2013年6月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2013年8月号

『まんがタイムオリジナル』2013年8月号、発売されました。表紙は七夕でありますね。『ラディカル・ホスピタル』をメインに『トリセツなカテキョ』、『らいか・デイズ』、『社外秘!神田さん』、皆がそれぞれ七夕にちなんだ格好もろもろしています。山下ナース、榊医師はまさしくメイン、織姫と彦星でありますよ。そして『小森さんは断れない!』の単行本発売告知のカットもございます。

『満開!Sister』、七夕でありますよ。扉絵のカンナ、乙姫様の格好で短冊持って、どんなお願い書こうかと悩み中。ええ、素敵な扉であります。さてさて本編。さくらの策略はもう大変に見事ですよ。そしてサツキさん。けっこうながっかり系美人でありますが、たけしには随分とよいように誤解され続けていて、その落差、彼女の実際とたけしの理想ですね、それが面白くてたまりません。そして舞台はたけしの家に移って、七夕の笹は後で川に流す。けど今となっては難しい。だからといってトイレットペーパーで笹を作って、水に流せるようにするというのも変な感じ。って、流すのはトイレなのかー! いやもう、わびしい伝統もあったもんですよ。あの、ジャーッ、と流される笹飾りのわびしさ、ちょっと忘れられそうにないですよ。

『よゆう酌々』、急展開ですよ。女将さんが美容室でカットモデルをやりました! じゃなくって、いや、そういう話ではあるんですけど、後半です、後半。戸田くんの携帯に、以前いた店の社長の娘から、やたらたくさんの着信があったっていうんですね。娘さんと仲がいいから出世したんじゃないか、以前の店ではそんな噂をたてられてたなんて話なんですが、そのお嬢さん、もう東京についている。いや、きれいなお嬢さんやありませんの。って、関西の人? みもりの噂を聞きながら店に向かっているっていうんですが、ああー、ここでカットモデルの意味が出てくるわけか。なんともろくでもない噂が広がっていて、そしてお嬢さん、税理士の中川さんにつれられてみもりに向かうっていうんですね。戸田くん、ピンチなのか? それともラッキーなのか? 見た感じ、悪い人じゃないみたいだから、ええ、いいじゃないですか。うらやましいくらいです。

『小森さんは断れない。』、よいですよ。もうすぐ夏祭り、というわけで、小森さん準備を手伝うことになるんですけど、ここで大谷くん、いい役割りを担ってくれます。頼られたい大谷くんからしたら、いつも誰かから頼られてる小森さんはちょっと煙たいんですが、大谷くん、夏祭りでは小森さんのこと助けて、それがですね、ちょっと照れくさかったりするんでしょうか、憎まれ口なんてきいてた癖に、ここぞという時には本当に頼りになる、そうした姿見せてくれて、いやあ、いいやつじゃん! いつも頼られてる小森さん、けどそんな彼女の重荷を少しでも肩代わりしてくれる大谷くん。いや、そういうつもりはないんでしょうけどさ、ちょっとかっこいいじゃんって思ったんですね。で、最後の小森さん。意味深でありますよ。

『ゆらゆら薬局プラリネ』は、高校時代のみさきです。演劇部だったのか。入部の動機はアレなんですが、結構頑張ってたみたい。そんなみさきが校内で出会った王子様、先輩なんですって。藤吉さん、ハンサムなお嬢さん。化粧して衣装つけた姿は絢爛で、化粧落としてもキレイなんだそう。ちょっと男っぽい人なんですね。で、藤吉先輩、今頃どうしてるかなー、池田を見たみさきがそんなこと思ってたんですが、え? もしかして、同じ人なのかな? かも? そんな予感させる展開でしたよ。

あねぐるみ』、面白いな。錦さん、風邪で休み。ズル休みかも知れないと疑うタケロー、悪いやつだなあ。さて、そんなタケロー、姉ちゃんのさしがねで錦さんの見舞いにいくことになって、とりあえず必要なデータを作らせる、それが目的なんですが、親切なんだか不親切なんだかわからんな。さてさて、錦さん、めちゃくちゃよいな。買い出しとなればくじ引きメイン。部屋にはぬいぐるみがいっぱいで、錦さんもぬいぐるみに同化してるっていうんですね。スプーンはお気に入りじゃないと嫌だ。ゲーム内の庭の手入れをタケローにやらせて、そしておすすめのゲームなどなど。あの流れはすごくいい。おすすめ、アドバイス、そして対戦。もう最高です。で、仕事はきっちりこなしてくれてて、錦さん、無茶したな! ともあれ、今回は錦さんの魅力がてんこ盛り、最高でしたよ。

『機動教師アルファさん』、ゲストです。なにをやるにもものぐさな物理教師が、自分のかわりに授業をさせるべくロボット教師を作ったというのですね。作った人、森部有葉、作られたロボット、アルファ。自分の思考パターンをベースに作られたAIが搭載されている、というわけでアルファもものぐさだっていうんですね。さて、教室には有葉の弟、米太、ええと、これでべいたと読むんですが、がいて、こっちはえらいこと真面目真面目で、姉ちゃんとアルファにとにかく振り回されるといった具合でした。しかし、このアルファさん、その出自がナイスでした。どこか見覚えがある。そういう米太に姉ちゃんいわく、アンタの初恋の人さ。それは誰かといったら、昔の私、って、おお、確かに可愛いお姉ちゃんだ! いや、17歳の時もそうだけど29歳の今もかなりの可愛さよね。ともあれ、あのショックを受ける米太、姉ちゃんがそんな彼にかけた一言、そんなに、その効果は抜群で、面白かった。いや、ほんと、このくだりで、一気にもっていかれましたよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第32巻第8号(2013年8月号)

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