2016年4月16日土曜日

『まんがタイムきららミラク』2016年6月号

『まんがタイムきららミラク』2016年6月号、発売されました。表紙は『うらら迷路帖』でありますよ。千矢がですね、淡い色調、淡いタッチでもって描かれておりまして、着物の色合い美しく、柄などはとても可愛らしく、そしてレースの手袋がワンポイントになって、エレガント、そしてとってもキュート。ぱっと目をひいて釘付けにする、そんなイラスト、そんな表紙。とても魅力的でありますよ。

うらら迷路帖』は九番地に入って先生探し。その後編でありますよ。立入禁止の場所に立ち入った面々。そこで出会ったのは、五番占の椿。花占いを専門にする占い師みたいですよ。生徒なんかとりたくない。自分の時間がなくなるし、そもそも働くのが嫌。素敵な人だなあ! ニナ先生の同期っていうんですが、そのよしみでどうか! 全然通じないんですね。そんな彼女を攻略する寸劇。なんでこんなことに!? なんですが、ずっと打ち解けなかった臣も巻き込んで、それで先生の許可も得てね、いやもう、この展開、華やかでおかしくて、男装の紺もチャーミング。魅力的でしたよ。

城下町のダンデライオン』はアンジェ王女編にはいって、またこれまでとは違った魅力が描かれていますよ。今回ははじめてのおつかい。アンジェリカ姫、およそ一般常識がない、ようやくひとりでトイレにいけるようになった、そんな人が、あんまりに役にたたない、そんな風にいわれたもんだから、買い物に出ます、付き添います。なんていっちゃうんですね。って、今日の買い物係、輝と栞か! いちばんのちびっ子組じゃんか! しかし、アンジェ、このちびっ子よりも頼りなくって、まず歩くという概念がない。お金というものを知らない。おそろしくって、もうね、ちびっ子にも負けてる、そんな彼女がですね、活躍を見せるんです。栞のピンチを助けてくれた! 一番のしっかりもの、栞。けど、それでも子供らしさもあって、そんな彼女の失敗を助けて、ああ、仲良くなりましたね。全然お荷物なんかじゃないって示せましたね。ほんと、よかったですね。

幸腹グラフィティ』はリョウと椎名さんが一緒にお出かけして、これ、卒業後、きりんが家を出る、そのことを受けての展開であるんですね。いわばきりんに独立をうながした、けしかけたのが椎名で、ちょっと責任を感じている。なんとか謝りたい、けどなかなかうまくいかなくってというその様子おかしくて、けれどまさかここであの時のりんご飴が返ってくるとは思いもしなかった。椎名の寂しさ、その本心を語って欲しい。その気持ちがりんご飴に託されて、それはあの時のなんとかしたいと思った椎名の気持ちに似ていたのかも知れない。そして椎名の本音。ああ、椎名も寂しかったんだっていう、そしてその寂しさの正体にも気づいていてという、それだけに切ない。ああ、だからこそかも。こうして気持ちを吐き出して、受け止めてもらえて、ええ、椎名、ずっと感情豊かになりましたね。気持ちのあふれて、豊かな人になりましたね。

ビビッド・モンスターズ・クロニクル』、ああ、扉のふたり、制服のふたり、美しいなあ。夢子のつつましさ、とても素敵です。さて、本編、衝撃の展開! あんこに相談を持ち掛けるヒカリでありますよ。いったいなにをいおうというのか? って、ヒカリ、なんか即死してるし! 緊張させたとたんに笑わせにくるの、もうね! 変なとこに入っちゃうから! さて、ヒカリの告白。チェリムは私の姉なんです。姉! チェリさん、女性だったの!? あんこの驚きおかしくっておかしくって、もうね、お互いに、あいつは男だろう、みたいに思ってましたよね。ともあれ、これであんこの心配、不安がひとつ解消ですよ! けど、意外や複雑な関係があんこに明かされたわけでして、チェリ、ヒカリは姉妹。これはお互い知ってる。ヒカリ、キャロは友達。キャロ、チェリも知り合いなんだけど、これは伏せられた事実。でもって、これがチェリにバレちゃうと、ゲームやめちゃうっていってる! ヒカリのチェリに対する辛口評価。これが姉妹のらしさ感じさせていいですよね。でもって新たに築かれるチェリム(中身)像。もう、おかしい。もうね、えらいことなってて、あのLv 99っていうの、よっぽどなんだろうな、あんこの中で。さて、チェリム側、というかキャロとボン側といったらいいかな。ギルドのアジト模様替え、こちらもめちゃくちゃおかしくて、キャロライン's room。それはいいんだけど。土足厳禁。赤い靴を捨てました。ベッドに入る時は服を着替えなさい。真っ赤なドレスを捨てました。これ、アジト内で捨てたアイテムは、マスコットに処分されちゃうんだ。もう、おかしいおかしい。つうか、装備替えじゃいかんのん? で、ここに加えてアパレイユ名産バナナを捨てました。このゲームには、置くっていうコマンドはないのん!? おかしくっておかしくって。ほんと、人間関係のややこしさ描きながら、ナンセンスなボン、キャロのコメディ描写が、そのややこしさ緩和して、ギャップもまた効果的。そしてあんこ、ここはあずきというべきか、彼女の人間関係に対する苦手意識、その変化する様子も見られてね、ああ、動く? 変わる? 進むものある? いやもうわくわくさせてくれて、そして魅惑のキャロライン落ち。最高でした。キャロライン、素敵すぎ!

『みこ×コンっ!』、初登場とあるけど、これはつまりゲストではない? 連載になるのかな? ひとり神社を守る柊稲帆。そんな彼女の前に現れたのは耳しっぽの女の子。稲帆はコスプレが趣味なのか。それでコスプレ衣装をとりに物置にいったら、そこに耳しっぽ、黒狐様が現れたっていうんですね。耳しっぽで幼女、これはアニメキャラ、いなりんの衣装を着せないと! 最初は怪訝に思っていた稲帆、ぐいぐい神様に踏み込んで、アニメは見せる、衣装は着せる、やりたい放題で、そんな彼女と黒狐様が力あわせて神社再興をしよう。そんな展開になりまして、これは黒狐様、コスプレで前面に押し出されそうな予感がひしひししますよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第5巻第6号(2016年6月号)

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