2012年12月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2013年2月号

『まんがタイムオリジナル』2013年2月号、発売されました。表紙は、もうお正月ですね。着物で初詣。メインは『ラディカル・ホスピタル』榊先生と山下ナース。おお、榊先生はすごく真剣にお祈り。対して山下ナースは片目開いて隣をうかがっている。ええ、可愛いですね。他には『ヒミツの家光』メインふたりがはねつきですね、『社外秘!神田さん』は福袋買いまくって、『らいか・デイズ』は絵馬ですね。そして『鹿女子【バンビーナ】』は大きな鹿せんべい持って、また鹿に追われてるのかな? 元気なイラストであります。

『あねぐるみ』、錦さん独立! って、会社から出るんじゃなくて、新しく課を作るんだ。企画3課。テント暮らしのひとりの課。つまんないことで楠木課長と喧嘩して独立。いや、ほんとつまらない。とはいうが、約束してたフィギュアを違う人にあげちゃった、これは喧嘩になるよな。フィギュアもそうだけど、約束が守られなかった。それが悪かったんだよなあ。というわけで、ずっと子供っぽい喧嘩してる。それをタケローが仲裁というか、ケアしてる。錦さんのいうこと聞いていろいろ動いてる? その時の錦さんの様子が可愛くてですね、なんだかとても面白かったわけですよ。北見課長もいいですよね。ほんと、なんのかんのいって楽しそうな会社です。

『満開!Sister』もお正月の風景ですよ。餅を食べている扉絵のカンナ、可愛いですね。けど本編でのカンナは着物をズルズルに着崩して、ああ、タケシは気が気じゃないよね。いろいろ崩れないよう工夫を、っていうんですが、アクティブすぎるカンナには効果なくて、結局は洋服に。でも心配なので監視するっていうんですね。いやあ、友人からの目、これがいいですよ。ストーカーやってるんじゃないかと心配され、すごいシスコンだと引かれてしまう。ええ、タケシ、もうシスコンでいいじゃないか。相変らずのサツキさん、この人も最高ですよ。見た目ほどによくない、このいいかげん、あるいは適当? そういうところ、非常にひかれるのです。

『小森さんは断れない』、ああ、進路なんかも考えなければならない年代なんですね。進路調査、希望の高校とかいわれるんだけど、別にそんなのない。ええ、中学くらいだとこれが普通でしょう。友達がいくから、家から近いから、後は進学の有利を考えて、これくらいなもので、さらにその先の職業とかまで考慮に入れてという生徒の方が珍しいと思います。うん、まさ子ちゃん、よくわかってる。けど、小森さんは小森さんで、ちょっと希望があったりするんですね。とはいうものの、今は友達と一緒がいい。そうした気持ちもあるけれど、あの、小森さんのお母さん、あの一言がよかったじゃないですか。別の大学いっても、遠くに住んでも、今でも会う。それで自分でここと決めることができたんですね。で、奇遇にもめぐみも同じ希望を出して、まさ子もそう。この知らず同じ方を向いていたっていう、それがいい。あの縁が腐るにはいい温度という、小森さんの感想も、なんだかとてもよかったのですね。

『ヒミツの家光』は、おお江戸城内の人々、状況も描かれるのですね。これまでは特に表立って関わらなかった人たち、話には出てきてたんですけどね、春日局、伊豆守信綱、そして柳生宗矩。勝てる気がしないんだ。めちゃくちゃ面白いな。個性的な人たち。厳しくて一筋縄ではいかない、そんなところが強調されて、あの十兵衛の状況。切腹セットだとか、そして父ちゃんからのお説教。このあたりの描写は、とにかくコミカルに、そしておキヌと家光、ふたりの恋の行方も、なかなかに盛り上がりそうですよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第32巻第2号(2013年2月号)

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