2016年8月26日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2016年10月号

『まんがタイムきららフォワード』2016年10月号、昨日の続きです。

『45分間の魔法使い』。授業で魔法を習っている中学生たち。ただ学校で習うだけでなく、実地で使っていこうっていうんですね。ああ、別に魔法を隠す必要とかないんだった。魔法を使って島のみんなの役に立とう! 魔法ボランティアですね。皆の使えるようになった魔法、それをちょっとずつでも有効活用していこうという試み。なかなかうまくはいかないみたいなんですけどね。だって、釣りをしている熊畑先生の手助けしようと、クーラーボックスに水を張ってみせた戌亥。でもさ、考えたらよ、目の前が海なんだからさ、直接くめばいいよね? まあ、真水が出せるというのはすごく有利ではあるんだけどさ、今回は、残念、あんまり役には立たなかった。柚木は繊月先生のお姉さんと出会って、お姉さん、魔法グッズのセールスとかしてるんだ。魔法がどういう風に見られてるか、活用されているかみたいなのがうかがえるのは面白いなあ。この島に魔法が実験的にでも導入された理由なんかも説明されてね、ええ、とてもいいと思いました。そして茅子ですよ。風の魔法。千尋がやってみせてくれていること、ちょっとしたコツ教えてもらいまして、自分でもできるようになる。そのコツを伝える手段、ちょっとドキドキしますよね。また、ふたりこうして仲良くなって、そうしたところもとてもよかったです。

夢喰いメリー』、えらいことになりましたね。夢路がジョンとまた合体してみせました。エルダーの結界内にリトルチェイサーを呼び出すことにも成功し、さあ、これからいよいよ戦いは本格化しますよ。しかし、これ、危機の打開、状況の打破につながると思うじゃありませんか。実際、合体が解けるまでの限られた時間、それを最大限に活用し、リトルチェイサーとも見事に連携して、エルダーを圧倒する、追い詰め、ついには打ち破った! って、思うやん! エルダー、まだまだ余裕、というか、全然やられた感じがしない。ほんと、夢路、とことん追い詰められて、危機の危機、絶体絶命の状況に追い込まれて、ほんと、これどうなるのか。とりあえずエルダーとジェイスの対立が夢路をながらえさせた。って、待って? これ、ながらえさせた、っていっちゃっていい状況? いずれにしてもここで夢路が死んじゃったりしたら話にならんのでながらえるんでしょうけど、それにはなんらの状況打開の策なり介入なりがないといけない。しかし、そんな可能性、どこにあるというのだろう。ほんと、ちっとも安心させてくれません!

『鬼が出るか蛇が出るか』、美来に聞かされたアナタハンの女王という言葉。それを調べている優です。これ、結構有名な逸話ですが、冗談ではすまないような悲惨な事件で、いわば優がその女王の立場にあるということなのでしょう。村の女たちの間で軋轢なり対立なりあるのか。これまで描かれてきた以上のなにかがあるのか。それを心配する優は、やっぱり優しいやつだと思います。ネットでの検索、学校のコンピュータを使わせてもらってたんですね。古いコンピュータ。今どきCRTやもんな。でも、それも理由がある。情報から隔絶されたこの村の、そうせざるをえなかった理由など含め、先生の口から語られるんですね。優が聞いたのは、優以前に村にいたという男性のこと。先生いわく種馬。先生は関係持ったことがないっていうんだけど、そういうの生々しく聞かされるの、優にはいろいろショックがありそうね。ともあれ先生の語る昔の話。村唯一の男性の暴走が村を二分する争いを引き起こすにいたったという、その歴史が優になにを伝えるのか。それはわからない、というか、優の参考にはならなかったみたいですが、少なくとも先生はここ最近の優の変化を感じとっていたようで、ええ、最初は頑なだった優、ずいぶん変わったと思わせられますよね。

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