2012年5月30日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2012年7月号

『まんがタイムオリジナル』2012年7月号、先日の続きです。

『あねぐるみ』は猫の話。新商品のモニターとしてつれてきた猫っていうんですが、からんと対決して、勝てないのか。どんだけ野生なんだ、からん。面白かったのは、自販機の下にいるかもって、タケローがゴソゴソやってるの、誤解されるのね、あれほんとに面白かった。姉ちゃんのまわりにいる人たちもいいのが揃って、行動派のからん、技術系の錦。錦さん、ほんとによいなー。重役たちもナイスで、楽しいんだか面白いんだか、実にひきこまれます。

『小森さんは断れない』、連載になったんですね。小森さん、ちょっと可愛くなってる気がする。で、今回はめぐみがメインですね。あまりにいい加減に宿題やってくるもんだから再提出求められて、断る! かっこいい! 基本はっきりきっぱりしたお嬢さん。あの、小森さんの人気に嫉妬して独占宣言とか実にナイスです。しかし、自信にあふれてるように見えるこの人が、勉強できないことに溜息。ちょっと意外な感じ。で、その次の一本。まさ子、この人の独白。小森さん、まさ子、めぐみ、みながそれぞれに影響与えあってるの、いいなって思います。小森さんも、ほかの皆も、ちょっとずつ変わっていくのね。できるところから、少しずつ。いいですね。あの余韻がまたいいですね。

『かがやけ!工学女子』、よいですね。豊田ユウ。大学の友達と待ち合わせ。この子も、ちょっと考えすぎちゃうタイプなんだなあ。さてさて、高松さん。あの自転車をカワイイだろうと自慢するところ、表情なんかもね、すごくいいですよね。で、工学らしいところ。中野さんが、スポークについて指摘して、なるほど、一本ゆがんだだけで全体に影響があるのか。確かにいわれればそうだよなあ。いわれて気になったユウがスポークはずしてしまい、って、すごいな。どうやって外したんだ? しかし、その音を聞いてわらわら集まってくる男ども。自転車をしっかりメンテしてくれて、いいなあ、工学部。それ以降の流れも大変によかった。面白かったです。

『アサヒ! — 動物園に行こう』、最終回でした。動物たち、みなのエピソード、ひとつずつ順に紹介されて、ああ、さよならだね。ひとりひとりの最後のご挨拶、なんだと思って、ちょっと切ない? 面白い、くすりとさせられる、そんな漫画でした。ちょっとシニカルだったりもしてね、象のお母さんとか、フラミンゴ井戸端会議とか、そういう味も好きでした。最終回は、ちょっとした変化、ちょっとした進展みたいなのを見せたエピソードもありましたが、基本は変わらない彼ら、そうしたニュアンスがあって、ああ、あの動物園にいくと、いつでも彼らが迎えてくれて、そしてアサヒが元気に世話をみてるんだろうなあ。そんなこと思ったんですね。いい漫画でした。楽しい漫画でした。

  • 『まんがタイムオリジナル』第31巻第7号(2012年7月号)

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