2011年7月17日日曜日

『まんがタイムきららミラク』Vol. 3

『まんがタイムきららミラク』Vol. 3、昨日の続きです。

『メラン・コリー』、面白いなあ。西瓜さん、殉職! と思ったら、まあ無事だったんですが、あの割れた破片を拾ってるシーンね、以前読んだ中島らもの本に出てきた、夜中の病室で自分の脳みそがばらばらに飛び散った妄想にとりつかれて、泣きながら拾ってた人のエピソード、それを思わせるものがありまして、そして次のメラン・コリー、新しいスイカよ! っていうの。これ、改めてそのコンセプトのシュールさを実感させられました。まあ、これは夢なんですけど、その夢が実現するところとか、なんともいえぬ味。これ次回にはなにもなかったように回復してるのか、それとも持ち越されるのか、それが微妙に楽しみです。ところで、メラン・コリーの制服姿、驚きの可愛さでした。しかし、背負ってる花がスイカ。さすがです。

『福33三色パンチ』、本格的に授業ですね。しかし、大学の授業は遅れていってなんぼだと思うのですが、最近は違うのでしょうか。いや、もちろん間にあうにこしたことはないんですけど。美大における授業の数々。やっぱり専門にかかわらない授業に関してはやる気微妙なのか、みたいのが感じとれて、どこもかしこもこの手の大学は同じなのだろうか、そんなこと思った回でした。学科にやる気を出さない学生のいるというのも経験的によくわかる。だから、これら描写は結構なリアルさを持ってるんじゃないのかな、なんて思うのですね。けど、ただリアルな大学風景描いてるだけではないというのはポイントで、ヒロイン三人の個性の出し方、それが大きいなあ。そう思います。ところで、うちの大学の語学の教師は、こんなやる気のないのじゃなくて、特にドイツ語なんてやたら厳しかったから、落とす学生多かったなあ。ええ、いろいろ思い出したりもして、懐かしい。また学生やりたいなあって思いますよ。

『びぎなーず9』、部員募集が続いています。他の部からぶんどってくるとか、まあこういうのもありだろうなって思うんですが、思い切れないたまちゃんは心やさしい、というか、真面目というか、このメンタリティでこの先やっていけるのか、ちょっと心配です。そして陸上部からの移籍。あの展開は面白かった。それが続かないというのもまたよかったですよ。陸上部からきた川瀬マキ。意気揚々と投げたのに全然とか、これはよかった。で、ここからはじまる投げ方講習。なるほど、ああいうふうにするとよいのか。こういうことは、今ではなく、子供の頃に知りたかったなあって、遠くまで投げられなかった私なんかは思うんですね。

  • 『まんがタイムきららミラク』Vol. 3 (『まんがタイムきらら』2011年9月号増刊)

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