2014年1月31日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年3月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年3月号、一昨日の続きです。

あまゆる。』、実にいい感じですよ。お祭りかあ。放生会っていうんですね。知らない響き、そう思ったら、なんと、石清水八幡宮でもやってるんだ。京都でもあるんじゃん。私がものを知らないだけネ。ハルがアヤを誘う、その遠回しな言い方が面白かった。神事の見学なんですね。そして、アヤ。おおう、お祭りでハイテンション! ハルにぴったりくっついて、ほんとに嬉しそうで、なるほど、はじめてのにぎやかさなのか。ユウの感想と、それにやたら驚いてるアヤ、このギャップ、最高でありました。今回は、アヤとハル、ふたりの関係、その密接さもいいけど、ユウとマオもいいですよね。手をつないでるアヤ、ハルに対し、そうじゃなかったユウ、マオ。マオが人波にさらわれて、迷子になっちゃう。慌てるユウ。ほんと、このふたりもいい関係だと思います。そして花火、翌日もお祭り、今夜は寮のベランダから花火だけ見よう。いろんな楽しみ方がある。ひとつのものを、いろいろに楽しむ、そんな彼女らがとてもよいんですね。

『フレラジ☆』、今回も実にいいですね。ラジオの収録が終わってから、マネージャーから話があるから残るようにいわれている茜。なんでか? ああ、女の子紹介して欲しいんだ、って、そういうわけじゃないんですね。よかったですよ。自販機前で出会ったお姉さん。茜の仕事を下見にきてた。もちろん茜はまだ知らない。知らないからこそ素直に話せたのかも。ええ、いい出会いだったと思いますよ。貰った三色ボールペン。これもまたいい感じです。そしてマネージャーの用事、以前受けたオーディションですね。その結果が出た。ええ、桜咲ハナ役を得た。ほんと、茜、ステップアップです。頑張って欲しい。

ハレハレハレルヤ!』は、ついに夏休み。園芸部の活動で、休みでも登校するんですね。学校にいく途中に出会った皐月、猫、ニャン太って呼んでるんですが、可愛がってること知られたくないんだ。なんでだろう、可愛いのに。いやしかし、今回は皐月が可愛い回でした。猫にメロメロ。しな乃の一挙手一投足に喜んでみせる、その様子、表情なんかも最高で、雷怖がってる回想あれば、ダイエットもある。ダイエット、今年二度目通算八度目の挑戦。相撲か! ほんと面白くて、可愛くて、いいお姉さんでした。そして部活の成果も描かれて、アサガオが咲いた。コスモスも咲きまくってる。ああ、去年の失敗、まさに克服しましたね。トマトもできていた。ええ、ここでも皐月が可愛かった。そして勝手に部室にしてる旧校舎。そこに幽霊が出るという噂があって……、ああ、出どころが判明しましたよ。ええ、泉、クレバーです!

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第3号(2014年3月号)

2014年1月30日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年3月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年3月号、一昨日の続きです。

『ごきチャ』は、おお、ブサ猫のショコラさんだ。ルンバに乗ってあっちにいったりこっちにいったり、掃除機の都合でどっかにいっちゃうっていうの、なんか面白いなあ。ネットでもルンバに乗ってるネコの動画とか話題になってたけど、ほんと面白い。しかし、ショコラ、その見た目から予想される性格とはまったく違って、愛想はいいし、同情してリボンくれたりして、ほんといい奴。しかもその上、飼い主のお婆さんのこと喜ばせたりして! いやもう、なんか面白い、おかしい、それになによりほのぼの。よかったです。

『ののかノート』、ののかの天使に戻る、戻らなければならない理由が出てきましたね。部室の備品、それを充実させるため、動画サイトのポイント貯めて交換していこう。そうした話題から、ののかの天使時代の話題に立ち返るっていうんです。あの、ふわふわしたののかが、ポイントを貯めるのは大変だなんて、まっとうなことをおっしゃる。それは、天使時代の思い出があるから。みっつの願いを叶えると、そう約束した女の子がいた。けど、ポイントが少なくて、その願いを叶えられていない。それが心残りになってる。はやく天使に戻って、彼女のもとにいかないと。ええ、ののかの天使に戻りたいという気持ち、その強さ、しみじみ感じられたんですね。

『とりあえず居合でも。』、見事に居合が後景に遠ざかっていってる、そんな感じですが、いやいや、それでもなんか面白いからオッケーです。なんと、お菓子がないんですね。花枝、すっかり恐慌。そこまでか。陽菜も恐慌きたして、しかたない、美羽の家、茶店にいこうってことになるんだけど、揚げまんじゅうがおいしい、そこまではいい、問題は龍川ママと動物だっていうんですね。龍川ママの驚異は、なるほど。けど、動物ってなにが問題なのだろう。猫なんですね。猫のかずおくん。陽菜に興味津々。そして思い出されるあけみさんのこと、かずおくんの母猫だっていうんだけど、その思い出。ありし日の姿を懐かしんでいる、そうした様子、その感触、なんだかとてもいいなって思ったんですね。

ぷらいまりィずむ!』、ニコちゃんが風邪だそうですよ。それでしずのんがえらいことになってる。あと父ちゃん。学校でしずのんが、早退したいと申し出る。昼の時点で4回目ってことは、授業が終わるごとにこれやってたのか。さすがだな、しずのん。けど、ほんと、皆で集まってニコを見舞う。意外と役にたたないしずのん。リンゴむけるのが、一番年少のココだけなのか。めいふもすりおろしリンゴ作ってくれたりと、いろいろ気がきく。ああ、風邪をひいたりすることの多いせいで、なにが寂しいのか、なにがつらいのか、そしてなにが嬉しいのか、そうしたのよくわかってるんだ。ほんと、ニコに寄り添って、すごくいい子、ほんとしみじみよい話でした。もちろんめいふだけじゃない。みんなが一生懸命で、ニコのことを思ってる。ええ、いい話でしたよ。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第3号(2014年3月号)

2014年1月29日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年3月号

『まんがタイムオリジナル』2014年3月号、一昨日の続きです。

『ゆらゆら薬局プラリネ』、バレンタインのエピソードですよ。いつも兄に手伝ってもらっていた妹みさきが、今年に限って手伝いはいらないなんていうんですね。なぜか!? あまりにショックの山内ですが、まあきっと兄にあげるのだろう。それできっと店長や池田が関係するのだろう。そう予測したら、さすがにそのとおりでした。しかし、池田、騙し討ちされたのか。妹がくるとは知らされてなかった。しかも隣の部屋では山内が様子をうかがっていて、社長、面白がってるのかな。そして意外だったのは池田ですよ。お菓子作りを教えるまではいいんだけど、そうなんだ、お菓子となったら本気なんだ。ええ、そのへん兄に似てる。ええ、実は似たもの同士、相性とかもよかったりするのかもって話なのかも知れませんね。

『花と女子高生』、ジギタリス、オンシジウム、そうした花の名前で気持ちを伝えようとする牡丹。その植物の花言葉が解説されるのはありがたいですよ。さすがに花言葉とか詳しくないから、助かります。今回は、双葉のせいといっていいんでしょう、スーパーで臨時バイトすることになって、キャベツが目玉、それをなんだかうさんくさい物語で売り付ける双葉がものすごいです。どうも牡丹が気にいったらしい着ぐるみ。それを双葉が借りた理由、手を繋いでくれるからっていうのがなんだか可愛くて、ほんと、牡丹のこと愛してるんだなって思いましたよ。

『鹿女子【バンビーナ】』、鹿せんべい飛ばし大会、本当にあるんですね……。うん、きっとあるだろうと思ってた。そのせんべいは特別製で、約20cmとか、うん、すごい。見た目のインパクト、ものすごいです。さて、琴子が投げるせんべい。それがあたかも凶器で、大木も真っ二つ。いつもは一方的にやられてる鹿にも見事にリベンジできて、いや、琴子は別にそんな意識はないか。しかし、ほんと、ナンセンス。いつぞやの小鹿とわかりあえなかったり、そして岩永さんの犬がまさかの帰還。ほんと、なんだろうこの不思議な魅力。ええ、おかしくて、おかしくて、見事でしたよ。

『ひよスタ!』、兄貴に運命の選択ですよ。トップアイドルの桃園ちゆみが、兄貴を引き抜きにやってきた。いつぞや助けていただいたお礼にというんですが、バレンタインを口実にチョコレートを持ってきた。それを素直に受け取らない、いや、受け取れない兄貴の様子が、もうおかしくてしようがなかったです。けど、ほんと、この兄貴、シスコンだなんだいわれてますが、ちゆみんの申し出を断わる。ああ、妹と離れたくないからね、そう思わせて、違うという。あの兄貴の笑顔やら、面倒見のよさやらね、本当にいい兄貴だ、そう思わされたわけですよ。皆から慕われているのも、わかろうものです。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第3号(2014年3月号)

2014年1月28日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年3月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年3月号、発売されました。表紙は『GA — 芸術科アートデザインクラス』、如月とキョージュ、雪のちらほらと降る寒空の下、登校? 下校? の道すがらであります。コート、手袋、首にはマフラー。暖かそう、そう思うより先に、寒空、寒風にさらされた頬が冷たそう、そうした実感のともなうイラストであります。印象的なのは、如月の文庫本、そして画面の外に向かうキョージュの視線。それぞれが違う方向を見てる。如月のこちらを見つめる視線。その先にあるのはなんだろう。猫でもいるのかも、なんて想像させられるのですね。

ああ、そうだよ! 私にとっても渚はアイドルだよ!

『ブレンド・S』、連載になりましたね。喫茶店もの、なんですが、ちょっと異色といいますか、キャラ属性で接客するというんですよ。たとえば日向夏帆はツンデレ担当とか、星川麻冬は妹キャラとか、で、秋月紅葉はキッチン担当。あ、キッチンはキャラ属性じゃなかった。そんな店で働くヒロイン、桜ノ宮苺香は、なんとまあ、ドS担当だっていうんですね。いや、別にサディスティックなお嬢さんじゃないんです。けど目付きが悪いからドS担当。根が真面目だから、ドSの練習してみたり、けれど練習とかじゃなく、無意識にドS的接客してしまったりと、ある意味天職なんでしょうなあ。店長ディーノを揺り動かすその威力。また、普通に笑うつもりが蔑んだかのような笑みになってしまって、いやいや、それで魅了されるお客とか、なんという特殊性癖か。いや、でも、こんなに可愛いお嬢さんがサービスで、ってんですから、魅了されるのもしかたないように思います。しかし、ほんと、意図せぬドS展開。面白かった。いいテンポで、ドS炸裂、また店長を優しさでもってノックダウンしてしまったり、素敵でした。

『ばーどすとらいく!』、新連載です。鳥類強襲とあって、なんと鳥類型宇宙人が、人類に身をやつして人間社会に潜入、地球侵略の先兵として潜伏するっていうんですね。主人公のクル=ッポー・デーデポッポーは鳩みたいですね。で、上司が、いや総統閣下か、インコ? オウム? 黄色くて、ちんまりしてて、可愛いです。で、クルはなんでか留学生として学校に通ってて、お友達の女の子、あとりに卵焼きをもらって、食べて、ママの産んだ卵!? 兄弟を焼いて!? うむ、これもカルチャーショックといっていいんでしょうか。鳥の卵にカニバリズム的罪悪感感じて、苦しんでるんですね。ということは、クルの星では鳥類はすべて知的生命体として進化したってことなのかも知れませんね。数々のカルチャーショック、けどプリンにはすっかり負けてしまって、最初こそは魂抜けてしまったけど、うまいうまいと、泣きながら食べずにはおられなかった。うむ、生きるとは悲しいことであります。あとりとクルの出会い、あのふたりの意識の違い、助けたつもりのあとりに、誘拐されたと思い震えるクル。これもまたギャップですね。こうしたギャップに面白みが感じられて、いい第1回目だったと思います。

『蒼と翡翠の不等号』、ゲストです。蒼と翡翠、ふたりは幼なじみ。けれど、6年前に翡翠が引っ越していって、それが学校に通うというので、ひとりこちらに戻ってくることになった。6年ぶりに会う翡翠。昔は男の子っぽい風貌、そそっかしくて、そんな印象があったのだけれど、なんと、大きく育ってしまった。蒼はほとんど育ってないのに、妹の朱にも追い抜かされてる。けれど翡翠はもっともっと大きくて、なんと179cmとな! 自分とそんなに違わない! すごい美人になっていて、中身も大らか、元気で明るい女の子なんですね。というわけで、なるほど、不等号。翡翠は蒼よりも大きい。このでこぼこのふたりの友情もの、そんな感じですよ。ちょっと百合っぽい? そんな感じですよ。

『コイカノ』、ゲストです。ほのかとミホ、ふたりは仲良し。さて、ミホに会って欲しい人がいるの。そういわれてミホの家にいったら、ほのかの側にはちんまりした女の子。従妹のかのんというんですね。けど、ミホのことえらいこと敵視してるみたいで、なんでか? ライバルだと思っているんですね。かのんはほのかのことが大好きで、ミホにほのかがとられると思ったりしているみたい。つきあうという言葉の齟齬、敵愾心はいよいよ強まって、けれどだんだんに距離は近付いていくんですね。その過程、面白かった。知人に格上げ、すぐさま他人に格下げ。最後には誤解も解けて、でもミホとかのんのほのか争奪戦は続きそう。ええ、いい導入だったと思いますよ。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第3号(2014年3月号)

2014年1月27日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年3月号

『まんがタイムオリジナル』2014年3月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』をメインに、冬のスポーツ、冬季オリンピック意識したイラストでありますよ。『ラディカル・ホスピタル』はフィギュアスケート、山下ナースは見事にスパイラル決めていい笑顔。榊先生も瀬尾先生もフィギュア、なのですが、榊先生は懐かしのキャンデロロ、ダルタニアン!? いやもうかっこいい。魅力的です。そして『らいか・デイズ』らいかはカーリング。クールにストーンを送り出す、まさしくらいかに似合いのスポーツと思いましたよ。

小森さんは断れない!』、おお、ついに受験シーズン。皆、入試を目前にして必死に勉強に取り組んでいる。ああ、まさ子は余裕か。そして我らがみどりは? と思ったら、人が違ってしまったように勉強に取り組んでいて、おお、小森さんもまさ子も驚きすぎだ。しかし、めぐみ、これまでの遅れを取り戻さんと、脇目もふらず? 頑張っていて、しかし小森さんには頼らないなんていってる。なんでだ? 放課後居残り、先生に勉強見てもらって、頼りにされず寂しがるのは小森さん。ああ、めぐみの真意は自宅での父との会話に現れて、小森さんの迷惑にならないようにってことなのか。しかし、ほんと、めぐみの進歩。ああ、頑張ってる。じんとした。そして小森さんとの対話。じんとする。最後の最後、やっとこさ頼られて嬉しい小森さんと、その対応なんかも、ほんと彼女らの関係よく描いて、最高でした。

『満開Sister!』は、寒い冬の話。寒いと暖をとりに膝にのってくる。猫が? いや、姉がっていうんですね。べたべたするの、なんとかしてほしい。それでコタツを出したり、いろいろ考えるんだけど、全然効果がないっていうんですね。しかし、ちょっと寒くしたらカンナも厚着になって、スカートも長くなって、って! 最高じゃん! それだよ! やっぱ、あの丈のスカートっていいよね! 申し訳ない、ちょっと興奮してしまいました。しかしカンナの攻勢、ただごとではありませんね。うん、もういっそふたり付き合ってしまえばいい、って、そうなったらまた違う漫画になっちゃうだろうなあ。

『よゆう酌々』、粧子さん、可愛いなあ。ともあれ、なんか女将が料理にやる気ですよ。とんでもなく料理が苦手なのに、なんでか急にやる気を見せて、そのこと自体は別に悪いことではないんだろうけど、戸田くんが戸惑ってる。女将が厨房に入りたがらない理由が語られ、結婚したらしたで姑に疎まれた。ああ、結構苦労なさってるんだな。そんな女将が戸田くんに料理を教えて欲しいと頼む。また、そのタイミングで元夫からも荷物が送りつけられて、ああ、なにか女将の節目を感じさせられますよ。

『かでん屋さんの基礎知識』は、コタツの話。売り場でくつろいでる園宮。おおう、さすがだ。ダンボール積んで掘りごたつにしてっていうんですが、うん、魅力的。でもお客の回転、悪くなるよ? 店内スタッフで家族を作る、自分がお母さんで三笠がお父さんで、いいのか!? 園宮。娘は可愛いなあ。陸奥さんが主任とペアリングされて喜んでるのね、可愛かったです。そして話題は加湿器に移って、ああ、化粧が崩れるんだ。仕組もいろいろ、スチーム、超音波、気化。最近は超音波が多いのかなあ。けどおすすめはストーブにヤカン。これ、お客さん相手にしたらいえないセリフだなあ。電気火鉢や電気囲炉裏、いろいろあるんだなあ。薪ストーブなんかも飛び出して、今回はくつろぎ家電、いや薪ストーブは家電じゃないですけどさ、くつろぎがテーマだったんでしょうね。というわけで、園宮、逆転勝利。お茶も出る。草薙のウェイトレススタイル、素敵でした。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第3号(2014年3月号)

2014年1月26日日曜日

CeVIO Creative Studio

 数年前からVocaloid、とりわけ初音ミクが大人気になっていて、実は興味を持っていたのでした。けどなあ、Macintosh版がないからなあ。そう思っていたら、ついにMac版がリリースされて、やあ、これは朗報、そう思ったものの、実際に試してみたのはCeVIOだったというのですから、私というのはとことん紆余曲折、ふらふらした人間だとわかろうものです。さて、なんでCeVIOだったのか。それはその音声合成方法に興味を持ったから、だったのですね。

名古屋工業大学で開発されたものだそうですね。HMM、隠れマルコフモデルを用いた音声合成システム。これと調整しなくとも、自然な発声が得られるというのが売り。最初はスピーチシンセサイザーとして、そしてその後歌唱にも対応して、この歌唱についても、細かく音価を調整せずとも、そこそこ自然に歌ってくれるというのですから、なるほど、これは魅力的かも知れん。そう思わされたのですね。

いろいろ調べてみれば、製品版だと発音のタイミングや音量、ピッチやビブラートについて詳細に修正できることがわかりまして、正直、細かくMIDIの制御をするのは嫌かなあ、そんな風にも思っていたから、これは幸いとCeVIOにのっかってみる気になったのです。で、まずはFREE版で試してみまして、これは本当にベタ入力ですね。でもそこそこは歌ってくれて、これは大変、すごい時代であるなあ、心底感心させられたのでした。って、時代遅れな意見かもですが、そこはつっこまずにいてください。

FREE版でそこそこできた。でも、ひとつの音符にふたつのシラブルを含めたり、英語など、ひとつのシラブルに子音が複数含まれる単語を歌わせたりした時、その調整は、先述のとおりFREE版だと無理なんですよ。ああ、やっぱり製品版じゃないと駄目かあ。そう思って、ええい、製品版を買ってしまったのでした。

それでちょっと修正してみた版です。とりあえずは英単語をひとつ、シラブルふたつのタイミングをひとつ、それから音量もちょこちょこ調整してみて、そんなに簡単ではないなあ、そう思ったところです。けど、いろいろ試してノウハウを蓄積していけばよくなるかも。実際、今この記事を書くために、用語? 調べてたらですね、発音タイミングの修正ね、考え方が間違えていたっぽいことが判明! ああ、ええい、もういいや! とりあえず次の機会でより妥当っぽいやりかたを試してみます!

ああ、そうだ。限定特典という音源素材集CD-ROM、今買ってもついてきました。おお、ラッキー。あとはMac版が出たら嬉しいですね。それまではWindows機併用となりそうです。

2014年1月25日土曜日

Bear, taken with GR DIGITAL IV

今年最初のGR BLOGトラックバック企画であります。テーマは。終わった……。いや、愛とかそういう感じのものは、おおよそ自分の撮る写真には存在すまい。そう思いまして、一時は投げてしまおうか、そうまで思ったのですが、駄目でもともと、なんでもいいからエントリーしよう。そう思い直したのでありました。かくして、少々やけっぱち、トラックバック企画「愛」に参加します。

というわけで、2枚ほどピックアップしてみました。道端に落ちているマスコット。それがですね、地面に打ち捨てられているばかりではしのびないと、拾いあげられて、安全な場所、目につきやすい場所に移されてることってあります。どうかこの子が無事持ち主のもとに帰ることができますように、そうした気持ちがこめられてるように思いまして、ちょっとした愛かな? なんて思ったのですね。

2014年1月24日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2014年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2014年3月号、発売されました。表紙は『となりの柏木さん』のバレンタインデー意識したイラストをメインに、アニメ化決定の『ハナヤマタ』のイラストも添えられている、ちょっとフォワードには珍しいかな? 複数のイラストの組み合わせ、でも華やかさ感じさせる表紙であります。柏木さん、ハートの小さなチョコレート、膝に敷いたハンカチの上にちりばめて、魅力的でありますよ。

『ネクラの閃与師』、ゲストです。漫画が大好きな女の子、遠山夢実。階下から家族が呼んでいるのに、漫画に没頭したら、まったく耳に入らない。漫画を読んで、ドキドキワクワクしたら、その後は妄想。自分ならこうする、こうあって欲しいという展開を、自分自身が登場人物のひとりになることで、実現しようというんですね。妄想の中で。ところが、夢実の妄想だというのに、思うようにことが運ばない。なぜ!? 新キャラ!? 知らないキャラクターの介入を受けていて、どうやらその女の子は夢実が妄想によって変更しようとしている展開、それをもとのあるべきものに戻そうとしているのですね。そしてどうやら、夢実の展開は理想的? なんと翌月の連載を見ると、夢実の妄想したとおりになっている。疑問に思う夢実の前に現れたのが、あの夢の女の子。モンレーヴ・N・エクラタンテと名乗る彼女は、夢実の妄想を頂戴するなんていってる。なんとも不思議な設定でありますよ。

夢喰いメリー』、山場目前って感じでありますよ。夢路の腕の痛み、それが抑えがたいほどの苦痛になってきているようで、おそらくは白儀の活動とリンクしている。前回仲間になったレン、彼もうまく溶け込んで、仲良く和気あいあいとしている、そんな中、ひとり静かに腕の痛みに苦しんでいる夢路、悲壮感感じさせます。そしてもうひとり問題抱えた人が。漫画家志望の柊さんですね。漫画を描いても描いても、担当編集に認めてもらえない。その問題、夢路とメリーに明かされて、そしてそんな時に夢路の腕が痛みだす。ああ、白儀か。柊になにをしたんだ?もうなにかしたのか? スリリングな状況。これからいったいどうなる。続きを知りたい、そう思わされる宙吊り状態でありますよ。

『がっこうぐらし』、結構な核心に触れようとしてるんじゃないでしょうか。ゆきが見ている悪夢。これはすなわちゆきは、今自分たちの置かれた状況、それを正しく把握しているということ。ひいては、かつての日常を送る彼女の振舞い、あれもどういうことなのか、そうしたところが見え隠れしている、そう思ったんですね。りーさんとみーくんとの会話、これもまた見応えがあって、そしてくるみですよ。彼女はどうなるのか。助かるのか、それとも……。心配のつのる状況、けれどここに決着がついて、ええ、この展開にゆきの果した役割、その大きさ。そして翌朝、皆のあいさつ。ええ、新しい朝が明けた、まさしくそう思わせる展開でしたよ。

愛しの花凛』、いいですね。山の中、笛ヶ丘遊園地にてめるんちゃんを演じる花凛と出会った豊の妹、のどか。この子、花凛を見て、めるんちゃんが目の前にいる! まさかの認識、なんで、なんでそう思ったの!? ええ、のどかは7年前に笛ヶ丘遊園地にいったことがあったというんですね。ゴンドラの、隣の席に乗り込んできたのが当時のめるんちゃん。わお、落ち着いて優しそうな美人さんだ! それが心に焼き付いて、っていっても、普段着の花凛をめるんと思うのはやりすぎじゃない!? いや、全然やりすぎじゃありませんでした。おおう、のどか、君はマニアなのか。歴代めるんちゃん、全員網羅。7年前の13代目めるんちゃんを讃える彼女。そして今まさに20代目めるんちゃんと出会って、ああ、ずっと会いたかった、その思いが叶った! いや、この展開、やられました、やりすぎとか思ったの、ほんと、申し訳ありませんでした。で、ここで次の展開への布石ですよ。のどか、花凛と一緒にお土産を買うことになって、そして花凛から贈られたふたつのサケのストラップ。離れて暮らしているお兄ちゃんが帰ってきますようにとの願いをこめて鮭。って、切り身なのはどうだろう!? でも、ほんと、この展開はよいよ。花凛は、豊と再び出会った時に、この切り身を目にするわけです。ああ、その時彼女はどう思う? いやほんと、期待させられますよね。

『はじおつ。』、向日葵の告白ですよ。ついに決意した。悟をメールで呼び出して、けど悟は勘違いしているんです。最近様子のおかしい向日葵。自分がなにかしたのか? 愛想尽かされたのか? 不安に思って、けど、そんな彼に、状況を知っている乙木がいう。まずはきちんと相手の話を最後まで聞くことだ。ああ、いいこといったよ! 大抵、ラブコメってやつは、独り合点の早合点でもって、話がこじれるもんな。だから期待したんだよ。うまくおさまってくれ。そう思っていた。けど、思い詰めた向日葵。ああ、長い沈黙の後に告白はじめて、これまでのこと、はじまりはただの度胸試しだったと告げた。自分のやったこと、その罪を知ってるがために、自分に罰を与えないではおられなかったんだろうなあ。馬鹿だなあ。けど、なんていじらしいのだろう。今は悟のことを好きになっている、そのことを胸に秘めて、涙ものみこんで、しっかりと謝ってみせて、傷つきながらも立ち去る悟を見送った……。ああ、向日葵の番が終わった。けど、こうなったら次は悟の番だろう。じゃあ、彼に思い切らせるきっかけは!? 誰かが介入してくる? ほんと、これは見事な山場で、次の展開を思って心がざわめく、そんな状況になりましたよ。

2014年1月23日木曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年3月号

『まんがタイムスペシャル』2014年3月号、昨日の続きです。

『ナースドールまりあ』、ナースコスプレまりあさんですよ。ふたりで歩いていたら、デート中と勘違いされた。慌てる四郎なんですが、まりあはなんとも思ってないんだろうな。意識してるのは自分だけか。そんなこと考えていたら、まりあの内心ですよ、ああ、まりあも少しずつ変わっていってるのか。心の成長というやつなのか? 気持ちは少しずつ変わって、けれど意識がまだ追い付いていない。いつ自分の気持ちに気付くのか、そんなふたりを見守るえりなと山岡なんですね。けれど、その日がきた時、四郎は、まりあはどうするんでしょうね。

『アテナの初恋』。アテナというと、どうしても戦の女神と思ってしまうんですが、そもそもは知の女神でありますね。というわけで、家にはたくさんの蔵書があって、さながら図書館のよう。皆から興味持たれるんですが、アテナは貸すのはかまわないけど、家にこられるのは困るというんですね。なんでか。男みたいな部屋だからっていうんですね。だのに、急に押し掛けてくるという、そんな男があらわれて、困ったアテナはヴィーナスに助けを乞う。それでヴィーナス、アルテミス、アポロンがきてくれたんですが、お父さんの書斎とか、サスペンスに出てくる洋館だとか、アルテミスの感想がその都度その都度いい感じです。というか、アルテミス、どんどん可愛くなっていくな。しかし、ヴィーナス、気にするアテナにいいこといってくれますよ。ええ、本ばかりの部屋、それはとても素敵なものだと思います。そして普段着アテナ。あの笑顔。最高でした。自然体の魅力であると思いましたよ。

『メェ〜探偵フワロ』は、フワロ氏にチョコレートが届いたというのですよ。一瞬喜ぶフワロ氏。すぐに冷静さ取り戻して、どうせアーサー宛てだ。いやいや、まさかのフワロ氏宛てですよ。って、またまたー、この展開はあれでしょ? ヴィヴィアンでしょ? そう思いましたよ。思いますよね? でも違ったっていうんですよ! おおう、ヴィヴィアン、崖からダイビング! いかす! ヴィヴィアンのチョコレート、一体なにが入っているのか。ほんと、怖ろしい、まさかの展開にしびれました。しかし、フワロ氏、いつにも増して、いやいつもながら? 必死だったんですが、冷静さ取り戻して、探すのをやめよう。そういったところなど、ああ、ちゃんとした人じゃん、いいじゃん、そう思ったわけですよ。そしてフワロ氏とアーサーの会話も、微妙なんだけどさ、つくづくいい関係だと思います。で、チョコレートの差出人、判明。まさかの曾祖母。ミス・レモンの曾祖母。そして、まさかのアラハン! いやもう、そうか、年上か。ミス・レモンのチョコレート、あれもまた可愛かった。なんか楽しそうで、すごくよかったです。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第3号(2014年3月号)

2014年1月22日水曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年3月号

『まんがタイムスペシャル』2014年3月号、発売されました。表紙はバレンタインデー、チョコレートを用意して、けれど渡せない? 素直になれない? いや違うのか、これからいよいよ渡そうとしているのか! そんなリコとマキであります。ふたりともに顔を赤くして、これは寒さによるものではないだろう。ええ、リコ、マキ、ちょっと違った表情、それが美しい。大変に魅力的です。そして『メェ〜探偵フワロ』、う、おおう、フワロ氏か……。少女漫画チックに偽装して、おおう、おおう、言葉にならないです。

趣味じゃない園芸』、コスプレで園をアピール、そうした試みをテレビで見て、その気になった蘭々。しかし園のトラウマ、コスプレの舞台として提供したい、その気持ちがすっかり空振り、片思いに終わってしまったっていうのが泣けます。今回の植物にまつわる話、節分でしたね。豆、けど昔は米とか麦も使われた、って、へー、知らなかった。稔るものが鬼に害をなすのかな? 炭というのも初耳でした。クリスマスと節分に共通する植物、ヒイラギ、へー、日本のと西洋のと、全然違う植物だったのか。知らなかった。そして最後に蘭々の希望がかなえられる、ちょっとだけ。これ見て、蘭々、愛されてるじゃん。ええ、そんなこと思ったんですよ。

『ピンポン☆ブー』、退学とクイズ研の創部を賭けて、理事長とクイズ対決ですよ。イントロクイズ「ファソラシ・ドン」。おおう、懐かしいもの思い出されます。何なんだあのマスクとか、もうめちゃくちゃ面白くて、しかし高校生たちは知らんのか。知らんのか……。これ、次から次へと部員が討ち死にしていって、最後に残ったのがあやや。ということは、これまでまったく光の当たってなかった彼女、大活躍の巻か! いやもう、次回、刮目して見よ! でありますよ。

『みずいろミュージアム』、評判いいのかな? 水族館の新人スタッフ、岩井沙夏奈を通じて知る水族館の仕事。調餌っていうんだ。魚の種類それぞれにあった餌を用意する。沙夏奈のが手際がいいっていうんですね。そしてたたきこまれる最も基本で大切な仕事。掃除、掃除、掃除っていうんですね。いや、まあ、そうだろうなあ。魚と水槽、展示されてるものという意味においても掃除は大切。そしてもちろん、魚の健康という意味でも最重要。なるほどです。しかしそうしたお仕事紹介があって、同時に水族館のロマンも描かれてる。それがよいなって思っています。

『銀河系女子高生ありすちゃん』、ずっと微妙に不思議な女の子、そんな感じだったありすちゃん周辺のこと、ここ数ヶ月、ちょっとずつ掘り下げられて? いろいろわかってきましたね。というわけで、ありすちゃんの髪飾り。あの星がふたつ繋がったやつですね。壊れちゃったっていうんですよ。で、それ、髪飾りに見えてただの髪飾りじゃない。時空転移装置なのです。って、ただの髪飾りではないのはわかってたけど、明確にそういう説明がされたのははじめてだなあ。ゆせがやたらいろいろ取り出すのもこれだよな。ええ、これが壊れると宇宙にも帰れないっていうのだから大変なんですね。壊れた理由はわからない。塩水程度で壊れるものとは思えないけどなあ。ともあれ、直そうといろいろやると、そのたびに不思議なことがおこる。それを見なかったことにするミチコと、異変のフォローをなかったことにしたいゆせ、ふたりの思惑が一致するところとか面白かったです。しかし、なぜ装置は壊れたのだろう。ありすちゃんの気持ちの変化のため? わからない。けど、ありすちゃん、なにか思うところがありそうですよ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第3号(2014年3月号)

2014年1月21日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年3月号

『まんがタイムきららMAX』2014年3月号、先日の続きです。

ご注文はうさぎですか?』は、おお、リゼのお家探訪ですよ。すごいお家! メイドさんとかいる? 期待してたら、なんか強面のお兄さんがいるんですね。すごく紳士的でしたのコマ、ですかいですかいがなんか面白かったです。しかし今回は、リゼの私服、いいですね。他のメンバーはメイドの御仕着せ、千夜の洋装はレアですが、普通に似合ってるので違和感ないですね。というより、友達が家にきたのが嬉しいんでしょうね、ちょっとうかれてるっぽいリゼがキュートでした。城が落ちたり、リゼのコレクションが大変なものだったり、小ネタもいろいろ面白く、そして仲間はずれじゃなくなって、やっぱり嬉しいリゼ。今回は本当にリゼが目立って可愛いエピソードでした。

『ホームメイドヒーローズ』、おおおお、話が動いてきましたね。ぴんくがアイドルデビューですよ! って、違う! そっちじゃない! 本編ですよ。なんか最近悪夢を見るの。そういう話題が出て、いつもながらのシビアな現実志向解釈で、敵組織の陰謀だとかなんだとか、そうした夢をくじきながら展開していくのだろう。そう思っていたら、おや、なんか違うっぽいぞ! なんだろう、ホウキに乗ったその姿、み、見覚えがないな、だ、誰なんだろう。いったいなにがどうなるか、想像もつかないな。いや、けど、まさかの展開? いやもう、こういう展開は予想もしてませんでした。そうだよなあ。徹底的に現実路線、そんな漫画だったけど、よくよく考えたら幽霊がいたり魔女がいたり、そんな世界だったんだよなあ。いや、まだ魔女かどうかわからない。うん、わからない。次回に期待だ!

彼氏ってどこに行ったら買えますの!?』は雪村さん、大活躍ですよ。哉ちゃんのために参考書を買いたい、そういうみすずに付き合って書店にいくのですが、亜梨香に対しナチュラルにセクハラとか、いやもう、やりたい放題であります。素晴しい。で、雪村さんと亜梨香の立場逆転ですよ。ああ、そういえば亜梨香のお母さん、流行作家でした。山田ジャスミン。あ、お母様の本ですわね。ナチュラルに立場逆転して、あの嬉しそうな雪村さん。で、雪村さんまで哉のことラムネ野郎っていうんだ。いやもう、雪村さん、いかします。

『アリノスワンダーランド』、たかみん、ナカちゃんの関係も、また描かれるようになってきましたね。ルリの高校時分の後輩。それがナカちゃん。今のところは互いにその存在に気付いていない。でも、たかみんを仲立ちにしていつか、今にも再び出会いそう、そう思わせるところあって、じわじわ期待させられるんですね。突然やってきたナカちゃん、なんだか自由そうな、それでいて活発なお嬢さんで、うん、魅力的。ええ、なかなかにいいキャラクターが揃ってきた、そんな感じですよ。

LSD — ろんぐすろーでぃすんたんす』、冬休みなんですね。浅見さんのお宅でクリスマス衣装、皆で集まって新入生を呼び込む策を話し合おうっていうんですね。最初は、長距離ひとりでも平気、そんなこといってた辻ちゃんが、雰囲気に飲まれたか、酔ったか、寂しいに決まってるでしょ! いきなりの本音トークですよ。泣いて笑って、先輩の留年を期待する。けどこうしたコミカルな展開に、しっかりこの漫画のテーマ、タスキを繋ぐということを盛り込んできましたね。新歓ビデオを撮ったりしながら、わいわいと明るく、けれどもう引退、受験、卒業が見えているんだなあ。ええ、ちょっとしんみりのラスト。辻ちゃんのメランコリーもしみじみわかろうというものです。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第3号(2014年3月号)

2014年1月20日月曜日

『まんがタイムファミリー』2014年3月号

『まんがタイムファミリー』2014年3月号、先日の続きです。

『軍神ちゃんと呼ばないで』、おお、連載になりましたね。読んでたら実際面白いものなあ。順当です。さてさて、今回は初陣にて勝利した虎千代であります。帰ってきてからは、なんかお菓子づくりにハマっているようで、なぜかというと戦場のゴハンはおいしくないから。兵糧丸。雑だったって、まあ、見るからにそうだろうなあ。しかしそれで越後銘菓を作ってしまう。甘いというのは、当時であれば最高の美味だったろうなあ。ほんと兄様とのコミュニケーション失敗もいい感じ。ええ、可愛い妹ですよ。

『ダ・ヴィンチ系女子高生』はクロナカ、マイ・エンジェルでありますよ。なるほどなあ、戦国時代に甘味が美味なら、ルネサンス・イタリアにおいては牛乳に果汁が豊かさでありましたか。君よ知るや南の国。フランチェスカがみどりをレオナルドとくっつけたい理由が、見事に自分のためでナイスでした。明るくて行動力のある魅力的な人。かと思えば、ルネサンス風クロナカ、これは素敵。今回は、みどりの未来人としての知識、それが生きて、レオナルドの誤解を解いてみせた。けどかわりにレオナルドの変な人感は強まった感じがしますね。変人レオナルドがみどりとの対話でもって、ちょっとずつましになる話なのかな? ともあれ、ヤングレオナルド、いいですよ。

『本の町の看板娘』、面白かった。豆本の話。お客さんから豆本をもらって、嬉しいみすず。それで興味を持って、いろいろ調べる、自分でも作ってみる。その意欲というか、熱意、のめり込み具合が実によくって、静かだけど、コツコツ静かに熱を高めていく、そんな子なのかも知れませんね。それでできた豆本。お客さんのアドバイスどおり、見せてという蘭花さんに触らせない。あのみすず、やたらめったら可愛くてよかったです。

『2倍まもります!』、おおう、会長が可愛いなあ。会長はヘタレの公平のことが好き。そのヘタレっぷりを堪能したいがために、手伝いを頼む、あの期待に満ち満ちた表情! 輝いてますね。しかし、会長、公平に誤解されてしまう。館岡副会長とつきあってるんだ。いや、そんなことないんですけど、公平の言葉、似合ってますねを髪飾りのことと勘違いして、あの嬉しそうな会長。夢のようとドキドキしてる会長。怪我した手、それを握られて真っ赤になる会長、抱き寄せられたかたちになって、死にそうに赤面する会長。最高だと思う。もうほんと、最高だと思う。素晴しかった。超見事でした。保存版だと思います。

『火消しなでしこ』、これ地味ながらも面白いですよ。住吉梢の消防学校入学式。しかし、のっけから厳しいんですなあ。遅刻厳禁。連帯責任が発生して、全員腕立て30回。うむむ、きついな。本当にこういうことがあるのかは知らないし、ちょっと前時代的とも思う連帯責任だけど、チームで動いて、一歩間違うと死人も出かねない職場だものなあ。規律がなにより重視されるということもあるのだろうなあ。消防での返事は「はい」ではなく「よし」。へー、そうなんだ。でっかい茶碗におののき、制服に喜ぶ梢。思わず顔もゆるんでしまう。ええ、憧れの消防士への道を歩んでいる。そのことが嬉しくてしかたないといった様子は、見ていてなにか引き込まれるような魅力がありますよ。

『かしこみかしこみ』、すごくよいですよ。今回はラーメン屋さんの立て直しを手伝います。まずはビラ配りから、そういわれるのだけど、まずは片付けでは? ムクに指摘されちゃうんですね。どうも店主が変わりものみたい。雑然としてる方がおいしいラーメン屋っぽいだろ? でも近所の人からは、もう潰れてる、片付いてないし、なんて思われてて、いやはや前途多難そうです。ラーメンも、おいしいんだけど既製のスープを使ってる。それをなんとかしようと頑張るムクに山椒、それからナツメ。その姿を見て店主もやる気出していくんですね。いろいろ駄目そうなところ改善していくことで、店主の気持ちが前向きになっていく。店にお客さんもくるようになって、そして最後にまたお願いですよ。ああ、いいお願いでした。食べにきてもらうのが一番のだらけ防止。皆の嬉しそうにラーメン食べる様子。それ見て初心に立ち返りすっきりと気持ちを改めた店主。ほんと、いいお話でした。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第3号(2014年3月号)

2014年1月19日日曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年3月号

『まんがタイムきららミラク』2014年3月号、先日の続きです。

『アンネッタの散歩道』、ほんと、これよいですよ。お茶の話。故郷から持ってきたお茶を切らしてしまった。アンネッタへのお土産の分を残すんだと我慢しているメイヴ。本当にお茶が好きなんだな。故郷の皆でお茶を摘んだことなんか思い出して、ちょっと故郷恋しかったりする感じですよ。と思ったら、モリーがやたら元気がないんですね。はっ、これはホームシック!? メイヴは彼女のことなんとか元気づけたい、そう思うんだけど、モリーの好物を思い出せない。ええ、長く一緒にいた友達のことを改めて思う。話して、そしてわかりあう。ああ、モリーはメイヴを心配していたのか。この展開は、ちょっと予想外。嬉しく思える、そんなエピソードでした。そして、ダブリンのアンネッタですよ。ホームシックのメアを元気付けよう。そんなアンネッタの心配り、ああ、こちらでも長く一緒にいる大切な人のことを思っている。ほんと、この見せ方、この展開、素敵だなって思いましたよ。

幸腹グラフィティ』は、なんと、リョウのお母さんが突然やってきたというんですね。あの大汗をかくリョウ、どんな驚きようなんだろう。しかし、お母さんを恋しがっていたリョウですよ。きりんの前では、そうした様子、前面に押し出していたというのに、お母さんの前だと、心配させちゃいけない、ぐっと飲み込んでしまうんですね。この子もまた不器用ものですよ。そして、その不器用はおそらくは母に似たんでしょうね。自分のことを求めない娘を前にして、自分の価値に迷う。リョウには自分はもういらないんじゃないか。不安や心配を飲み込んでしまって、面と向かっては問えない。ええ、似たもの母娘なんだと思わされましたよ。けど、だからこそ、あの鍋焼うどんでわかりあう。自分の気持ちを素直に表す、その展開、よいものでありました。

『ゆずりはコーポレーション』、ゆずりは頑張ってるなあ! 仕事を知るため、バイトをやってみる。亜紀乃先輩の家、ラーメン屋でバイトして、それから会社設立についてを学ぶというんですね。定款の作成。おおう、想像以上に本格的だ。100%自己資本とか、なるほど、資金調達については考えなくていい。だから必要なのは、あれとこれとそれと、と、いやもう、結構勉強になるな。会社なんて起こしたことないからな。さてテーマはもうひとつ。彩音が、取り決めたはずの事業目的、それを変えたがってる。なぜか? 試しにネットショップを利用して販売してみたら、売り上げがさっぱりあがらない。不安になって……。ええ、この動いてみる、試してみる、その結果をもって考える。それが後ろ向きにさせたりもするけれど、とにかくそれぞれが考えて動いて、話して、再び歩き出す。ええ、ほんと、よくできてる。彼女らの頑張りが見えて、それゆえに読ませる。いい漫画だと思ったんですよ。

『ワケありずむComplex』、いいですね。繭子はじめての金縛り。それ、金縛りじゃないから! 幽霊がなにか悪さを? そうした問に、心の中で人間の方と答える繭子がおかしかったです。小巻と同室だと、金縛りにあわされて眠れない。だったら幽霊と同室の方がまし? はやくもそう思いはじめている繭子ですが、ほんと、小巻の寝相、よっぽどなわけですね。学校がはじまったら、繭子の部屋にいたスケバン幽霊も登校するっていう。クラスでは、新しいお友達、北条南に武者小路姫子、どちらも個性的。そして担任の谷田先生。ぱっとしないおっさんなんですが、ああー、スケバン幽霊、彼女が待ってたのこの人なのか。同級生だったのか。恋ですか! 恋ですね! 人も幽霊もそれぞれワケあり。ああ、なんか面白かったな。なんか人好きする人たちです。

寄り道ファミリ』、お父さんが眼鏡を買いました。わあ、素敵! なんて素敵なんだ! 扉の史夏、夕希もナイスです。けど本編はコタツであります。史夏の部屋、宿直室には掘りごたつ。新しいコタツ布団を買って、準備万端。そうしたらすっかりさな子が堕落した。放課後、さっそくコタツイン。試験勉強そっちのけで寝る。史夏もつられて寝る。家族と暮らしていた頃の夢を見たりして、なんか懐かしい感じ。ちょっと悪夢っぽい展開もそれっぽい。ええ、コタツってそんな感じになりますよね。そしてさな子。コタツにこもって、出るに出られないところ、お父さんにしてやられる。そのなんでもないコタツ日常、それが不思議と微笑ましくて、なんだろう、これもコタツの魔法なのやも知れませんね。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第3号(2014年3月号)

2014年1月18日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年3月号

『まんがタイムきららMAX』2014年3月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』、ってなにこれ!? 素晴しい! 妹たち揃い踏み! 皆、それぞれに眼鏡をかけて、くつろいでいる。その雰囲気、そして表情がすごく魅力的。チノのちょっと驚いたような顔、メグの穏やかに落ち着いた表情、その笑みも魅力的なら、真ん中の一番前、うさぎのぬいぐるみ? 抱き枕? 小脇に抱きながら寝そべっているマヤですよ。片手にチョコレート菓子、ペロリと見せた舌、上目使いのその笑顔、いやもう、三人ともに皆それぞれ可愛いのですが、マヤ、すごい威力でした。セーター、ショール、フード、湯気をたてる飲み物、結ばれた髪。そうした小物、ひとつひとつも多くを物語る、そんな素敵な表紙であります。

今月のMAXは新作ゲスト多めですよー。なので今日はゲストのみ、って、いやほんと、多いな! 頑張らないといかんな!

『水月堂のふたご雨』、これまで別々に暮らしていた双子が、これから一緒に生活することになりますよ。なんかお母さん、あっけらかんとした感じでそんなこというんですが、困ってるのがお嬢さんたち。藤宮つゆりと藤宮しずく。つゆりは、自分の母親、なつほのことを叔母と教えられていたみたいだけど、実際のところ、なつほ、しずくとは初対面みたいです。喫茶店をやっていた。けど経営不振でもう営業はやめていて、けどしずくはコーヒーをいれるのが得意? ということは、いつか復活とかあるんでしょうか? 人見知りで、けど本が、物語を読むのが好きなつゆり。彼女の書く物語、その魅力なども描かれて、ぶつかりながらも仲を深めることができたふたり。こうしていろいろな問題を解決して、進んでいく、そんな話だと嬉しいな、そう思いましたよ。

『めぐるめぐって』、お母さん、面白いな。男に頼らず生きる、そういい続けていた母親が再婚するという。その相手というのが女性で、おおう、いいじゃん! 母さん! その決意、その割り切り、実に応援したい! といいたいところだけど、メインは息子ですね。巡。母親の再婚で、向こうのお嬢さん、双子のお嬢さんと一緒に暮らすことになります。あの、写真見せられてイチコロ、見事にチョロい巡。下心全開の息子にひく母親。これはおかしかった。キメェって、あんたの息子ですよ。しかし向こうのお嬢さん、環に鈴は男嫌い。だから巡は女に化けていなさい。娘のめぐるとして暮らしなさい。絶対無理、いろいろ思いながらも、結局は環、鈴の魅力に負けてしまうというチョロさ。しかし、同居で女装暮らしとか、なかなかハードな状況。どう切り抜けるものか、興味深いです。

『きさまのまなざし』、器械の物件です。おう、なんかまたタイトル違うぞ、月替わりなのか? ともあれ今回は、目つきが怖いせいで誤解されてきたお嬢さん、畏ヒルミの物語。いろいろあって、今ではすっかり皆と友達、しあわせです! おわり。おわりって! いや、終わったのはヒルミの物語ね。ここから、ヒルミと誘木ショウコの物語ですよ。見た目がエロい。けどそれは見た目で誤解されてるんじゃないか? なら、同じ境遇を乗り越えてきた自分こそが彼女の理解者たりうるのではないか、暴走するヒルミですよ。思い込みだっていう、その一人相撲感、面白かった。あのショウコに話しかけて、手をぐりぐりされる、あの場面とかちょっと絶品。自分の勘違いに気付いて落ち込むヒルミもキュート。あのくだくだしい男子、きもッって! ちょっと勘弁したげてください! 彼も面白かったですよ。で、これが次号から連載? それとも連載でも内容は月替わり? わからぬ……。わからんが、いや、でも連載は嬉しいですよ。なんだかんだいって、ここ三ヶ月のゲスト作、どれも面白かったわけで、だからどれがこようと、なにがこようとウェルカムであります。

『迷彩JK』、迷彩セーラー服の女の子たちです。って、陸上兵力? それとも海兵? 謎だ! 謎の制服だ! 飯盛こばちが転校してきた学校は、普通の学校とはちょっと違うみたいですよ。寮? 部屋の扉を開けたら防爆スーツがお出迎え。マニアなの? マニアの子なの? と、そういうわけではないみたいですね。登場人物は、山野辺あいみ、シンシア・フロスト、潮田みちお、そして大河内早苗先生。やたらミリタリー色の強いこの学校は、国防のために軍事を教えている模様です。給養員になれたらと思っていたこばちは、指揮幕僚科に決まったとやらで、ええ、指揮官候補生であります。まだこれと物語が動いた感じはなく、だから本領はこれからかも。そんな感触でありますよ。

『歴史迷子な少女たち』、卑弥呼との同居ものでありますよ。拾った古文書? 歴史の本? それを見てみたら、どうも卑弥呼と読めた。この本、卑弥呼を、というか昔の偉人を? 召喚する本かなんかなのでしょうか。卑弥呼が本から出てきて、戻れなくなってしまった。かくしてなつめの家に居候することになった模様です。偉そうで、けどまじないで雨を降らせるなど、結構な実力者。ちびっこくて、偉そうながらもあかんたれで、なつめにうまいこと操縦されてる。そんなちびっこ卑弥呼が可愛い、といった感じであります。

『ギャルと乙女と魔法使いなわたし』、なるほどなあ、ギャルゲーと乙女ゲーから、それぞれ登場人物を召喚した、そういうタイトルでありますか。主人公しいなは魔法使い。使い魔を召喚するにあたって、ギャルゲーと乙女ゲーを使ったものだから、ギャルゲーからは妹役のヒマリ。乙女ゲーからは兄役のユウが呼び出されて、けれどなんだか相性がよくないみたい。なので、買い物を命じて打ち解けさせよう、そう思ったけれど、うまくいってる? いってない? ユウはなんだかんだで親切だし、ツンデレ気味のヒマリは、それはそれで感謝してる? デレかけてる? ところどころに、それぞれのゲームジャンルのお約束、典型的な展開などをちりばめながら、ひとつのエピソードを盛り上げて決着させて、過不足ない導入。そんな感触得ましたよ。

『幽霊部員もょ子さん』、幽霊部員がいるオカルト研究部。その幽霊部員というの、比喩やなんかでなく、本当の幽霊というんですね。もょ子さん。見事に足がなくって、けど可愛いな。仮入部の折冷ぽぷら。部長の大原。もょ子は幽霊なので頭数に入らず、ゆえに部員不足でオカルト研究部は存続の危機。入部しないと呪わせるぞ、物騒なこという部長です。幽霊部員もょ子は、幽霊としては不完全だそうで、壁を抜けたりはできない。自分は駄目かも、そういうもょ子に、大丈夫、しっかり怖いわよ! 勇気づけるぽぷらとかおかしかったです。もょ子、ぽぷらの入部に安心してあの世にいくという。ああ成仏か、そう思わせてそうじゃなかったという肩透かしはよかったと思います。これ、続くとしたら、まずはさらなる部員獲得を目指す、そんな感じになるんでしょうか? そんな気がします。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第3号(2014年3月号)

2014年1月17日金曜日

『まんがタイムファミリー』2014年3月号

『まんがタイムファミリー』2014年3月号、発売されました。『ぽちゃぽちゃ水泳部』がメインの表紙。カツ代がボウル一杯のチョコレート手にして、今まさにバレンタインデーのチョコレート作っています、そんな雰囲気。表紙のあちらこちらにいる、ちびっちゃくなった部員たちが可愛くてナイスです。そして『ひかり出発進行』。ひかりが作ってるのは、電車モチーフのチョコレートケーキ。うむ、これもナイスです。

『純情小町』、よいなあ。ああ、先輩たちが卒業ですよ。寒い日には、風炉がいいですよって。しゅんしゅん音を立ててお湯がわいてる。その暖かさ。お茶もたてて、そのくつろいだ感じ。ほんと、素晴しいよ。そう思ってたら、部長がお餅を焼き出した。砂糖9:醤油1とかやるんだ。砂糖とかつけたことないなあ。ほんと、ぜんざい、レトルト? を茶釜で温めたりとか、結構なやりたい放題。荒れる綾鷹さんが実にナイスです。しかし、これからですよ、先輩たちも卒業してしまう。ちょっとしんみりしちゃって、ふたりともに進路、決めてるんですね。思わずぽろぽろ涙をこぼしたゆっきー、憎まれ口みたいなのきいてますけど、でもそうじゃないよな。ほんと、いい子だよなあ。ほんと、そう思いますよ。うん、いい子、いい仲間です。

『ゆーたいプレイ』、寝ると幽体離脱しちゃうゆきちゃんと、彼女に振り回されるタケちゃんの話。今回は公園の幽霊に会いにいく話なんですが、そしたらそれが小さな子供なんですね。公園についたとたん速攻で寝て、幽体離脱、それで遊ぶっていうんですが、 特に成仏とかなんだとか意識してる風でないゆきがいいですね。ただどんな子か気になる。それで一緒に遊びたい。そうした興味が先に立ってる。女の子の生前の話とかもあるんですけど、ゆきのこうした性格が湿っぽさとか成仏させるためにみたいな義務感を払拭して、楽しさが強く感じられる。幽霊ものなのにすこぶる明るい、よいなって思いました。あのラストの幽霊のセリフ、あれもよかった。ええ、明るさがまぶしいです。

『教壇のポラリス』は、天文同好会の皆で海ですよ。天川先生、海鮮丼に負けちゃってね、ああ、北海道だもんなあ。きっとおいしいんだろうなあ。ええ、先生の気持ちもわかります。で、扉です、扉。わお、びっくり、超美人。素敵、素敵ですよ。本編でも、ひきつってみたり、焦ってみたりと表情豊かで、いやもう、可愛いよ。もちろん生徒たちも魅力的なんですけど、それを上回る可愛さを先生が発揮してる。そう思います。けどそれだけじゃなくて、生徒たちは遊びだけじゃなく、自分のやるべきことちゃんとわかってる。先もちゃんと見てる。それを見守っていればいいんだ。ええ、ほんと、迷いながらも先生として成長していく。そうした描写、展開が実にいいと思ったんですね。

『地味なコ、派手なコ』、おおう今回はなかなかの新展開。西條サンが、なんと千草とじゃなく、先にひとりで帰っちゃうんですね。なにか用事があるのかな? そう思ったら、おお、千草の弟千蔓と、その友達良樹に聞き取り調査するためだったっていうんですね。良樹は千草のことが好き。ええ、どこが好きなのか聞こうっていうんです。優しいところ、私も優しいわ! 頼りになる、私もね! 料理も上手で、私もだわ! なんて可愛いんだ、西條サン! いや、でも、ほんと、どうして私じゃダメなの!? って、切実だなあ。そんな西條サンに、西條サンは西條サンだから、良樹の言葉ですよ。ああ、うん、そうなんだよ。千草みたいになりたい、そう思ってきた西條サンだけど、西條サンと千草は違うんですね。けど、それは、千草も魅力的、西條サンだって負けず劣らず魅力的、そういうことだって、ああでも、西條サンはそうは思えなかったんだなあ。ここで衝撃発言、西條サン、地味活をやめるっていう。ああ、これは、もしかしたら? 自分の魅力、自分らしくあっていい、そういう結論に逹したの? わかんない。わかんないんだけど、そうだったらいいなあ、そう思うのですよ。

『宅飲み残念乙女ズ』、めちゃくちゃ面白いな。バレンタインデーの話なんですけど、自分たちでチョコ作って、誰かに贈る、そういう話にならないところがいい。グリっちが職場で大量に貰ってくるチョコレート、それを目当てにしてるっていうんですね。男前女子グリっち、意識せぬまま女子を落としまくるっていう。学生時代の勇姿。あの、ゆみみの思い出話、詰め寄られたとかね、めちゃくちゃ面白い。会社の子にこっそりインタビューっての、もう最高だと思う。虜だのヒーローだの、いや、せめてヒロインっていってあげて! もう、このグリっちのかっこいいところ、がんがん描かれて、いやもう、素晴しかったです。最後の、いつの間にか貰ってたチョコレート、これもまたいいじゃありませんか。最高でした。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第3号(2014年3月号)

2014年1月16日木曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年3月号

『まんがタイムきららミラク』2014年3月号、発売されました。表紙は『桜Trick』、優と晴香がお菓子にまみれています。大きな箱が開いたところに、ケーキ、ドーナツ、キャンディーと、たくさん飛び出して、その真ん中にふたり座り込んで、ひとつのクッキーを一緒にくわえて微笑む、その表情、やけに色っぽいと感じさせられるのでありました。ふたりの寄り添うようにしながらも、ぴったりくっつくわけでなく、けどその触れ合う指、頬に一層の熱を感じるのでありますね。

今月はゲストが多いですね。ということで、今日は初登場ゲストを取り上げてみます。

『コナツトコナツ』、常夏荘なるアパートに入居した女の子、神楽坂小夏が主人公。なるほど、小夏常夏であるんですね。玄関先で、入れない、そう思っていたら、なんとオートロック。まさかのオートロックなんですね。入り口を開けてくれたのが、あきらさん。自室である201号に入ったら、眼鏡のお姉さんがコタツにあたってて、この人は梶浦冬華さん。なるほど、名前が春夏秋冬になってるのね!? ということは、残るひとり、小夏の叔母さん。大家をやってるんだそうですが、この人が春だな。そう思ってたら、なんか着ぐるみに入ってる……。不思議な管理人。その謎をあばくべく追ってみて、そうしたら叔母さん、小学生でした。はるる。見た目ちっこいけど大人とかかと思ったら、そういう路線ではないみたい。とりあえず住人会議で小夏が下っ端と決定して、ええ、なんかお姉さまたちやちびっ子大家に使われる? そんな話っぽい。あのデフォルメされた顔、可愛くっていいですよ。すっきり整理された感じも、また期待させてくれます。

『秘密のアイドル!』、なるほど、顔出し厳禁中学生アイドル。Filos! ってどんな子だろう。クラスでも話題になってるんですが、ちびっ子の心音、地味で目立たないこの子がFilosのひとり、Cocoだっていうんですね。相棒も同じクラスにいて、七海。身バレを怖れ、収録にいたっては緊張して、ちょっとネガティブな心音と、そのまったく逆の七海。あっけらかんとして、身バレを怖れない。そんなふたりの、一緒にアイドルとしての活動、頑張っていこうという支え合いのストーリー。なかなか悪くないじゃない。絵もきれい、読みやすいし、キャラクターもわかりやすい。なにより楽しいのがよかったと思います。

『ふぉーかす!』、タイトルからもわかるように、カメラもの、写真ものでありますね。遠方の祖父から贈られたカメラ、ライカのM3、おおう、レンジファインダーか。貰ったのはいいのだけれど、使い方がわからなくて、適当に触っていたら底が外れてしまったっていうんですね。壊してしまった……。ショックで取り乱す飯塚マリー、そんな彼女に声をかけたのが百道さよこ、写真部のお姉さんだったんですね。とりあえず写真部部室に連行して、星野ゆかりとともにマリーにレクチャー。この過程、『ミラク!』のページ数の多さ、それが生きていたなと思いました。ライカM3にレンズはズミクロン50mm F2。さよこにフィルムカメラのよさを語らせ、フィルムについて、装填の方法について、そして露出からレンジファインダーの焦点合わせについて解説していく。まさか単体露出計とかまで出てくるとは思いませんでした。懐かしい。けど、これらがないと露出決められんよね。というわけで、とりあえずひととおりの解説を終えて、ここから撮影に出るという展開、それを全部きっちり1話に収められるのは強みだと思いました。ええ、写真を撮るために、日頃なにげなく見過しにしている風景、それをしっかりゆっくり見回して、気付かなかったことに気付き、向きあっていく。そうした描写は魅力的でした。いえね、私も写真を取りますけど、ほんとこうしたこと思ってカメラを手にしたわけですよ。フィルムはPROVIA 400Xかな。感度を間違えたというの、ISO400のフィルムをISO100のつもりで撮ってしまってたってことでいいのかな? 感光しすぎて真っ黒で、って、そこまでいかんよな、って、いきなりリバーサルとかきついよ! けど、ポジだからこそ、あの一枚だけきれいに撮れていた夕日、あれが映えるんだろうなあ。かくしてマリーは、写真部に懲戒採用されることになって、ええ、彼女の写真との向き合い、どのように被写体に出会い、それを切り取っていくのか、その展開、期待させられます。

『制服デイズ』、喫茶ブラジルの娘、鈴木栞は、自分にはスカートが似合わない、そう思い込んでジャージ登校決め込む女の子。5歳の時、スカート似合わないって男の子にいわれて、それからずっとスカートを拒否してるんですね。ボーイッシュで、ちょっとうかつ? けど、繊細な子なんですね。遥はそんな栞のことが好きっぽくて、でもって、そんな栞を早倉と取り合うことになる? 早倉は、毎日日替わりで違う制服を着てくる変な子で、そんな早倉に栞が見初められたのは、そのスタイルがため。控え目な肩幅、美しい太もも、それらすべてが制服に完璧マッチ! いやほんと、偶然喫茶ブラジルにやってきて、店番している栞と遭遇。無理矢理制服着せて、しかしこれで見事に遥と敵対。けど、遥は遥で制服姿の栞に興奮。大変なふたりに好かれてしまったものですよ。

『やるきぬくもり』、夏休みも終わろうという頃、真森のアパートをたずねた温乃が見たものは? 夏だというのに、コタツにヒーター、エアコンまでフル稼働させている真森の姿でありました。休み中、ずっとだらだらしてたら、やる気の低下とともに熱意が失われ、それにともない体の熱さえ下がっていってしまった。すっかり冷えてしまって、結果、寒くて暖房が必要になっちゃったっていうんですね。そんな真森にやる気を、熱意を起こさせようという温乃の頑張りですよ。というか、真森の暖房部屋に付き合ってる温乃がすごい。鍋とか一緒に食べてるぞ。温乃はやる気はあるけど出来が悪い。対して真森はやる気はないけど出来がいいみたいですね。宿題で釣るのに失敗して、ゲームでリベンジ。うまいことやる気を引き出せた!? そう思ったら、全部のやる気がゲームに向かってしまって……。なかなかうまくはいかない模様ですよ。

『はじめようSKR!』、SKRってなんだろうと思ったら、商店街活性化連合なんですね。冒頭に舞台となるウサマートの説明があるんですが、町の人口から売場面積、一日の平均客数、月次売り上げ、とうとうと読み上げられて、おおう、この数字の具体性にやられました。妥当かどうかはわからんのだけど、こう自信たっぷりだと、そうなのか、なるほどと飲み込んでしまいます。けど、そんなウサマートは現在ピンチ。郊外に出店してきた大型スーパー、ニャオスに顧客をとられてしまって、大変なピンチ。プレッシャーに負けてウサマート店長が出奔、結果その娘であるこはる、現役女子高生が店長をつとめることとなったっていうんですね。なんとかしてウサマートを盛り上げたい。ニャオスから移ってきた朝生涼香と、マネージャー藤原、主任の吉祥院さつき。藤原マネージャー以外は皆女子高生? まだまだいたらない女子高生店長こはるを、皆で支え、なんとかウサマートを守り立てていこう。そうした漫画であります。涼香のアドバイスを受けながら、品出し、接客、レジ打ちの特訓? を受け、そしてレジ打ちコンテスト、チェックアウトコンテストでの優勝を目指したりするのかな? 気持ちが空回りしてる、そんなこはるですが、お客さん、皆から愛されてる、そういうところに人情ものの機微もうかがえる? ほのぼの仕事ものといった具合でもありますよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第3号(2014年3月号)

2014年1月15日水曜日

HG 1/144 GN-002 ガンダムデュナメス (機動戦士ガンダムOO)

 ガンダムビルドファイターズ』に、すっかりやられてしまってるわけですよ。ストーリーはシンプルながらも面白いし、長い時をかけて築かれた、まさしく資産としかいいようのない大量のモビルスーツが、あんなのもこんなのも、ええっ、まさかこいつが!? みたいなやつまでドバドバ出てくる様に、毎週の放送が楽しみで楽しみで、ついにはもう長らく作ってこなかったガンプラにまで手を出してしまう始末。ああ、これかっこいいなあ、そう思ったら、やっぱり作ってしまうものなんですよ。というわけで、気になるMSがありました。第11話「ロワイヤル』に出てきたガンダム系機体。しかし、そいつ、どうもスナイパーっぽいんですよ。バイザーといいますが、V字アンテナが目を覆う、そのスナイパーフォーム? がかっこよくって、うわあ、こんなの知らない! すっかり気になってしまっていたのです。

で、ちょいと調べてみたわけですよ。もう、ありがたいといいましょうか、ガンダム好き、ガンプラ好きには熱心な人がいるなあって思わされましたよ。各話の登場モビルスーツをまとめてるサイトがいくつも見付かりまして、画像付きで紹介してくれてるサイト、ああ、ほんとありがたい! スナイピングしてるその格好、間違いないわ。ああ、ガンダムデュナメスっていうんだ。なるほど、『ガンダムOO』。正直、Seed系ガンダムだと思っていましたよ。SeedとOOは見てないから、よくわかんないんですよ。

スナイパーが好きなんですよね。正直、MSでスナイパーって意味わからんのですけど、だって、あんな巨大ロボでスナイピングとか、普通に砲台とか使ったらあかんのかな。そう思うじゃないですか。正直、MSで狙撃するくらいなら、戦艦ないしで艦砲射撃した方が効果ありそうです。といったわけで、サンダーボルトのビッグガンを用いての狙撃は、かなりのインパクトをもって私に迫って、そう、これ! これだよ! ええ、超かっこいいのであります。

とはいいながらも、やっぱり、ロングスナイパーライフルを持って、こう、ぐっと構えて今にも狙撃する! ってところは、たとえその実現性に疑問があるとはいえ、かっこいい! そう思うのであります。そうか、ガンダムデュナメスか。ええ、これはいつか、買っちゃうなー、そんな風に思っているわけですよ。というか、『ガンダムOO』、見てみたいですね。アニマックスでやってくれないかなあ。

2014年1月14日火曜日

日立 オーブン電子レンジ コンパクトヘルシーシェフ MRO-MS7

 最近、パンを焼いたりしています。いえね、新しいオーブンレンジがやってきましてね、選んだのは母なのですが、最近はオーブン料理をすることも減ってるし、レンジだけでもいいんじゃないか。けどそうして機能を限定すると、後から、やっぱりオーブンもあった方がよかったと思ったりするんだよ。かくして、最近は使ってなかったオーブン機能つきのオーブンレンジを購入することに決まったのでした。で、買ってみると、手元にきてみると、やっぱり新しい機械というのは、なんか使いたくなるもんなんですね。ここのところ、オーブン料理が増えまして、ええ、結果論ですけど、いい買い物だった、そんな風に思っています。

このオーブンレンジ。電子レンジ、オーブンともに、スチームを効かすことができるんです。スチーム、最初に聞いた時は熱い蒸気が吹き出して、いわば蒸し料理ができたりもするのかな? そう思っていたんですが、使ってみるとなんか感じが違います。加湿器で、超音波を使って霧を発生させるものがありますが、なんかそんな感じ。ああ、なるほどな。庫内の湿度を調整するためのもんだな、これ。なんとなく納得したのでした。

そんなわけで、焼豚焼きました。

おいしかったです。

焼豚は母が作ったのですが、自分は自分でパンを焼きました。

最近のレンジはっていっていいものか、回転テーブルがなくなってたりして、随分感じが違ってしまってるんですね。ターンテーブルは、電磁波を均等にあてるために必要だったと記憶してるんですが、今はセンサーで温度をチェックして、必要なところに必要なだけ電磁波を向ける? そんな仕組みになってるとかで、ずいぶん賢くなっているようですよ。オーブンの場合は、さすがに庫内全体が熱くなるからセンサーは効かないみたいですけど、何種類もある調理メニュー、それまかせで温度管理やらもろもろをうまいことやってくれてるようで、さっきの焼豚もメニュー調理、パンもメニュー調理、ええ、細かいことは全部レンジまかせであります。

パンはおいしかった。焼豚もです。レンジの説明書後半がレシピ集になっているので、それ見ながら、簡単なものから適当に作っていこうかな、そんな風に思っていますよ。

2014年1月13日月曜日

HG 1/144 FA-78 フルアーマーガンダム (機動戦士ガンダムサンダーボルト版)

 ベアッガイIIIを買い、続いて戦国アストレイに手を出した私は、今、フルアーマーガンダムを組んでおるところです。フルアーマーガンダムといっても、昔懐かしのこいつじゃなくて、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』のあいつでありますよ。いえね、作ろうかな、どうしようかな、迷っていたんですけど、今だと初回限定版、小冊子がついてくるっていうものだから、ああ、買うかあ。すっかり敵の術中なのであります。

サンダーボルト版フルアーマーガンダム、これ、結構な至れり尽くせりであります。シールドは4枚付属、バックパックから伸びるアームに2枚、左右の手に1枚ずつ装備させて、サンダーボルト版特有のスタイル、あれをばっちり再現できるというわけですよ。きれいに仕上げようと思ったら、きっちり合わせ目消して、塗装して、というのがベストでしょうが、色分けがしっかりしてるから、パチ組みにシール、スミ入れペンでの部分塗装でもそれなりの見た目になりそうですよ。

そんなわけで、ガンダムマーカーを買い足しました。部分塗装なら、マーカーが一番手間かからないと思います。

今回は急がず、ゆっくり作っていくつもり。というわけで初日は胴の上部だけ。

今日は頭だけ。

けど、これだけの作業で、それぞれ1時間くらい、いや、以上かな? かかるんですよね。ゲート跡はカッターナイフで削ってるだけなので、完全にとりきれてないのが悲しいところですが、でもこれ、臙脂とか紺とかグレーとか、濃い色だとどうしても白く残ってしまうんですよね。それが小さいとスミ入れペンで誤魔化したりもするんですが、それにもおのずと限界はあるから、やっぱり理想はペーパーできれいにしてから塗装だよなあと思います。

2014年1月12日日曜日

『まんがタイムジャンボ』2014年2月号

『まんがタイムジャンボ』2014年2月号、昨日の続きです。

『おとぎのシソン』は、開幕のっけから先祖返りしてしまってる樹美でありますよ。うさぎの耳つき帽子、中身が入ってるっていうんですね。いやもう、シュールというか、けどばってん口になってる樹美、ちょっと可愛かったです。眠くなると先祖返り。ということは、ずっと眠いのか。先祖返りのこと、知られたらいけない。だから早退させようか。そう思ったら動物園からクマが逃げたという。はばまれてしまって、それで授業に出るはめになってしまった。うさ耳帽子とか、うさぎしっぽとか、妙に好評なのはなんかほのぼので、こういうの大好き。でも先生は許してくれなくて、それをあの手この手で認めさせる。小箱が実に危険な匂いでした。今回の展開、ほんと面白かったですよ。うまいことピンチを切り抜けて、それがなにより面白かったですよ。というか、犬飼先生。先祖返りどうこうじゃないですよね。

ラン様の放課後遊戯』は、またも会長編。節分からめて、会長をひっぱりだすんですね。椿って鬼のようなやつだし。酷い理由! けど生徒会は忙しい。なので、葉沼ちゃんのこと大好きな副会長相田さんを黙らせるため、葉沼ちゃんを置いていくとか、いやもう、見事な人身御供です。豆まきの様子、なんか勝負になっちゃったけど、それはそれでわいわいとして楽しかった。会長との仲も和らいで、ライバルだったかも知れないけど、けど実際はいい友達なんじゃない? そんな雰囲気もあって、よかったです。で、あの落ち。やべえ。いやもう、大好きです。

『テイクアウト!』は、楓様、いいなずけとかいたりして。そうした話を聞いて、いいな漬けなる漬物と思ってしまうこのみがいかします。いいなずけについての説明を聞くこのみ。あの、勝手に決められた婚約とか嫌だという楓が、なんか弱々しくって可愛い。ほんと、すごくいいですよ。で、嫌いな食べ物はないといいきるこのみ、これもまた可愛かったです。今回いいですよね。婚約を断るための予行演習。男友達に恋人を演じてもらうレッスンなども考えて、それでこのみに男装お願いするわけですよ。男装このみ、超可愛いな! でもってメイドさんのどう見ても少年発言。わお、ショックうけるんだ。あの表情ナイスでした。楓の望む質素な暮らしの夢。それを実現する一歩なの? 家庭科部の設立。ああ、なんか面白いことやりそう。そう思ったら、ああ、次号最終回なのかあ。こいつはつくづく残念ですよ。

『オンエア — うるま高校放送部』、ゲスト掲載が続きますね。今回は、放送部の活動、それを描いて、いやあ、なんかだらけてるって賢治が怒ってるんですが、放送部についてのイメージ調査したら、知らないけど多分変な部という評価が結構あるのか。というか、ろくに知られてないじゃん! それで活動内容見直したり、取材活動してみたり、知名度を上げつつ、ちゃんと評価されるような活動もしていこう、前向きに動いてみせるんですね。この動きは、見ていてすごくよかったですよ。なんかわくわくさせられるものがある。ちょっとずつでも、よい方向に向かっていこう。本当に楽しいですよ。けど、乃愛の知名度ががんがん上がって、それで放送部のイメージが乃愛のイメージそのものになってという展開。ああ、乃愛は目立って明るくて人好きする、そんな子だからなあ。ええ、放送部のイメージ改善を考え乃愛にマナー本を渡す。そういう対策も面白かったです。というか、乃愛、あのずれた子、ほんといいキャラクターだと思いますよ。

  • 『まんがタイムジャンボ』第20巻第2号(2014年2月号)

2014年1月11日土曜日

『まんがタイムジャンボ』2014年2月号

『まんがタイムジャンボ』2014年2月号、発売されました。表紙のテーマはウインタースポーツ、『レーカン!』天海さんはスキーのようですね。しっかり着込んで、厚手の手袋。ストックを手に滑走しているところ? あのまとめた髪が風に吹かれて舞う、その感じがいいですね。そして他には、『花の任侠物語しずか』、静花がフィギュアスケートですね。『じょしもん』美々はカーリング、ストーンをまさに投げたところであります。

『凪くんの不運な棚ぼた』、平太郎の暮らすアパートに突然姉さんがやってきたというんですね。スーツに眼鏡、凛々しい社会人お姉さまでありますよ。素晴しい! さて、平太郎のことだから女を連れ込んだりはないだろう、と思ったら疫病神が、子供がいたりなんかもないだろう、と思ったら座敷童子がひょいと出てきて、実にややこしい事態であります。あの、疫病神が関係を誤魔化すためにいとこを騙るところ、あれはおかしかった。そして姉さんの、疫病神の存在を信じてないようで微妙に信じている? その雰囲気も面白かったです。お姉さんに、とびきりの美人といわれてなんか嬉しそうな疫病神が可愛い。好きな人がいるといわれて、姉弟なのに! 頬染める姉さんも可愛い。平太郎の料理を食べて、実家に帰るなという姉さん、ポンコツで可愛い。ええ、いいお姉さんでした。またの出演、お願いします。

乙女ほるもん』、毎年恒例のバレンタインの風景。大量にチョコレートの仕込みをする良介の姿は今年はなく、かわりにチョコ作り講習会を開くというんですね。そこに参加するタマキ。ミミに贈りたい。いや、まあそりゃそうだろう。と思ったら、クリスマスの手編みのマフラー、あれをミミからのプレゼントと思ってる。そのせいで生じる誤解がナイスでした。しかし、今回もミミ、風波さんが可愛くて素晴しい。ミミとタマキ、チョコレート作りで対決することになって、いや、けど、良介、自分に向けられた恋心に対しては鈍いのに、タマキにはしっかりアドバイスして、それでタマキの恋も少しは動き出そうというのだろうか? いや、カワイイなって、良介のタマキへの恋が!? 残念、それはありませんでした。しかし、今回は怒涛の展開でしたね。タマキの背を押して、しかし気が気でない良介に、それでいいのかと迫る風波さん。ミミが地底人であることを知っていると明かし、そしてさらに、自分の恋心も明かして、ああ今度は良介の正念場。どうなる、どう応える? ほんと、これは大変なことになったぞ! そう思ったら、次号最終回! なんだって!? うわー、ショック。けど、ならばこそ良介に注目ですよ。

『びあ充!』、今回は年越しですね。あさひに対する家族のイメージ、それが酷くてよかったです。そうかそうか、友達おらんと思われとるのか。あさひ、キヌと一緒に木林泡店にいくのですが、その手段が人力車だというんですね。法定速度は守ります。って、時速50km出すらしい。車夫、すごいな。蕎麦うって、ゆでて、食べる。そんな大晦日。いいなあ。慣れてなくとも、きっとおいしくできてる、そう思いますよ。そしてビール。この漫画は、ビールがないとはじまりませんよね。今回はホットスタウト、スタウトビールを温めて、砂糖とシナモンを加える。ああ、これはおいしそう。ドイツでは、結構温めたビール飲むらしいですよね。ワインだったらグリューワインであります。これ、ほんとおいしいんですよ。ええ、ホットスタウトも飲んでみたいですね。しかし、これですっかり酔い潰れて、初日の出を拝めず。けど、こうであってこその彼女らという気もしますよね。

『桜乃さん迷走中』。お年玉につられて正月に帰省した桜乃さんだけど、そのお年玉が罠だったというんですね。父の策略。自分ではさっぱりわからんスマートフォン。そいつを買うのに娘の力を借りようというんですね。どの機種がいいか、わからない。なにか希望はと聞くと、カメラがついてて地図がついてて、シュッシュッって、すごく基本的なところで満足してる! いや、でも、そんなもんですよね。私だってそんなもんですよ。しかし、今回は本当に桜乃父のおかしさが際立っていて、ショップにいったはいいけど、いきなり追い詰められた表情ですよ。娘に選ばせて、契約の段になっても娘まかせ。帰りたい気持ちがものすごい! これ、携帯電話ショップの店員さん、こういうのを具体的に体験してるんだろうなあ。いや、ほんと、大変ですよ。それで帰ってからも使い方をいろいろ聞かれて、いやまあ、これも親孝行でしょう。桜乃さん、いいことなさいましたよ。最後のメッセージ攻め、あれもよかったなあ。向上心のあるいいお父さんだと思いましたよ。

  • 『まんがタイムジャンボ』第20巻第2号(2014年2月号)

2014年1月10日金曜日

『まんがタイムきらら』2014年2月号

『まんがタイムきらら』2014年2月号、昨日の続きです。

『帰宅るまでが学校です!』、葵欠席! 風邪じゃないんですね。前髪を切りすぎた。夏芽にはバカ扱いされてますけど、実際、あの切りすぎにいたる過程がバカっぽくて、いや、けど、こういうのはよくあるパターンですよね。実は自分もこういうタイプです。しかし、葵が休みでちょっと寂しい夏芽っち、部活を休んで会いにいくっていうんですから、これはこれは、ですよ。アイス買ってさ、それで前髪見て笑ってさ、いい友達になってるじゃないですか。まだまだ、つんつんしたりクールに振る舞ったりしてるけど、でも決して本心からそういうわけじゃないってのがわかる。ええ、夏芽との距離、この描かれかたが実によかったです。

すいまさんといっしょ』は、あれれ、なんだかちっこいすいまさんです。男の子たちにいじめられてる? そこに助けに入ったのが、おや、こちらもちいさなユウくんです。これは回想? すいまさんとユウは、こうして昔に出会ってたというのかな。ちょっとやんちゃっぽいユウが可愛いです。すいまさんのこと守って、お菓子わけあって、そして夜の公園、迎えを一緒に待ってくれた。それがすいまさんの思い出なのかなあ。けどそれで風邪をひいてしまったユウ。ユウのこと、眠るよう見守っていたちびすいまさん。それで次に目覚めたら今のすいまさんなんですね。多分、すいまさんの昔の思い出なんだろう。ユウが風邪をひいたことで、思い出したんだろうなあ。この思い出の出来事、これがユウのところにすいまさんがきた理由なら、今後もまた語られたりするのかも知れませんね。

女子大生生活様式』、皆で大学祭。こよの、どうせ焼きそばが3割という暴言、いやあ、いかしますね。はぐれてしまって、ことねとねね組、こよとゆず組で別行動。結構それぞれで楽しんでるのがいい感じ。割り切りのこよ、ことねねねを放っておいてじゃがバター食べるんだけど、食べちゃえばばれないと、ええ、いい割り切りです。ことね、ねね組もそんな感じで、手芸部のブース見つけて、見すごしにできないのがねねですよ。この一貫性、素晴しい。そして意外なことねの表情。ミスコンに出ませんか。そういわれて、自分のことながら驚くことねがなんだかいつも以上に可愛く見えて、ええ、すごくよかったです。しかしこの漫画は、わりとこうして4人一緒じゃないところ描くんですけど、その時々の組み合わせ、それが生みだす面白さ、いろいろ見せてくれるところ、よいと思うんですよ。

『放課後リトリップ』、終わっちゃいましたよ。みなみへのハナの告白。自分は高校生じゃない。ずっと嘘をついてたっていって、それで泣いちゃうハナを、わかったわかったって受け入れてくれたみなみ。めでたしめでたし、なんですが、なるほど、みなみはなんとなくわかってたのか。なるほど、メールアドレスか! ハナの放課後JK活動はこうして終わったわけだけど、みなみが新しい友達ふたりと作った放課後部に謎のOGとして参加したりって、いやあ、なんかいい感じ。あの表情、いいなあ。最後のスーツのハナとセーラー服のみなみが出会うところ、あれ、よかったですね。社会人と女子高生、立場は違っちゃったんだけど変わらず友達。そうした感じがしっかりあって、ちゃっとまぶしい、いい表情であります。

My Private D☆Vはオゲであります。これは期待される! そう思ったら、思った以上のものがきました。中学生くらいの薄い胸板なのだそうです。って、えらい限定してきましたね。小さい系、ああ、体ね、華奢ってことね、そういうのもいいけど、背丈があって胸が薄い、そういうのもいいっておっしゃるんですね。うん、わかるように思います。その年代に特に限定する必要もないんじゃないか、そう思ったりもしたけれど、それは自分の思うところの善し悪しで、この人にとっては、この成長過程といいましょうか、年代特有のあり方が重要なのでしょうね。イラストも確かに大変魅力的でした。あのセーラー着てるお嬢さん、あの子、いいですよね。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第2号(2014年2月号)

2014年1月9日木曜日

『まんがタイムきらら』2014年2月号

『まんがタイムきらら』2014年2月号、発売されました。表紙は『ゆゆ式』、なんだろう、春を感じさせる、そんな表紙ですよ! 中央にゆずこ、両手に唯に縁、手をつないで一緒にジャンプ。三人のまわり、うっすらとピンクがかって、それが春のような暖かみ? 感じさせてくれるんですね。

チェリーブロッサム!』、綱島先輩と大倉山先輩、そして大咲、メインの3人に話が戻ってきましたね。ひーちゃんのお家で夏休みの宿題をする若者たち。大咲は、合宿でのギクシャクを心配していて、けどどうやら大丈夫みたい? そう思ったら、綱島先輩がやたら親切というかフレンドリー。なぜ!? まさかその核心がお母さん、清火さんから告げられて、ああ、大咲、知っちゃいました。ということで、親の目の前でナンパですよ。いや、違うって! 火文先輩の番がきたのかな? ともあれ、綱島先輩、やたらめったら可愛くって、もうどうしたらいいんでしょうね。

『ギタ×マン!』、連載になりましたよ。で、のっけからあめりの妄想モノローグ。このノリ、面白かったよ。顧問のやまなんのギャップが酷くて、るっかのつっこみも全力。メンバーが揃って、あめりとうるる先輩が漫画、るっかとマサがギター。やまなんにちょろいちょろいといわれてるマサくんのちょろさがいちいち面白くて、いやもう、ほんとウブな少年であります。そして漫画活動。あめりは結構うまい、と思ったら、うるるんも結構なもの。ただ、漫画っぽくないっていうか、写実的、肉感的だっていう、その絵の微妙さ。デフォルメしてアタリをとって、それでも画風変わらない。うん、あれは面白かった。最後にマサを突き放すやまなん、これもいかしました。

『魔がつくジョイフル!』、ゲストです。元ソフトボール部のキャプテン、ユキは高校デビューとやらをたくらんでいるみたいなんですが、そんな彼女が登校途中、見つけてしまったのが獣に頭をくわえられてる女の子だったんですね。すっごい血まみれ。お腹が減ってるみたいで、けど食べものじゃなくて血が必要らしい。魔界のものだっていうんですね。中二病ってやつ? いや、実際そうらしいんですね。マナリー。家出してきた魔王の娘。やたら強くて、追手の獣を撃退している。そう思ったら、別の魔物にあっさり押さえられてる。そのピンチをユキに助けられて、ユキと友達になる、そういうんですね。魔王の娘だけど、フツウの女の子としてすごしてみたい。そういうマナリーに共感して、ああなるほど、これはいい感じ。ふたりの最初の結び付き、それをうまく見せていた、そう思います。さて、こんなふたりのフツウの女の子としての暮らし、その様子は次回でありますね。楽しみですよ。

『聖さんの未練!』、ゲストです。交通事故で死んでしまった瀬川聖が、同級生の男子、須和大地の前に幽霊になって化けて出たというんです。思い残しがあった? って、それはどうも大地の方であるようで、56回目の告白の返事、それを知りたいと教会で祈り続けたその結果が幽霊? 聖は大地から離れられないようで、なるほど確かに大地の祈りの結果なのかも知れませんね。聖が成仏できないのはなぜか。大地の望んだ答は告げたし、弟の様子を見て、姉の死のショックから立ち直りつつあること確認して、それでも成仏できない。なので、しばらく大地と一緒にいることになるというわけです。これ、両思いになったら、というか素直になったら? 成仏とか、そういうのなのかなあ。だとしたら、自動的に悲劇のお別れだ。ちょっと死が軽いな、そういうところが気になりましたが、聖の情を描いていこうとする気持ちはよくわかる。だから、どういう展開で、どう深めていくか、そういうところ、気になりますね。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第2号(2014年2月号)

2014年1月8日水曜日

『まんがタイム』2014年2月号

『まんがタイム』2014年2月号、昨日の続きです。

『鉄仮面のイブキさん』、ほんと素晴しいな。伊吹さんは無表情、それだけといえばそれだけの漫画なのに、その路線を保ちつつ、なおまだこの新鮮さ。見事です、感服します、伊吹さん、超可愛いです。今回はメールなんですね。伊吹さんがお母さんに出したメール、それをちょっと見せてくれまして、そうしたらそれが顔文字ふんだんに使った、超表情豊かな文面だっていうんですね。おおう、伊吹さんの感情の動きたるや、こうしたものであるのか。メール、顔文字で一気に可視化されて、喜多くんも動揺するレベル。いや、ほんと、ギャップとかいったら失礼かもなんだけど、見事に可愛かったです。後半の喜多くんも面白い。あのメールアドレス教えて欲しいというの。いやいや、そんな胡散臭い! ほんと、今回はメールをテーマに多様な展開。素晴しかったです。

『ひらめけスイッチ』、これも面白いですね。平目が寝惚けて、普段着というか寝間着? で登校してきた。とりあえずはジャージでしのぐとして、髪留めはどうしよう。交通安全のお守りで代用したりしてるんですね。で、ここから髪留め代用案の提出大会。小波ちゃんが相変わらず酷い。トルコ産お守りとか、これ学校に持ってきてるの? 梶木のバインダーも酷い、って、梶木に罪はなかったか。カドが当たるとか。しかし、やっぱりアグレッシブなのは小波ですよね。物理室を攻める。あの眼鏡小波とか最高じゃないですか。小波はさらに一ネタ。爪に自制のためのカロリー一覧が記載されていて、すごく微妙。ああ、そういえばこの人、以前も軽く太ってたなあ。って、今回もか! ほんと、正月はしかたないんだと思います。

はこいり良品』、お店の一角を片づけて、テーブルとイスを置いてみました。ちょっとしたリラックススペース? しおりさん曰く、体験型講座をやってみたいっていうんですね。講師を呼んで習い事をする。ええ、最近よく見ますよね。自分もやってみたい。というのは置いておいて、おじいちゃんがすごいですよ。初心者将棋教室ならできる、そういって、子供をカードバトルでゲットしてくる。あのちょっと慌ててるしおりさんが最高でした。うん、しおりさん、正論です。ただ講座をやるだけじゃなくて、そこにコミュニケーションが生じるところ、それがよかったなあと思ったんですね。おじいちゃんと子供たち、また子供たちは古書を買ってみたりもして、講座がきっかけになって、年代の離れた大人とや、それまで利用しなかった古書店へのかかわりを得ていく。ええ、いい出会いだったって思うんですね。

『もいんの高校野球日誌』、すごいなもいんさん。子供たちにサッカーを普及すべく、手段を選ばない。あの、ボールを投げ返してあげるもいんは超キュートだったのになあ。って、まてまて、返してない、返してない。一方的に投げてるだけだ。うん、さすがのもいんです。前回登場の吉野ゆゆ、彼女がもいんのことを好きになったきっかけ、まったくの誤解だっていうのがですね、部員たちは気づいてる、けど言い出せない、その様子がよかったです。怖れてるんだな。いつぞやのサッカー部の彼との対決もあって、いろいろ多様で面白い。ええ、サッカー部の面々にも怖れられてるもいんがものすごいです。

  • 『まんがタイム』第34巻第2号(2014年2月号)

2014年1月7日火曜日

『まんがタイム』2014年2月号

『まんがタイム』2014年2月号、発売されました。表紙は、おお! 大きく『おとぼけ課長』でありますよ。これはなにかの記念号!? ええ、まさしくそのとおり。『まんがタイム』創刊400号だというのですね。つい先日『まんがタイムきららキャラット』が100号を記念して、そして今度は『まんがタイム』が400号。おお、4倍。4倍の月日、それこそ三十数年をついやして、400号を数えたのですね。その間、『おとぼけ課長』もずっと続いてたわけか。ああ、偉大であります。

『ゆとりノベライズ』、新しい登場人物が加わりましたね。前回で、ゆとりと里美さんの関係、それがひとつの山場を向かえて、いうならば一段落。ゆとりはゆとりで、恋愛モノにチャレンジすることになって、いうならば再出発。そうした局面に投入される女子高生。ああ、これは驚いた。ゆとりのライバルになるんですね。新人さん。桜木ミツヒという、野心まんまんの女の子。里美に、さらに雷童にと、決めのセリフを用意してきていて、でも挑発しながらも、根っからそういう子ではないみたいなんですね。都ゆとりと紹介されたその時、ああ、素が出た。可愛いじゃん。でも、ゆとりの本を参考にと思って、今日ゆとりの新刊を手にとって、かくして成立した先輩後輩の関係。どうなるのでしょう。いい関係になりそうな予感がするんですよ。なんか、楽しそうですね。というか、里美さんに会う、その時が待ち遠しいじゃありませんか。

『週末すろーらりー』、ゲストです。都会を離れて田舎に越してきたお嬢さん、呉羽百子。セーラー服にくせっ毛、短かいおさげにしたりして、そして眼鏡、可愛い女学生じゃありませんか。って、なんとまあ、学生さんじゃないのね!? 引っ越しの挨拶にご近所をまわっていた百子。出会ったのが、市野瀬一子、高校二年生。元気というか、堂々としたお姉さん気質のお嬢さんで、そして実際お姉さん。妹がいるんですね。二子。卓球が好きみたい。卓球には熱く、人間関係はクール。そんな小学五年生です。で、百子、千枝さんところのお孫さん、なんだそうですが、見た目中学生、実は24歳。子供服のメーカー勤めで、着ている服もそうみたい。ミケハウス。卓球の夢ちゃんが所属しているということで、同期なのね、二子が大興奮。とりあえず仲良くなれたようでなによりです。百子、都会から田舎にきたというの、仕事をやめてきたのかな、そう思っていたら、今もちゃんと勤めてるみたいですね。遠距離通勤? あるいは、またなにか違った勤務体系? 来月も掲載されるらしいので、他にどうしたことが描かれるのか、楽しみですよ。

大家さんは思春期!』、チエちゃん、やりすぎだ! お友達の家、初訪問、というので、ものすごい気合いなんですよ。玄関で、正座してご挨拶。お母さんも焦っちゃって、手土産に手作りのどら焼きをお持ちしました。それで目の色が変わる友達4人がものすごい。鬼気迫る、そんな表情。どんだけおいしいのか。お母さんも、子供の作るもんだし、侮ってたらこれがもう大変。って、お母さん、めちゃくちゃ可愛いな! チエのカルチャーショックがいいですよ。ウチのアパートよりも広くて綺麗。めんくらっていて、漫画もなんだかキラキラしていて、新しく知る刺激にすっかりやられてるんですね。で、チエちゃんが一躍この家の人気ものに。チエにとって、一番の刺激、一番の魅力的だったこと、それは家族だったのですね。お母さんの手伝いして、お母さんからはこんな子がお嫁にきてくれたらと、すごくいい評価。兄ちゃんからは、こんな妹が欲しかった。父ちゃんにいたっては、玄関で出迎えてくれたチエちゃんに感涙する始末。いやもう、どんだけ大サービスなのか。チエちゃん、ほんと、大人気ですよ。うちにもきてほしい。

『ノコひけ!工業娘。』、扉にて相川、桜、麻見が可愛くポーズ、これは路線変更か!? と思いきや、いやいや、本編ものすごいな、雪の日、実習棟は外廊下にて雪と戦う娘たち。可愛さのかけらもなくて、最高でした。あの、無邪気に踏み込んだ桜の後悔。ぐぼっ! って! あれは、もうどうしようもなく笑った。面白いわあ。相川の誤った解もいかします。チコの作戦もまた不発に終わって、あの次々失敗する策略。おかしくて、おかしくて、プリティーも神菜先生も、ほんと、実によかったです。しかしほんと、I科女子のバイタリティ。いかします。最高だと思います。

  • 『まんがタイム』第34巻第2号(2014年2月号)

2014年1月6日月曜日

HG 1/144 戦国アストレイ頑駄無

 ベアッガイIII、買っちゃって作っちゃったのが運の尽きでしたね。買っちまいましたよ。で、作っちまいましたよ。戦国アストレイ。いえね、最初はやめとこうかなとか思ってたんですが、だってプラモデルとかきりがないでしょう? けど、アニメでね、動いてる戦国アストレイ見たら、ああー、やっぱりかっこいいなあ。そんなに高いもんでもないし、買っちまうか、作っちまうか。そう思った時点でもう終わりですよね。祭ウェポンまで買ってしまった。さらにその上、ガンダムマーカーまで買ってしまったのでした。

ガンダムマーカーを買ったのは、サムライソード、戦国アストレイが持ってる刀ですね、この刀身の銀色を塗ろうと思ったからなんですね。付属のシールだと刃と峰が地のプラスチック丸出しでかっこわるいという話をwebで見まして、じゃあ塗ろうかな。どうせ塗るなら、何箇所かある金色、こいつも塗るか。塗るといってもちょっとだけなんだから、ガンダムマーカーとやらを試してみよう。ええ、ガンダムマーカー、使うのはじめてだったんですよ。で、ガンダムマーカーについて調べてみたら、筆塗りするときれいに仕上がるとの情報得まして、よしきた、筆まで買ったのでした。

金色はですね、説明書にも書かれてるんですが、背中にしょった鬼の面、あいつの目を塗らないと赤一色であまりにもかっこわるい。なのでまずは盾から塗ろう、そう思ったら、奥まで塗るの難しい! ほんと、どうやったらきれいに塗れるのか。絶望的気分で取り組んで、そして今度は黒。鬼の面の口や目の周りですね、あれに最初スミ入れ筆ペンを使ったんですけど、これ水性で拭き取るやつなんですけど、いやあ、駄目でしたね! 全然定着しないの。当たり前っちゃあ当たり前なんですけど、あんなに駄目とは思わなかった。というわけで、早々に油性のスミ入れ用マーカーを購入。さらに加えて赤のマーカーも購入。どんどん画材を増やしていきます。

とりあえず金色を塗って組んだ顔、こんな感じです。ちょっとだけの塗装で、思ったよりもいい感じにできました。

さて、さっきちょっと触れました、水性のスミ入れ筆ペン。拭き取りタイプってやつですが、これ、荒く塗って拭き取る、そういうタイプの道具なんですが、実際に使ってみたら、スミ入れというよりもウォッシングみたいな感じですね。とにかくドバドバ塗ってしまって、若干乾いたかなー、といったところでどんどんぬぐっていってしまう。適当に加減してやると、デコボコの奥まったところに色が残って、それが影といいますか、立体感をちょっと強調してくれる。そんな感じ。プラの色が濃い場合、戦国アストレイだったらグレーとか赤ですね、には黒を使って、白など薄いところはグレーを使って、最初の頃はおっかなびっくりでしたけど、最後の方になると大胆に黒を残すようになりました。まあ、きれいにぬぐうのがちょっと面倒くさくなったという理由もあります。

赤のマーカーを買ったのはこういう理由です。

最初は、刀の柄はシールですますつもりだったんですが、なんだか欲が出たんですね。せっかくだからちゃんと塗りたい! そう思って、マーカー買い足して、赤を塗ってる時点で嫌になった……。いや、これ、ほんと、しんどい。めちゃくちゃ細かいモールドに、細い筆でもって色を置いていく。塗るとかいう感覚じゃないですね。筆の先でちょいちょいと触れていく。目で見てというよりも、指の感覚でもって進めていく感じ。で、気を抜くとはみ出る。まあいいや、最後にグレーを塗るんだから隠蔽されるだろう。そう思ってたら、いやあ、見事ににじみました。赤いソロバン玉模様を繋ぐモールドは、油性のスミ入れペンで黒を入れたんですが、油性だから大丈夫だろう、そう思ってたら、これもにじんだ。ほんと、これ、ルーペとか必要なんじゃないかなあ。私は近眼なんですが、それでも全然追い付きませんでしたよ。もう、つらいつらい。1/35のダイオラマでフィギュアとか作ってる人はどうしてるんだろ。ほんと、すごくきついんですよ。

と、こんな具合に文句いいながらも、年末年始の数日かけて戦国アストレイやっつけました。

ポーズなんかもつけてみました。

部分塗装だから、もちろん全部きれいに塗ったやつよりもしょぼいんだけど、手間を考えたら、これはこれでうまい感じにできたなと思うんですね。あ、サムライソード、あれ、ものすごくムラになっちゃって、写真だとそんなに目立たなくてよかったなあと。あといくつか作って、スミ入れとかの残す塩梅、それがわかったら、もうちょっとよくなりそうに思います。

2014年1月5日日曜日

愛しの花凛

 『愛しの花凛』、これもまた夢であるなあ、そう思うのでした。仕事を終えて帰宅のバスで一緒になる彼女は、笛ケ丘遊園地のマスコットキャラクターを演じる河合花凛。花ケ崎豊は密かに彼女に憧れて、それはまるで美しい花を慕い愛でるがようであったというのですが、ある雨の夜、傘を持たない彼女に傘を差し出したことで、ふたりの距離は一気に縮まっていく。仲の深まっていく様は、えええ! そんなことあっていいんですか!? 驚いて、思わずうめいてしまうくらいなのですが、だからこそ夢であるなあ、そのようなことをいうのですね。

豊は自分からはじめの一歩を踏み出して、それからも優しく、紳士的であり続けている。それは美徳なんですよ。だから豊と花凛が親しくなっていくことについては、むしろ歓迎。豊の恋、いや花凛の恋というべきか? 成就して欲しいなあ。どうか万難排して、よい結末に向かって欲しいものだ。そう思っているのですね。だのにどうしてうめくのか。それは、ふたりの関係、それが主に花凛が主導するものであるからなのですよ。憧れていた彼女と知り合って、それからのイベントのトリガーは主に花凛がひいている。積極的な花凛が、奥手で逡巡しがちな豊の領域に、ぐいぐいと踏み込んでくる。そうした様子に、なんということか、こんなことがこの世にありうるというのか、ああ、これは夢だ、理想そのものなのだ。うめくのですね。

花凛、ものすごく可愛いお嬢さんなんですよ。ちょっとボーイッシュ。こざっぱりとして気持ちのいい、そんな性格がちょっと向こう見ずとも思えるのですが、若干危うく感じられる行動、そのたびごとに思う、この子大丈夫なんだろうか。心配して気を揉むほどに花凛の魅力も増していく、そんな具合なのです。距離が近いんですね。そして屈託がない。ぐっと、こちらの気持ちの少し内に入り込んでくる、そんな感覚。クールな子かと思ったらそうじゃない、表情豊かで、嬉しい気持ちも楽しさも、不満も不安も、たまに見せる意地悪っぽさも、すまなく思ってしょんぼりしてるその様も、色とりどりに咲いて美しい。しかもこれら感情は豊に向けられている、ということはすなわち豊を通じてこちらに向けられているわけで、ああ、花凛、なんて可愛いのだろう。愛しの花凛とはいったものだ。ええ、これは夢だ。ずっと夢見て、そして見果てぬ夢なのだ。読むほどにその思い強めるわけなのです。

『愛しの花凛』、1巻には以前フォワードに掲載された『あねごーれむ』の1話が収録されていて、いやほんと、これ、久しぶりに読んでみて、やっぱり不思議な感触。『愛しの花凛』に共通するところあるかな、そんな風にも思ったりしまして、ええ、なんか面白かったです。

  • 堀泉インコ『愛しの花凛』第1巻 (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) 東京:芳文社,2013年。
  • 以下続刊

2014年1月4日土曜日

『まんがタウン』2014年2月号

『まんがタウン』2014年2月号、発売されました。表紙は、新作でばっちりかためたって感じでありますね。中央に大きく、新連載『ままごと少女と人造人間』。ヒロインしずくと13号であります。『ど先端ナース』のカットもありまして、早くも大反響とのこと。そして『派遣戦士山田のり子』、『新クレヨンしんちゃん』のカットもございます。

『ままごと少女と人造人間』、新連載です。極度の人見知り、花見しずくが叔父のもとに引っ越してくるんですね。この叔父、花見三門は発明家なのだそうですが、この人が作ったのが人造人間、黒の13号。気は優しくて力持ちの模様ですよ。頭は犬なみ、傷があるとなめてくれるみたい。で、この彼としずく、ふたりで暮らすことになる、みたいなんですね。住む場所は叔父のアパート、持菜荘。叔父はしずくを13号に託して旅立ちました。とりあえず続きを待つ、でありますね。

『涙の数だけ輝いて!』、いやあ、唯、最高じゃないの。アイドルは冬でも水着。グラビア撮影だっていうんですが、唯がですね、色気もへったくれもない。最高だと思う。胸が薄いのがコンプレックスみたいなんですが、いやいやいいじゃん。むしろ胸が薄いより、色気が薄いことを心配すべきだと思う。晴香は問題ないんだもの。しかしその色気のなさ、皆からいろいろいわれてるの、それがいい感じ。涼さまに揉んでもらったらよかったのに。あの焦ってる唯がなお一層に可愛かったです。で、晴香。ああ、気にしてるんだ。気にすることないのになあ。うん、涼さまに揉んでもらうといいと思います。

『居間には今外国人がいます。』、万希の家にまた新顔さんですよ。フランス人らしい、のはいいいとして、シャツの溝乱ってなんなんだ。よくテントに泊まってるフランソワさんらしい。家族のもとから旅立って、世界一のアーティストになるとかいってるんですが、そのアートってのがチンドン屋なんですね。これは奇遇。ええ、実はこないだ、人募集してないかなあと思って調べたりしてたんですよ。けどなかった。うう、残念よ。問い合わせたりしたらいいのかなあ。ともあれ、フランソワ、チンドン屋をやってみたいはいいけれど、一人じゃ恥ずかしい。適性があるのか疑わしいんですが、この人が、まさかまさかのミシェルのパパだったんですね。放浪して紀行文を本にしてるのか。なんと、ちゃんとした人じゃん。そう思って見直したら、なんか娘見て逃げるしさ、かと思えば妻にすぐ確保されるしさ、ちゃんとした人かどうかあやしくなってきました。この人もちょくちょく出てくるようになるのかな? となると、ミシェルの暮らしも落ち着くのでしょうか。

『飯田橋のふたばちゃん』、出版社擬人化だそうですよ。WEBコミックアクションからの出張らしいんですが、好評だったらここで連載とかになるのでしょうか? 主人公は双葉ちゃん。友達に竹書と芳文がいて、双方四コマでは譲らないライバルなのだそう。で、双葉ちゃんはふたりにアドバイスを乞うというんですね。他に角川ちゃん。『艦これ』が今すごい人気だとか、そんな時事の話題も出てきてました。これ、その他の出版社も出るんでしょうか。今のところ、なんともわからん感じだけど、出版社同士の関係とかいろいろ、興味ある人だったら面白かったりするのかも知れません。

こっちもWEB媒体から出張らしい。『ヒトはイカにして滅んだのか?』。人が滅んだ後の地球は、イカが支配しているみたいですよ。彼らは過去に学ぼうとして、人類絶滅の原因を研究している。そのひとつが摩擦だというんですね。でも喧嘩とか戦争じゃないみたい。アイドルのファン同士の対立? あの、モモとザクロの対立演出からの握手会、握手しすぎて生命線がすり減ってるような気がする……。って、そんなネタか! このナンセンスさ、ちょっと面白かったです。まさかこんな展開するとは。また、モモとザクロ、ふたりの話なんかも、なかなかに楽しませていただきました。

  • 『まんがタウン』第15巻第2号(2014年2月号)

2014年1月3日金曜日

ハレハレハレルヤ!

 『ハレハレハレルヤ!』、こののんびりさ加減は、なんだか癖になってしまうのです。立入禁止の旧校舎、多目的室を占拠して、放課後をのんびりゆるゆる謳歌している園芸部員たち。謳歌していたのは、しな乃、皐月、泉の三人。そこに、偶然みずほが迷い込んでしまうところから物語ははじまるのですが、このみずほという子が、またいろいろと残念で、まず第一にものすごい方向音痴。掃除が終わって、ゴミ袋をゴミ捨て場に持っていく、それだけのことができない。見事に迷って、いきついた先が旧校舎。ひとりで学校にくるのもあやしいらしいというんですから本物です。いや、そんな本物、困るよなあ。

当初のね、みずほが微妙に怒られてた時の雰囲気、あれが好きでして、呼び捨てにしちゃったら、一応先輩なんだけどね、私達。釘さされたりしまして、もう平伏ですよ。その後もちょくちょく失敗して正座させられてる、それがもう、あ、また怒られてる、なんだかくすっと笑ってしまうような、そんな愛嬌になっていると思うんですね。

そういう意味では、皆、チャーミングなんだと思います。みんなのお母さんみたいになってる皐月も、別にひとりとりわけ大人というわけでもないし、人見知りの泉も別に人嫌いというんじゃない。みずほを受け入れて、交流して、仲良くなっていく、そういう親しみ、暖かみ、とてもよくって、ちょっとだけお姉さん、皆みずほのこと可愛がってると感じられるところなど、なんだか見ていて微笑ましい。けど皆それぞれに子供っぽさも残していて、あの遊園地の回とか、本当に楽しそうにしてる。そうした、ちょっと年上、けど大きく見たらそんなに違わない、同年代の子らの集まって、その面白さ。現実というより、夢とか、そういうのに近いのだと思うのだけど、それだけに心地よいと感じられるのでしょうね。

さて、意図的にあまり触れてこなかった人、しな乃先輩ですよ。この人が実にいいと思うんです。自由な人、面倒見のいい人、運動が得意で、かと思えば勉強もできる。園芸部の発起人にして、旧校舎の多目的室を発見したのもこの人。よくも悪くも、この四人の中心にあって、ぐいぐい引っぱっていく。この人の原動力は、絶対、自分が楽しいかどうかだと思う。けど、そのわかりやすい行動原理がゆえに、見ていてさっぱりすっきりと気持ちいい。すがすがしい人だと思うんですよ。なんだかいつもは皐月に甘えてるというか、いろいろ面倒見てもらってるみたいなんだけど、いざとなったらすごく頼りがいがある。そんなしな乃先輩が大好きで、ええ、私もしっかり牽引されているみたいですよ。

  • つっつ『ハレハレハレルヤ!』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2013年。
  • 以下続刊

2014年1月2日木曜日

あまゆる。

 『あまゆる。』、これ、実に素晴しい。女子高校生たちの日常もの、と一口にいってしまいそうになるけれど、読んでみれば、ただただ日常を描いて、それがいい、みたいなくくりにとどまらないことがわかるのではないかと思います。ええ、私なんて、ゲスト掲載時に、これはいい、これは素晴しいよ、すっかりその魅力にとらえられて、というのもアヤですよ。いや、アヤ以外もいいんですよ。天真爛漫さが可愛いハルとか、小ささが愛らしいマオとか、マオのこと好きすぎるところがたまらんユウとか、けどアヤがものすごい。小柄でツインテール、いわゆるツンデレ? いやいや、そんな言葉でくくって欲しくない。ええ、アヤ、素晴しいんです。

本人もいうんです、どうせど田舎者よ。だいたいが田舎の学校なんですけど、アヤの育ったところは、さらに輪をかけて田舎というんですね。そのせいで都会というものにやたら憧れを持ってまして、普段はクールぶってるのに、ちょっと町に出たら、都会だ、建物が密集してるってすごい大喜び。中学までは同学年が誰もいなくて、だから同い年の友達との距離をいまいち掴みあぐねていたりもして、寮で同室のハルがですね、結構ベタベタと距離の近い子なんですけど、これくらいで普通なのかしら? アヤがその距離に自然と馴染んでいっちゃってる? ええ、ちょっとずつハルのペースに慣れていってますよね。こうしたやりとりをもって、こうと強調せずとも、彼女らの仲が深まってることが感じられる。ええ、そこが実にいいんです。

一見ツンデレ、パターンどおり、鋳型どおりに作られたキャラクターです、みたいな感じに思ったら、実は全然違ってるんですよ? っていう、その違ってる感じもですね、実に彼女らひとりひとりの個性を彩って魅力的。アヤは寂しがり屋だったり、面倒見よかったり、そうしたところ割と前面に出してくれるでしょう? そうしたらハルはハルで、アヤに甘えながらも、期待に応えようと頑張ったりする。そうした彼女らのらしさひとつひとつが、割とのんびりしてる彼女らの田舎の学園生活、それを他でもない彼女ら独自のものに変えていくんですね。あの、街に服を買いにいく話なんて最高でしょう。いや、コンビニでもいいんですけど、これまで身近でなかったものに触れることが嬉しくて仕方ないアヤの気持ち、それがいきいきと伝わってくるようで、ああ、なんて可愛いんだ、もっといろいろを知って、その喜ぶさまを見せておくれ、そうした思いにかられてしまう。うん、なんだ、年寄りが孫を喜ばせようとする、そんな感情に似てるのか? わかんないんだけどさ、いろんなことに嬉しさ楽しさを感じる彼女らがですね、実にほのぼのとして、読んで見ている私の気持ちも、嬉しかったり楽しかったりする、そんな風に変えてくれるのです。

農家の子アヤの活躍する場面、それもいい。いや、アヤのことばっかりいってしまいますけど、ハルだっていいんですよ。アヤの家にいった時のハルとか、もうものすごく面白い。本当にこの子はアヤのこと好きなんだなあ。マオとユウだって素晴しい。ほんと、彼女らの関係、それが生きている。コミュニケーション、交流するそこに気持ちの動いてすごく引き付けられる、そんな魅力があるのですね。

  • マウンテンプクイチ『あまゆる。』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2013年。
  • 以下続刊

2014年1月1日水曜日

『まんがホーム』2014年2月号

『まんがホーム』2014年2月号、先日の続きです。

『シネマちっくキネ子さん』は、キネ子がUFOに遭遇するんですよ。ただの未確認飛行物体じゃなくて、エイリアンクラフト。地球のいろいろを盗みにやってきたドロボウ星人だっていうんですが、こいつらが大八を拉致。加えてキネ子も拉致するというんですね。かくして、地球人を調査する。大八は平凡でつまらないから、もう調べる必要はない。だからキネ子を調べるというんですが、卑劣にも、奴ら、マジックハンドでブラウスのボタンをひとつずつはずしていくというんですよ! なんという悪辣な行為か! けど、なんで大八の甘言につられるというのか! いや、ほんと、しかし、キネ子くん、ブラウスの下にシャツでも着たまえよ! 穏やかじゃなさすぎる!

企画エッセーは「実家に帰ろう!」です。参加者は盾山ヒロコ、おーはしるい、あさのゆきこ、ユキヲ、木村和昭。かくして実家となると、食べ物が発想されやすいようですよ。やっぱり子供の頃から食べてきた味だから、なのかも知れませんね。しかし、実家でも基本仕事の盾山ヒロコ。母の気遣いがものすごいです。厳しい実家があったり、優しい実家があったりも、またそれぞれという感じ。けど、実家となるとゆっくりできる、そういう感覚が一般的みたいですね。ええ、あったかおソバ。うん、おいしそうです。

『マチ姉さんの妄想アワー』、なんとソノおばさんが登場ですよ。って、ちょっと待て。あの一家、名字、過疎村なのか。すごいセンスだな。ともあれ、おばさんとの、びっくりするほど噛み合わない会話、その末にマチ姉さんのうろ覚え昔話に突入する、その強引さがばっちり面白みになってるんですね。で、その昔話のシニカルさ。かぐや姫のDQNアピールとか、海底の水圧下で気体とか、お爺ちゃんはドMだとか、もうね。で、最後の最後にやっぱりダメージ負ってるのが弟っていう、いやもう、めちゃくちゃ面白かったです。さすがのクオリティでした。

  • 『まんがホーム』第28巻第2号(2014年2月号)