2014年5月16日金曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年7月号

『まんがタイムきららミラク』2014年7月号、発売されました。表紙は『桜Trick』、春香と優が花の中、ふたり横になっている。この花、優の髪飾りと同じ花かな? マーガレットでいいのかな? 菊科の植物であります。優と春香、寄り添うほどに近くはないのだけど、見れば、その手、小指と小指をからませて、ええ、やはりなにかひとつ、これというものが仕込まれてるのですね。

今回はゲスト多め、というわけで、第1回ゲストの感想です。

『魔法鉄道のヨル』、本の好きな女の子、熊野。彼女が先生から貰った本、白紙のページ、願いを書けば叶うという本、その力でもって、不思議な体験をすることになるっていうんですね。夢で出会ったルトという少年。少年? 一人称僕の女の子? わからんのだけど、この子と一緒に現実に起こる怪異を解決していこう、そうした話みたいですよ。第1回は、学校に出没した巨大猫。山田が食われたりしてる。ルトが熊野の体を借りて、猫と対決、元の姿に戻すのですね。こうした活動の先に夢の叶う未来が待っているらしい。そんなふたりの不思議な生活がはじまる? であります。

『隣人リンク』、ボランティア部に部長として入部させられた山田吉野。強く推した先生の真意は問題児童の更生にあるみたいなんですが、高慢な姫川雛璃、やんちゃな狒里灯、シニカルな犬山黒ヱ、この三人にずいぶんと手を焼かされているみたいです。個性の強い子ら。そこに気の弱そうな山田が放り込まれて、大変そうだなあ。けど、この問題児たち、悪い子じゃないみたいなんですね。いろいろと困ったところはあるけれど、率先して部室の掃除をする山田を見て手伝うなど、うん、いいやつっぽいんですね。皆それぞれに長所があって弱点もある。互いに補いながらいい友達になっていくのかな? そんなこと予想させるラストでありましたよ。

『メタコン!』、おお、珍しいロボットもの。ヒロイン立花すみれの母親は、ちょっとマッドはいってる発明家みたいです。友人サキをともなって帰宅したら、そこにいたのは母かれんの最高傑作、世界初の二足歩行型メタルフレーム、有り体にいうと乗り込みタイプの巨大ロボなんですね。かれん式二足歩行機Mark1、略してまーくん。メタルフレームって、もともとは工業ロボットなのね。サキがロボ好きみたい。タンク型、タイヤ型に最近は四足、多脚も出てきたけれど、二足歩行はなかった。その夢が叶った瞬間に立ち合った、そうした感じなんですね。かくして、まーくん発進。母かれんはちびっ子なので、足がペダルに届かずリタイア。って、よく開発できたな。続いてすみれ、サキと乗って、どうもすみれにはロボ操縦の才能があるみたいですよ。これ、第1話は人物及びロボの紹介。こうしたロボのある社会ということも語られて、けれどこの漫画はどういう方向に進もうというのか。わからない。少なくともタイトルにメタの二文字があるから、メタルフレームでいくことは確かなのでしょう。その描かれる内容、どのようなものになるのか、珍しいジャンルっぽく見えるだけに期待しちゃいますね。

『竜の森の午後』、いい雰囲気出してますよ。森に暮らす女の子と猫。猫じゃなくてケットシーらしいですけどね。女の子ジルは、見るからにやんちゃそうで、じっと待てないあわてもの。釣りとか性にあわないみたいなんですね。対してケットシーのニケは、結構な苦労人? 見たことのない魚が釣れたら、試しに食べてみよう、ニケが押し付けられる。あの、オレが食べるの? あの絵、台詞、そして間、面白かったですよ。この森に育ちのよさそうな女の子が迷い込むんですね。ケットシーを知らない。森のことも知らない。丸のまま焼いた魚なんて食べたことないし、と、いろいろジルたちとは違う、そうした様子描かれるんですね。この子、ソフィ、どうも家出してきたみたい。けれど、ジルの家から出ていくという。日も暮れているのに、渡されたランプを頼りに森を歩くんだけど、あぶねえなあ、そう思ってたら案の定、野生の猪、ブルグタっていうのか、に襲われるんですね。あの、ニケと連携してブルグタを狩るジル、いかすじゃないですか。そしてソフィはジルの家に戻って、このまましばらくごやっかいになる模様です。しかし、あの荷車持って倒したブルグタのもとに駆けていくジルにニケ。あの元気いっぱいさは見ていて気持ちいいですね。楽しいことになりそうです。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第7号(2014年7月号)

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