2014年9月30日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年11月号

『まんがタイムオリジナル』2014年11月号、先日の続きです。

『どす恋!りきしー女』、じわじわ話が進んでいきますよ。ついに試合というんですが、なんと、女子相撲、結構な人数がいるんだ。8団体? 3人一組で2勝したら勝ち抜き。軽量中量重量と揃って、茜が結構な活躍ですよ。軽量級だと、だーんとぶつかって組んで勝つというんじゃなくて、その体さばきでもって戦うってことになる、そんな様子がよくよく見えました。団体で3位入賞。おお、頑張りました。女子相撲という、なかなかなじみのない、けど頑張ってる人がいるスポーツをとりあげて、こうして見せてくれる。それがいいなって思っていますよ。

『みつめるっ!上野さん』は、キャラクターを増やしてきましたね。博物館の展示についての知識を増やそうと図書館を訪れた上野さん。そこで出会った心を読む司書さんが面白い。上野さんを先回りして、どんどんいろいろ教えてくれる。本の名前教えてくれて、さらには江戸文化、風俗について知るにはこの本をとおすすめを教えてくれるんですね。まあ、ほんとはレファレンスは、利用者を先回りすべきじゃないんですけど、それはそれとして、漫画ですから。根津さんも登場して、まさかのファッション誌をチェックする、その目当てが例のイカ蔵さまなんですね。さて、この面々が夜には小料理屋なんぞやっている。司書の谷中さんが女将! って副業いいのん? いや、いいんだ、漫画だから。あの、皆のくつろいだ雰囲気、あれはいいですね。仲間うちで楽しんでる、そんな雰囲気が実によかったです。

『春雨平安日記』、わお、冬子に夏子、ふたりとも、どんどん美しくなるなあ。って、なんでふたりとも拳法の構え? あ、春雨君もそうか。本編もさすがに面白いです。知らない香りねから柔軟剤、丸洗いしてるのかよ! あの流れは素晴しい。女の子を連れて家に入るところを目撃された春雨の、詳細聞いたら回転ドアでしたとか、このはずしっぷりも素晴しい。信頼度ゼロからマイナス。夏子と冬子の激突もまた見事。憎み合うふたりなのかあ。まあ、そりゃそうだろうなあ。源氏物語が出てきたの、あれで不思議に打ち解けるふたりも面白い。っていうか、冬子様美しいなあ。というか、スパイとか放ってるのか。もう、ノリノリのキレキレだと思います。問題の少女、春雨の妹だったんですね。千秋。ダイナミックな子供。面白いなあ。ところで、意外とロマンチストな夏子。しまったギャグだったこれ! ほんと、最高だと思います。

『花と女子高生』、牡丹ちゃん、大活躍ですね。スタンドフラワーの依頼、牡丹指名で入ったんですね。それでみんなで牡丹のイメージ話しあったりするんですね。って、願望になってるんじゃん。牡丹のデザイン画、いきなり猫がのってて驚きなんですが、それをうまく、牡丹を傷つけることなく方向転換させた双葉、あの誉められてるところがナイスですよね。双葉、睡蓮の牡丹への愛を表したフラワーアレンジメント、それ見て逃げる牡丹がすごくいい。まあ、そら逃げるわなあ。そして見事に仕上がった牡丹のスタンドフラワー。双葉、睡蓮の付け足しが蛇足になってなかったっていうのが意外なラストでした。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第11号(2014年11月号)

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