2016年9月12日月曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年10月号

『まんがタイムジャンボ』2016年10月号、発売されました。今回のテーマ、銭湯ですね。なるほど、たしかに銭湯、お風呂が描かれた漫画、いくつかありましたね。さて、表紙です。『レーカン!』天海さんが、お風呂あがりの様子、薄着に牛乳、上気した頬。これはまた色っぽい、そう思わせてくれます。そして湯につかっている『銭湯の女神さま』恵に、これは行水? 『江戸の蔦屋さん』、本編は湯屋でありますよ。『寄席ばいいのに』銀子に小路。奔放な銀子に慌てて浴衣着せようとしてる小路。実にこのふたりらしいです。

『ヒゲとセーラー』、扉はブレザー、眼鏡、三つ編みの初。そうか、初、進学を考える時期にきている。進路の希望と問われて、ああ、具体的にどこにいきたいとかはない。公立、自転車通学、そして最後に制服が可愛い。基本、お金がかからないという選択をしているんですね。今回、三者面談の話です。千尋さんが不審者と間違われてはいけないと、昇降口まで急ぐ初。ああ、及川先生がプリント作って、先生方に配ってくれてたんだ。って、まるで指名手配……。複雑な初、対して策がうまくいって得意気な及川先生。むふーって、ほんとこの人可愛いです。学生時代の先生の制服姿も披露されましたよ。おお、なんだ、このふんわりスカート。驚きの可愛いさであります。ここで冒頭のブレザー云々がでてくるんですね。どんな制服がいいかって聞かれて、ブレザーも着てみたいかも。おお、だとすると『ヒゲとブレザー』にタイトルが変わりますね。しかし、初の希望。満たすとなれば県立七海高校。ただレベルが高い。そして家計、学費を気にする初におばあちゃんは気にするなっていってくれて、と、この矢先におばあちゃん倒れる。さあ、どうなる。これが初たちの生活にどう影響するのでしょう。大事にならないといいなって思いますよ。

終活女子高生』、なんと、律が告白されていますよ。でも、律って好きな相手がいたはずだよな。いや、それはいいんだけど、告白した少年のこと、沙羅がモブっぽい男とかいってて、すごいな、すごい失礼だ。ともあれ、律、了承しちゃうんですね。なぜか。今度遊園地に一緒にいく。デートだってわかってるのか!? 沙羅がやきもきしてるんですが、ええ、ちゃんと律はわかってるんですね。遊園地デート、沙羅、たまらず見にいったら、律、見事に美少女を演じていて、うおお、しゃべらなければ優等生風美少女の律、というか、待って、演じられるってことは、この子、普段の変わりものっぷり、客観的にわかってるのか。ともあれ、沙羅、自爆して律を赤面させる。素晴しい! そして、律がこのデートを受けた理由を話して、ああ、引っ越ししていく自分の、最後の思い出としてのデート。それを律は自分の思いと重ねあわせたっていうんですね。さて、ここまでいえば、やっぱり、律、終活とかいうの、冗談やなんかではないのだろうなあ。そう思わされて、だからこそ、律と沙羅の仲、それがさいわいなものであればいい、そう思わされるのですね。ええ、律、沙羅の前ではしあわせそうです。

『銭湯の女神さま』、新作ゲストです。月岡恵は新任教師。可愛い生徒たちに囲まれて、といいたいのだけど、先生、見た目が怖くて、表情がけわしくて、子供たちからちょっと怖がられちゃってるんですね。そうか、怒ってるって思われてるのか。なかなか思うようにはいかない毎日。すっかり気落ちしちゃって、そんな恵が羽を伸ばすの、銭湯だっていうんです。舞台は銀座。へー、銭湯、何軒もあるんだ。と、ここで入浴のマナーが欄外に書かれてたんですが、のっけから浴室に入るときにはパンツを脱いでくださいですよ。おおう、そうか、そんな時代なんだ。ともあれ、恵、熱い湯に気持ちも体もほぐして、ああ、いい笑顔で帰っていくんですね。そう、この笑顔が普段だせたらいいんですよ。そうか、出勤前に風呂に入ればいいんだ!

『同人デビュー』、ゲストです。授業中、寝てばかりいる生徒をしかってる先生です。なるほど、先生とこの生徒、いとこ同士なのか。るる姉、ゆにこ。ゆにこが最近昼間寝てしまう理由、漫画描いてるからだっていうんですね。ゲーム、エタファンのファン活動。これ、先生もエタファンになんか理解ありそうですよね。とはいえ、先生としてはゲームや漫画の話ばかりしてられない。ちゃんと勉強しなさいと釘を刺して、でも、ゆにこ、いうこと聞きやしない。さっそく、エタファンオンリー、同人誌即売会に赴くんですね。そうか、学生だから予算が少ないんだ。5000円から入場パンフの1000円、往復の交通費1000円、となると確かに厳しい。昼食の予算500円を同人誌にまわすかどうか悩んでる。うん、自分なら余裕で昼食抜きだな。若いころって、そんなですよね。と、ここでるる姉とゆにこ、出会ってしまうんですね。うん、そんなこったろうと思った。R18の同人誌。BL小説を出展していて、いや、まさかるる姉、ゆにこに勉強せよ強くいったの、即売会にこさせないため!? これは考えすぎっぽいですね。ともあれ、R18 BL本を手放そうとしないゆにこ。いとこのよしみとはいえ、それだけは売れません。そうしたラスト、ちょっと好きです。

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第10号(2016年10月号)

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