2014年4月10日木曜日

『まんがタイムきらら』2014年5月号

『まんがタイムきらら』2014年5月号、昨日の続きです。

『スロウスタート』、なんだか不思議とよいですね。冒頭、廊下にて戯れる生徒に注意する先生の髪が、ばっさり短くなってた。そこからのえーこの追求、攻勢、それがもう最高で、押しが強い、人懐っこい、なんかすごく魅力的で、いやもう、先生、友達になっちゃえばいいのに! いやまあ、大人の先生からしたら、小娘の押し込みなど、お前うぜえで終わりなんでしょうけど、えーこの行動言動、面白かった、キュートでした。けど先生としては、確かにちょっと迷惑かもですね。そして花名ですよ。万年さんなる店子さんに管理人代理で荷物をお届け。勇気出したじゃん! と、そこまではよくても、万年さんもいろいろ問題あるっぽい人だったーっ! こちらもいわば留年仲間なのか。そして人見知り仲間でもある。震える手と手が近付いて、そして握手。このふたり、なにかいい関係になりそうですね。

『しゅばりえーる』、なるほど、騎士を目指すには貴族の子弟であることを証明せんといかんのか。かくしてセリーゼ、実家に連絡して貴族証明書を取り寄せるというのですが、字が書けない。なのでヴィオが代筆してくれました。セリーゼからの手紙であると証明するために、絵を添えるというんですね。それで皆で絵を描きはじめて、サツキのゴージャスな自画像。ジャスミンの無下な断わり方が最高でした。いらない。エクスクラメーションさえつかない。いらない。すごいシンプル。いらない。そしてセリーゼのもとに届く貴族証明書。さらに服まで届いて、なんと2ヶ月の食費に相当するのか。セリーゼの実家のあたりなら半年分とかかもだって!? ああ、ご両親、セリーゼのこと応援してるのだなあ。その親心、ぐっときましたね。両親の気持ちをちゃんと受け止めているセリーゼもまたよかったです。うん、綺麗なセリーゼ。頑張るがよいよ!

『ギタ×マン!』、これもまた面白いなあ。マンガ戦士ヤマナギ。うん、すごいセンスだ。あめりとゆもと先生の歩み寄り回だったんですね。あくまでも漫画第一のあめり。当然ギターに強いこだわりを見せるゆもと先生。まあ、そりゃ当然なですけどね。でもそれじゃいつまでたっても距離は縮まらない。そこをるっかの発案でなんとかするんですね。ギターと漫画の活動を、今日は入れ換えよう。妙にうまいマサがいい味出してますよ。るっか、ゆもと先生もまたいい味でしたけどね。しかしこの入れ換えで、ゆもと先生は絵を描く楽しみを感じ、あめりはあめりで、ギターに打ち込むゆもと先生に対する憧れを思う。この双方の新たに感じたこと、これは本当によかった。ええ、素敵な展開でありましたよ。そしてゆもと先生、やまなん先輩大否定。あの否定の勢い、絶対ないのあの目! 最高でした。けど、ほんとにそうなのかな? ちょっと意味深な描写もありましたよ。

三者三葉』、本当に最高だな! 西山芹奈さん、ご乱心。傷だらけで登校してきて、かと思えば葉山ちゃんも傷だらけ。喧嘩か!? 近藤が早合点するんだけど、違う。ふたりとも猫に飛び込んだだけだ。っていうか、照についたキャプションが酷い。猫の腹に顔を突っ込んでいく無法者である。無法者である! もう、この言い回し! 最高だと思う。そしてわかりあうひとりとひとり。もうたまらん。もうどうしたらいいかわからんくらい面白かったです。というか、葉山西山組。猫となると飛ばしますね。いろいろわかってる感じの双葉もまたよかったですよ。

『Soft☆Karte』、これは気にいったやも知れません。今日は怖い話。深夜の病棟にて囁かれる噂の数々。電灯がチカチカ。エレベーターが誰もいない階に……。そして少女の影がすーっと消えた。などなど。カンナがよかったのですよ。嫌な予感しかしない。驚き顔から立てません。そしてユウコ先生に甘える。その流れが実に面白かった。というか、ユウコ先生、面倒見がいいな。これらに加えて、ちょっとあかんたれのカンナも、患者さんを前にするとしっかりするってところがグッド。最後の、ユウコ先生もクールさの影に怖れと可愛さ隠してグッドでした。

女子大生生活様式』は、まだまだ寒い冬ですよ。うん、冬は寒いから出歩きたくない。それに、学校に慣れて、なんだかぐずぐずとさぼったり遅刻したりしがちの季節なんですよね。ええ、自分はさぼりはしなかったけど、遅刻はしょっちゅうだったよ。入学式も卒業式も遅刻したぜ! 雪が降るかも、それで嬉しそうなゆず、対しめちゃめちゃクールなこよ。寒いの嫌いなのかい!? ショック受けてるゆずがですね、もう見た目に面白くて、でもってあの淡々と語るその言葉の寒々しさ、最高でした。そうかあ、ゆずちゃんはこうなるんだ。学校組はねねにことね。自宅組がゆずとこよ。あの、勉強したくないことねと、なんがなんでも勉強に持ち込もうとするねねの攻防、見事でした。そして皆、合流。ゆずとねねは、ほんと、気があうなあ。そしてまさかのことね。ああー、勉強しすぎで駄目になったっぽいです。

My Private D☆Vは『ステラのまほう』のくろば・Uです。羞恥心で爆発しそうな女の子。あとセーラー服、とのこと。風にスカートがめくれた? スカートの中身は見えないようになってるはいいですね。けど羞恥心でいっぱいの顔、これはしっかり描かれて、なるほど、こうした表情に萌える気持ちを感じるというのは、なるほど納得です。他には、学園祭の喫茶店? ちょっと際どい衣装を着せられてしまったり、そして罰ゲーム? 椅子にしばりつけられたその目の前で、過去の同人誌を回覧されてしまう。同人誌の子のあの表情、あの様子、確かに可愛いんだけど、加えてなんか面白くて、妙によかったですよ。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第5号(2014年5月号)

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