2012年3月16日金曜日

『まんがタイムきららミラク』2012年5月号

『まんがタイムきららミラク』2012年5月号、発売されました。表紙は『純粋欲求系リビドる』です。制服姿のリク、ルコ、レン三人がジャンプ。彼女たちの季節、開幕! というのは、つまり春、なのでしょうね。恋の季節なのか、あるいはリビドーの溢れる、そうしたことをいってると思われて、いや、しかし、可愛いお嬢さんたち。元気溌剌、大人しそうな優等生タイプ、そして知的なお姉さんと三様揃えられて、そりゃまあ恋のひとつもしてみたい。そんな気にもなろうってものですよ。ええと、私はルコが好きです。古典的で申し訳ない。

『TEI OH-!』は3号連続ゲストの3話目です。スピーチ以来人気沸騰の財津原葵さん。男子にも女子にも大人気、っていうのですが、なるほどライバルでありますね。同じクラスの風見スミレ。葵と同様に学校の支配をもくろんでいて、けれど葵に先をこされてしまった。くやしい。なんとかしてやりたい、って妨害工作がしょぼかったり、また予算やらいろいろ足りてなかったりと、こういうところが憎めなくて可愛いライバルになりそうな予感です。ということで、さっそく激突。2 on 2のドッジボールでクラス委員の座を奪いあうっていうんですが、葵には雪乃、スミレには秋月咲というパートナーがいて、この咲さんもいい感じ。面白くなりそうな面々です。

『くじらジュブナイル』は、いよいよその設定の根幹が明かされましたね。枝里菜のもとに届いたエアメール。大間歩からのものだっていうんですね。今はバンコクにいます、ということは、ひと月前に転校してきた歩はなに? それで調べて、なるほどわかった、彼ら、歩とドクは並行世界からやってきた。自分自身と出会うことは避けねばならない。制約があり、しかしその原理は謎で、それを明かしたい? ドクに振り回されるあちらの世界からきた歩とこちらの世界の枝里菜、そんな感じですね。さて、面白かったのは玲奈ですよ。ワイプインしてきてフェイドアウトする。いや、もう、可愛いというか、ちょっとファニーで、あの行動、言動、実に面白かったです。

『となりの魔法少女』、前回の気になるひき。魔法少女あきが使っていた魔法、それはなになのか、ですよ。ウサが気付いた。しかしけぇはそれがわからない。それは万能の魔法使いの技であり、しかしどこにでもいる普通の女の子と同じでもある……、謎かけみたいですね。そして、ウサによって明かされたあきの使っていた魔法。ああ、なるほど、それは確かに普通の女の子と同じだ。嫌われることが怖くて作り笑い。それを魔法で作るかそうでないかだけの違いで、そしてこれを超えて三人は友達になっていくのかなあ。いいですね。魔法という突飛な設定を使いつつ、それに頼ってない。ちゃんと人の気持ちを描こうという意思が感じられるようで、とてもよかったと思います。

『Lisa Step!』、大変いいですね。今回はバイトの話。生徒たちのバイトの話を聞いて、それで同僚にどんなバイトしてましたかと聞くリサ先生。葵がしたのはそれこそ多様で、けれどスカートひらひらのウェイトレス、これが特に印象的なものだった模様です。美兎さんはというと家電量販店で働いてた。葵、美兎双方にウィークポイントがあるようで、面白いですね。長くつきあってきて、いろいろ知ってることがある。自分が面倒見てあげていたと、それぞれが思ってるのも面白い。少し離れたところでも、千鶴、こあもバイトの話をしはじめて、なるほど、千鶴はバイト経験なし。こあは人と関わらなくていい仕事が中心、それぞれ、らしさの感じられるバイトエピソードだったと思います。そして最後に生徒のバイトに対するアドバイス。リサの答、それは確かによいものだったなあ。仕事、経験を積むというなら、やりたい先を見越してという、それは前向きで生徒思いのいい答でした。

  • 『まんがタイムきららミラク』第1巻第3号(2012年5月号)

引用

  • 『まんがタイムきららミラク』第1巻第3号(2012年5月号),表紙。

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