2016年8月17日水曜日

『まんがタイムファミリー』2016年10月号

『まんがタイムファミリー』2016年10月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』チエちゃんがメイン。花火の夜、浴衣でおめかし、りんご飴を食べながらのこの子の様子が色気ありまして、ほんと、いつもの素朴な彼女とはまた違った魅力であります。他には『かなみ育成中!』かなみが、夏ですね、買い物帰り? アイスキャンディー食べてるんですが、これまた見事に日焼けしてます。『わさんぼん』牡丹のカットもありますよ。

『おしかけツインテール』はバレンタインデーの話ですよ。あれ? 一瞬ちょっと今が2月かと勘違いしてしまいましたが、夏、夏だよ! あれもうすぐ2月だっけ? じゃありませんよ。さて、俊郎のゲットしたというチョコレート。これがまたおかしくて、それ、ソシャゲか! 10連ガチャをひいて、目当てのキャラのチョコレートを入手して、それはそれは嬉しいんですが、花梨に冷静に問い直されるとちょっと冷静になっちゃう。さらに、一発で引けたなんてすごい、みたいな話になってるけど、いや、そりゃ、もちろん、一回で出るわけないですよねー。って、どんだけ引いたの! まあ、この人、お金持ちだからいいか。花梨のチョコレート、バレンタインデーについて思ういろいろ。これまでいってきたことと、ちょっとその考えが変化している今。どうしたものかという葛藤なんかが見えて面白い。友達にもサポートてもらって、チョコレートの手作りにチャレンジしてみたりして? 最終的にホットチョコレートに落ち着いたのはよかったかも知れませんね。ちょっとした楽しいイベントです。

『寺島さんは悟っている』、今回のエピソード、すごくいいわ。寺島さんの父、あのいろいろあかんっぽい坊さんですが、夜間高校で講師もしています。その授業の様子を見にこないか、伊霧を誘いましてね、ああ、ちょっとした見学? 娘の見聞を広げよう、そんな気持ちがあるみたいですね。父、伊霧を学校に呼ぶことに成功。授業も見学してもらって、ああ、夜間高校となるといろんなバックグラウンド持った生徒さんいますよね。若い頃に学べなかった人があれば、海外からきた人だっている。昼では経験できないこと、出会うこともなさそうな人たちの話を聞いて、知って、そして父にあって自分にないものを知る。伊霧は奢ったり、父を侮ったり馬鹿にしたりするような子ではないのですが、それでも自分というもののまだいたらない部分を知った。それがすごくねよかったんですね。伊霧のまだ子供であるということがちゃんと描かれた。それがよかったように思うんですね。

『役職名はお嫁さん』はいつぞやのお姉ちゃんがやってきました。と思ったら、今月3回目、ちょくちょく顔を出すんだ。実家でいろいろいわれるたびにやってくるのかな? きっと妹にあいたいのだろうなあ。そんな妹大好きお姉さん。今回はそんな姉妹の昔の話語られまして、昔から真面目だった妹。けれどなにかしら失敗したりして、そうした時にいろいろ世話やいてくれた。ええ、いいお姉さんだなって思ったんですね。不器用な姉が一生懸命に、脱水症状におちいった妹のためにスイカを切ってくれた。そうした思い出。ほんと、他にもいろいろ自分のことを支えてくれていた。そういっている妹、美如の笑顔。それを受ける姉の表情。とても素敵でした。

『シロクマはシェーカーを振れません』、ゲストです。BARウルス・ブラン、フランス語で白い熊ですね。その店のバーテンダーは本当に白熊で、ただ、この熊、まともにカクテル作れないらしい。当然お客さんもこなくって、この店の命運は女性バーテンダーの花に託されるというんですね。見た目ちんまりしてる。この子が結構しっかりとカクテル作って、今回はジントニック。ジントニックを作るに際し、どういうテクニックがあるのかとか、またジンとはどういうお酒であるのか、そうしたこと語られて、なるほどちょっとした蘊蓄ですね。こういうの読むのは楽しいです。ただこの店のオーナー、白熊の弟みたいですが、こいつが見事にいけ好かなくて、この店に客がこないの、正直、このオーナーのせいだと思うよ。ギスギスしたやりとりは苦手。使用者が被用者に対し発する汚ない言葉の数々。これ、パワハラじゃん、ほんと、安らがんよな、こういうの。みたいにお客が思っちゃってるんじゃないのかな。だとしたら客足も遠のくよね、みたいなこと思ったのでした。

  • 『まんがタイムファミリー』第34巻第10号(2016年10月号)

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