2014年3月21日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年5月号

『まんがタイムきららMAX』2014年5月号、昨日の続きです。

『歴史迷子な少女たち』、いいですね、面白いですよ。イヨのヒミコに対する心酔っぷりが見事で、あの箸のくだりとか、なつめに対する態度とヒミコに対する気配り、そのあまりに違うところとか、見事に表現されていて面白かったです。けど見どころは本編でしょう。あまりに違う食事。って、いやそりゃそうだろう。同じコメでも全然違う。じゃあドングリはどれだけおいしくなっているのか? いや、もう食べてないからという、まさに時代のギャップ。実際、現代日本の暮らしを知ったら、そうそうヤマタイの昔に戻ろうとは思えないだろう、そうした葛藤描かれて、ほんと、この人たち、いつか帰る日がくるのでしょうか。しかしヒミコ、意外や真面目で、けどちょっとすぐには帰れそうにない。しばらくはここで暮らしそうですね。

LSD — ろんぐすろーでぃすんたんす』、最終回でした。ずっと後にまで飛ぶかな? そう思っていたんですが、あれれ、マラソン大会ですってよ。3年生は自由参加だそうだけど、椿もゆっこも出るんですね。そのふたりの勝負。椿は早々に推薦で進学を決めて、毎日練習を続けている。ゆっこは最近走っておらず、ああ、これはいいハンデになるのか? ええ、ゆっこの椿に向けた視線の暖かさ。ああ、寂しさも入り交じりながらのレースには、入部した当時の椿の姿、思い出されて、あの時、ついていくことさえできなかった椿が、今ではここまで走れるようになっている。この椿の歩みを進めてきたということ、そしてゆっこの感慨。しみじみと感じいるものありました。ほんと、この漫画は椿を軸に、陸上というものに取り組んで、その楽しみをともに成長していく娘たちの物語、それがよく描かれていた、そう思います。ほんと、椿、彼女をとりまく世界は豊かであったと思います。で、最後、おおう浅見さん。おおう、浅見さん。

『うにうにうにうに』、面白かった。顔に嘘って書いてあるユキ姉ちゃん。はともかく、皆で浴衣を買いにいく。あの外出をしぶるうにをその気にさせたり、うにはうにで、お店のお姉さんを幻惑したりと、ほんと面白いわ可愛いわと大変でした。あの、へにゃって笑顔は強烈に作用しますよ。でもって浴衣の着せ替え。注文の多いうに。でもってユキ姉ちゃんの見事な評。うにのこと、からかったりしてばっかりのユキだけど、ちゃんと見ててくれてるんだなあみたいに思えて、ええ、いいお姉さんだと思ったのでした。そして皆の浴衣も決まって、次回はお祭り? そいつは楽しみですよ。

○本の住人』は地図の話。というか、メルカトル図法だと面積がいびつになるよ、というのをのり子に説明するために、わざわざのり子でもって例示する兄貴さんが素敵です。メルカトル図法ののり子に続き、モルワイデ図法、ランベルト正積方位図法と描かれて、ああ、モルワイデのり子、ほんとに可愛いな。でもってちーちゃんの出身地。東欧なの? しかも城住まい? けどどこまで信じていいのかわからないのがこの子ですよね。でもって、今回の旅行の話、兄の仕事のからみだったんですね。でも、まともな旅行にならない予感がします。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第5号(2014年5月号)

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