2015年2月24日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2015年4月号

 『まんがタイムきららフォワード』2015年4月号、発売されました。表紙は『がっこうぐらし!』、テレビアニメの情報も出てきましたね。って、おお、夏放送なのか。スタッフ、キャストも決まりました、ということで、いよいよ盛り上がってきそうです。表紙イラストは、メインの4人がぎゅうぎゅうに寄り添って、誌面狭しといった感じで、あのすみっこでぎゅーってつぶされそうなゆきが妙に可愛いです。

『おにまん』、ついに3本立てだ! 本編はといいますと、前回の天邪鬼ばれ、それを受けての今回なんですけど、いやあ、とりわけ問題になるような様子もなく、神様、紅白との同居もいよいよ本格的になっていきそうです。というか、紅白のよかれと思ってやることで、チャコが死にかけたりする、そんな心配はもうなくなりそうですよね。と、かくして新しいフェイズへと進む3人の関係。なんかね、鬼だ神様だといって対立するとか、そういう心配はまったくなくって、むしろなお仲良さを増した、そんな雰囲気がとても心地よいのでありました。あの温泉にいって、そうしたら紅白が変装してるとか、おかしかった。あの白の先生コスプレ、って、これ先生? 可愛いなあ。微妙に身にあってない、そんな感じがして最高です。3本目の泣き上戸、これも面白くって、あの一人相撲感がたまらないですね。ほんと、浅葱さん、キュートな人だと思います。

『ルイは友を呼ぶ』、新連載です。有角人種、頭部に角を生やした人類たちの物語。おお、アキタランドか!? ってそうじゃない。またこれ、ファンタジー色強い、そんな話かなと思ったら、いやそういう感触でもないな。角の美しさ、それが人の価値を決め、格差を生むなんていう前提は結構なディストピア感ありまして、そんな世界で暮らしてるルイは底辺も底辺、なんとぱっと見て気付けない程度の小さなツノしか生えてないっていうんですね。そんなルイが、落ちこぼれのEクラスに振り分けられて、同じくEクラスにいれられた元アイドル、ネルに、片角失ったミアとともに、これからの学園生活、1年かけてCクラスまで昇級せねばならんというんです。はたしてルイの未来はどうなる!? 皆の持つ固有能力も紹介されて、なんかね、ルイがずいぶん駄目な感じで、けどそんなルイの可愛さ、それは確かに感じられるのだから、ねえ、ツノだけで決められるなんてねえ、酷い世界だよねえ、とか思える導入でした。そしてルイの出会ったSクラス女子。この子とどういう風に関係していくのか、それも興味ぶかいですね。

『鬼が出るか蛇が出るか』、おかしかったですよ。いえね前回、優にぐーっと引き付けられてしまった悠理ですよ。突然の積極的アプローチ。自分自身でも戸惑うくらいだったのですが、あ、これって、あれか。優の臭いというやつ。あれか! なるほど、妖怪の女子を惑わす魔性の香りなのだね! そう思ってたんだけど、違うんだ! いや、ほんと、びっくりした。見事にかわしてきたもんだ。悠理の変化、その暴走。優の臭いとか、あるいは一目惚れ、そうしたことをずうっと匂わせてきてさ、ほんとまさかの種明かしに、いやあ、やられました。脱帽です。悠理の妖怪としての本性、だったんですね。なるほど、悠理の正体わかりまして、ということは次回あたりでしろの正体も見えてくるのかも知れませんね。こいつは楽しみじゃありませんか。

『バミれ、みどりちゃん!』、ショッキングな導入で、あれなんか大変なことになってる!? 読者の興味を一気にかきたてて、本編に入るとちょっと時間を巻き戻す。一年生たちの紹介ありまして、おお、皆それぞれに可愛くて、個性的。チャーミングですよね。ひとりだけ演劇経験者がいて、残りは初心者。演劇部は文化系じゃない、体育会系だ! といわんばかりの走り込みにストレッチ、このあたりは吹奏楽部とかも通る道ですよね。経験者の向坂昴。この子だけがついていけていて、残る面々、翠に郁衣に香春はというと、とにかく必死といった具合。ええ、全然演劇って感じじゃない。文句もいいたくなる。わかりますが、これはもうしかたないですよね。ロングトーン、なるほど、上向いて寝るのは、こうすると自然に腹式呼吸になるからだな。他にも発声練習、滑舌の練習やるんですが、不満の一年生たち。そこで翠の発案で前回もやった即興劇、エチュードをやることになるんです。なるほど、冒頭のあれはエチュードだったのか。翠、昴と組まされて、勝ち負けありの演技対決。昴が翠に引き摺られて、いつもとは違う側面引き出されて……。ええ、ヒロイン翠の価値というものがここでも光るっていうんですね。まだまだ全然駄目な翠だけど、伸び代ありそう! すごく魅力的だと思いますよ。

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