2016年11月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年1月号

『まんがタイムきららMAX』2017年1月号、発売されました。表紙は『ステラのまほう』、村上部長と関あやめ、ふたりがばっちり可愛くなって登場ですよ。いや、ほんと、しかし、部長のこのドレスアップ、なんでしょう。そうそう見られるものではない。おどろきのエレガンスです。素晴しい。そして関あやめは、なんだかボーイッシュに決めてまして、けれどそれが魅力的。右手の手鏡に映るのが、普段の姿のドット絵という趣向も面白く思います。

『すくりぞ!』は、前回参加の台場ルル嬢、この子の活躍が光るエピソードだったんですが、それ以前に先生のスタンドプレイがすごい! 部員が頑張ってる、私もなにかしなければ。それで練習試合とかいう発想になるのがわけわからない。ああ、合宿のお手伝いをするのか。いったいなにで競うのかと思った。でもまあ、これで部の活動がそれらしくなった。いやね、ずっとだらだら惰眠を貪ったりする、そんな活動だと思ってたんだもの。ルルがてきぱきと仕事を割り振っていきますね。それはいいんだけど、寝子が役にたたない! キャラ紹介でやばい人扱いされてるツバキヤマはあんなにも有能なのに! 魔法まで使えるというのに! 布団にはさまるすくりぞ部部員たち、絵だけでもおかしいってんだからズルいよね。でもって今回のこと、私なんかは割と面倒ばかりみたいに思っちゃうんですが、この子たちには達成感得られた、そんな活動だったみたいで、ほんと、ちゃんと部になってますよね。

『呪縛るルームメイトさん』、ゲストです。ファミレスでのドリンクバー。友達の分も運んできてくれた女の子、誰もいない席にオレンジジュースを置いて……。なるほど、お化けが憑いてるんだ。ひとり暮らしのために探した物件、安さで選んだら、あまりに古くまたボロく、そして先客がひとりいるという、そんなアパートだったんですね。先客、名前は夏、ここの地縛霊。って、ファミレスいってたじゃん! 相性がいいっていっていいんでしょうか。夏のこと、いろいろ思って、共感しちゃって、成仏できるよう協力します! そこでいきなり説教とか、この展開、すっかりやられちまいましたよ。いい感じ。こうしてはじまった夏とはなの生活。朝起こしてもらったり、一緒に料理作ったり、って、夏も食べるの? 食費もらわなきゃ! ともあれ、友人ふたりから同棲を疑われたはな。訪問受けたらあっさりバレちゃって。さあ、これ、どうなりますか、ですよね。いい感じの導入。夏はじめ、皆チャーミング、いいキャラクターで期待もふくらみます。

『地獄のサタンもロリ次第』、ゲストです。勇者の家系? 母から魔王討伐命じられて、ぼーんと家から放り出された女の子、リンゴ。なんだか少女になっちゃう、そんな呪いがはやってるから、なんとかせよってことなのかな。リンゴと、幼なじみなの? 魔法使いのプラムふたりでの旅立ち。リンゴには種族無視して魅了する、そんなスキルがあるらしく、ああ、プラムのリンゴへの執着って、このスキルにあてられてるのか? ギルドにて声をかけてきた商人のレモン。これもまた魅了されてる? ここに僧侶のザクロが加わってパーティ成立。ザクロはリンゴの母、キワノのファンなんですね。いわゆるJRPG的世界観。個性的というか、あまりにおかしい仲間つれての冒険。まったくといっていいくらい役にたたない仲間にリンゴが苦しめられる話? このシリアスになりそうにない感じは、もう頭っから面白がっていくのが正解っぽいですね。

『ポンコツESP』、ゲストです。さえの双子の姉、まいは超能力者。やたら陽気で、底抜けの明るさで、けれどちょっと面倒くさい? 妹に、お姉ちゃん大好きといってもらう。そのことばっかり考えてる。でも、あまりのバカさ加減にあきれられ、よく高校入れたね…、裏口? いやいや、さえさん、それはあんまりに辛辣すぎやしませんか! この漫画、さえの辛辣さ、最近の言葉じゃ塩対応っていうんですか? それがいい味出してると思いました。さっきの裏口もそうなら、退学届出してきなよ、なんかもそう。バカがとまんないねから放置の流れも素晴しい。この冷たさは、姉妹だからこそ、身内だからこそなのかな。そんな感じがあって、そしてさえも決して姉が嫌いじゃないっていうの、ツンデレっぽくもあるけど、まるっきりテンプレートでもない感じ? その塩梅はよかったと思います。そして極めつけはあの大落ち。まさかこうくるとは思いませんでした。この落ちには、やられましたよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第1号(2017年1月号)

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