2016年8月19日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2016年10月号

『まんがタイムきららMAX』2016年10月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。チマメ隊の三人が、海賊に扮しておりますよ。チノが船長でありますね。いつもよりもえらそうで凛々しい、そんな表情が新鮮です。マヤとメグは銃や小さな宝箱手にしましてね、チノ船長のうしろに控えていますよ。ふたりそれぞれ違った微笑み、それがとても素敵です。

きんいろモザイク』はカレンが陽子に果たし状。いったいどういうこと? と思ったら、なるほど、漫画に影響された。ほう、陽子が漫画のキャラに似ていたと。それで決闘申し込まれるっていうのも大変だな! これ、結果的にカレンの家に陽子がお招きされて、ふたり楽しくゲームする、みたいになってしまうのがね、この漫画らしいほのぼのでよかったです。一緒にゲームして、カレン、圧倒的に負けちゃうんだけど、最後に勝たせてもらって、そうしたら罰ゲームっていって陽子で着せ替えしてしまう。ええ、仕上がった頃にやってきた綾が喜んじゃって、ほんと、綾は陽子大好きですね。でもって、しの、ナーススタイルで、ああ、決闘だから! でも平和な決闘。誰もケガとかしませんよ。

いちごの入ったソーダ水』は前回の続き。風紀委員長が文芸部のサンタパーティに踏み込んできましたよ。しかしこの委員長。内心と言葉がまるで逆。月の格好見て、そんな安っぽいの着て! もっといいの着て欲しいのに! もうまるっきりファンだっていうのに、それがどうしても怒ってる、否定してる、そんな言葉になってしまう。ほんと、損な性分だ! もうね、素直にね、好きだって、一緒にお風呂で洗いあおう、今日の下着どんなの、っていっちゃいなさい! さて、そうしたバタバタした時間もあったけど、その根底にはこひめの文芸部、部の皆に対する愛着などがある、その様子が実にほのぼので、暖かみあって、これだなあ、クリスマスは親しい人とこうして友情やらを暖めるのがよさそうだなあ、そう思わされる、いいエピソードでした。忘年会後のエピソードも、皆、なんかそれぞれにいいことありそうで、それもよかったですよね。

『こみっくがーるず』は翼と小夢が一緒に出かけますよ。そこで小夢のリクエスト。髪の長い翼になって欲しいっていうんですが、これがまた可愛くて、普段は見せない表情、雰囲気がもうたまりません。そりゃもう小夢ならずともテンションあがろうものです。しかし今回は小夢優勢で進みます。どんどんおしゃれな服を着せて、いわば翼の女性的な面を開花させていきます。これ、漫画の展開、そのヒント、発想を得ようって話だったんですけどね、それだけでない、普段はかっこいい友達の可愛い面に触れてみたり、またいつもは可愛い系女子の友達の強引な面垣間見てみたり。そんなところが実に面白かったです。

『はんどすたんど!』は、ななみがハーブティなどたしなみまして、これはちょっとした優雅な時間? って、絶対こんなの嘘、嘘。そう思ったら、案の定でしたよ。1ページもたないんだもの。ゆかちーが持ち込んだ情報、っていうか、普通に連絡事項ですよね。文化祭で体操部もなにか出展しないといけないんだそうですって。運動部も文化祭でなにかしないといけないって、めずらしいですね。ともあれ、なにをするにしても、なにかできるほどレベルが高いわけじゃない。できるとしたらゆかちーくらいだけど、ゆかちーは目立ちたくないから、って、死にたいってまでいっちゃうの! ステージが駄目なら展示でもいい。っていうんだけど、なにを展示したものか。いろいろアイデア出しあうんですけどさ、ななみがまたいろいろ酷い。記念撮影コーナーで、あのポスターにした微妙な写真ね、そいつをアレンジする案ばかり出すし、器具の展示では皆のレオタードとかいうし、けどこの子の場合、あきらかに実現可能な案と思ってない、いや、むしろそれだからこそたちが悪いのか。今回のエピソード、中盤までは体操部の出し物の話でしたけど、終盤でななみのクラスの焼きハマグリ屋の話になっちゃって、しかもそれがすごく引きが強いときた。おかげで読後感がすっかり焼きハマグリになってしまいましたよ。

『ふでもじ!』、ゲストです。タイトルが語っていますよね。書道、習字の漫画です。高校新入生、望月カチューシャをとらえたのは、大書されたWelcame 書道部の筆文字。これ、comeのスペルまちがってるって、すみにある変な動物の絵もなんだろう、不思議に思わされるところあるものの、書字の魅力、これがカチューシャに届いたっていうのです。書道部の先輩は部長の半田さおりに星野めぐみ。めぐみは趣味が写真ということで、なんだろう、ちょっと親近感覚えるな。部員募集のポスターを書いたの、めぐみだったんですね。試しにカチューシャも書いてみなよ。というわけで書いてみれば、半紙に小さく文字がふたつ並んで、ああ、この子、思い切りが弱いんだ。対してめぐみは、一文字で半紙のほとんどを使っちゃう。元気にいこう、ダイナミックにいこう。型にとらわれず、のびのびいこうがこの書道部の持ち味みたいですよ。さて、常識人っぽく見えたさおり先輩。この人は字を書かないんだ! あの変な動物、あれ、この人が描いたのか! というわけで、結構な非常識人。おおう、めぐみの方がよっぽど常識人でした。

『都会少女のまきばデイズ』、ゲストです。ホームステイでスイスにわたった女子高生、小野坂ちえが主人公。やたら元気な女の子、サラと出会って、民族衣装着せてもらったりして、さっそくスイスを楽しんでいる模様です。ハイジの物語に憧れてるんですね、ちえは。それで、ワラのベッドとかいったらね、サラに家畜体験がしたかったんだね! って誤解されて、これ、意外なところつかれて面白かったです。まきばデイズというだけありまして、牧場いって、羊と触れあったり牛と接してみたり、そうしたところを押し出していくのかな? そう思ったら、サラの友人、ふたつ年上のクロエと出会って、そこからはクロエの胸にクローズアップです! いや、ほんと、えらい方向に舵きっちゃいましたよ!

  • 『まんがタイムきららMAX』第13巻第10号(2016年10月号)

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