2011年5月19日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2011年7月号

『まんがタイムきららMAX』2011年7月号、発売されました。表紙は『ホイップノート』。いよいよ温泉合宿突入!! の文字も力強く、どんだけ温泉、期待されてるんだ。そんな気がしてしまうのでした。さて、煽りは温泉、けれど表紙はクレープ食べてる下級生組3人ですよ。ふりむいてるるいせ、口元にちょっとクリームついてる。足の後ろにひょいと上がってるところもふくめて、元気のいい絵。背景に散らされた花の色、オレンジ黄色も手伝って、華やかさ感じさせられます。そして右下には『ご注文はうさぎですか?』。おおお、巻頭なんだ。そうなのか。人気あるのかな。思いがけない躍進です。

『ご注文はうさぎですか?』、扉の5人、それぞれの背景、色合いが淡く、透き通るようで、これはすごく綺麗。1枚1枚がしおりになって、それもフィルムしおりになったりなんかしてもおかしくなさそう。というか、ぜひなって欲しい出来であります。さてさて、今回はカップを買いにいく話です。というか、冒頭のアロマキャンドルが面白かった。可愛い女の子、綺麗な絵柄。それが目につくけれど、予想を裏切らないとか、この私が断罪してくれる! とか、特に後者、これはやられました。リゼの必死の否定がいかします。そして、ご飯にしか見えない、これは絶品。めちゃくちゃ面白い。いや、ほんと、みんな可愛いなあと油断してたら、どかんとくる、そんな漫画ですよ。

きんいろモザイク』は、扉のカレンが可憐すぎる! これ、髪の分け目が左右逆、鏡を覗いているカレンの視線に立ったイラストでありますね。さて、今回のテーマは円グラフだったわけですが、私が気にいったのは、しののですよ、あのチラシコレクション。これ、ものすごくわかるの。好きで、憧れで、けど手の届かない! みたいなものがあったら、チラシをもらう、パンフレットをもらう、それで、大事に残しておくんですよね。時折眺めて、いいな、いいなあ、そうして憧れを憧れのままに楽しむのですね。私の部屋のクローゼットあさると、古いチラシとかパンフレット、いろいろ出てくるんだよ。もう、ほんと、しのぶの気持ちがよくわかる。その宝物みたいなチラシを、お姉ちゃんに捨てられそうになって、ふて寝するとか、もう、どんだけ可愛いんだ、あんたは。それを陽子にあずけるっていうのもすごいなと。ええと、陽子がすごいよ。ほんと、いい人だなって思うんですね。こうした人の気持ちのおかしくて、けれどそれでも愛しくて、ほんと、すごくいい。面白い、それだけではいいつくせないものがあります。

で、そうしたチラシね、後から見ると、その憧れていた時の気持ちがしみじみ思い出されるのよ。だから、しのぶもそれを大切になさい。大人になってから見たら、アリスやカレンと過ごした今、綾や陽子とともにあった学校生活、それらが思い出されるから。まるで昨日のことのように、自分たちを包んでいた空気、その匂いさえもが、ありありと思い出されるから。

『こずみっしょん!』、これ、どえらい面白くなってきてますよ。不解部での活動、まずは部室の整備っていうんですが、部室に残る人のかたちをした染み。鈴子も臣美も寒気に震えるというのに、部長はまったくもって意に介せず。ゴシゴシ雑巾でこすって見せる、その不感ぶりが素晴しいです。地味に気にいった台詞は、臣美の鈴子に対する抗議、…なんで別の星で生まれただけでそんな物理法則無視できると思うのよ…。これ、なるほど正論であります。そして面白かったというの、ラストのあの展開ですよ。部長のコレクションが引き起こした悲劇。って、いやもう、暴走する部長と鈴子。そして鈴子の発見。いや、もう、面白かったです。狂乱を前にいくらうめこうと、まったく気にもとめてもらえない、彼の存在もナイスでした。

と、ここで『カレーの王女さま』とスペシャルゲスト『皆瀬家ガラパゴス』ですよ。まさかの、王女に納豆の組み合わせ。こないだの『ミラク』でのスイカといい、あいかわらず『きらら』系列誌では、信じられないようなネタかぶりが発生します。まさしく奇跡といってもいいくらい。驚きですよ。

さて、『カレーの王女さま』は前回書いたし、それに私は仏さんじょの漫画は面白いという前提をもって読んでいるからして、結局今回も面白かった、メリッサの人の悪さが素晴しいよね、そういう話にしかならないからとばすとして、『皆瀬家ガラパゴス』です。

ダンボールの中、親切な誰かに拾われることを期待していたお姫様。見た目にも姫といった装束で、しかもこれが本物。ファーランド国のティアミリア姫。行方不明、家出して冬コミに参加するつもりだったという、マニア、オタク姫であるというんですね。なるほど、台詞の端々、それに扉絵、プラモデル作ってる、そうしたところにも姫の性格、キャラクターが見て取れるというものです。かくして、王女はたまたま通りがかった皆瀬優人の家に転がり込むことになって、しかもメイド付き。まだ話は始まったばかり、ということでどういう風に動いていくのかっていうのは、次回に期待ってところなのでありましょう。

  • 『まんがタイムきららMAX』第8巻第7号(2011年7月号)

引用

  • 『まんがタイムきららMAX』第8巻第7号(2011年7月号),表紙。
  • Koi「ご注文はうさぎですか?」,同前,4頁。
  • 同前,6頁。
  • 榛名まお「こずみっしょん!」,同前,45頁。

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