2011年12月26日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2012年2月号

『まんがタイムきららフォワード』2012年2月号、一昨日の続きです。

据次タカシの憂鬱』は、変わらずというか、今回はいつにも増して無茶な展開で、ついに母ちゃんの嫌いな夢オチが本編にまでやってきた!? いや、そんなどころでなくびっくりですよ。なんと母ちゃんが若い姿になってるっていうんですね。いつだったかに明かされた若いころの母ちゃん。可愛かったあの母ちゃんに戻ってしまっていて、だからこそこれは夢オチだろうというんですね。さて、今回は番外なんだそうです。だからかちょっと無茶な展開してみせて、わかなさんとこの母さんも若くなってる。それで、わかなに似てることを利用して好き放題だ。いやほんと、全体な無茶な展開。それはもういつも以上。この異常事態、大変に面白かったです。

少女素数』は、ぱっクン、よっぽど驚いたみたいですね。びっくりして、しゃっくりが止まらなくなって、純朴少年だなあ。しかしまた女の子たちがすごいですよね。ぱっクンに好きな人がいないと確認して、いつか誰か好きになった時に、そうと教えてくれればいいっていうんですね。私たちふたりのうち、どちらかでもいい、どちらでなくてもいいっていう、この肝の据わりよう。そしてすみれの変化はこれに留まらず、学校でも、教師に対しても、したたかな一面見せるようになり、面白い。そして学校は文化祭のシーズンに。劇をすることになって、あや、真美、すみれ、そしてあんずで若草物語。その準備の段階、兄貴がふられてしまって、ああ家庭においても変わったのか。お兄ちゃん子だったすみれが、お兄ちゃんから卒業? あんずについていっていたような子が、あんずの先を進むようになったかのようであります。

『九十九のあまのじゃく』。天邪鬼のタタリなんて嘘だった。っていうんですが、じゃあなんなのかというと、アヤカの先祖に天邪鬼がいたっていうんですね。ということで、もしかしたらナユタと血縁関係があったりするんじゃないか!? そう思ったりもしたのですが、で、途中までそんな風に話が進んでいったりもして、なんと、ナユタさん、お子さんいらっしゃったの! そんな! ああ、なんでこんなにもときめくのだろう。そう思ったら、ああ、そういうわけではないのですが。ナユタいわく、妹の血筋なんだそうです、アヤカは。角が生えて、人に戻ることのできた妹と、そしてついに戻れなかったナユタなのでしょう。しかし、結構コメディ寄りの漫画なのに、扱うテーマは重いですよね。自分の子供が天邪鬼として苦しむだろうことがわかっている。それでも産むかどうか。こうした問、悩みは現実にもあって、そこまでリアルとはいわずとも、それに近い悩みを描こうという思いもあったのかも知れませんね。そして事態は緊迫した状況へ。これは、どうなるんだろう。これをもって決着に向かったりする? なんともわからない。ちょっと気になる展開です。

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