2016年8月9日火曜日

『まんがタイムきらら』2016年9月号

『まんがタイムきらら』2016年9月号、発売されました。表紙は『スロウスタート』。花名、たまて、冠の三人が、水着で、って、なんだ、おい、すごくマニアックなのではなくて? 下にはスクール水着、いわゆる旧型? その上にセーラーの上だけ着ましてね、フェティッシュな欲望、ここに充実させました、そうした趣向であるようですよ。左に花名、その手にそっと触れて寄り添うみたいなかむり。わっと元気にジャンプしてるたまてと、それぞれの個性、というかたまて以外、なんかちょっと緊張してるのか沈んでて、これもこの子ららしいなって思えますよね。

今日は新規ゲストと変則気味にMy Private D☆Vについて書きますよ。

『ゲーフロ!』、主人公は大学生なんですね。本月あい。書店でバイトすることになって、本が好きというこの子、すごく楽しみにしていたんですが、配属先がゲームフロアとなりまして、ああ、なかなか思うようにいかないのが人生ですよ、あいさん。思わぬゲームフロア配属に、ゲームなんかに興味はない、えらいこといっちゃってますけど、それを受けて全然こたえない先輩が見事ですね。フロアリーダー、里井田ともえ。専門はギャルゲー。そして、米沢ちまき。この人は歴史好き。偏見かもわかりませんが、ゲーム好きで、歴史好きで、となると、なんかBL趣味をお持ちなのではないかとか思っちゃいます。はじめてのバイトというだけあるのでしょうか、いろいろ失敗してしまうあい。いきなり防犯スイッチを押してしまったり、商品を落とす、店頭で転ぶ。落ち込んでしまうんですが、先輩ふたりがちゃんと見守っていてくれる。こうした優しさにふれて、ゲームに対する考え方改めようというこの子の反省、よかったと思います。さて、ゲームですが、好きな本にもよりますでしょうけど、きっとこの子が気にいる、そんなものがありそうに思います。なのですが、リーダー、ギャルゲーを勧めますよね、きっと。

『あるじのいぬまに!』、これは犬の擬人化、ではなくてこっそり人に化けてます、というやつですね。なるほど、人のいない時には、主の居ぬ間に、こっそり人の姿をとっている。タイトルの「いぬまに」というの、これも意図的なのかな? などなど思いました。シンプルな話です。柴犬のよつばとラブラドール・レトリバーのマナ。人の姿になりまして、ついつい自分の欲望に流されそうになりながらも、自制自制、ちゃんとご主人のためになること考えて行動するというんですね。主人の幸運を思って、マグカップをきれいにしようとする。そしたら割っちゃって、ああー、でも、経験が少ないからしかたないのかな。なんとかリカバーしたいと思うものの、テープで補修も無理。接着剤はちょっと怖い。ご近所のボーダーコリー、リコに相談してみれば、隠滅をすすめられる。よつばにマナ、ちゃんと謝ろうと考えて、謝る稽古しましてね、それでご主人の帰り待ってたら、ああ、ご主人のあみさんもいい人ですね。責めない、ちゃんと犬たちのこと心配して、という描写、暖かみがあって、とてもよかったと思います。犬好きの人が犬に思う、そうした気持ちと、犬たちがこうであってくれたら嬉しいなという夢が混ざりあってできた、そんな漫画と思えました。

『ぽんこつヒーローアイリーン』。舞台は火星? 街を襲う怪獣相手に戦う変身ヒロインたち? と思ったら、主人公のアイリーン、のっけから遅刻してくる。よそ見して必殺技を暴発させる。結果、この人、地球に長期出張することになって、ああ、左遷。というか、ヒーロー会社に所属してるのかあ。敵を倒したら得られるストーン、そいつを必要数集めたら火星に帰れる。というのだけど、地球に怪物なんて出てこない。実際、これ、怪物が出てくるようになるんだろうか。と思ったら、やっぱり平和路線でいくみたいですね。変身ヒロインに憧れてコスプレして街中うろうろしてるラブリーメロン(自称)との出会い、これが面白かったです。互いに勘違いしてる。アイリーンはメロンのこと、地球にいるヒーローだと思ってるし、メロンはアイリーンのこと、コスプレの同志だと思ってる。非常にあかん感じなんですが、けんかして仲違いしてる子供を仲裁してみたりね、そうした小さな活動してるメロン、不審者ではあるんですけど、いい子だなあ、リアル・ライフ・スーパーヒーローズ活動みたいなもんだなって思いました。アイリーンは力に訴える、そんな物騒なヒーロー志望みたいですけど、そんなの発揮できるシチュエーションはそうそうなさそうなこの漫画。メロンと一緒に小さな活動して、ストーンを集めていくことになりそうですね。

My Private D☆Vは昆布わかめであります。『夢見るプリマ・ガール!』の人。ということで、今回のイラスト、ベリーダンスの彼女を思わせますよね。ポイントは褐色+黒髪。健康的でエスニック、おなかの周りの肉付き、そこに萌えを感じるとのことなのです。なのでイラストも褐色黒髪のお嬢さん。グラマラスなお嬢さんに、ちょっと小柄な子と、ふたつの系統用意されまして、双方ともに魅力的。ビキニのお嬢さんの、おなか周り、見ましたら、しっかりと筋肉のついて引き締まった、そうした感触ありまして、腿なんかもそうでしょうか、こうした表現、とてもよいと思いました。ワンピース着用の小柄なお嬢さん、設定としては妹さん? この子の太く三つ編みに編んだ黒髪もまた魅力的でありますね。

  • 『まんがタイムきらら』第14巻第9号(2016年9月号)

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