2013年8月12日月曜日

『まんがタイムジャンボ』2013年9月号

『まんがタイムジャンボ』2013年9月号、発売されました。表紙のテーマはハワイアン水着、ええと、ハワイ風の水着なのか、それともハワイアン水着というものがあるのか、ちょっとわからないんですが、『レーカン!』天海さんが、オレンジ色の花柄の水着、頭にはハイビスカスを飾っていまして、とても美しい。なるほど、この柄といい花飾りといい、これがハワイ風か。『おとぎのシソン』の新連載告知カットもハワイアン水着、宇佐川樹美が青い水着で踊っています。ハイビスカス柄のパレオ可愛いですね。他に『ラン様の放課後遊戯』のコミックス告知カットもございます。

『ラン様の放課後遊戯』は、結構な核心に踏み込んだ、そんな感じがありますね。部の合宿にいった先でのこと。りらの親戚が住職やってるお寺に泊まることになったのですが、そこで出てきたのが狒狒の手のミイラ? いわゆる猿の手の類いなのかも知れませんね。葉沼ちゃんを怯えさせた手のミイラ。それを遠ざけよう遠ざけようとするラン様からはいつも以上の危機感が感じられて、ああ、これはラン様の左手、その秘密に関わっているのだろうなあ。関わりあいを持ちたくなかった。けれど、運命なのか、狒狒の手からは逃れられなかった。これはラン様の問題であり、そしてこれから葉沼ちゃんに降り掛かってくる問題であるんでしょうね。思ったよりもヤバそうなモノの出現に、あんまり酷いことにならなかったらよいな、そう思いましたよ。

笑って!外村さん』、ついに三雲と一緒に海にいくことになった外村さんですが、ただの友達を海には誘わないよ! 春野さんにいわれて認識を改める。「男友達」と思われてるのか…。あのがっかりしてる外村さんがやたら可愛くて、ちょっとなかった表情ですよね、ええ、よかったですよ。三雲と一緒に海にいった外村さん。全然ロマンチックな感じにならないのはさすがですよね。そして姉さんと呼ばれるようになる。ええ、ほんと、三雲はいったいどこに向かおうとしてるんでしょうね。

乙女ほるもん』は夏休み、花火大会にいくっていうんですよ。扉にてミミの浴衣姿が披露されて、ええ、とても可愛らしい。会場にいけばハナも優も浴衣、ええ、やっぱりとても可愛らしい。この人の絵は、こうした服装で見せる可愛さが実に優れている、そう思わされるんですね。ミミの持ってるポーチとか、めちゃくちゃ可愛いですよね。巾着がカゴに入ってるんですね。で、その浴衣、良介作なのだそう。照れる良介を見ての優のつっこみ、何の照れだよミシンにか? これは面白かったなあ。良介がハナと一緒にいるときに男子校時代の友人に出会って、彼女と思われたり、そうしたところもいい。いや、もうふたりとも可愛いよなあ。うん、共学だからすごいってわけじゃないと思うよ? 最後のミミと良介の対話もよくて、こういうしみじみと関係を深めていくといったところ、その丁寧さがいいと思うんですね。ところで、タマキにも優しくしてあげてください。せっかくの浴衣なのに、かっこいいのに、2段とか3段とか、どどんとぶち抜いてくださいよ! うん、ほんとかっこよかったです。

『ほのかミステリーノート』は、佐久夜先輩を掘り下げよう、そんな感じですね。馬にお乗りあそばしてた佐久夜先輩。周囲からは穂華様としたわれ、またシャーロッ子様とも呼ばれている。名物生徒といってよいものか、ともあれ伝説の人という感じですらある佐久夜先輩。そんな彼女の助手をしている渡村潤。学校を騒がす幽霊の噂の調査を命じられて、その過程で佐久夜先輩の黒い噂なる話を聞いてしまって、私を信用できないなら助手はやめた方がいい、そうまでいわれて、けれど助手はやめないと決意するんですね。佐久夜先輩の謎の人っぷりを描き、そして潤の決意も描いて、このふたり、こうして少しずつ距離を縮め、信頼を深めていくんでしょうね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第19巻第9号(2013年9月号)

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