2014年12月10日水曜日

『まんがタイムきらら』2015年1月号

『まんがタイムきらら』2015年1月号、昨日の続きです。

スロウスタート』、クラスの皆が栄衣子の誕生日を祝って続々やってきますよ。はい、プレゼント。と渡されるのはヘアピン。この子もその子もあの子もみんなヘアピンを用意してきて、ああー、たまてもヘアピン。そしてもちろん、花名、ひろえペアからのプレゼントもヘアピン。ええ、これ前回の落ちでしたよね。栄衣子にヘアピンをつけてお願いする、そんなことになってるのもおかしければ、花名の願ったこと、それを受けての栄衣子のハグ。いいですよ、これ。しかもここから、たまて、冠と続く、これほんと最高でした。さらにですよ、先生とのからみがあって、最後に冠のプレゼント! やってくれますね。いやもう、実によかったです。

『Mixこ〜る』、いいですよ。バラエティ番組に出演。なるほど、ゲストふたりで、料理を作る人、食べる人にわかれるっていうんですね。当初はひかりが食べる側、そう知らされていた。ところが実際は逆。ひかりの作った料理をもうひとりのゲストが食べるんですね。その人が園崎キキ。プライベートはちょっとツン系? けど、仕事となると見事な笑顔見せて、ええ、ひかりの料理の顛末、面白かった。作る様子からおかしい。できたカレー、見た目は悪くないんだけど、味のギャップがすごいのか。それでもおいしいと花を飛ばしてみせるキキ、そこに彼女の真価がばっちり示されてるわけですね。キャラクター、皆、個性がよく出ているし、そしてばっちり可愛くて、すごくいいと思っています。ひかり側ペア、キキ側ペアそれぞれの個性、実にいい。そしてキキ、ひかりといい友達になれそうですよね。

『コドクの中のワタシ』、びっくりしました。前回あんこが倒れて、それで今回はまさかの小柴先生。モルモットに思うところがある。そして後日、あんこが小柴先生の危機を察して駆け付ければ、まさに毒を飲もうとしていたところなんですね。なるほど、あんこの記憶から自分の秘密を知ってしまった。なるほど、自分もまたコドククラスのための実験動物だったのだ。自身の価値に疑問を抱いてしまった。それが、あんこが取り戻した記憶を語ることで、自身の、望まれて生まれ、愛されていたことを知ってという展開。そして、あんこに名前を呼ばれた時に、自分を愛してくれていた博士のことを思い出す流れ。ええ、いい描写だったと思います。しかし、こういうの見ると、まさか、終わっちゃう!? みたいに思ってしまうのでした。いやいや、もっと続いてくださいよ。楽しみに読んでますからね。

三者三葉』、光がすごいな。あの薗部でさえも、抗えないのか。無理矢理といっていいと思う。カップになみなみと青汁つがれて、しかも照の分といってもうひとつ。元メイドの自負が一発で砕ける、あの瞬間がおかしかったです。それで薗部、制服に着替えるんですね。うん、とても素敵。双葉と小芽の不毛な口論に割って入り、そして塩で御祓い! って、葉山ちゃんがやたらノリいいなあ。文化祭の顛末、ほんと面白かった。最後の、ちょっと黄昏れた感じもまたよかったですよ。

My Private D☆V、阿部かなりでありますよ。最初、最初ね、脇かと思った。女の子が、これ、シャツっていっていいのかな、一枚で、こう右手をぐっと持ち上げている。恥ずかしそうにね。その上げた右手、脇じゃなくて、二の腕の方、そこに魅力を感じるのだそうですよ。たぷたぷとかではなく、ぽちゃぽちゃとかでもなく、必要最小限の筋肉でふっくらスラッとしたラインに魅力がある。それを語るこのイラスト、確かにその二の腕の色気感じさせている。のだけれど、この絵は、人によってそれぞれ違った自分のD☆Vを見出し得る、そうした魅力を湛えている、そんな風に感じましたよ。ええ、あなたのD☆Vはなんですか?

  • 『まんがタイムきらら』第13巻第1号(2015年1月号)

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