2012年12月22日土曜日

『まんがタイムスペシャル』2013年2月号

『まんがタイムスペシャル』2013年2月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、マキ、リコのふたりが晴着でおみくじ。おお、恋のおみくじでありますか。リコはしっかり大吉をひいて、幸先いいですね。しかし豪勢な着物。でも、ふたりともその着物に負けていないんですね。穏やかに微笑むマキの美しさあれば、リコのちょっと口とがらせて頬染める、あどけなさまじりのコケティッシュ。ほんと、魅力的なふたりですよ。艶やか、華やか、素敵です。

『ナースドールまりあ』、友達とはなにかわかってないまりあ。四郎の説明する友達なるもの、それに対するこの子の解釈、あれは面白かった。悪気がないぶんってやつですね。ちょっとずつずれてるまりあ。けど四郎は四郎で、やっぱりちょっとずれてるんですよね。似合いのふたりといっていいものなのか……。けど、まりあ、ずれていながらも考えに考えて、四郎の感じていたことにそぐう言葉を見付けるんですね。やっぱり、このふたり、面白い。不器用で、ともに考え、学んで、知っていく、そんなところが面白いです。

『銀河系女子高生ありすちゃん』、面白いなあ。絵の可愛さ、ありすちゃんの表情もろもろの醸し出す雰囲気、それらももちろんあるんでしょうけど、もともとの発想、それもいいんだと思うんですよね。雪の日ですよ。ありすちゃんが、えらいこと動揺している。世界が滅亡したかと思った。って、物騒だな! 死の灰が降り積もる世界の終わりって、ありすちゃん、どこかでそういうの見てきたのか! 結構ハードな来歴があるのかしら。けど、ここからはいつもどおりの楽しさですよ。雪だるま、雪うさぎ、いつ動きますか? もう、可愛いなあ。ありすちゃんの宇宙観、そして冬眠などなど、さすが銀河のお嬢さんであります。対して地球のお嬢さん、はるちゃん、雪だるまみたいっていわれるのはプライドが許さないのか。今回はうさぎをうまく最後まで繋いで、その発想力が面白かったです。そして最後に雪かに。あれ、かわいいなあ。ええ、いい発想、ワンダーです!

『ゲキカラ文化交流』も気にいってますよ。メンバー全員カレー好きのカレーレンジャー、わけのわからないこというのはみゆきの役目だと思っていたのに、それを上回る吉田君の発言。おお、みゆきが押し負けておる……。そして、やっぱり気持ちが通じない林くん。やんわりいってもみゆきには駄目なんだね。うん、もっとダイレクトにいこうよ。しかし、みゆきは可愛い。キャサリンのインドカレー屋にタイカレーというつっこみ、それに対するアイシャの回答、これもめちゃくちゃ面白かったです。めんどくさい女キャサリン、これも素敵。ほんと、可愛い子らだと思います。ところで、黒魔術部のポスターがなんかやばいです。

『趣味じゃない園芸』、温室に集まる人々ですね。いや、実際これは集まらないではおられないでしょう。よって満員、外で大掃除とあいなるわけですが、そうかあ、外トイレよりか池の方がましなんだ。池で蘭々、髪をぬらしてしまって、なるほど今回のテーマは髪の手入れ、いや身だしなみ? 女らしさ? ガサツ? そのあたりです。髪をのばしている理由、ガサツだから髪だけでも女らしく、なんだそうです。長い髪は、洗髪にこそ手間がかかるけど、寝癖大丈夫、美容院いらない、などなど、へー、そうなんだ、意外でした。そして手入れは椿油。昔から使われていますよね。って、これ食用のもあるんだ。蘭がいろいろ調べて、椿油やら化粧水やら、自分で作ろうと画策して投げ出す。それを拾って男性陣がつやつやになる。この展開、つやつやになった職場、これ、ビジュアル的にも面白かったですよ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第22巻第2号(2013年2月号)

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