2012年9月2日日曜日

『まんがホーム』2012年10月号

『まんがホーム』2012年10月号、昨日の続きです。

『シネマちっくキネ子さん』、今月もいい感じに面白いですね。不幸青年宮川大八の密着ドキュメントを撮るキネ子、着替えに赤面したりして、いや、可愛いお嬢さんですよ。しかし、キネ子のポリシー、自分の映画はハッピーエンドと決まっている、それがですね、大八を応援してるようにも感じられて、いい感じではありませんか。まあ、現実はなかなかうまくいかないんですけど。ツナ缶でカルチャーショック、映画にはまる、手料理作ってそれがおいしい、ほんとキネ子さん、いい子じゃないかって思うわけであります。

『炊飯器少女コメコ』。カーチャンから送られてきた荷物。アルトリコーダーやら折り紙やら、コメコに趣味を持たせようとしてるのか? 相変らず謎のカーチャンです。しかし、重要なのはタケルの生い立ちですよ。小学生時代、あったんだ。中学の頃もあったんだ。炊飯器少年炊ける、とかいうわけじゃなかったんだ。ええ、安心しましたよ。しかし、酷いの、アユカ。タケルのリコーダーを狙うのね。いったいどんなお嬢さんかというのでしょう。いや、ほんと、そんなのが嬉しいのかい君は!? なんともいえん娘さんでありましたよ。

『地味なコ、派手なコ』、ゲストということで、この漫画の基本的なところをきっちり押さえて見せて、いや、うまかったですよ。西條花蓮さん。地味なコになりたいっていう派手なお嬢さんで、学年一地味なコ、千草を見習おうっていうんですね。いや、悪気はないらしい。ちょっとデリカシーに欠けるかも知れない? 結局モテたいだけなんでしょう? そんな風に思われがちな西條さん、けどそんな彼女の本心に寄り添うかのような千草の言葉に、西條さん泣いちゃって、いや、ほんと、素直ないい子なんだなあ。そう思わされるんですね。全然違ってるふたり。けど、そんなふたりが気持ちをしっかり通じあわせている。それが本当素晴しいなと思います。

  • 『まんがホーム』第26巻第10号(2012年10月号)

0 件のコメント: