2014年2月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年4月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年4月号、発売されました。表紙は『Aチャンネル』、トオルとユー子であります。ユー子がですね、トオルをおんぶしてまして、それがまたいい笑顔! そう思ったら、トオルはなんだか妙にいたずらっぽい笑みうかべて、あ、ユー子の髪をひと房手に掴んでる! これ見てると、ほんとにトオルはユー子のこと好きなんだなってわかりますよね。ちょっと甘えてるところもあるんだと思う。ユー子だから許してもらえるみたいに思ったりしてるのでしょう。ええ、るんちゃんに対するものとはまた違う、そんな好きが見え隠れしますよね。

『トイレのはなこちゃん』、ゲストです。学校ではひとりぼっち。なのでお昼は、誰もいない場所を探して食事をしている。そんな女の子、板橋幸乃が主人公。眼鏡、ショートカット、内気と、可愛らしい女の子なんですが、この子、校内の噂、花子さんの出るトイレを知って、そこに逃げ込むんですね。って、便所飯……。それ駄目だよ。自分だったら耐えられない。トイレは大嫌いな施設です。必要悪だと思っています。でもそのトイレ、やたらきれいで、やたら充実しているんですね。ソファ、テレビ、本棚と、まさか普通のトイレではあるまい。そんな予感させまして、そして思い切ってドアをノックしてみたら、出ました出ました、ギャルですよ、ギャル。軽いお姉さん。はなこさんらしい。トイレを私物化してる張本人で、個室に入ったと思ったら、その隣りから出てくる。まさか、本物!? 幸乃はそう思ってるんだけど、なるほど、この人、生徒会長なのか。港羽奈子、確かにはなこさん。そして副会長の渋谷小町、この人も誰もこないトイレの噂を聞いて逃げ込んだ過去があるんでしょうか? ともあれ幸乃、はなこさんに生徒会に誘われて、それがきっかけで友達もできそう? ええ、いい感じに動き出した青春! でありますよ。

『フレラジ☆』、墨田さんメインのエピソードですよ。って、そうか、最年長なのか。なんでか最年少だと思ってた! 可愛いものなあ。小動物みたい。そんな墨田さんをメールで誘う薫。それを受けた墨田さん、おお、今回は心の声が聞こえてきますよ! って、方言少女じゃないですかー! しかもおそろしくネガティブで、ああ、人間関係になにかあったのかい? それで故郷大阪に怖れを感じたりするのかい? というのが今回の話でした。しかし、いつものスケッチブックにて伝えられる彼女の言葉。本心を知ると、なるほど、なんだかその言葉も印象違って聞こえてきますよ。クールに見える。けど本当はそうじゃない。人付き合いを避けてる? いや、本当はそうじゃないんですね。不器用で、本心なかなか出せない、そんな墨田さんの様子、見ていてなんだかもどかしく、けれど不思議と愛おしい。うん、頑張れ、そう思えてしかたないんですね。しかし、本当、大阪が彼女に与えるプレッシャーの正体はなんなのか。気になります。そしてあの笑顔! そして葵病欠のラジオ収録! 先がめちゃくちゃ気になりますね。

『ブレンド・S』、今回は夏帆のエピソードですね。自宅じゃ眼鏡なのか。たくさんのゲームソフト。ゲーセンにいくのも好きで、ついついお金を使っちゃう。大変だな! 特に欲しいわけでもないけど、難易度高いものがあると挑戦せずにはおられない。なんというゲーマー! だから景品に未練はない。夏帆提供のキッズアニメのフィギュアを争奪する店長と麻冬。なんという必死。というか、売ればいいのに! 喫茶店のお客さんが話題にしてるゲーム、設定がうまくいかないというのを、バッと取り上げ、せっかく接客してあげてるのにゲームなんてしないでよ! こうしてやるんだから! 見事に設定してあげて、しかも自分のフレンドコードまで入力しちゃう。おおう、まさしくこれがツンデレか。おおう、すごいな。ちょっと感動した。苺香のアナログ発言、うん、いい感じにキャラクターを立ててきてますね。そして夏帆も。ゲーセンいってダンス。すごいギャラリー! って、胸目当てか! けしからんな! そして昼間のお客さん。あの表情! そしてあの応答! なんでだ! ほんと、見事でした。ほんと、それが地なんですね。

『+ぽじてぃ部』、押忍! ポジティブ! ゲストですよ。生徒会ものでありますよ。生徒会長がやたら有能、というか、天才? 発明なんかしちゃうっていうんですね。朧月麗子、って、この学校、朧月学園高等学校、ということは、理事長の子供とか孫とかそういう設定か!? と思ったら、ええ、祖母が理事長なんだそうですよ。ある日突然、れーこがアンドロイドを連れてきたんですね。犬型メイドロボットのぷらすというんですが、犬耳、犬しっぽの美少女アンドロイドですよ。ぷらす思考が長所だそうです。うん、いいですね、ぷらす思考。忠犬なのだそうです。でも、まだまだ経験が足りず、いろいろ問題行動が見られるんですね。羞恥心がない。怪力をふるってしまう。そんな彼女を、副会長の鹿志霧音、書記の早乙女緋梅、彼女ら生徒会の面々で育てていこう、そんな具合です。れーこのことが好きすぎる霧音とか、なんか余裕そう? そう思ってた緋梅が意外と小心で、小身で、そのこと気にしてたりね、加えてぷらすに好きといわれてやたら照れちゃったりね、うん、いい感じにキャラクターが動いているんじゃないでしょうか。楽しい雰囲気で、いい初回だったと思いますよ。そして最後にぷらすがですね、生徒会のこと、ポジてぃ部とかいっちゃった、それが採用されて、ええ、ぷらすが部長。生徒会のお役に立ちます。前向き元気に手伝います。そんな話。ええ、前向き、元気、大変よいと思いました。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第4号(2014年4月号)

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