2012年11月19日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2013年1月号

『まんがタイムきららMAX』2013年1月号、発売されました。表紙は『きんいろモザイク』ですよ。アリスと陽子が踊ってる。ちょっとたどたどしい風のアリスの可愛さ、対して、アリスの手をとる陽子の場をとりしきってる、そんな表情、これもまた魅力的であります。しかし、この組み合わせ珍しいですね。青と赤、対照的な色合いでお揃いのデザイン、衣装がですね、可愛いですよね。陽子の帽子も、またいいですよね。

きんいろモザイク』、あら陽子さんが素敵だわ。テストが近いから眼鏡装備、っていうんですが、実は目が悪かった? といえばそうじゃない。見た目だけの問題。頭が良く見えるよう眼鏡を装備してみました。しかも両眼2.0なのに度入りをかけている。やめて! いい目が悪くなるのは耐えられないの! しかし、今回もイケイケのはじける女子高生しのが素敵ですよね。勉強する名目でファストフード店にいったのに、全然勉強しないとか、らしいといっていいものでしょうか。そしてアリスの里帰り話。帰省するしないなんですが、アリスがしのを、しのがアリスを思っている、その気持ちがあふれたエピソードでしたよ。お、最後にカレンもなんだか素敵だわ。

ご注文はうさぎですか?』、青山さんのエピソードですよ。失職したという。扉絵を見れば、ああ、青山さん、リゼやシャロの先輩だったんだ。そして今の青山さんのそばにはティッピー、鏡に映る青山さんの側にはマスター? ええ、青山さんとマスター、おじいちゃんにスポットライトが当てられるのですね。青山さん、マスターに会いたい。けれどチノはもうお墓の中と嘘をついて — 。学生時代の青山さん、マスターに読んでもらいながら小説を書いてきたのですね、そのモノローグ、切なさ深まって、しんみりしました。会いたい、けれど会えない。小説に迷っている今だからこそマスターに会いたい。ほんと、どれだけマスターとの時間が大切だったのか、しみじみ伝わります。そして、今度はチノの番。もう自分は大丈夫。ティッピーとおじいちゃんのことは内緒だったけど、どうぞ青山さんを励まして欲しい。泣けますね。人見知りでひとりでいることの多かった寂しがりやのチノも、日々成長しているんです。人に支えられて、そして人を思いやれる、そんな暖かみがしみるエピソードでした。しかし、最後の落ち、これは面白かったなあ。そうかあ、そういうことになったんだ。なんだか納得、ちょっと怖いなぁ!

『三種のジンギ!』、う、ううむ、た、たすきがけ……。因数分解、苦手だったよ。しかし、乙女、優秀なんですね。テストを目前に、勉強を教えあっている。そんな三人を見つめる古屋敷さん。おや、なんだか素敵なお嬢さん。特待生らしい。勉強は抜群、教えるのもうまい。で、いつもひとりなのはなんでだろう? 友達いないのかと核心を真正面から突くいろはがナイスですよね。あっけらかんとしていて、悪気のかけらもない、それがわかるからいいですよ。というわけで、古屋敷蓮さん。目付きが悪くて、人付き合い苦手で、けど人が嫌いというわけじゃないんですね。誘われて嬉しい、誉められて嬉しい。その度々の笑顔。友達といってもらえた日には嬉し泣き。ちょっと大げさ? けど、その感情のどっと表出される、そこにこの人の愛らしさがある。ええ、ほんと乙女、楓美が圧倒されるのもわかりますよ。

『こずみっしょん!』、扉にてギターを弾く臣美、キュートであります。メイドの御仕着せ、そこにテレキャス。いいですね。表情もいきいきと、まさに音楽、動きの感じられる、そんなイラストであります。で、なんでギター? ええ、学院祭だからっていうんですね。そうかあ、不解部はバンドやるのか? って、やりません。部長、当方ボーカル。鈴子はベースなんか持ってるんか。一緒に練習しよう! 部長曰く、バンドやりたかったのは学祭の花形っぽいから。答えてハナ曰く、うちは日陰者でしょ。すごい自己認識だなあ。しびれます。そして部長のオカルト力ですよ。成葉病院で出会った警備員さん。ばっちり写真が撮れている。福袋で手に入れたという猿の手も、いかにも偽物? と思いきや、しっかり願い事3回かなえてますよね。けど、ジェイコブズの短編と違って酷い目にはあわない。結局もとどおり、ではあるんですけどね。不解部の活動展示、本物の宇宙人に宇宙生物、さらに嗚咽するシミ。すごい花々しさですよ。で、リアリストの先生には適当なこといって通す。これ、次回本番? だとしたらすごく楽しみですよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第10巻第1号(2013年1月号)

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