2012年4月3日火曜日

『まんがホーム』2012年5月号

『まんがホーム』2012年5月号、昨日の続きです。

『オトナのいろは』、先生に誘われて休日に道具を買いにいくって話です。普段は、おおよそちゃんとした大人とは思えないなり、服装も簡素だったりする先生ですが、実際会ってみればとてつもなく美しく、って、スカートめくれてるんだ。まずい、まずいですよね。そりゃチラチラ見られるわけですよ。習字の道具、硯や文珍といったものは安いセットでかまわない、けど筆だけはちゃんとしたものを使おう、というのはなるほど納得です。しかし、本当にこの先生、過去にいろいろ抱えていそうですね。いずれ明かされるのでしょうけど、滝村の存在が克服の鍵になったりするのかなあ。

つくしまっすぐライフ!』、麗羅さま、なんて素敵でいらっしゃるの! 扉に薔薇を背負って、しかし麗羅さまの気品は、花の美しさを霞ませるほど。ああ、目に涙をおためになって、おいたわしや……。 — 花粉症か。しかし、普段の言動があるとはいっても、ぜんぜんいたわってもらえない。そんなお嬢様、お傷付きあそばして、ああ、おいたわしや。目にいっぱい涙をためて、ああ、これは花粉症のそれではないのか。優しい言葉に決壊して、ほんと、可愛いお嬢さんだと思います。いや、ほんと、素晴しい。ほんと、普段は気高く振る舞っておいでですが、その向こうにある傷付きやすい可憐な心、いじらしさが煌々と輝きをはなって、もう! 麗羅お嬢様、ゴーグルでなく普通の眼鏡でも、多少は軽減されましてよ!

『おきばりやす』、最終回ですよ。って、今月、最終回多いな! まめ富ちゃん、髪形をかえて、いったいどうしたのかと思ったら、なるほど芸妓さんになるというんですか。芸妓になったら、舞妓時代よりも自由になる。一人ぐらしして、髪もある程度自由に変えられる。けど、それは好きにできるというんじゃなく、大人になって自立するってことに他ならないんですね。おけいこ代も着物も自分で面倒見ないといけない。自分で自分を管理し、売り込んでいくのも自分次第、腕次第っていうんですね。しかし、まめ富ちゃんには晴子さんというライバルで仲間がいて、また今度はお姉さんとして若い子らの面倒見て、そうやって受け継いで、支えあっていく世界なんだなってのがわかる最終回でした。最後に若々しい芸妓、まだまだこれからの彼女ら、そう思わせる絵があって、ああ、本当におきばりやす、ですね。

  • 『まんがホーム』第26巻第5号(2012年5月号)

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