2016年8月11日木曜日

『まんがタイムきらら』2016年9月号

『まんがタイムきらら』2016年9月号、昨日の続きです。

『サクランボッチ』は百合が困ってます。生徒会の仕事で、体育祭のポスター案を考えないといけない。それでできたのが非常口呼ばわりされてしまうようなデザインで、いや、でも、そういうシンプルなのいいと思うよ? 生徒会に出たがらない百合がなんだかおかしくも切実なんですね。なんだか生徒会の人間関係、うまくいってないみたい? 生徒会にいってみれば、お互いの案に対して盛んにやり合っていて、ああ、こういうのが苦手なんだろうなあ。気を使いすぎるのかな。気を使われるのも嫌なのだろうなあ。と、ここで文芸部が生徒会に介入ですよ。八乙女百合の処遇を賭けて決闘を申し込む! なんていってるんですが、なにそれ! 意味わかんないよ! って、生徒会もそれに乗っちゃうんだ。ほんと、これ、なにがどうなるかさっぱりわかんないね。

『オトメロック』、保健室にこもってるマリアさん。フルネームはロリ・マリア・リーリャなのか。ロリという名前にコンプレックスがある。そんな彼女を言葉巧みに引き込んだ軽音楽部。冬香先輩んちのラーメン屋で会議するんですが、ここの店員、冬香先輩がわりとやりたい放題で、レンゲマシマシ、そしてオーダーが勝手に決められるとか、このマイペース感、傍若無人感、嫌いじゃないですよ。楽器屋にいってパート決め。これ、希望とか全然聞いちゃいないな。勝手にどんどん決めて、ろくに演奏できないというのに車庫スタジオを賭けた審査に挑む! って、これ、一発で不合格なのか。さっそく練習場所を失ったわけだけど、これ、どうするんだろう。ほんと、いきなりの迷走じゃないですか。

『ひなまるすまいる』は水着回ですよ。海にいきます。うらら様もいつになく気合い入っているようで、と思ったら、突然の大雨。しかたがないので、屋敷の中で楽しみます。って、地下にプールがあるんだ! これ、プールというより人工海浜ってなレベルだよ! すごい。シーツの海どころではなかった。皆集まってきて人工ながら海を楽しむ。まうさん、のっけから砂に埋められたり、って、この人、最後まで埋まったままだ! 景色が壁に投影されてるの忘れて遠泳勝負してみたり、それなりのピンチあったり、カトレアがやっぱり過保護だったり、そしてかき氷をふりかけで食べる! 塩味なんだ……。本当の海とは違う、それでも楽しかったうらら様が、うみはもっと楽しいのだろうか、そう思っているラスト。ええ、ちょっとずつでも外に気持ちが向かっている。これはよいなあ、そう思ったのでした。

『君の瞳に首ったけ!』、皆で図書室にいきます。めぐりが本を返しにいきたいから、なんですが、小町にいたっては図書館の存在すら知らなかった。これだけで、小町の人となり、わかっちゃいますよね。図書館にいけば戸塚先生が本にまみれてぶったおれてて、エイミは本を布団代わりにして寝てるに違いないみたいなこというんだけど、まさかそんなことあるまい。トラブルの予感!? 本の整理を皆で手伝います。自由にサボるエイミ。力仕事苦手なエイミ。うん、この子、いいですよ。見れば先生も、好きな漫画蔵書させてるとか、自由な感じでありまして、ほんと、こういうマイペース、素敵です。小町がね、めぐりのこと心配して、先生に仕事押し付けないでと、いいように使わないでと抗議するんですね。ああ、小町さん、とてもいい人。ちょっと悪ぶって見える、そんな小町だけど、そんなことないんだよって重ねてわかるエピソード。実によかったです。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第9号(2016年9月号)

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