2011年12月4日日曜日

YAMAHA GL1 ギタレレ

 寝付けない夜にはギタレレ。いや、もし壁の薄い集合住宅住まいとかならさすがに無理でしょうけど、隣りとちょっと離れてる一戸建てとかだと大丈夫なんじゃないかな? 大きな音のしない楽器。小さなボディ、軽く手にとって、軽い気持ちで弾ける。そんなところが魅力です。ピックなどを使わず、フィンガーピッキングでそっと弾いてやれば、秋の夜長にちょっと気持ちを休めたい、あるいは暇をつぶしたい、みたいな時のよい友となってくれる。そんな気持ちに近しい楽器、それがギタレレだと思います。

しかし、この楽器を買った当初は、なんて弾きにくい楽器なんだって思ったものでした。小さなボディはいいんです。けど、これって構えにくい、持ちにくいってことにも繋がって、ようよう弾くに弾きにくい。背を曲げて、身を縮こませて弾くしかないのんか? そう思っていたものですが、慣れてくるとなんとかなるもんですね。右のももにボディを置き、ちょっと立てた左足にもたせかけるようにしてやるといい。チューニングは、ギターのスタンダードなものより4度高いだけで、各弦の関係はギターに変わらないから、ギターと同じく弾ける。フレット間は狭いけど、ナット幅はそこそこあるので、フィンガーピッキングで弾くのも苦ではない、そんな感じであります。

これを、ぽろんとコード弾きながら、1弦2弦あたりでメロディを弾いてやるのがいい感じ。優しげな音がして、これはテンションがそんなに高くないからなのかな。おそらくは、ギターでもウクレレでもない、そんなボディの影響もあるんだろうと思います。調べてみればYAMAHAはギタレレ以外にもミニギターをいくつか作っていて、クラシックギターがあればスチール弦のFGタイプもあって、でもこれらはよりギターに近いのだろうなと思います。

よりギターに近いもの、そうでないもの、それぞれに違った個性があって味があって、使いわけは楽しそう。そんなこと考えると、またいくらでも楽器を増やしてしまいそうですが、けれど今手元にあるのはギタレレ。夜に弾くにはいい楽器。ちょっとの時間をギタレレで過ごす。それはなかなかに心地よいものです。

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