2016年7月19日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2016年9月号

『まんがタイムきららMAX』2016年9月号、発売されました。表紙は『きんいろモザイク』。アリスとカレンが南国リゾート? 思わせる格好していましてね、夏らしく肩出しのワンピース着たアリス。カレンは水着にシャツを重ねているんですね。服の柄も南国の花あしらわれて、そして背景にハイビスカス。散る水玉に涼の感じられる表紙であります。

『こみっくがーるず』は眼鏡の話。かおすちゃんは眼鏡が好きで、るきさん素敵、寮母さんも素敵、バレー部部長さんも素敵、けど編沢さんはちょっと違う、って、それなんですか! 編沢さん、可愛いですよ。めちゃくちゃ可愛いですよ。あ、眼鏡屋の店員さん、素敵……。かおすちゃんも目が悪くなっているんじゃないか。それで眼鏡を作ってみようって話になるんですけど、自分のこととなるとかおすちゃん、ほんと、からっきしなんですね。どの眼鏡も似合わないっていっちゃって、いや、そんなことないよ、可愛いよ! ダメです私って泣いてる眼鏡姿、最高だと思いますよ。小夢も眼鏡試してみて、自分にはあわないといってますけど、これって見慣れてないだけだと思いますよ。ほんと素敵。かおすちゃんのアドバイスも抜群ですよね。って、なぜそれを自分にはやらないの、かおすちゃん。虹野先生も眼鏡。ああ、素敵……。こだわりの編沢氏も認めるキュートさでした。というか、編沢さん、絶対可愛いですよ。ほんと、強烈に可愛いですよ。しかし、この編沢さんの体験談がかおすちゃんの眼鏡導入を後押しすることになって、ああー、そう、眼鏡かけると世界の解像度が変わりますよね。ほんと、映画とかいくときに眼鏡はかかせませんよ。でも、粗も見えてくる。うん、かおすちゃん、打たれ弱さが魅力です。

いちごの入ったソーダ水』はクリスマスパーティをしましょう。雛菊発案で、お店予約する? コースでいい? とのっけからすごい勢いで、ああ、そうか、雛菊、庶民っぽい雰囲気ただよわせてるけど、違うんだ。焦ってる月の気持ち、わかりますよ。ほんと、金銭感覚崩壊JKが集う地……。ああ、おそろしい……。高校生の発想じゃないっすよ。結局部室でやることになるんですが、反省会という名目でやる。けど皆サンタクロースの衣装着て、って、待って、月だけ露出が多いよ? そのあまりの格好に、風紀委員長がうろたえちゃって、これ、この子は結局目の当たりにはしなかったわけですけど、もし露出多めの月を間近にしたりしたら、どうなっちゃってたんでしょうか。そして厳しく注意する先生。ああ、この先生も素敵だなあ。そして見事に懐柔されて、ほんと、可愛い先生だなあ。その先生のクリスマスの情景、これがまた素晴しくて、いい笑顔なのがまたなんともいえないわびしさを……。うう……。しかしこれ、ちゃんと扇屋先輩のことごまかせたんでしょうか。次回に続いたらどうしましょう。わくわくがとまらないですよ。

『どうして私が美術科に!?』、これ、すごくよかった。居残りすることになった桃音。友達皆は用事があるとかいろいろで付き合ってくれなくて、ゆえにひとり居残り。滑石の彫刻ってのがあるんだ。これ、ノミ? で削ってますけど、失敗したら取り戻せなさそうだから、大変そうだなあ。彫刻の課題は明日が提出期限。それで玄恵先生のはからいで学校に泊まらせてもらえることになって、あ、これ、先生の都合か、そしてそこで出会ったのが夜の翠玉先輩。ああー、昼間と全然違う。猫耳もだぶだぶの袖も全部機能性無視したアピールポイントだったのか。夜のすいにゃんは、ジャージですっきりまとめて、腕もまくって機能性重視。髪もまとめて、そして眼鏡。ああ、素敵だ……。学校に泊まって漫画の投稿作、描いてたんですね。夜だからなのか、ちょっと翠玉先輩も素直というか本音で話して、ああ、漫画の投稿に迷いがある。投稿作が返されるたびに自信が揺らぐ。本当、そうした気持ちは私もわかる。でも、実際に漫画でもなんでも、かたちにして、発表して、評価を受ける、そうしたチャレンジを続けてる人だと、こうした気持ちはもっと伝わる、共感できるものがあるんだろうな。そう思ったのでした。すいにゃん先輩は戦う人なんだろうなって思いました。そして、そうしたチャレンジャーは現実にもたくさんいますね。私にはまぶしくうつりますよ。

『魔法少女のカレイなる余生』、しじまとお別れです。連休で帰省するっていうんですが、すっかりしじまさん、この寮と寮生たちに情をうつしちゃって、ほんと、心配性というのか情が厚いというのか、いい子であります。リラがですね、おかしいですよ。しじまがいなくて羽をのばせる、みたいなこというのに、実際にはすっかりしじまに依存していて、ああー、あの発言は強がりでしたか。そして心配は他にもあって、食事ですね、ミミが酷い! それ、生活力っていわない! 羊がめちゃくちゃツッコミいれてるんですが、元魔法少女たちには通じない。見事に転がり落ちるように駄目になっていく。しじまに頼まれて、彼女らの様子見にいくななほしも、すっかり見事に駄目メンバーに引き込まれてしまって、彼女らの怠け力の感染力、どれほどのものなのか。もうほんと、しじま帰還でがんがんしかられてますけど、ほんとしじまがいないと駄目。つっこみ受けてこそ輝く? そんな彼女ら、いろいろヤバくて、でも、これ、しじまのツッコミとかじゃなくて、むしろしじまはみんなのお母さんですよね? さて、しじまがいないとやっぱり駄目だとあらためて確認された三人です。ここでしじまの寮の移動が知らされて、さあどうする、どうなる。しじまの選択? あるいは元魔法少女の彼女らがいかなアクションをとろうというのか。こいつは注目。いい展開ですね。

『らくらくらくご!』、ゲストです。日本の文化研究部に入部したいというお嬢さん。部室を探しているんですけど、なかなか辿りつけなくて、それで一旦辿り着いたのが、落語研究部。最初気づいてなくてですね、和室に喜んで、すっかりここが日研と思い込んでしまってる、そんな彼女はアリシア。アメリカからやってきた日本に憧れを持つ女の子。大和撫子になるのが目的。なんだけど、なにしろ部が違いますからね、ここにいても江戸っ子にしかなれないような? この部に案内してくれたコハルにいわれちゃうんですね。部にはもうひとり部員がいて、イヅナっていうんですが、この子は緊張すると秋田弁が出るのか。落語についてよくわかっていないアリシアに、謎かけや小噺、そして落語も演じて見せて、すっかりアリシアをとりこにしてしまう。これからはじまる彼女らの落語ライフ。ちゃんとアリシアも江戸っ子になれるか、楽しみですね。

  • 『まんがタイムきららMAX』第13巻第9号(2016年9月号)

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