだけで吹いてみると、これまで意識してこなかったものに気付けそうです。と思ったら、なんだい、背の順なんだ。しかしそれはそれで、ほたるが普段気付きにくいものを意識してみたり、あるいはつつじ先生のバイト事情が垣間見えたり。とまあ、あんまり演奏してる練習してるって感じじゃないんですけどね。けれど、それでも、今年が最後のコンクールとなるナツのこと。金賞なんて無理だと思っていた冬美が、そのことに気付かされて、頑張ろうと決意するところなど、よかったなって思うんですよ。あの、振り返るひとりの姿、あのコマが多くを語っていた、そう思うんですね。

『かためで!』は、あいかわらずおかしくて面白い。刀愛好会にみづき、さやかを誘おうとする、まの、こゆり。こゆりが一生懸命で、いろいろ工夫して興味ひこうとしてる、その頑張ってる風なのがいいですよ。口数少なく、刀大好き。で、みづきも自分と同じと思ってるんだけど、実はちょこっとすれちがったりしてるっていうのがらしくって、ちょこっちょこっと噛み合ったりはずしたりが繰り返されるのね、期待がはずれちゃうこゆりはちょっと不憫ですけど、そのうまくいかない、振り回されてる感じ、それが面白みになってると感じます。ところで、松の廊下ならぬ、学校の廊下では抜刀禁止っていうけど、どこででも抜刀はまずいよね。でも、そもそも刀を携行してるって点でぶっとんでるわけで、細かいとこ考えてもしょうがないっていうところ、それが味ですよ。

『読書びより。』、ゲストです。放課後、読書会をやっている女の子たちの話。トーンをあまり使わず、白と黒、きっぱりと塗り分けている、そんな画風が印象的。コントラストがはっきりとして、切り絵っぽくも感じられる。こういう絵は好きなんですよ。内容はといいますと、読書会だけあって、みんなで本を読む。けど、詩織こそは真面目に読もうとするのだけれど、詠子、麻耶はなんだか好みがあるようで、厚い本は嫌い? あるいは詠子、お色気重視? と、こうした三人に賞をとった一年生、皆森夜那が加わって、ええと、本名は守谷ななみ。きびしく書いた書評を読まれて、気にいられた模様です。なんだか人づきあいの苦手そうなななみ。ちょっと世間知らずでもあるようで、なんか悪い先輩にいろいろ影響されそうなのが面白そうです。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第7巻第7号(2011年7月号)

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