2013年6月15日土曜日

『まんがタイムきららミラク』2013年8月号

『まんがタイムきららミラク』2013年8月号、発売されました。表紙に衝撃の速報、『桜Trick』TVアニメ化決定!! の文字が大きく、どーんと書かれてまして、おお、快挙であります。春香と優、ふたりがちょっと抱き合っている、そんな感じの表紙イラスト。喜びあふれる、そうした雰囲気感じられるのは、ふたりが軽くジャンプしている、その雰囲気からでしょうね。髪、ジャケット、スカートが軽く舞い上がって、晴れやかな優の笑顔。それがとてもいい。落ち着いた春香の笑顔も魅力的。これは大変なことになりました。おおいに期待でありますよ。

さて、今日は新連載およびゲスト、初登場のものを取り上げたい、そう思うのですが、ひとつだけ触れておきたいものが。

茜さまっ! 茜さまーっ!

『シロクマと不明局』、『月曜日の空飛ぶオレンジ。』のあfろ、新連載でありますよ。今日から高校生、満開の桜の並木、期待に胸膨らませてるヒロインの笑顔がまぶしい! そう思ったら、ええー! なんじゃこりゃー! 一筋縄ではいくまいとは思ってましたが、いきなりこうくるとはなあ。熊本チエコ、死んで、騙されて、なんか自分の役割を果たさないといけない煉獄に送り込まれて、ほんと、なんともいえない展開です。こっちの世界での有名人、歴史上の人物も煉獄に暮らしているようで、聖徳太子とナポレオンはコンビで漫才やってるらしい。チエコが世話になることになった? お家の主の樋口さんは一葉らしい。ああ、なるほどそれで財布から五千円札。ちびっこでふわふわ甘ロリのマリーなど、可愛いキャラクター揃って、けどテイストはやっぱりシュールなんですね。ほんと、どういった感じに展開していくのか。きっとなんともいわれん感じになるんだろうな。ええ、楽しみであります。

『ジンジャーにゃん』は、カミサビなるものに出会った女の子たちの物語。ヒロインふたり、安斎響紀と吉馴尋、彼女らが神社で聞いた猫の鳴き声、それを頼りに見付けた小箱、開けたらそこには不思議な神様? 猫っぽい不思議生物。生物じゃないかも知れない。小郷るなと名乗っています。最近、尋の身におこった不思議なできごと。傘をさすと血が垂れてくるようになった。空を見ても雨しか降っていないのに……。怖くて傘を持てなくなって、って、なるほど雨の日、昇降口で佇んでいたわけです。響紀の傘にも怯えていたしと、ここまでの描写に納得したところで次の展開です。るな曰く、カミサビの仕業という。るなによって変身させられたふたりは、たくさんの傘の妖怪、付喪神? の中から自分の傘を見つけないといけない。子供のころに貰って、嬉しくて、大事に使っていた傘を学校に忘れてしまっていた。それが、尋の身におきた怪異の原因だったというんですね。この漫画、学校に彼女らの周辺におこる不思議なできごと、それをるなと一緒に変身して原因見つけて解決していく、そういうものになりそう。人と人だけではなく、人とモノの間にも通いあう気持ちはあるんだ。そうした第1回、よかったですよ。面白かったです。

『ゆき×はる』、ゲストです。これも状況説明を後に持ってきて、最初はどういう状況なんだろう、わからないながら読んでいく、その感覚は面白い。友達? はるるをはるる様と呼ぶ女の子、ゆきがはるるを雪の降る屋外へと誘うんですね。ゆきんこ帝国のPVを作ってネットで公開しようと思ってる。カメラを前にしての自己紹介、雪の妖精のゆきなんだそうですよ。はるるは寒がり。けれどゆきに誘われて外に出て、そこに加わるのははるるの友達えみちゃん。みんな可愛らしく、仲よく遊ぶ風景、それは楽しくとてもよかったです。あのひっこみじあんのえみがですね、はるるに見事に篭絡されたり、結局撮影されて狼狽えたり、そうしたところなど、ほんと見てるだけで楽しいと感じさせてくれました。もちろんはるるもゆきも同様です。ゆきが雪の妖精というの、自称ではないようです。はるるを雪の女王にして、ゆきんこ帝国を拡大させるといっている。けど、はるるはあんまり帝国拡大には興味がなくて、むしろゆきとえみと一緒に遊ぶ、そこに楽しみを見出してる模様。ええ、よいですね。和気あいあいとした感じは、実によかったです。

『まひるのヒツジ』、ゲストです。女の子ふたり、帰省先から帰ろうというところからスタート、なんですが、乗り物が船、本州との別れを惜しむってことは、つまりこれから本州を離れるってわけか。行き先は宵ヶ島、東京から片道6時間の離島なのだそう。そこに離島留学なるものをしてるんですね。日向まひると、船酔いに苦しむつきよ。宵ヶ島には地元の子、あさひもあって、3人での離島暮らしであります。つきよは都会っ子なんですね。コンビニがない宵ヶ島での暮らし、ちょっと不満もあって、徒歩中心の島での生活も大変そう。けれど、一緒にアイスなど買って食べて、夜には学校に通ってという、その日常。ちょっとほのぼの。背の低いまひるの、寸暇を惜しむように寝る、授業中も寝る、そうしたところなどにほのぼのさ強く感じられて、よかったです。最後に明かされる、つきよが離島留学を決めた理由も、ああ、そういう! 続けて読みたい漫画でありますよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第2巻第8号(2013年8月号)

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