2014年6月22日日曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年8月号

『まんがタイムスペシャル』2014年8月号、昨日の続きです。

『先生のすみか』は、ゆりちゃんがまほろば荘のヤマトの部屋にやってくるっていうんですね。吉野先生はすりすり、って、いきなりだな。お茶の先生香具山さんの誤解と心配とかね、ほんと、柄杓だけ持ってきても、全然武器にはならんですよ。歴史に関してはヤマトよりも香具山さん方が得意。ということで社会科の勉強なども進んで、そしてヤマトの頑張ってるところなんかも見てもらえて、実にいい雰囲気でありました。とはいっても、ヤマトにとっての一番は管理人さんなんだろうけどさ。なかなかこういうのはうまくいかないものなんですね。

趣味じゃない園芸』、芝生に座って虹を見上げている蘭々、あの扉、いいですね。落ち着き、穏かさ、などが感じられて、それになにか未来を夢見ている、そんな雰囲気もあって、そこにちんまりとした可愛さも加わる。いいイラストだと思います。さて、本編は、皆で休日に市の中央公園にいきました、というお話。公園にある小川や芝生、そうした設備、といっていいのかな? 確認して、園と比較していく蘭々。こうやって、いろいろチェックしていくこと自体は悪くないけど、あんまりにも必死すぎるのか……。体育会系マインド? ソフトボールやってたんだ。それでやたら勝ち負けにこだわる、って、そのあたりは蘭々の基本の性格っぽくも感じるなあ。蘭々、資格をとろうとしてましたよね。今回、そのおさらいみたいな感じで、造園技能士、園芸装飾技能士、さらに造園施工管理技師、次々列挙されて、この人は二兎追って全部逃がしそうなタイプだなあ。しかし、こうしていろいろをやりたがるのは、好奇心や負けん気という要素もあるけれど、その根っこには不安とかがあるのかも知れませんね。そんな自分のこと、だんだんに見えてきている蘭々。ええ、成長してますね。ひとまわり大きくなったのかも、ですね。

『銀河系女子高生ありすちゃん』、ハルが転んで、膝に青あざ作っちゃったんですね。ありすちゃん曰くガス星雲みたいって、それで痛みもやわらぐんだ。すごい天文愛だ。地方によって呼び方が違う。ああ、関西、というか京都? だと、そうなることを青じむっていいますね。名詞にしたら青じみ? あんまりそうはいわないなあ。膝ぶつけたとこが青じんでる、みたいな感じです。さてさて、ありすちゃん、どうやったらできるかと聞いて、躊躇なく腕を机に強打。すごいな、痛みに恐怖を感じないんだ。さすがです。ありすちゃんモデルに宇宙テーマのファッション、あのコーディネートは可愛かったけど、青あざはさすがにミスマッチです。ありすちゃんもハルも、なにか見失ってしまってましたね。青あざの新しい名称として宇宙が採用されてからのくだり、バレーボールやってる皆の連帯。あれは面白かったです。宇宙が大量に生まれている。なんでもないことが、ものすごいスケールに感じられておかしいんですね。

『美味しいタノミゴト』は、咲月が風邪でダウン。美琴が心配しちゃって、ずっと付き添うっていうものだから、いろいろ用事を頼んで部屋にいさせないという作戦をとるんですね。病人なのに、いろいろ考えなくちゃいけなくて大変です。お腹がすいた、そういう咲月に、自分が作ります、美琴がやる気を見せるんですね。しかしなにかと心配、だから咲月、事細かなレシピを書いて、うん、病人なのに大変だな。台所ではメイドさんが大変。美琴がとにかく駄目で、けどそのがんばりがちゃんとお粥に結実するんですね。本当によかった。美琴のために、そして咲月のためによかったです。なぜお粥を作りたかったのか、美琴の気持ちが咲月に届く。そして咲月に美琴がお粥をリクエスト。ええ、最後に美味しいタノミゴト。いい展開でありました。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第8号(2014年8月号)

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