2017年5月24日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2017年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2017年7月号、発売されました。表紙は『あんハピ♪』。はなこと椿でありますよ。椿、可愛いですね。いちごのサンドウィッチ、いちごのケーキ、春を感じさせるお菓子、食べ物、小さなバスケットに入れまして、紅茶と一緒にいただきます。そのピクニック思わせる情景。はなこの不思議と自然な中間表情。そしてちょっとはにかんだ様子の椿です。椿の向こうではチモシーがいい顔でお茶飲んでるのね。ほんと、椿と好対照ですよ。

ゆるキャン△』、本当に面白いです。海にやってきたリンがすごくいい表情で、ふおおおおっ!! 海だぁーっ!! って、こんな喜び方する子でしたっけ!? うおお、すごく意外な表情! と思ったら、ああ、コラえるのね。あくまでも内心のイメージなんですね。この子のソロキャンの情景。いろんなもの見つけて、そのたびたびの感想、想像がおかしくて、あの大きなわんこ。クールな外観とはずいぶん違うんですね。今回はお母さんに頼まれたお茶、あれ、いいですよね。本当にそういうお店があるの? だとしたらちょっといってみたい! そして見付天神。神社の情景も魅力的。そしてお目当ての悉平太郎を探したところ、ああ……、悲しい話が……。そこからの友達とのメッセージのやりとり。ちょっと切ない話題も交換しながら、楽しいこと、嬉しいことをちゃんと意識していく。キャンプ場についてからも、リンのマイペースなキャンプ。そこにいるのはリンひとりなんだけどITの恩恵でもって言葉をかわし、そして友人を思う。これは今という時代ならではのソロキャンの情景なのかも知れませんね。あの眠ってるリンの表情、なにか喜び感じさせるものあって、ええ、充実のキャンプなのでしょうね。

『はるかなレシーブ』、沖縄予選本番です! かつてのライバル? 愛衣、舞と再会したりしてね、そうか愛衣さんは大学生だから出場はしないのね。一回戦を順当に勝ち上がったはるかな。二回戦でヨウカンと当たるんですね。いやあ、これやられましたね。はるかのサーブがいい感じに決まって先制点。お、これはいけるのかな? そう思わせて印象を引っくり返すんですよ。やられましたね。はるかなには弱点がある。その弱点を的確についていくっていうんですが、その弱点、かなたがよくよくわかってる。そうか、はるかなはブロッカーとレシーバーを分業してるんだ。なのではるかさえクリアしてしまえば、あとはかなたの領分。大きなエリアをひとりでフォローしないといけなくなる。じりじりと追い込まれて、どうだ、これで流れを変えられるか!? はるかの会心のアタックも拾われてしまって、ああ、ついにマッチポイント。これ、まさか負けやしないだろう、そう思うんですが、いやあ、どうだろうなあ。はるか、かなたのふたり、レベルが上がっていること、ばっちり伝わってきていただけに、陽菜、柑菜ふたりの強さがいや増して感じられますね。

『なでしこドレミソラ』。うおお、美弥さん、素晴しいな。今回は美弥がメインですよ。家での美弥、いいお姉ちゃんとしての姿をこれでもかって見せつけてくれるんですが、それに加えて扉の彼女も、さわやかな美しさにほのかに艶やかさが匂う、素敵な姿。本当、この子は魅力的だと思います。さてさてですよ。弟達也が、お姉ちゃんばっかりってスネちゃってるのね。三味線ばっかやってるのにお姉ちゃんは怒られない。自分はゲームばっかりやってるっていって怒られるのに。まあ屁理屈ですけどね。でもまあ難しいですよね。でもそれでお姉ちゃん、弟に歩みよって、どんなゲームしてるのって? でもって、弟、すごいね、これいいねっていわれてちょっと嬉しくなっちゃったなこれ。けどなんで水着で戦ってるの? これ面白かったなあ。なあ少年よ。女キャラ使ってるのバレたくないよね! 友達にも内緒だよね! けど、ほんと、いいお姉ちゃんだと思う。年が離れてるからかな? 本当の姉はこんなに素敵じゃないぞ! ともあれ、達也、ちょっと振舞いを改めて、さらに加えて、姉ちゃんちょっと可愛くなったよなですか!? もう、どうしたらいいのか。どうしたらいいのか。ねえ、なんだろう、素晴しいです。

『にじいろフォトグラフ』、新連載です。夏休みも終わりの頃。お婆ちゃんの家から自分の家へと戻ろうとしているのかな? むぎわら帽子のお嬢さん。内気でネガティブ、人の目が気になってしまう、そんな子なのですが、なるほどその理由、後に語られましたね。家に帰ったら、姉が大童。小さな金髪の女の子、見知らぬ子が玄関で大泣きしとってね、いったいどういうこと? まったくなにもわからぬままに任されてしまって、そしてこの子と一緒にギザギザ探しに町に出るんですね。ギザギザはひまわりのことだったのだけど、パパがとったしゃしんとおなじ? ということは、パパは写真家? タイトルのフォトグラフはここからきているのかな? そして主人公、葵のコンプレックスも語られて、それは青い目。人と違うことが嫌で、けれど青い目は綺麗だって、その子、サラにいってもらえて、自分と同じ青い目だって。サラとの交流通して、葵のコンプレックスなどもろもろ、それが癒えていくという物語なのかも知れませんね。しかし、サラの面倒を見ることになったっていうんですが、ということはこの金髪のパパ、撮影旅行とかで長く旅に出たりするのかな?

2017年5月23日火曜日

『まんがタイムスペシャル』2017年7月号

『まんがタイムスペシャル』2017年7月号、昨日の続きです。

『ちんまり経理のヒメ先輩』。ヒメと若林の誤解、勘違い、すれ違い、めちゃくちゃ面白かったです。テレビニュースで見たボーナスの話題。けれど若林にはボーナスがなくて、と、それを気に病むヒナはいい先輩だなあ! あんまり気にして、ボーナスがないなら休暇を、そう思ったのに誤解されて解雇とか思われちゃう。いや、ヒナちゃん、まだまだ未熟というべきか、言葉の選びようが間違いだらけで、ほんと、若林は役立たず扱いされたと思ってるし、かと思ったら若林の言葉に、もうすぐ辞めちゃう!? ヒナも勘違いしちゃうのね。でも、それで父すなわち社長に談判して、少ないながらも若林に寸志を出させる。ええ、ほんと、いい先輩ですよ。ちょっとドタバタ。でもって勘違いも晴れて、ああ、最後のヒメの先輩風。最高だと思います。

『課長と私のおかず道』。めちゃくちゃ面白いです。いきなり後悔する保志からですよ。いったいどうしたのか、なにがあったのか!? なんと南条課長のおかず語りがノンストップ! その引き金を引いてしまったー! っていうんですね。しかしこのおかず談義、廊下まで聞こえてるのか。それで橘さんも加わって、ごはん派、パン派の熱い戦いが!? と思ったら、パンに合わないものはどうでもいい。すごいわ、めちゃくちゃ面白い。この人たちのおかず談義、なんてことないことを一生懸命に語る課長がおかしければ、ついついつきあっちゃう保志もいい。この人たちの、こうした時に現れる人柄、個性が本当によくて、表情が魅力的で、今回はそうしたよさ、ばっちり出てたと思いますよ。しかしついついたくさんになっちゃうおでんの話。あれ、実におかしい。うん、足して作る系のおかずって油断するとどんどん増えますよね。

『まちがいだらけの恋愛道場』。今回は圭介に迫ります。マサスケが街で見た圭介は店とは違い男の姿で、芝が見かけた圭介はいい男ふたりはべらしたセレブ風。いったいどちらが本当の圭介なのか。あるいはどちらも違うのか。それを本人にそれとなく聞いてみようというのだけど、圭介ノリノリ。で、圭介の過去の恋の話。聞いてる芝とマサスケの、それぞれ全然違うこと想像してるのがほんとおかしくって、けど圭介の真実までには辿りつけんのかー! いやあ、これずっと謎でいくんだろうなあ。圭介の謎、ちょっと知りたいなあ。そう思ってる私は芝サイドの人間です。

メェ〜探偵フワロ』、ミスレモン、報われました! ずっと悩んでた小説。読み切りながらも載ります! 代原ながらも載ります! レモンさん、浮かれてみたかと思えば、一緒に載るだろう小説に自作を比べちゃったりしてね、もうそうなったら不安で不安でっていう、その気持ちの揺れ、見てるとおかしいんだけど、本人には切実なんだろうなあ。しかしそれでコバーン少年、レモンさんの助けになろうとあちこちに取材しようっていうんだけど、うおお、ラウールが酷い! 死人みたくなっとるよ! コバーン少年を前に大人の態度で接してたローラさんも、壊れたラウールにその鬱屈した気持ちを露にして、ほんと、これ、どんな面白さやねん。最高でしたよ。そしてやっぱりレモンさん大人気。おお、よかったなあ。好評じゃん。でも突っ込んだ感想が恥ずかしい! ああ、創作というのはそういうものなのかも知れませんね。その恥ずかしさや照れを超えないといかんのかあ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第26巻第7号(2017年7月号)

2017年5月22日月曜日

『まんがタイムスペシャル』2017年7月号

『まんがタイムスペシャル』2017年7月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』マキがメインでありますよ。いちご狩りですね。手にしたいちごの赤さも美しく、マキも負けずに魅力的に描かれています。春らしいいいイラストですよね。テーマはいちごなのですね。『ローカル女子の遠吠え』、りん子さんもいちご狩り。でもなんか楽しそうには見えないっすね。帽子もいちごっぽい。手にした風船もいちごです。『課長と私のおかず道』保志はいちごのショートケーキ? いや、タルトかな? 嬉しそうな表情が印象的。いいカットだと思います。

『ローカル女子の遠吠え』は大井川上流にある温泉地、川根が舞台であります。というのでのっけから温泉。あらまあ、りん子さん、えらいこと色っぽくいらっしゃいます。ハッチの父が川根にUターンして古民家を改装したカフェを開いたっていうんです。それで開店祝いに訪れたっていうんですが、ハッチの、ハッチのお父さんも、心に傷を負ってしまってらっしゃる……。もしかしたらハッチがブラック企業から逃げるの遅れたの、社会情勢の問題もあるのでしょうが、父の有り様見て、そうした働き方を異常と感じなかったからなのかも知れませんね。さて、今回の静岡風物は大井川鐵道ですよ。SL、吊り橋、そしてダムが見どころ。自然も多く、これはたしかに魅力的ですね。

『君のパンツに一目惚れ』。これ、ほんといいですよ。扉でクマパン、なにやってるの? ああ、そうか、ボタンつけの練習してるんだ。クマの刺繍、あれやったの自分だって嘘ついちまいましたからねえ。少しでも嘘を嘘にしないように頑張ってるんだ。クマの刺繍した張本人であるクマパンの母ちゃん。この人もいかします。なんと、クマパンのパンツ、全部に刺繍いれたんだ! 容赦ないな! しかもカバンにまでアップリケ! このにこやかで容赦ない母ちゃん。おっとりして素敵な母ちゃんだなあ、そう思ってたら、そうか、刺繍についてなめたこといったらあんなにも怖く! しかしクマパン、学校では人気者ですよね。それだけに刺繍ができないことバレてはいけない。うまく乗り切っていただきたいものです。

『穂積くんは猫に勝てない』。今回は猫の飼い主募集の話。そうか、自分たちで飼うだけじゃなく、ネットで希望者とのマッチングとかもしてるのですね。しかしそのマッチング、面談の大変なこと。どういう人柄か会って確認し、飼育可能であるか住居もろもろ確認していく。ああ、そうだよなあ、猫のしあわせ、それ考えれば、うかうかいいかげんな飼い主に引き渡すわけにはいけないものなあ。この面談の場で、穂積くん、活躍したじゃないですか。猫をかまいたくてしかたのない男の子を引き受けて、どうやったら猫と仲良くなれるのか、聞きかじりながらもアドバイスしてあげて、おお、穂積くん自身の猫との距離も縮まってるじゃないですか。先輩の穂積くんを見る目もちょっと変わってきている? そして穂積くん、猫とおしゃべり。おお、いいじゃないの。これ、とてもいいんじゃないでしょうか。

『はたらく女子のセーラー服』。フリーター山之木勇がバイト先に向かう途中で見掛けたセーラー服のお嬢さん。定期売り場で通学じゃなく通勤定期を買い求めて、ああ、この人、こんな格好しながらも社会人なのか。目的地は学校。勇の目的地と一緒。なるほど、学校で制服の採寸をするのが仕事なのですね。しかし、3ヶ月も常駐するものなのかい? 実は私、学生時分に制服店のバイトしてたことがあって、採寸日があって、それから少ししたらお渡しの日があって、それを公立2校、私立1校、春の重要な収入源でありました。まあ私が採寸するわけじゃないんですけどね。採寸にかかるいろいろ、こっそりスカート短めにして欲しい云々、そうしたリクエストあったりとか、そういう話聞いたりしてましたっけ。ともあれ、この漫画、簡単に制服、採寸について説明してくれたり、そしてそこに制服を愛しているという多賀さん。勇、その奇行につきあわされることになるんですね。いやまあ、マネキン代わりと考えたら、こういうのもありかもですよ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第26巻第7号(2017年7月号)

2017年5月21日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年7月号

『まんがタイムきららMAX』2017年7月号、一昨日の続きです。

『合体アイドル!スノウちゃん』。皆で役割り分担してネットアイドルをやっている。いつもは編集でなんとかするのだけど、なんとライブに出ることになってしまって……、はたしてどうなる!? というのですが、いろいろギリギリでおかしかったです。なにがおかしいって、見た目&ダンス担当の瑠璃が割食わされまくりっていうのですよ。楽屋同室のカナリヤさんに、誰がスノウであるか秘密にしないといけない。っていうか、皆でスノウなわけなんだけど、ともあれ見た目スノウの瑠璃ですよ。緊張でお腹くだしてるとか無茶な嘘つかれるし、露出魔扱いされるし、さらには揉まれる。歌スノウである杏は杏で、緊張のあまり駄目になってしまってるし、お漏らし怖れてオムツ装備。って、気の毒すぎる。ほんと、いろいろギリギリでおかしかったですよ。

『夢見るプリマ・ガール!』、今回は先生メインですか。あかね先生がれいか先生から誘われるんですよ。映画にいかないか。今年のはダンスが見どころだからあかねもたぶん楽しめる。で、それがなにかというと、劇場版マジプリ狙われたマジプリレッツゴーオールスターダンスパーティーツアー。長い! 長すぎるよ! でもって当日、映画館前にあらわれたれいか。大型バイクでゴスロリ衣装、って濃いな! 特濃やな! バイク運転してたのはみゆのお母さんなんですね。れいかが映画に誘った。いや、むしろ召喚したって感じか? 映画にいくのと交換にゴスロリ服着せられてるっていうのか。いや、でも似合ってるからいいじゃん。みゆ母を呼んだ理由が奮ってました。見た目子供のこの人と一緒だと中学生以下対象の特典がもらえるから。って、すごいな、完璧じゃん。ものすごい実際的理由。素晴しかったです。最初はそれほど乗り気でなかったあかねも思わず引き込まれて感動して、そしてれいかは自分の好きという気持ちが承認されて、ええ、皆にとっていい体験になったんじゃないかなって思える、いいエピソードだったと思います。ここまでは……。いやもう、ラストにえらいのぶち込みましたね。ええ、みゆ母、よかれと思って大惨事! ええ、ほんと結構な大惨事です。

『機械科乙女のマキナレポート』。これほんと素晴しいです。冒頭から女の子3人の学校での日常描きましてね、食いしん坊で後先考えない紗とかね、そして凛々しいハンサムガール、あかねとかね、でもって機械大好き澄子。前回は機械工作とかやってたけど、今回はこういう普通の女子高生らしい表情見せて、キャラクターをより印象づけようというのかな? いや、違いましたよ。ページめくったらアーク溶接。すごいインパクト。溶接面がいいですよね。さらっとアーク溶接の説明がされて、そこからはもう機械科の世界ですよ。ちょっといい溶接面にウキウキの澄子とか素晴しい。でもって紗はやっぱり食いしん坊で、かと思ったら、おお、溶接完璧! このギャップがグッドですよね。すごい。すごくいい。そして澄子の年季の入りっぷり! それぞれに個性が際立ち、かつ生き生きと気持ちいい。理想的だと思います。最高です。

『ぱぺっとコール!』、これもいいなあ。扉のほとりんのうさぎパジャマ、最高に可愛い。そして本編。新歓用の脚本がさっぱり書けない。苦しんでるほとりんに、歌とかいれてみようか、しおりの提案。そこからどんどん話が進んでいくのが面白かったんですよ。吹奏楽部にお願いして音楽室を借りました。それでみんなで楽器使って、いろいろ歌を考える。っていうんだけど、ウインドチャイム、トライアングル、そしてゴングの3連発、おふざけなんですけどしおりが本当に楽しそうで、ほとりんもティンパニ、ボンゴ、バスドラムにシンバルでうさばらし! 可愛いわ、楽しいわ、面白いわ。とてもよかったです。ちふゆさん、万能なんですね。ピアノ、ばっちりじゃないですか。メロディ適当に作ったら伴奏までつけてくれる。即興で考えて、ピアノの前で歌ってるしおり、なんかはればれとして魅力的だなあ。対照的なのがつるちゃんで、ギター抱えて、聴いてください「疎外感」。ほんと、今回めちゃくちゃ面白い。ほんと、楽しくて、わくわくさせられる。ええ、これ、どんな結果になったんだろう。新歓の舞台、楽しみになるじゃありませんか。素晴しいですよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第7号(2017年7月号)

2017年5月20日土曜日

『まんがタイムファミリー』2017年7月号

『まんがタイムファミリー』2017年7月号、先日の続きです。

『かなみ育成中!』、いいですね。休日に男子とおでかけ。そういって服装選びに余念のない叶美さんですが、いや、待って、山登るの? いや、違うか、エコバックとか自転車とか、ちょっとおかしい。って、買い出しかー! 目的地は卸売スーパー。混雑必至。そんな状況でも成果を勝ち取らねばならない。一緒にいく男子、綾瀬はデートの相手じゃあない。同じ戦場に身を置く戦友だ! おお、なんだこのノリ。めちゃくちゃ面白いんだけど、綾瀬君、叶美に遅れをとってるじゃん。かくして自分の未熟を悟った綾瀬君。叶美を師匠と認定! ほんと、なんだこの展開! けど、叶美、師匠師匠と懐いてくる綾瀬のこと、弟みたいで可愛いなんて思っちゃって、おお、これはなにか進展あっちゃったりして!? と思ったけど、ないかも知れない……。これ、叶美が好きな男性のタイプ、弟タイプなのか頼れるタイプなのか、それさえわかってませんからね。ええ、まずそのへん見極めないといかんですよね。

『妹のおシゴトは時給2000円』。只野の過去、明かされましたね。なぜ彼はこんなに金持ちなのか。また家族ごっこなんてするにいたったのか。突然やってきた叔母が語っていった。そうか。只野、事故で家族を一度に失ったのか。それで保険金を遺産として受け取った。しかしこのできごとをきっかけに人間不信を深めてしまい……、というのだけど、只野、叔母に食い下がるのがよかった。只野のことなど眼中になく、遺産目当てで子供を取り合ったのか。しかし、これ、ミエ子、只野のことかばってね、感動的だったよ。叔母よりも、親戚よりも、この雇われた、金の繋がりでしかないごっこの家族の方がよっぽど只野のことを思ってる。ええ、この段々に相手のことを思いあうようになってきている状況、これにやられています。そして妹の真実。これにもやられました。只野、お前、只者じゃない。

『役職名はお嫁さん』。鹿沼、素晴しいな。ノーといえる部下です。獅子本の失恋を励ますのも部下の務め、そういう美如に、絶対違うと思います、ノーを突き付けて、でもってこの人、励ますとか元気づけるとか、致命的に下手! すごいな。一回結婚できただけでもすごいじゃないですか。それ、相手次第でけんかになるよ! また獅子本も獅子本で、落ち込んだ気持ちのコントロール抜群で、慣れなんだそうだけど、そうか……、慣れるほど失恋しとるのだね……。獅子本を励ます、そういって飲みに誘う卯月。獅子本のこと好きですよね、多分。鹿沼が気づいちゃった! って、気づくやろ! え? これで好きじゃないってことあったりするの!? そんな感じだったじゃん、ずっと! でも、それでも、なかなか恋愛関係みたいにはならんのだなあ。いいところまでいく。でもすぐに獅子本が揺れる。ここというとこで、卯月がちゃんと押さえないからだよなあ。ともあれ、まさか犬野夫妻のお隣さん、小説家の彼と獅子本が繋がるとは! いや、今回ちょっと予想したんですけどね。それがドンピシャ! ええ、これ、かなうのか。やっぱり失恋するのか。過去の恋愛とはちょっと違った経緯を辿りそうですよね。どうしたかたちで落ち着くのか。結構長い話になりそうな予感です。というか、きっと長く読みたいんだな、私が。

『パパとあそぼう!』。今回はママが可愛かったなあ。娘、さくらと一緒に遊びに出たパパ。雨に降られてカフェに一時避難したんですが、電話でそのこと聞いたママさんが、今から迎えにいこうかなあ。暗に自分もカフェにいきたいっていってるんですが、パパさん全然気づかない。うん、この人がこんなもってまわったいいまわしでわかるわけないじゃないですか! パパとのカフェ、さくら、楽しかったみたいですね。ちょっと大人の気分? そして帰宅後、夜にママさん、私もいきたかったっていった時のあの表情、ああ、やっぱり可愛い。うん、このパパさんには、私もいく、合流するっていわないと駄目っすよ。ダイレクトに甘えましょう。

『かしこみかしこみ』、奏衣様がお出かけです。桜、橘と三人で。ムク、山椒を置いていくのは心配だけど、ってそうなの!? あのふたりほど手のかからないのっていないんじゃなくって!? と思ったんだけど、奏衣様からしたらやっぱり違うのか。心配だから映画に誘うも、怖い映画はちょっとと拒否されてしまった。それでふたり神社に残されたムクと山椒。おお、廊下ででんぐり返りでありますか! うん、やんちゃだ! でもそこまでじゃないよね。これ山椒もノリノリで、でもそこまで悪いことじゃないよね? そしてムクも山椒も、奏衣様のこと好きなんですね。神社がシンと静まって、それがさみしいって。最初はわいわいでんぐり返りしてたふたりも、なんかしんなりしちゃって、それで奏衣様のことまだかなまだかなって、それがもう可愛くて、ええ、本当にいい子たちです。心配性の奏衣様もほんといい保護者で、みんな仲良し。素晴しいです。

  • 『まんがタイムファミリー』第35巻第7号(2017年7月号)

2017年5月19日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年7月号

『まんがタイムきららMAX』2017年7月号、発売されました。表紙は『きんいろモザイク』。春です。綾を中心に穂乃花、カレンと華やかな三人娘がハイキー基調の表紙に映えて実に美しく素敵です。ほぼ白一色の背景。三人の揃いのドレスも、淡く落ち着いたピンクに白いエプロンが目立つ、これまた明るめのもの。そうしたハイキー寄りの表紙の各所にあしらわれた苺の赤が、三人の髪の黒、茶、金髪がアクセントを添えて、とても印象的なイラストに仕上がっています。ちょっと引っ込み気味の綾と、綾の手をとるカレン。そして動きのあるポーズの穂乃花。それぞれのキャラクターがよく出ていて、そしてその違いが魅力的な対比を描いてとてもよい表紙だと思います。皆の髪、そしてふわりと広がるスカートが、画面の中央に大きな円形を構成しています。安定感ある構図、視線も穂乃花の手にした皿の上、宝石みたいに美しい苺のタルトの印象の強さにぴたりと安定させられて、そうかと思えば、いったん落ち着いたその後に、三人の表情、髪の動きなびく様子、スカートの広がるその躍動がぐるりと視線を周囲すみずみまで誘導して飽きさせません。三人の足も動きに表情をつけて愛らしい。スタティックと見せてダイナミズムを隠した、完成度高いイラストだと思います。

『すくりぞ!』、ツバキヤマのヤバさが可視化されていますよ。寝子と待ち合わせ。そういいながら、たまたま出会ったにゅうと一緒にあちこちいっちゃいます。最初はにゅうも警戒してたけれど、ゲームショップではゲームに興味持ってくれて、アニメショップでも話題があって、そしてホテルの喫茶店ではピンチを救ってくれた。おお、にゅう、ツバキヤマへの心理的距離、縮まってるっぽいですよ。喫茶店のケーキ、その写真を部のグループに流してからがすごかったですね。リンがめっちゃヤバい。ルルもすごいテンション。これ、ここでの転換見せるために、知識だけ増えるルルが挿入されてたんですね。寝子の家に集まって、お土産のケーキでお茶をする。そこでのリンのすねちゃってるところとかね、それ見てまねるのはいいけどいじきたないってルルに見透かされてる寝子とかね、面白かったです。そして可視化されたツバキヤマのヤバさ。待ち合わせじゃなく待ち伏せ。誘えヨ!! 誘ってよ!! にゅうと寝子のダブルツッコミも冴えていましたよ。

はんどすたんど!』。いちごの見せ場がきましたよ。段違い平行棒。いちごはこれに賭けてたんだなあ。できることを確実にクリアしていく。そのいちごの一生懸命さがその表情からも見てとれて、身体の各所に力みマークが入ってるのは笑いどころなのかも知れないけれど、笑えないですよね。こんなに頑張ってるのに、笑うなんて無理ですよ。演技を終えてゆるんだ表情、あれも見事でした。ええ、皆に見どころ、皆にドラマがあって素晴しいです。そしてゆかちー。奇行の目立つゆかちー。緊張に弱いこの子が、皆より難易度高めの演技をしっかりきっちりこなしていって、ああ、あの表情、凛々しくてとてもいい。床の演技もエレガントで、この子、美しいなあ。演技すべて終えて電池が切れたとかもね、これ、よくあることだったりするのかも知れませんね。長丁場だもんね。ゆかちー、結果もちゃんとついてきて、おお、制覇だ! 第1位! これがこの子の自信になればいいなあ。本当にそう思いましたよ。

『私を球場に連れてって!』。面白いです。タマにボールが飛んでくる。だからグローブを貸してあげよう。でもそれで受けるんじゃなくて、頭に被ってヘルメットがわりにするんだ。ゲットしたボールを快く譲ってあげるタマ、いい人だ! そのボール貰った子、丸地猫子、8歳、レオナ、春子とも知り合いなんだ。赤ん坊の頃からずっと成長を見てきたというレオナ。ふたりの様子、近しさ感じさせていいですね、そういおうと思ったら、成長と共にキャッツは弱くなっていった……。おおう、縁起悪いよ……。春子、ファルコンズファンであること隠してたんですね。でも、気の利かないレオナのためにバレてしまった! そこからの展開、面白かったですよ。可愛いいい子の猫子さん。そう思ってたら、本性出たのか、やたらシビアな面をあらわにしてきて、そしてかつて福岡で共に生きた頃を思い出す……。いや、それ35年くらい前じゃないの!? ファンクラブの話とかよかったですね。そうでした。私も昔、球団のこども会とか入ってましたっけ。猫子とタマ、仲良くなったみたいでよかったですね。あのヘアピンも可愛い。そう思ったら手紙にちゃっかり裏切り禁止の駄目押しがあって、ほんと、野球のこととなったら容赦ない彼女らがとてもよいですよ。

『しろいぬシンドローム』、ゲストです。なかなかの驚きの展開。いや、こうなるっていうの、扉時点でしっかり予告されてましたよね。でも、なんでかその可能性に目を閉ざしていた模様です。子供の頃からずっと一緒に暮らしてきた犬。大好きなのに、一緒にいるだけですごくしあわせなのに、でももうずいぶん年をとってしまって、ああ、死んじゃうの!? そんなのつらいなあ。起こしてくれたことお礼いう時も、身体しんどいのに起こしてくれてありがとうね。もう老犬なのだなあ。なんだよう、切ないなあ、これ。そう思っていたら、人の姿をとって戻ってきた! ヒロインのクロノがね、構内放送で呼び出し受けた時、もしやって思ったの。学年首位だから、優等生だから、友人のりんに幸子がそういった話をしてて、始業式のスピーチの打ち合わせとかね、その呼び出しだって勘違いさせて、実はあのワンコが……、なんて展開あったら耐えられないかも知れん! そんな展開はありませんでした。むしろもっと驚きの、ワンコ、しろまるが人の姿をとって、転校生としてやってきた。望月白。まだいろいろ慣れない? 同居してるおばさんの発明? 薬で人の姿になったというのですが、感情が高ぶると犬の要素が出てしまう。おお、なるほど、それでそんなことに! 人の姿をとって、13歳相当の若さを取り戻して、気持ちも浮き立ったのかも知れませんね。

『サジちゃんの病み日記』、サジちゃんというのはこのいかにもヤバそうなこの子か。月宮沙慈。同じ学校の子、ひかりに異常な執着を示していて、カッターナイフで切った小指から流れる血で写真にハートマーク描いてみたりと、わりと本気で引いてしまうタイプの、いわゆるストーカーってやつ。ひかりは薄々誰かに見られていること気づいているのだけど、それがサジとはわかっていない。ひかりの友人、橋口メロは目敏くサジの存在に気がついて、というか、これで気づかない方がおかしくない!? ともあれ、ひかりを監視するサジを監視する。ちょっと邪魔してみるなんてやって、いやあ、これ大丈夫なのか。サジのヤバさを感じとりつつも、面白そうだから様子見しようというメロもちょっとまともじゃない。明らかにまともじゃない状況に身を置きつつも危機感の薄いひかりもわりと普通じゃない。まあ、漫画だからね。そうは思うのだけど、すまぬ、ちょっと引いた! 過激過剰に寄せていくこの漫画。ぬるくて埋没するよりも、これくらい尖ってる方がいいのかな。ともあれ頑張って次もついていきますよ!

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第7号(2017年7月号)

2017年5月18日木曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年7月号

『まんがタイムきららミラク』2017年7月号、一昨日の続きです。

『となり暮らしのねこめがね』、このふわふわとして、ちょっと気鬱な雰囲気、とてもいいですね。すかっとしない。なんだかもやっとしたもの抱えてる。ハキハキとしない受け答えが目立つのだけれど、だからといってウジウジしているわけじゃないという不思議な感触。あたりがやわらかで、しっとりとやさしげで、ほっとさせられるのがいいのですね。スマートフォンに対し興味を持たないテイ。また新しいお店に気後れしている? 消極性発揮してるテイ。どちらもどこかしっとりとした胸の内。それがやわらかなやりとりのすえにぽっと暖かみをもって落ち着く。そうしたところがとても素敵でありました。癖になりますね。なかなかない味わいがよいです。

しましまライオン』、試験目前にしたまこたち。おお、えりながめっちゃ優秀だ。試験のこと忘れてない。ノートもばっちり。日々の勉強もばっちり。試験のこと忘れてて焦るまこや千鳥のこと、ばっちり面倒見てくれるんですよ。おお、えりなさん、いいやつ! 試験勉強で人の歴史に触れて、人の世界の戦いについていろんな感想抱いて、それで王様のこととかね、なぜいおんが女王と呼ばれていたのか、女王となったのか、なんて話になって、いおんは全然そのこと話さないでしょう? 隠してるとかそういう風じゃないんですよね。なんでなんだろう、みたいにここで興味持たせておいて、最後にその経緯を教えてくれる。ああ、そうなんだ。まこのこと守りたい一心で仲間を威嚇してたら君臨しちゃったんだ! ほんと、おかしかったです。そして最後になんとなく結果出しちゃういおん。真面目で優秀なえりなと天才肌のいおん。ここでは元肉食獣が勉強優秀なんですね。

『また教室で』。友達ができたことしみじみ喜んでる天羽きさら。ひなこに会いたい一心で学校にいくんだけど、まさかのダンボール装備! 堂々とした歩み、只者ではありませんね。しかし面白かった。ひなこときさら、再会をはたして、連絡先交換しあって、そして街に遊びにいく。身元バレを怖れてるきさらですけど、あわや大騒ぎってなった時にダンボールかぶせて引っ張っていくひなこですよ。あれ、めちゃくちゃおかしかった。絵にもなんだか面白みと可愛さ、ただよってますよね。芸能人であること、普通の生活送れないこと、気に病んでいるきさらに素直さ全開で接するひなこ、よいですね。思わず泣いてしまって演技の練習ってごまかすきさら、いじらしいですね。ええ、可愛い人たちです。そうそう、前園あすかさん。またなにか面白そうな子が出てきてますよ。

『お願い!ロイヤルニート』、ひきこもりが過ぎて完全になまってしまってる桜花を鍛えます。いや、ほんと、ある程度しっかり身体を作っておいた方がいいよ、というんですが、いきなりタイヤを引いて走るとか、無茶ですよ。トレーニングを嫌がる桜花をその気にさせたほたるの言葉。ああ、芸術になった桜花の身体、是非見たいですね。VRを利用してゲームで身体を鍛えます。これ、いいなあ。最初はドタバタするばかりだった桜花が、ほたるのサポート受けて遊んでるうちにすっかり熟練の動き身につけてるの、最高でしたよ。ほたるが学校にいっている間は怠惰がほたるの代わりをして、これですっかり鍛えられたかと思ったら、ああー、ボール顔面で受けちゃった! でも、ボールを落とさなかった。ああ、桜花さん、強くなられた。応えるほたるも真摯で、ええ、これ、素敵ですって。感動のあまり泣いてしまいそうだった。瑠璃子さんもちゃんと桜花の頑張り、ふたりのきずな、認めてあげてくださいよ。

『甘雲ダイアリー』、優汐の様子が最近変です。なにか上の空。いったいどうしたのだろう。あの子のこと考えてるんですよね。ピンチを救ってくれたあの子。雨の日にしか出会えない。そうしたところに、なにかこの世のものではない、そうした雰囲気を感じとっていたのですが、ああ、そうではなかった。この世の人でした。優汐、図書室に向かう途中、その子に出会うんですね。はるのも優汐たちと同じ学校の生徒だったんですね。体が弱くて晴れの日には外に出られない。だから雨の日が楽しみだった。そんなはるのが優汐と友達になれたことを喜ぶあのくだりは切々とはるのの気持ちが伝わるようで、またそれを受ける優汐の気持ちも! とてもよかったです。またはるの、優汐に加えて、純霞と小雪とも知り合えて、ええ、世界が広がりましたね。

ラストピア』、カリンの家に遊びにいきます。ピアノ教えてくれるんだって。マノだけでは心配だからとリッタもついていくことになって、そうしたらメイドさんに泣かれた。カリンお嬢様がお友達を……!! って、そこまでなの!? ピアノにはじめて触れるマノ。カリンがマノにいろいろ教えてくれるんですけど、あんまり通じてるみたいじゃないのがおかしくて、まあ、マノだものなあ。この子は自由で、常識とかにはとらわれないものなあ。でも、それが楽しいと思うんですね。中央ドのキーにしるしがつけられている。姉のアンナがつけたんだっていう、そのこと話してるカリン、なんだかいいですね。そして生き生きしてるメイドのナツさんもすごくいい。カリンの家出にショックを受けたとかね、ほんと、お嬢様の、そして娘のこと、ナツも両親も大切に思ってるんだな。それだけに家出がショックだったんだなあ。しかしこの漫画、ほのぼとした人の交流、関係を描いて、とても暖かでやさしげだというのに、そこにふとのぞかせる不穏の影。はっとさせられますよね。それだけに、リッタへの無茶振り、皆での即興の合奏、そういう楽しそうな情景に心がしっかりつかまれてしまうんですね。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第7号(2017年7月号)

2017年5月17日水曜日

『まんがタイムファミリー』2017年7月号

『まんがタイムファミリー』2017年7月号、発売されました。表紙は、おお、雨の季節ですね。『大家さんは思春期!』チエちゃんが制服にレインコートで傘持っておむかえです。『広島さん、友達になってください』も、キミちゃん、紅が傘の下、ジャンプしてるのが溌剌として可愛い。『かなみ育成中!』、ひとつの傘の下、叶美と結にはさまれたさき、なんか緊張の面持ち? いや、三人ともにちょっと表情こわばってて、なんだ、なんなんだ、妙に赤面しちゃってるのがアレだ! アレですぞ! しかし結ちゃん、男前ですね。凛々しいハンサムガール。素敵です。

『感染!ウイちゃん』。のっけからハッキング! いやあ、タイムリーですよね。皆さん、身のまわりでランサムにやられた人とかいませんか? さて、この漫画、ウイルスだハッキングだ物騒なものテーマにしながらもこのほのぼのですよ。ハッキング!! これ、まさかのウイのくしゃみという。ウイルスが風邪ひくなんて、みたいな話なんだけど、強がるウイをなんとかして休ませよう、なんとかして養生させようとするあれこれが本当にいい感じ。とてもほのぼの、思わずにやにやさせられる、そんなよさがありました。ウイが寝込んで、ウイから風邪うつされた対策ソフトの彼女も寝込んで、それで堕落する、甘えてるっていうのね、あつしにとっては大変でしょうが、これもまたなんだか面白くて、いいですよ、好きな感じです。

『レオタードって、恥ずかしくないですか?』、素晴しいですよ。りなが体育館にいったら、そこに怪しい人影。こら〜! 何してるんだぁ! って捕まえる時のりなの妙に気の抜けた感じがもう最高でしたね。この子、一年生なんだ。市民祭りでりなたちのステージ見て、興味持ってくれたんだ。けど、なかなか素直にはいいだせない。そうか、なにか心に鬱屈するものあるんだな。そうか、ボーイッシュなこの子。女の子らしいスポーツが似合うわけないって思って、だから興味はあってもやりたいっていえないんだ。でも女の子っぽくなりたい。葛藤があるんだなあ。りなに聞いてもらえて、なんかすっきりしたみたいですね。相変わらず素直じゃないみたいですが、さあ、この子の部活見学、どうなりますでしょうか。先輩がやる気満々で、どんなことになるかほんと楽しみですよ。

『広島さん、友達になってください』。すごくいいですよ。皆で宮島にいきました。宮島のことやたら調べて、誰よりも詳しくなってしまってるキミちゃんがいいですね。厳島神社にお参りして、それからいろいろ宮島のいいところ、名所をまわります。豊国神社。五重塔。そして水族館。って、水族館あるんだ。しかも神社風なんだ。面白いな。牡蠣いかだが名物。トドも楽しいよって。そして若い子だけで食べ歩きして、デザートが牡蠣! ってマジか! 広島ってそうなん!? ほんと、宮島の魅力がようく伝わってくるエピソードでしたよ。自分もちょっといってみたい、そう思わせるものありましたね。そして宮島のことすっかり好きになってしまったタミ。これキミちゃんもそうよね。帰りたくないとゴネるタミに、あんたらもう広島の子じゃろってゆうて、こよう思ったら明日でもこれる、ええ、なんて前向きで溌剌とした言葉でしょう。ほんと、これ、じーんとさせられましたね。ええ、寄る辺なく漂うように過ごしてきたこの子ら、もう広島の子なんやね。

『牧場OL』、なんやこらー! 新・制・服!! ホルスタインモチーフの可愛い衣装を装備して野花さん、華麗に登場ですよ! うおお、めちゃくちゃ可愛いな。すまん、野花さんのことみくびっとった。脱柵した牛を追う野花、これめちゃくちゃよかったですね。可愛いわ。スアンさんは着いひんの? いや、ほんと、悪くないですよ。直売所、どんどん進んでいってるんですね。もう建物はほぼ出来上がってる模様。ただ具体的になにをやるかまでは決まりきっていなくて、当初予定の通販はやめようという話になって、いろいろ思うようには運ばないもんだなあ。落ち込みかけた野花をはげました糸魚川、よかったですよ。元気とりもどした野花もすごく魅力的。ああ、今回は楽しくて、可愛くて、まぶしくて、すごくいい。話としてはこれまでの総決算といった雰囲気ありまして、ノーススターファームの星置に朝里綿羊牧場の麗華、鷲巣牧場のはるかと、これまで野花が出会ってきた人たちがどんどん集まってきて、直売所の計画に参加してくれる。役場の観光課からも人がきてくれて、昆布森幸。舎熊さんも知り合いの農家さんに声かけてくれるっていって、皆でアイデア出し合ってるあの様子! もう感動的でさえありました。ものごとがかたちになる。アイデアが実現される。その面白さですね。さて、最後に奥さん、ちょっと気になることおっしゃってます。過去になにがあったのか。それだけに今度こそはうまくいって欲しいって気持ちにさせられますよね。ところで、麗華さん、めちゃくちゃ可愛いですよね。一番はスアンさんですけど。

  • 『まんがタイムファミリー』第35巻第7号(2017年7月号)

2017年5月16日火曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年7月号

『まんがタイムきららミラク』2017年7月号、発売されました。表紙は『うらら迷路帖』。これは面白いなあ。千矢と佐久隊長ふたりの表紙なんですが、千矢も警ら隊の制服決まして、凛々しく敬礼ですよ! といいたいところが、ええーっ、なんで佐久隊長に抱き上げられてるの! ふたりともにいい笑顔。眉尻をこうきゅっと上げましてね、でもこれが実にいい表情になってるんです。キツさとかまったくなくって、むしろやる気、気持ちの高まり感じさせるものあって、ええ、凛々としたその気持ち、とてもいいですね。生き生きとしたいい表紙。とても魅力的です。

ビビッド・モンスターズ・クロニクル』は前回までの怒涛の展開が一段落して、今回はむしろおだやか、振り返りと日常のエピソードでありました。ドラゴンとの戦闘でまさかの防具破損。ボンちゃんのウルフ耳も壊れちゃってて、それであんこに誘われて始まりの平原にいくことになりました。あんこの言い分は無償でウルフ耳が調達できるかもって、ええワイルドウルフを狩りまくるわけですね。ボンちゃんが、あんなに苦労したカエルプリンスに圧勝できるようになってる。またそこで出会った初心者にも親切に応対して、ああ、ちょっと昔を思い出す。ずいぶんと時間がたったんだなあ、友達も増えたんだ、感慨深かったです。ギルドに戻ればキャロがおかしなことになってる。って、猫! でもって麦茶! 結構な大惨事だ! ボンちゃんの新しいウルフ耳、あんこのストック品をもらったんですね。ということは、やっぱりあんこ、ボンちゃんと一緒に始まりの平原にいきたかったんだ。そしてボンちゃんから贈られたリボン。あんこ、本当に嬉しそうで、ああ、これとてもいいなあ。性能とかいうとあれだけど、そういうスペックでは語れない価値がありますよね。

『mono』、めちゃくちゃ面白いですね。ハルさん、漫画家なんだ。漫画と店、兼業なんですね。さて、前回は雨宮が全天球カメラを買ったという話。今回は霧山がカメラを買った話でありますよ。ほう、どんなカメラだい? って、アクションカム! ちっこくてよく撮れるの、最近出てましたよね。あれなのかな? これ、雨宮もいってますけど、写真部としては異色ですよね。全天球はまだしもアクションカムは違いすぎますよね。まあ、それはそれで面白いからありか。で、このアクションカムの顛末がおかしい。ハルさんの店にいた猫、たいしょーにとりつけてしまいました。あっちこっちいろいろいってるらしい猫なんですけど、こいつにカメラつけたら面白いもの撮れそう。好奇心が災いしましたね。なんとたいしょー、一度出ると一週間は帰ってこないらしいぜ? いや、これ、カメラなくなる展開かと思ったんですよ。ちゃんと戻ってきてよかったねえ。けどカメラは傷だらけ、って、そらそうよ。で、撮れた動画はえらい凄惨なものでって、安らぎからは程遠いありさま。もうしびれましたね。

『広がる地図とホウキ星』、今回は船旅ですよ。いやあ、ほんと面白い。ヴェリの実家にお泊まりというんですが、船旅の途中、リンが船員見習いになってしまってたり、しかもその後、どんどん出世していったりと、見どころいっぱい。いや、やっぱり魔法の活躍するのがいいですよ。海の知的生物、アンモ族の困りごとを魔法でもって解決したりね、って、ゼルダの凍結魔法使ったアイスクリーム作りか! で次は、船に迫る流星魚の進路を変えるためにヴェリとリンの協力魔法が炸裂! その情景の幻想的なこと! ほんと、物語が面白い、情景がまた魅力的、それでもってキャラクターがチャーミング。素晴しいものありました。船に迫るピンチも、人助けのお礼で回避できてと、この充実した展開のチェーン、本当、最高でした。これ、一通り読んで、エピソード2回3回分読んだくらいの充実感ありますよね。素晴しいわ。

『こはる一番』、連続掲載第1話です。憧れの陽南先輩を追うようにして柊学園に入学した小春。中学時代は風紀委員で一緒に頑張ってた先輩は今では生徒会長になっていて、さすが先輩! といいたいところだけど、久しぶりに会った先輩はちょっと変わってしまっていました。風紀委員として学園の秩序を守りたい、そう思っていた小春だけど、先輩は校則にしばられない学園生活、生徒の自主性を重んずる。と、そこまではいいのだけど、校則を破ることもやぶさかではない、なんていっちゃうようになっていて、先輩どうかしたのか。生徒会副会長という水上潮、この先輩の影響なのか!? この学校、名門であるようなのですが、遅刻しない生徒はいないくらいにルーズになっている? これは自由なのか無法なのか、まったく謎の状況に戸惑う小春と、そしてそんな小春を見初めた柊先輩なる人物。お、この子は学園長の娘とかそういうポジション? この人、小春の味方になるのかな? それとも逆? 予想もつかない展開が待ってそうですね。

『リトルリーダー』、特別読切です。生徒会長、小上陽菜。生徒会長就任の挨拶でしょうか? ステージに立つ陽菜の姿が、演台に隠れてまったく見えない。小さなこの子はまだ中学生で、書記の崎村亜紀ははたしてこの子に務まるのかと心配している。そんな陽菜のこと、副会長の三島和花が太鼓判を押す、のかなと思ったら、あれー、ギャップ萌えしてるだけだこの人! 陽菜のこと危ぶんでる亜紀、しかもこの人、和花をひとりじめする陽菜に嫉妬感じてて、危険だわ、剣呑だわ、そう思ってたら、なんだちゃんと会長のこと認めてくれるんじゃん。天才少女とかじゃなく、小さな背丈で一生懸命頑張る姿を見せるのはなかなかよいかも知れません。でもって、みんなを笑顔にしてくれる人だって和花がこの子のことを評価していて、ええ、この子たちがなにを大切にしようと思っているのか伝わってきますね。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第7号(2017年7月号)

2017年5月15日月曜日

けものフレンズ アンソロジーコミック

 いやあ、これ、KADOKAWA漫画部門の総力戦みたいな様相だったりするんでしょうか。人気のアニメ『けものフレンズ』。アニメ放送が終わってからも続々アンソロジーがリリースされていて、あれ? 今度はじゃぱりまん編? というか、こないだ出てたのなんだっけ、ああそうだ、ジャパリカフェ編だった。というところで気づいたんですが、これ、全部編集が違うんだ! 少年エース編集部、ファミ通コミッククリア編集部、コミックアライブ編集部、そして電撃マオウ編集部。これ、今では全部まとめてKADOKAWAですが、振り返ってみれば角川書店、エンターブレイン、メディアファクトリー、アスキー・メディアワークスとそれぞれブランド、社を違えた出自を持っているわけで、ということはアンソロジー各編ごとにカラー、傾向が違ったりするのかな。だとしたら面白いなあ。なんてちょっと思ってしまったりしたのでした。

アンソロジーっていうのはおまつりなのだと思っています。こんなんだったら面白いな、こんなシーン見てみたかったな、あるいは本編だったらありえない強烈な、尖った、エッジの効いたギャグを展開してみせたりして、作家それぞれの持ち味を楽しませてくれる。もちろんそこには好き嫌い、好みというのがあるわけなんですが、けものフレンズのアンソロジーに関しては落ち着いて、しみじみとよさ感じさせるものが多く、それは本編の雰囲気があってのことかも知れませんね。ギャグやコメディでもどこかやさしげで、ほろりとさせられるものもちらほらあって、ああ、ここにはみんなの好きがつまっているのかもなあ。なんて思わされるのでした。

あとがきが面白いんですね。ジャパリパーク編の時は、話題になってるので見たらはまったみたいなコメントがあったりして、ということは少なくとも企画が動き出したのは第3話「こうざん」以降であることは確実か……。ジャパリカフェ編ではちょうど本編クライマックスの頃だったようで、終盤の動揺からいい最終回をありがとう、そうしたニュアンス感じさせるコメントもたくさんで、ああ、みんなどういうところが好きだったのかみたいなことうかがえるように思う。またアプリ版から追っている人とかもあって、すごーい! ほんと、このバラエティ感、とてもいいと思います。

放送は終わってしまったけれど、まだまだおまつりは続く。そうした雰囲気感じさせてくれるアンソロジーです。それが毎月こうして出るというのは、皆の興味をつなぐという意味でも効果的だろうし、またおまつりが終わって欲しくない、そうした気持ちも感じられて、ここに送り手、受け手双方の望みが合致しているようにも思えるのでした。

2017年5月14日日曜日

ねんどろいど サーバル

 ああ、もう決断しないといけません。話題のアニメ『けものフレンズ』。まさかこんなにも人気が出るだなんて誰も予想していなかった、みたいなこと放送中からずっといわれていましたが、放送が終わったら波の引くように人気も静まるかと思いきや、今なおしっかりと熱を保っているところありまして、そして遅ればせながら揃いはじめるグッズのラインナップ。ええ、今回はそのグッズであります。フィギュアですね。まずはねんどろいど。あのちんまりとした印象の2頭身、いや2.5頭身くらい? の可愛いフィギュアでありますが、まずサーバルから出ます。でもって、なぜ決断が必要なのかといいますと、公式ショップで予約購入しますとね、なんとジャパリまんパーツがついてくる! うおお、これマストやんけ! で、この予約期限が5月17日。ああ、もう今週だ。ああ、決断しないと……。

なぜ決断を先送りにしてぐずぐずいっているのか。これね、いろいろ問題があるんですよ。ねんどろいどにじゃないですよ。私の方です。いやあ、困りましたね、もうモノを置けるスペースがないんですよ。小さな印象のあるねんどろいどですけど、ところがどっこい、これ、結構な大きさがありますでしょう。ディスプレイする場所がない。箱で置くのも結構な大きさです。でもねんどろいどひとつくらいならなんとかなるよね。そう思いつつも、サーバルに続いてかばんちゃんのねんどろいどが出ることがもう予告されています。ということは、売行き次第でフェネックやらアライさんやらどばどば出るんじゃないかな!? そうなった時に全部揃えないと気がすまなくなるんじゃないかな!

ええ、危険なんですよ。怖くて決断できない。

つい先日のことですけど、figmaでも『けものフレンズ』のフィギュア出るって発表ありましたよね。figmaは1/12サイズの可動フィギュア。サーバルとかばんちゃんと、そしてジャパリバスが出るっていうんですよ! って、マジかーっ! まさかのバス!

うん、危険だ。これ、figmaだけならそこまでこなかったろうのに、まさかのバス。うおお、これは危険だわ……。

ということで決断できないのです。ええ、なんともいえんのです。

2017年5月13日土曜日

『まんがタイムジャンボ』2017年6月号

『まんがタイムジャンボ』2017年6月号、昨日の続きです。

『中の人に恋をしました。』、紬の恋、なんと、お隣さんにばっちり伝わっちゃうのか。これはまったくの予想外。ふらふら歩いててお隣さんとぶつかってしまった紬。その流れでふたり公園で話をすることになったというんですが、このところおかしい、ヒーローショーでレッドさんにお礼を渡して以来、なんかおかしい。ともあれこの会話でもって、こないだのレッド宛のプレゼントが変身前の彼ではなく変身後の中身である自分宛と理解してしまった。そして紬の気持ちが恋であるらしいこと、しかもそれが初恋であるということ、ばっちり意識させられて、いやけどお隣さん、それでウハウハになっちまうとかじゃなく、むしろ戸惑うんですね。さて、最後にちょっと気になる流れ。レッドの変身前の役者、黒崎に届いてしまった紬からのプレゼント。でもって、これ、自分宛と思ってそれでその気になってしまうとか!? ああ、なんかややこしいことになりそうな予感がしますね。でもこの反応で、お隣さんとは決定的に違うってこと、はっきり示されてしまいましたね。

『ペンタブと戦車』、おお、最高ですよ。ちょっとした行き違いでスミが勘違いしてしまった。武田大尉と里見曾祖父。俺たちは夫婦だからな! という武田の言葉を里見相手と思ってしまって、さあ大変。恋敵が男になってしまいましたわ! そのたんびたんびに差し挟まれる美しい武田、里見のカップリング、これが見事に最高で、しかも動揺するスミを面白がって後ろから武田に抱き付く里見ですよ。うおお、頬擦りまでするか! うおお、素晴しいな。けど、今回のエピソードでもって、いろいろ困りもののスミが、情熱的で夢想家で理想主義者で自由な気持ちを持った強い女性とはっきり知らされて、おお、それを知った武田大尉、まさかスミのことちょっと好きになってしまってる! 89式はどうしますの! 心に誓った相手は89式だけなんじゃありませんの!? しかしスミさんすごいですよね。武田と89式の夫婦、結納って話を聞いて、理解はしがたいけど安心しました! なんと、さらっと受け止めて、これ、つまるところ今は里見曾祖父にしか興味がないってことだよね! ほんと面白い。しかし武田大尉、どうするのだろう。もしこれでスミに気持ちを移さば、さらにはスミが武田に応えるようなことがあれば、里見青年の存在が危うい! ああ、危険な領域に踏み込んでまいりましたね。

『シコふんじゃえば?』、最終回ですよ。相撲部屋を隠し撮りする怪しい女子が警察につかまりそう。まあ舞なんですが、友人の危機を救うべく飛び出した杏子。ここは自分の家で、友人に頼んで写真を撮ってもらってたと。しかもなりゆきで力士の尻が好きだなんていわされちゃって、おおう、後ろで舞が仲間発見とばかりに喜んでもうてますよ! さて、かくしてかなったカムアウト。驚きこそはしたけれど友人たちもだからなんだということもなく、ただ舞だけは興奮しまくってるわけですが、これでちょっと嬉しいのは、父ですよね。ああ、娘が自分の仕事に興味を持ってくれたと喜んで、頼まれていたチケットもまさかのマス席! 友人とのわだかまりもなくなって、また父もこんなに喜んで、杏子もまたよかったなあ。親孝行ですよ。相撲観戦が終わって、友人たちとの帰り道。杏子が見せたあの笑顔もまた素敵でした。ええ、相撲をきずなに友情も親子の情も深める、そうした漫画でありました。

『あの日の海と16歳の夏休み』、これとてもいいですね。商工会の会長やってる祖父の手伝いで美容室訪れた菜乃。すごく素朴な女の子。この子、さきの髪形が違ってること気づいてね、可愛いねって、そして店長に切ってもらったと聞いて自分もやってもらいたい。そうか、いろいろおしゃれに興味がある。でもちょっといつもと髪形変えると、いじわるなこといわれちゃう。ああ、かわいそう。そう思ったら、自分が思った以上にさきが怒ってくれていて、ああ、いいお友達だ。しかし、さきちゃん、怒ると怖いのね。ぽろりと菜乃の口からこぼれた美々という名前を頼りに探し出そうとしてる! この町だときっとすぐ見つかっちゃうよ! さて、その話を聞いた店長さんの言葉、その美々って子のことをもったいないねって、嫌なこというんじゃなくて、アドバイスするようにすればいいのに。おしゃれという素敵なことは素敵なことに使うべきなんだって、ああ、ほんと、感じいるものありますね。そして菜乃、ちょっとのアレンジでがらっと雰囲気が変わった! これ、凄いな。髪形、ちょっとアレンジが加わった程度なのに、ほんとに全然違うの。そしてこの変化が菜乃の気持ちに影響与えたんだなあ。強くなった、気丈になった、自信ができたんだ。本当、感動的でしたよ。絵の説得力が、続く言葉も支えて、メッセージをひしひしと伝える支えになってるんだって感じさせられて、素晴しかったです。

  • 『まんがタイムジャンボ』第23巻第6号(2017年6月号)

2017年5月12日金曜日

『まんがタイムジャンボ』2017年6月号

『まんがタイムジャンボ』2017年6月号、発売されました。表紙は『レーカン!』、天海さんと井上さん、ふたりが持ってるてるてる坊主。天海さんは例の猫で、井上さんは代返侍なんですね。ちんまりとしたマスコット。レインコート着てるのが可愛くて、そしててるてる坊主持ってる天海さんは晴れ晴れとしたいい笑顔。対し井上さんはちょっと眉ひそめてまして、いや、これはいつも素直になりきれないこの子の通常運転っぽくありますね。

『人気マンガ家になるための15の法則』。出版社の謝恩パーティーに出席します。いや、相沢さんはどっちかというといきたくない。けれどそれを編集の喜多村が強引に連れ出して、ああ、でもこれ喜多村の策略か。人気作家の綺羅星先生。この人が相沢の漫画のファン。でも全然素直じゃなくて、相沢の漫画好きなのに憎まれ口みたいなこときいちゃう。でもそれが全然通じないってんだから相沢すごいですよね。これは空気読めないためなのか、それとも喜多村に鍛えられたせいなのか。どうもその両方っぽいよなあ。喜多村のいいたい放題、相沢相手だけかと思ったら綺羅星にも同じだったんですね。相沢の前で隠したかったろう秘密をべらべら曝露されてしまった綺羅星。けどそれで結局相沢と連絡先交換できてるんですから喜多村の対応、あれで正解だったんでしょうなあ。しかしこの出会い、相沢にとってプラスに持っていけますでしょうか。綺羅星からしたら見事な空回りですよね。この関係いかにも長引きそうで、期待大ですね。

『イヤよイヤよも好きのうち』。アキ、いい感じに変化してきてますね。会社のイベントでいちご狩り。最初は面倒くさがってた先輩もおいしいいちごに機嫌なおしていい感じ、と思ったら、アキ、いちご、あかんのか。なるほど、いちごが野菜に分類されるから。果物はいいけど野菜はダメ、ってこれ面倒くさい子だな! わかってたけど! 実際に食べて好きかどうかじゃなくて、野菜はダメ、ゆえに野菜に分類されるものはおしなべてダメ。前回のパクチー、あれは薬味とかに分類されるからいいのかな? ともあれ、甘くすると大丈夫というところから、ジャムを作ってみたらという話になって、ああ、あの挑戦してみようかと思ってるアキ、いい表情してましたね。そして最後に味見して、おお、うまいことできたんだ。いや、もう、雄弁な笑顔でしたよ。

『江戸の蔦屋さん』。耕書堂にライバルですよ。鶴屋喜右衛門の店、仙鶴堂。なるほど、実在していた有名店。もともとは京都の店だったのが、分家して江戸でも店を開いたっていうんですね。その店主、鶴屋喜右衛門は女性なんですな。耕書堂をなりあがりと馬鹿にして、ことあるごとにいがみあって、けど決して仲が悪いばかりでもなさそうというのが味噌ですね。耕書堂の工夫をばんばん真似していったりと、けれどそうやって張り合うの、蔦重に気があるからなのかどうなのか。また眼鏡かけたの格好悪いといってるわけですが、いや、この時代の眼鏡って富の象徴よね、ともあれ目つきの悪かったのは目が悪くなってたせい。それでもって眼鏡姿もわるくないぜ、って、いやあ蔦重さん、わかったはる! 鶴喜さん、眼鏡かけると蔦重の見てるもの、成功する絵師の背負ってるあれが見えるっていうのか。けれどまだそれがなにかわかってない模様。いつかこの秘密に気づくことがあるのか。それでもって、いよいよ蔦重のライバルとなっていくのか。今はわからないけれど、鶴喜、この人はなかなかに面白い人のようで、気にいりましたよ。

『大正みつば歌劇団』、これやっぱりいいですね。新入部員がふたり入りました。大月かおるさん。おとなしそうなお嬢さん。青柳小夜さん。なにか妖艶さ漂わすお嬢さん。ふたりともに3年生で、そうかマリたちは4年か。幽子のことかわいらしいですねとかいっちゃって、すごいなあ、余裕のお姉さんだ。いや、後輩だけど。この人、女優になりたいのだそう。演劇部に入るつもりでいたのだけれど、部はなくなってるし、新しくできたという部はなにやらおかしな活動やってるしと、なかなか加わる気にならなかった。でも朗読劇を見て、ちゃんとした部なんだと入部を決めたっていうんですね。ああ、朗読劇やった甲斐がありましたね! しかし小夜さん、演劇の経験あるのでしょうか。なにかいろいろと詳しくて、でもかおるの話からすると舞台に立って演じてみたいなことはまだやってないのかな? 浅草の劇団に知りあいがいるというのも、自分が参加してるからというのではなく、女給の仕事してる関係でって感じですからね。って、女給の仕事、それ校則違反なのか! 不良だ、不良だわ! マリとはまた違う意味で過激派。やると決めたらとまらないタイプの人みたいですね。ということは、常識人でつっこみ役の歌子さん、この子の負担、いよいよ重くなりそうですよ。

  • 『まんがタイムジャンボ』第23巻第6号(2017年6月号)

2017年5月11日木曜日

『まんがタイムきらら』2017年6月号

『まんがタイムきらら』2017年6月号、昨日の続きです。

『山女神ノ郷』、面白いですね。人の姿を得て間がない燕岳の女神、燕。リボンがうまく結べない。ボタンもうまくとめられない。できないこといっぱいで、妹で先輩の蝶がですね、いわゆる先輩風を吹かせるんですけど、昔の様子を常念に曝露されちゃったりね、ええ、そうか、蝶はできなくって半ベソかいちゃったかあ。さて燕はというと、やっぱりあれもこれもできてないんだけど、おお、持ち前のポジティブさがまぶしいですね。はやく慣れたいからと「つまずき」どんとこいです! って、おおう、私も見習わないといけませんね、これ。燕の宿のお手伝い。風呂掃除するにいたって、ブラシでつまずき、ホースでつまずき、けれど確実に会得していってというくだり。そうか、失敗を怖れないその姿勢が会得のコツでありますか! いや、単に燕が優秀なんじゃないの!? そんな燕が半ベソをかくとしたらどんな時か。それが描かれ、またいろいろあって蝶ともずっと仲良くなれてというのがですね、いや蝶が素直になったといった方がいいのかな!? よかったと思うのですよ。

『おとめサキュバス』はキュリアの様子が変。早起きしてみたり、考えごとしていたとはいえ、そばを通る男に気づかなかったり。いったいなにがどうしたのだろう。その変化にルナが考え込んじゃって、涼香がなにか知ってる? みちるも関わってる? どんどん疑心暗鬼になっていくんですね。これ、なにかサプライズだな。ルナの誕生日かなんかなんかだな。今回のエピソード、なにがよかったかって、これ、やっぱりサプライズのお祝いで、それを知らされたルナ、安心して喜びもするのだけど、それでも寂しかったって気持ちを感じたこと、誤魔化さないんですね。キュリアの負担にはなるまいとぐっと心の奥にしまいこむのだけど、自分の感じたことを大切にして、次はサプライズはいらないから一緒にやろう。ええ、嬉しさと寂しさと愛おしさと、そうした気持ちの大切に描かれたいい話だったと思います。それとルナの、みちるがいなければ涼香はもうちょい喋る気がする、このセリフにこの子のひとつの側面見えて、ええ、もっと好きになりました。けど、しゅんとしてるルナはあんまり見たくないな!

『オリーブ! — Believe, “Olive”?』、クリスマス会やりますよ。あみだくじで役割配分して、買い出し係、飾り付け係、それぞれの過程に生じるおかしさコミカルに描いて、けれどメインにはコニーの留学を持ってくるんですね。そうか、アメリカの学校にいこうと思ってるのか。だから近くで一緒でいられるのはあと一年。ショック受けたかな、そう思われたスズだけど、あれ、意外といったらいいのかな、結構元気と見えて、でもひとりになって泣くんですね。そしてそんなスズのこと、コニーも追ってくるんですね。夜、ふたり、語り合う言葉のはしばしに相手のことを好きだという気持ちと、そしてだからこそ相手の選択を大切にしたいという思いがあふれてくる。そして寄り添うふたりの姿は美しく、と思ったら、最後にえらいことに! ええ、ちょっとしたハプニングですね。でも、これもありですね。

My Private D☆V、『魔王城のお姫様』の上下であります。D☆Vポイントはなにかといいますと「制服のままプールに入る」。ぬれた制服って良いですね。そんな言葉からはじまるD☆Vポイントの説明。海でも雨宿りでもよいのだけれど、プールならそこになにかいけないことをしている感がプラスされるという、シチュエーションが生み出す魅力。ええ、偶然の遭遇やなにかではありえない、本来ならそんなことにはならない場でそうした状況ができあがるにはなにかが必要になる。その必要であるなにかを考えることが、イラストレーションに描かれたものにさらなる奥行を与えるように思ったんですね。ということで今回のD☆Vイラストですよ。セーラー服姿の女の子が、ずぶぬれになってプールから出ようとするかのような状況。濡れた髪、セーラー服は身体にはりついて、スカートのすそはプールの水面に浮いて広がってと、見た目に訴えるものたくさんあって、そしてそこにこの子の表情。どこか曖昧で、笑うでなく、けれどこの状況を面白がっているようにも見える、明解でないことが多様な解釈を許すとでもいったらよいでしょうか、ええ、謎めいて魅力的であるのですね。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第6号(2017年6月号)

2017年5月10日水曜日

『まんがタイムきらら』2017年6月号

『まんがタイムきらら』2017年6月号、昨日の続きです。

スロウスタート』、栄依子と冠のエピソード、一段落を見ましたね。子供のころの思い出話。出会いの情景、猫の思い出。久しぶりにおとずれた冠の家で猫に再会する栄依子です。ああ、いろいろなことに立ち竦んでいたあの頃の冠はもういなくなっていたんだなって思えるエピソード。そして栄依子の涙。そうかあ、栄依子が冠を守ってるのだと思ってた。冠が栄依子に頼ってるのだと思ってた。けどそうじゃないんだって、栄依子も冠にひかれて、憧れて、そして見上げる思いでいたんだなって思えて、ええいああ、思わず貰い泣きでありましたよ。そして冠のちょっとしたたかな面も垣間見えまして、おお、ケーキの嘘! バレた時のあの表情! もう最高でしたね。もっと好きになりました。

三者三葉』、修学旅行ですよ、沖縄ですよ。しかしなにがすごいって、沖縄らしい情景やらなにやら、まず描かれないってところでしょうか。ほんと、サーターアンダギーくらいじゃない、沖縄っぽいものって。さてさて、今回は張り切る委員長の可憐さを愛で、先生の普通の一般の大人である様に驚き、そして当然のようにいる薗部に諦めを感じる。そんな回。でもやっぱり最高の見どころは、夜のホテルでの近藤の恐怖体験でしょう。ヒ…ッ! って! しかもその後に追い討ち。これ、西山はいいとして、葉子様、とりわけ葉山ちゃんはどうしたんだろう。葉山ちゃんがタダですますとは思えないんだよなあ。しかしこの三人お揃い。さすがの小芽でも微妙と思ってしまうのか。ほんと、よっぽどだったんでしょうなあ。

『泣きむしストラテジー』。皆でデビルズワールド、テーマパークへいきますよ。デビルと聞いてアメリアがいきたくないというんだけど、牡丹の落胆に前言撤回。結構怖いというコースターの存在に俄然やる気を出すクレア、なのだけれど、さすがというか、そのやる気が持続しないんですね。楽しみ優先になっちゃってるじゃん。アメリアがやたら裏目ですよね。はりきるクレアをからかったら牡丹にも刺さったり、まさかの悪魔の角装備とかね、けどちゃんと楽しんでたみたいでよかったですよ。今回は皆それぞれに楽しみポイントが違ってたり、またやらかしポイントもあちこちにあったりして、そうしたところに個性が見えるのが面白かった。そしてこの楽しい、しあわせな時間を過ごしたという描写が確かだったからこそ、帰りの電車でのクレアの自問、それが効いていたと思うんですね。牡丹を泣かせないといけない、裏切らないといけないことにうしろめたさを感じるクレア。ああ、優しい子だと思います。

『ポンコツヒーローアイリーン』。ラブリーメロンの今日のヒーローミッション。バイトを探すことなんだそうです。た、大変だな……。同級生に会うことなさそうとか、やさしそうなバイト仲間にアットホームな環境、そして個人情報は出したくないとか。いろいろ注文多いのだけど、その表情見れば、これメロンにとっては切実な問題なのだなあとわかります。メロンのバイトにアイリーンものります。けどそれが動物メイド喫茶。ああ、アイリーン、いやそうな顔してる。でも不安そうなメロンを見ると見放すなんてできなかった! ああ、アイリーン、いいやつ! バイト先でメロン、お隣さんと遭遇しちゃうんですね。メロンは嬉しそうだけど、お隣さん、ジュンさん、ものすごい顔しちゃって、おお、人見知り。メロン、コスプレのことつっこまれたり、でもってアイリーン、コスプレ仲間ですかと問われて、そもそもコスプレってのがなにかわからない。でもその受け答えがメロンからしたら裏切ったみたいになってて、ほんと、こうしたやりとりおかしかった。クマのメイドになったアイリーンの動物っぽい仕草。これがまた面白くって、そしてやたらめったらポンコツ。失敗して失敗して、メロンにはげまされて、けどそんなアイリーンにちゃんと見せ場があってよかったです。けど今回、一番面白かったのはお隣さんだったなあ。メロンのこと不審者と思ってるし、そしてアイリーンのことも最後のあの言葉きいちゃってね。この人、今後も関わってきそうですけど、なんだか心労が心配になりますね。ええ、ジュンさん、いろいろ大変そうです。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第6号(2017年6月号)

2017年5月9日火曜日

『まんがタイムきらら』2017年6月号

『まんがタイムきらら』2017年6月号、発売されました。表紙は『スロウスタート』。おお、TVアニメ化決定とのことですよ。イラストは花名に娘三人がわーっと駆け寄って抱き付いている、そうした様子描いていまして、ちょっと戸惑いぎみの花名と嬉しそうな笑顔浮べているたまてと栄依子、一生懸命さ感じさせる冠も、皆、見事に魅力的で印象的で、ほのぼのとした暖かみにわっと気持ちのわきたつような元気さが共存するいい表紙であります。

今月、きららに初登場ゲストは4本です。

『ましろいろ乙女日記』、いい感じに謎を残して、読者の興味をつないでいますね。学校での進路調査になんと答えたものか迷っているあずき。この子は、家が喫茶店をやっていて、ウェイトレスは着物。和風喫茶でありますね。母、きなこがオーナーなのかな? 一緒に働くのは後輩のきなこ。また住み込みの従業員、マリアもいて、とここでちょっと興味をひくだけひいて姿を見せない人が。あずきの姉。あずきはこの店を継ぐとか考えておらず、姉に任せたい。そうしたらマリアが、イヤです! あの人は…!! そうなったらワタシは…。って、いったいなにごとなんでしょう。喫茶店での仕事、給仕をしたりまた新メニューを考えたり、そうしたところにわいわいとした楽しさ盛り込んで、そして3年前に出ていったという姉の存在を気にさせる、そうした見せ方がいいと思います。次回、姉登場なるか!? 姉帰還!? いったい姉はマリアになりをしたのか。どんな姉なのか。そしてあずきの進路はきまるのか。続きが読みたくなりますね。

『ほぼほぼ。』、女子校に通う女の子、桜乃こひな。この子は男子に苦手意識を持っていて、友達の葉月の記憶によれば、中学の入学式で神輿に担がれてからだという。というか、これは怖がるようになってもしゃあないような。この学校には噂があって、なんと男子がいるかもしれないという。目撃こそされてはいないけれど、間接的にその存在をうかがわせる、そうした証拠が確認されている云々。それでこひな、やたらめったら怖がってしまって、ひとりで行動するのもためらわれるほど。いや、けれど、これパターンとしては一番身近なあの人がそうでしたってことじゃないのですか!? そう思って読み進めてたんだけど、いや、なんか違うっぽいな。途中に出てくる眼鏡のお嬢さん、この人は男ではなさそうだな。転んだこひなを助けてくれた凛々しいお嬢さん、一人称が僕で、けどこの人も男じゃなさそうな。こんな具合に疑いかけて、いやいややっぱり違うよな。そうした揺さぶりがよくよく機能していましたよ。

『にゃんかついんてーる』。猫カフェついんてーるにて働くお嬢さんたちの漫画です。朝からやたら元気な柚流さん。ゆるって読むのか。ついんてーるに出勤したら、店内に倒れてる人が! それがオーナー? ねねこさん。このカフェの猫たちのご主人様だそうですよ。柚流の電話で夜更かししてしまって、それで朝が眠い。眠ってしまっているねねに感化されて猫も、そして柚流も寝てしまうというの、なんかいい雰囲気、悪くなかったですよ。猫にごはんをあげるときに、もっとくれオーラに負けてしまうねねとか、柚流の窓拭きに反応してじゃれつく猫がちょっと人気とか、そうした猫とのコミュニケーション描いているところがとてもよかったです。一昔前、四コマ誌には猫ものの漫画がたくさんあって、そこに描かれる個性的な猫たちの様子、楽しくてほのぼので、愛が感じられて好きだったんですね。そうした感触をこの漫画にも若干感じて、くわえてカフェという構図も面白みを支えていて、なかなかによかった。閉店近くなると猫も柚流もどんどん元気になって、そしてあのスタッフ総勢でのありがとうございましたー!! あれは気持ちよかったですよ。

『ママfull!!』。過保護な母親に反発してるお嬢さん。井之原由愛。でも実は母のこと、いや、ママのこと大好きで大好きで、愛してしまってるという。でもあまりに過剰な愛であるため、誰にも秘密だ。知られちゃいけない。知っているのは妹の実明だけだというんですね。クールな妹。いろいろほころびを出しそうな姉をサポートしてくれる。いい妹ですよね。このクールな妹も、内面になにか抱えてたりするんかな。病欠3日目の由愛。クラスの子がプリント持ってきてくれて、なるほど由愛はクラスでは人気者なのか。気持ちを隠しつつ話した母のこと、素敵なお母さんじゃない、そういうクラスメイトにママを狙ってるんじゃないかと疑ってみたり、かと思えばママの手と同じところにホクロがあるのに気づいて、ママの手……、握ったりするとか、うん、由愛さん、過剰すぎる愛だ。終盤の淑女たれ淑女たれで冷水かぶっちゃうのも、この子の葛藤、業を感じさせておかしかったです。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第6号(2017年6月号)

2017年5月8日月曜日

『まんがタイム』2017年6月号

『まんがタイム』2017年6月号、昨日の続きです。

『見上げればいつも妹が。』。ビールの匂いに酔ってしまった遥が兄ツブテに狼藉を働く。うしろから抱き付くばかりか、そのままギリギリと首をしめはじめて、お姉ちゃんと呼ぶまで離さない。それでツブテ、遥お姉ちゃんやめてっていっちゃうのね。おかしかった。でも、遥、なぜここまで兄を弟扱いしてしまうのか。それはツブテの魔性のためなのか。職場でも後輩がツブテを先輩と認識しながらもお姉ちゃんと呼ばれたいなんて思ってて、いや、しかし首をしめるのはやりすぎです。ツブテ、遥に悩みや我慢があるのではないか。そういって心配して、やっぱりこういうところは兄で、対しツブテのことなでたりする遥、これは実は甘えているのだろうなあ。そうそう、酔った遥に危機感覚えたツブテが調理中手にしたみりんの危険性に気づく。あの落ち、ちょっと気にいっています。

『友ちゃん!』。友ちゃん、頑張りますね。雨の朝、修の傘に入れる、相合傘チャンスだってはりきって、自分の傘には穴があいてる、嘘までついて修の傘に入る。傘のうちでの距離感に悶々とする友ちゃんがよかったですね。だんだん離れていっちゃう。ドキドキが聞こえちゃうんじゃないかって、こうした様子が実に愛らしく、そして友達の優に目撃されて、写真撮られたら嬉しい。前からも撮って。こういう素直さ、とてもいいですね。ひとつの傘にふたりが入ったために、修の肩が濡れてしまった。それを気に病む友ちゃんもまたよくて、優ちゃんから傘借りてさ、帰りは修の迷惑にならないようにしようっていうんだけど、修は修で肩くらい濡れてもいいのにって、ええ、ふたりともに素直に自分の気持ちを伝えられない。距離はこんなに近いのにねえ。そうしたもどかしさが大変によい漫画ですよ。

『おかわり自転車』。気にいってますよ。社会人に見えないミトと高校生に見えないレイ。ふわふわしたミトだけど、生活しっかり成り立たせてたりいろいろ気がついたりと、わあ大人だ、っていいたいけど、大人でもそういうのできてない人いるから! ミトさんはしっかり優良物件ですよね。人見知り強くて誤解されやすそうなレイも、すっかりミトのご飯に惚れ込んじゃって、おお、あの緩んだ表情! ふたりあわさると表情の幅が広がって面白いなあ。今回はミトのサイクルショップでの運命の出会いの話題。あれ、自転車の部品? とか思ったら、おお、サイクルジャージですか。恋愛かと思ってたコトコの感情の揺れ動き、これが面白かったですね。そして最後に四コマが2本。コマ割り漫画の余韻をこの四コマがうまく整えてくれる、そうしたよさがあっていいですよ。とりわけ今回は、本編の話を受けてここでしめられているわけですから、なおさらでした。

  • 『まんがタイム』第37巻第6号(2017年6月号)

2017年5月7日日曜日

『まんがタイム』2017年6月号

『まんがタイム』2017年6月号、昨日の続きです。

『さわらせてっ!あみかさん』。あみかさんの編み物教室、好評なんですね。本店でも教えて欲しいと要望があって、出張して教えることとなりました。しかしそれで動揺するのがまひろ。先輩、重度の編み物中毒になるっすよ! ものすごい認識されてますね……。教室が好評であること。また生徒さんの期待の声に触れて、ああ、やりがいでありますね。夜なべして、すごいの編んじゃう! 頑張るのはいいのだけど、ちょっとやりすぎだと思うよ! 今回は本編に加えて特別編もありまして、本編があみかさんの躍進なら、特別編は沙織の躍進。ええ、教室が評価されたあみかと、教科主任になると決まった沙織。それぞれの喜びかた、それぞれのお祝いのしかた、うまく対照になって面白く読みましたよ。しかしそのどちらにもバス子がからむ。この子の変態度もたいがいになってきましたね。いい感じです。

『ボンジュール!仲居さん』は、おお、サラが洋装ですよ。なんか新鮮、なんか不思議な感じ! いや、本当なら洋服の方がサラの普通のはずなんですけどね。すっかり和装が板についたものなあ。今回は仕事から離れて、康弘とのオフなのですね。女将さんがセッティングしてくれたチャンスなのだけれど、おお、朋香もこの策略に絡んでるっぽいな。サラの洋服、朋香のものなんだそうですよ。女将さんいわく息抜き。康弘にとってはちょっとしたデートですね。手をつなぐチャンスとかいっちゃってますが、そのチャンスを活かせないのも康弘だと思います。まさかの迷子に遭遇。そしてその子を落ち着かせるためにふたり力を尽くす。そうしたところがサラであって、そして康弘であるなあって思うんですね。ふたりともに人への優しさを忘れない。康弘は、サラにもそうしたところ評価され、信頼されてるみたいじゃないですか。この気持ちの優しさ、読んでる私もほっとさせられるものありますよ。

『だいじょぶ!?カナ先生』。今回のテーマは宿題ですね。宿題は生徒にとっても面倒なものだけど、先生にとっても大変。けれどカナ先生は生徒ひとりひとりの個性勘案して丸つけも工夫してみたり、結構楽しんでいる風なんですね。未提出の宿題を催促するのも、カナ先生らしいといいますか、まさか宿題の気持ちとかまでいっちゃうとか予想もできませんよね。宿題の丸つけもリズムよくやっちゃうカナ先生。ほんと、なんでも楽しみに変えてしまう、そういう才能のある人なんだって思わされますよね。カナ先生のようにあれたら生きることはきっと楽しい、そう思わされました。けど最後にカナ先生に出された、家ではおやつ食べないことにしませんという宿題。おお、それはさすがに楽しめないですか。さすがのカナ先生にも弱点があるみたいで安心しましたよ。

  • 『まんがタイム』第37巻第6号(2017年6月号)

2017年5月6日土曜日

『まんがタイム』2017年6月号

『まんがタイム』2017年6月号、発売されました。表紙は『おとぼけ課長』をメインにしまして、まさに今ゴールテープを切らんとしているところ。課長の胸には36の数字があって、ああ、そうか、36年にわたる連載のゴールであるというわけですね。しかし36年とかすごいよなあ。課長の他にも運動会のカットが揃っています。『見上げればいつも妹が。』遥はパン食い競争、『まりあ17』まりあはスプーン競争でなんか変な顔になってますよ!? 『さわらせてっ!あみかん』あみかさんはチアガール。皆を応援してくれていますよ。

『おとぼけ課長』、最終回ですよ。ええーっ、まさかの最終回。『まんがタイム』系列誌から植田まさし氏、撤退してしまうのか。他誌での動向見てみても、連載を終えるとか縮小するとか、そういう様子は見られない。なぜなんだろうなあ。心して読んだ最終回、面白かったですよ。「コピー」であるとか「歯みがき」であるとか、くすっとさせられるもの多くて、「にわか雨」なんかも、そして「チキン」なんかもかなりよかった。チキンは骨ありチキン。ええ、今風のネタであると思うんですよ。しかし、最終回だからといって、なにか特別なエピソードを用意するわけではないんですね。そう思っていたら、あ、なんと、次号から新作がはじまるんだ。驚きだ。うおお、これは楽しみだ。ええ、どんな話が、どんなキャラクターが出てくるのか。こいつはわくわくさせられます。

『大家さんは思春期!』。皆で釣り場へと繰り出した、今回はまさにその釣り場回なのでありますが、ここで再確認されるチエちゃんのキャラクター。ああ、そうか、ついつい忘れがちではあるけれど、チエ以外は運動やってるのか。陸上部、テニス部、ダンス習ってる、ひとりはこれというなにかやってるわけではないけれど、運動神経がよい。対しチエは危なっかしい、というわけで、チエだけ岩場禁止。もしなにかあったら麗子さんがうるさいからって、まあこれはこれで大事にされてるってことですよね。そしてチエ、皆の心配をしっかり回収する。魚を釣り上げたら顔面で受ける。一度ならず二度までも。その度に服装が変わっていって、まずは体操服。そして次は前田の替えのシャツ。最初は学校行事感がすごいとかいってた前田が、なんか自分のシャツ着てる女の子見て興奮してるっていうね、いや、これ、あかん方向に向かってますよ! ともあれ、管理された釣り場だけあって釣果もばっちり。その場で食べてお土産にもしてと、エンジョイできたようでなによりですね。

『瀬戸際女優!白石さん』、おかしいわ。深沢監督映画の主役オーディションに出ようという話。役柄が極道の妻だというのですが、過去を知らないマネージャーからしたらイメージにそぐくわなく感じられる。でも白石本人は、ピッタリだよ!! ええ、元ヤンの彼女。族時代の仲間に本職? の極道の妻がいるというんですからね。そしてそのクミコに会いにいく。取材ですよ。でも、今は足を洗ってパン屋をやってます。って、えらい転身だな! 昔の仲間と話してる時の白石、すごくうちとけた風でいいですね。でも内容はちょっと物騒で、ケンカした時の話とか、でもって前歯折っただ肋骨折っただ、パン屋の奥からなんて話が洩れ聞こえてるというのか。もう最高におかしかったです。そして以外なきっかけで主役を勝ち取った白石。おお、スリの存在に気づいて凄んだあの啖呵が評価されたんですね。しかし女優の格好だとピンとこない。これスッピンでとかいわれてますけど、収録の現場、どうなるんでしょうね。ぜひ見てみたいです。

『天子様が来る!』。七星ちゃん、すごいな。即席バンドデビューに七星ちゃんが集めてくれたメンバー、まさにレジェンド級揃い踏み。ボーカルが見事に邪魔者扱いで、いやそらしゃあないよ。ほんと、最高でした。ユキジの蜜月、あれよかったですね。お金持ちのお嬢さんがユキジをペット扱いするって話なんですが、囚われのユキジ! と思いきや、いつもよりよっぽどいい暮らしじゃん。いい住まい、いい食事。けど、この女の子、最後にどういう子かわかる! ああ、いい話だったわ。他のも面白くて、斬新な友達百人できるかなや、忍者本職にビビる天子様。そんな中で一番気に入ってるのは「THE・脱出」。突然の翼竜のインパクトもそうですが、さらわれた課長が翼竜と一緒にぽつねんと海を見つめてるコマ。あれ、最高だと思います。すごくいい絵でしたよ。

  • 『まんがタイム』第37巻第6号(2017年6月号)

2017年5月5日金曜日

『まんがタウン』2017年6月号

『まんがタウン』2017年6月号、一昨日の続きです。

『あいたま』、順調にお嬢様が沼にハマっていってますね。ひよこのライブがチケット完売と聞き、すっかり落ち込んでしまうバニラ。いきたくないとか強がりいって、これまでアイドルを嫌いといってきた手前、スポンサーをやっている家のものにも頼れない。面倒な人でありますなあ。当日券が出るかもと聞いて準備した格好、あれ最高でしたよね。ジャージ、眼鏡、三つ編み、素晴しい。これほどまでに輝きを放とうとは、登場時には予想だにしていませんでした。さて、チケットは悪い魔法使い、はみちゃんのおかげで入手できました。はみちゃんは仕事でいけないというんですね。他のクラスメートも仕事でいけないもの多数。友情よりも仕事を優先する様子を見て今は理解できないというバニラですが、これ、この子の心のつかえが関係してそうでありますね。ええ、いつかこの子もかたくなさがとれて、自分の気持ちに素直になれたらいいですね。

『俺の生徒は神メイド』。知世子がメイド喫茶で働いている件。九鬼先生、保護者に許可をとりにいくというんですが、ああ、自分がハードな状況にいること自覚させられてしまいましたね! なんと、メイド喫茶りとる・ば〜どのオーナーは知世子の父。九鬼先生がメイド喫茶に足繁く出入りしてることも把握されてるし、知世子にとっては家の仕事の手伝い。バイト代=小遣いといった事情も明かされて、もうこれ先生、完敗ですよね。さて知世子を追い回す女生徒です。夏川。知世子のこと敵視してる? 勝負!? いやけどきっとメイド喫茶がらみだな。知世子には心当たりがないみたいなんですが、ということは、知世子がそうであるように、夏川もメイドになるとすっかりキャラが変わっちゃう!? 見た目に反してなんだかどんくさいお嬢さん。悪くはならなさそうな予感がしますね。

『ようこそ!スマイリーバーガーへ』。新人物の登場ですね。たまこがバイト先にいったらば、やたらけばけば、いや、華麗なお姉さんがフロアで働いていて、おお、たまこの前にいたバイトさんらしい。一度やめてまた戻ってきたらしい。とりあえず南町田さんとは仲がよろしくない模様。この人、新町桜。でもそれ、偽名らしい。ああ、なるほど、個人情報とか考えると本名より偽名ないしは源氏名で働いた方がいいのかも知れないなあ。本名は山下梅さん。うん、いい名前。というか、本名、浸透しとるんじゃん。この人にとって、このちょっと古い響きの名前がコンプレックスなんだろうなあ。できるバイト、山下梅。しかし問題ありありで、店長が出勤そうそうその問題を解消すべく実力行使する。化粧を落とせ、髪は盛るな、香水も禁止。なるほど、これは過度でありますか。また衛生面からも好ましくない、ということで装備解除してきた梅さんですよ。おお、いいじゃないですか。この方がいいじゃないですか。ええ、この方がいいですよ。ところで最後の南町田さん。ええ、この人のこういう可愛げが普通に出たらつきあいやすくもなりますでしょうのにね。不器用さんで放っておけませんわ。

『中年マンガ家ですが介護ヘルパー続けてます』。おおう、ハードな現場です。朝、入院している皆のためのお茶を用意するところからはじまるというのですが、場所がないのでお風呂場でというの、これ、大変だなあ。いろいろと充分でないことがここでもううかがえる。そして申し送りにおいても、トイレに洗剤が出しっぱなしでした。で、これ、飲んでしまう人がいるっていう、そうしたところがもうハードで、またトイレの見守りも、ちゃんとトイレをできるかどうかに加え、トイレの水を飲んでしまわないようにって、ええ、本当に大変だと思います。しかしこれね、こうした患者さんひとりひとりに求められる配慮、注意事項を、ベテランの看護師さんたちはきっちり把握してるってことですよね。さらには限られた時間の中で、やるべきことを、きっちりてきぱきこなしていくそのスキル。まさしくプロフェッショナルの現場なのですね。作者さん、そうしたスキルに圧倒されて、私はまんがを描く以外なにをやってきたんだろう、そんなことおっしゃられたのですが、そこは自信を持っていただきたい。ええ、吉田さんは漫画のプロフェッショナルとして、これまでも、そして今も、表現なさってるのです。それは立派なことだと思うのですよ。

  • 『まんがタウン』第18巻第6号(2017年6月号)

2017年5月4日木曜日

『まんがホーム』2017年6月号

『まんがホーム』2017年6月号、一昨日の続きです。

『マツ係長は女ヲタ』、とてもいいですね。ウメ君、カラワンライブデビュー! 集まる人たちはまさしくフル装備といった出で立ちで、ひとり普通の格好のウメ君が浮いている。でも安心ですよね。マツ係長が必要装備をばっちり用意してきてくれた! おお、職場でもライブでもいい先輩です。しかし今回は、予想通りではあるんですけど、マツ係長の高揚っぷりがすごいですね。注意事項のアナウンスの時点で振り切れてる。ライブ開始、登場からメンバー紹介に入るまでに感極まりすぎている。テンションの高い周囲とマツ係長に囲まれて、ひとり冷静にステージを観察しているウメ君だけど、おおすごい、だいちゃん魅惑のアイコンタクトに揺らいだぞ。マツ係長の解説つきの鑑賞。生き生きとしたマツ係長に魅了されて、ああ、なんてこった、マツ係長は渡さねえぞ。ともあれ、ウメ君、ちょっと感化されてしまってますよね。これ、ライブの魔力ですね。

『マチ姉さんの妄想アワー』。おお、姉さんというモンスターを作ったのは教育現場だったんじゃないか……。トシが教育の暗部に踏み込みかけていますね。さて本編。赤ずきんのお婆さん、これめちゃくちゃ面白い。狼、気圧されとるやんか。王子に冷めるシンデレラもいかします。反面、クレバーで節度ある王子に惚れ直してる人魚姫の悲しさよ! おお、ほんといかしました。泉の女神も絶好調で、うん、パパ、ひとつくらい息子にくれてやろうよ。そしてライフワークバランスほどほどのてんとう虫の出現! おかしい。もう最高です。「ヒストリエ」もいかしました。「逆パターン」も本来の構図を逆転させて面白みを引き出して、素晴しい。どのネタもよくよく磨かれたよさがあって、発想のよさに見せる工夫が乗ってくる。面白み、光ってますよ。

『座敷童子あんこ』、面白いです。童っぽくないあんこですけど、だっていきたいところがホストクラブに執事喫茶。たい焼きのくだりも実によくて、あんこはあんこ一択、他のは邪道と認めない、そういいながら食べるだけは食べる。この現金さ、さすがのあんこさんです。イケメン妖怪の話もおかしかったですよ。月に住む桂男なるイケメン妖怪。月を見ていれば会える、そう聞いてカーテンを開けたお母さんが、見てしまうと寿命が縮む、その情報得てすぐさまカーテンを閉める。まあ、そらそうよね。今回はあんこが見事に振り込め詐欺を撃退して、おお、さすがの座敷童子と感心させられました。不幸を寄せ付けませんよ。

『うちの秘書さま』。はじめ様、七瀬とふたりで遊園地にいくんですよ。しかも手なんてつないじゃって、といいたいけれど、坊ちゃんはその気でも七瀬ははじめを子供扱い。ええ、定番の展開。はじめの恋が実るとか、こいつぁ一生ないな。安心感がありますね。今回はメイド連はお休みかと思ってました。そうしたらちゃんとこっそりついてきていて、さりげなくサポート。急遽着ぐるみに入ったメイドさん、そこからラストまで出てこないんですよね。そうか、しばらく着ぐるみにしばられてしまってたのか……。ジェットコースターにはじめが乗ったら、受けとめるべくスタンバイする。これメイドの行動より、周囲の心の声が面白かったですよ。しかしメイドさんたち、身を削ってますね。おばけ屋敷で見守ってたメイドさん、はじめの言葉に傷ついて涙目。そして最後に七瀬ごはんをふるまわれるというね。今回はメイドさん受難の回でした。いや、ふたりのこと放っておけばいいんだから、半分、自業自得みたいな話なんですけどね。

  • 『まんがホーム』第31巻第6号(2017年6月号)

2017年5月3日水曜日

『まんがタウン』2017年6月号

『まんがタウン』2017年6月号、発売されました。表紙は『あいたま』がメイン、あいを中央に、その左右にひよこと雪乃が位置する構図。明るくほがらか、そうした感じのあい、ひよこと、落ち着いた笑顔の雪乃がよく調和しておりますよ。この他に『新クレヨンしんちゃん』、『俺の生徒は神メイド』、『恋するヤンキーガール』、『少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん』、『野原ひろし昼メシの流儀』のカットがございます。

『恋するヤンキーガール』。今回のテーマはイメージとのギャップでありましたね。小鳥を助けたユズキは、見た目から怖いと思われがちなところが、そのギャップでもっておおいに評判に。しかしそのことをもって、ユズキ印象悪いらしいぞ、本人にそういっちゃうアヤメちゃんがすごいです。アヤメちゃんもユズキも、見た目で損してるタイプ。本当はいいやつなのにね。と、ここでナギなんだけど、意外と嫉妬深いよな、そういわれてて、ああ、確かにそうだよね! 今回は2本立て。1本目はユズキがメイン。ラブレターを貰ったのに果たし状と思い込んでしまう残念さ。呼び出しに応じてみても、現れた女子に対して、女だったとは意外だぜ。このあやしい展開、最高でしたね。このあやしさは2本目も同様で、アヤメちゃんがクラスの男子に親切にするのが面白くないナギですよ。率先して崎山君のズボンを拭きにいき、かつ転んだ崎山をお姫様抱っこ! おお、このままじゃ崎山がナギのこと好きになっちまう! 最高でした。2本目はナギも嫉妬、アヤメちゃんも嫉妬して、ええ、ふたりともにいいカップルでありますね。しみじみそう思わされました。

『新婚のいろはさん』、始くんの漫画、一本終わってしまったのか。これ、この様子からすると、予定された終わりというより、人気が出なくて、支持されなくての終わりだったんですね。それですっかり落ち込んだ始をかまういろはさん。かまわれたくない始とのやりとりのチグハグが面白かったです。フテ寝です!! そっちは尻です。おかしかった。そして翌日、気分転換のためにピクニック。近所の公園にいくっていうんですが、あの木のところにしましょう! っていう、その木に辿り着くまでにバテちゃう始がいいですね。そして公園であらためて振り返るふたりの関係。ええ、この夫婦もいい関係だなあ。ドヤ顔いろはさん。そして見られていたイチャイチャ。とてもいい感じです。

『ほぼほぼ商店』。商店会まつりにやる気を出した会長ですよ。けどやる気だけあってもしようがない。予算がない。やる気が出ようと知恵が出ようと、どうにもこうにもできない。切ないなあ! 着ぐるみも酷かった。会長自らが、かわいかったうさぎの着ぐるみと、過去形で話すんだものなあ。それを太郎がリメイクする。って、それ、あかん、それあかん。動画サイトで炎上というか面白がられてしまって、けど話題にならんよりなった方がずっといいよね! 頑張りは報われたのかどうなのか。奥さんの現代アートならぬハンドクラフトは売れたのか。いろいろ謎ではあるけれど、それなりに結果は出たみたいですね。少なくとも商店街の活気につながるのだとしたら、こういうのもありでありますね。

『ちこはゲーセン一番星!』、面白いわ。ちこのバイトするゲームセンターに届いた荷物。なるほど、足りなくなった景品を都合してもらったんだ。余り物だから、あんまり売れ筋ではないのだけれど、そいつを使って急遽ちこのレイアウトの研修に役立てようってことになりました。しかし、ゲーセンの景品、どんなに高くとも原価は800円なんですね。それをそこそこの儲けを出しつつ、ちゃんと取れるように設置する。いかにも取れそうと思わせて、ついつい手が出る。それでそこそこつぎ込んでしまう。そんな塩梅が大事なのかあ。これ、コメディ仕立てでゲームセンターの実情、舞台裏、こうして伝えてくれるの、すごく面白くていいですよ。ちこのおっちょこちょい、あるいはおかしな発想の面白さがあり、そんなちこを見守るチーフの人柄あり。ふたりのキャラクターに愛着が沸く、そうしたところもとてもいい。そして最後のポップですよ。ちこの工夫。可愛いポップに、生き生きと補充すべく走ってるはりきりちこ。とても魅力的でありましたよ。

  • 『まんがタウン』第18巻第6号(2017年6月号)

2017年5月2日火曜日

『まんがホーム』2017年6月号

『まんがホーム』2017年6月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』、らいかが元気にハイキングでありますね。『ねーちゃんはぼくが守るっ』、真人がリュックかついで、なんか嬉しそうですよ。『けいさつのおにーさん』手塚さんは、穂苅くんとパトカーあしらったキャラ弁手にして、おお、お手製でありますな。『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻は、たくさんの子パンダを抱いて、ちょっとうろたえてる孔明がなんか面白いですね。

『孔明のヨメ。』。劉備たちの側でも演習が行われるんですね。しかし、兵を二千ほど動員するというんだから、どう考えても軍事演習だろう。そう思ったら、なるほどこれは面白い。劉備ギライの蔡瑁も刺激せず、民にとっても負担のないようにしようとの徐兄の発案。訴え事の消化合戦をしようというのですか。訴え事それぞれの難度と数でもって勝敗を決する。またこれを通じ、インフラを整備しつつ地形を把握し、進軍と補給の経路を確保しようとする。すぐれてるなあ。よい発想であります。またこの演習が、劉備たちと徐兄との交流? 親睦? 戦や軍についても経験の薄いという徐兄の経験値アップにも繋がっているというんですね。徐兄のこと、当然なんでもいろいろわかってるもんだと思い込んでた劉備はじめ4人のあの呆気にとられた顔がずらりと並んだコマ、あれは面白かったですよ。そして孔明、月英はといいますと、先日の船遊び。そこで見たことが忘れられない。それで月英は船の模型を作り、孔明も船、水運、水軍などなど、多くのことに興味を膨らませていて、ほんと似たもの夫婦。ともに興味を通じる様、そこにロマンスさえ感じられるのは孔明、月英夫妻ならでは、そんな感じもあって素晴しいですよね。

『けいさつのおにーさん』。いわゆるオレオレ詐欺、最近のいいかたでは振り込め詐欺の話題でありますね。息子を名乗るあやしい電話を受けたおばあさん。息子がたまたま家にいたから詐欺とおかしいと気づけたけれど、もし息子がいない時だったら……。それ以来電話が怖くなってしまって、というんですね。この類の電話、話を聞いてる分には自分はひっからないわと思いがちなのだけれど、実際自身が当事者となってみると話が違ってくるだなんていいますよね。さて、相談を受けた手塚さん、詐欺バスターなる道具を紹介してくれましたよ。って、あ、これ、知ってる。テレビで見たことある。ボタンを押すことで代わりに応答してくれる機械なんですが、そうかあこういうのがひとつ挟まるだけで全然結果は違ってくるのかも知れませんね。長水防犯協会連合会。そうか、これ、長野県の団体が作った機械だったのか。こうした防犯グッズで詐欺被害が出ないよう工夫し、さらに手塚さん、穂苅くんみたいな親しみやすいキャラクターで防犯意識を高めようとしている。いい感じでありますねえ。ほんと、リアルさ感じさせるアイテムひとつで、漫画に描かれる世界と私たちの暮らすリアルの世界、それがぐっと近づいて感じられるものなのですね。

『敗者復活戦!』。夕記が公園のブランコに座り込んだゆかし堂の人を見つけたっていうんですね。またまた月穂サマかね? と思ったら奥様。おお、奥様。そうか、奥様は芯こそは強いけれど普通の人、そう思ってた私は見通しが甘いってことなんですね。なんてったって月穂サマの祖母でいらっしゃる。思い切りもよければ、激しい感情をうちに秘めているということもよくよくわかった。息子に会ってつのったイライラをブランコで解消しようとしていたり、そしてまた、ええとこれはボウリングなのか? カラオケなのか? さらなる解消に向かったりと、ほんとバイタリティある方だったのだなあ。そしてニーナの方には榎本がきていて、月穂サマの気を引きたいこの人。いつも本を売りにくるわけですけど、ニーナに、売るんじゃなく買えばいいのにって。それ、今はじめて気づいたー! みたいな顔して、いや、本当に今はじめて気づいたんだ。こうした抜けたところ、勉強ができるバカっってニーナにまで思われて、かと思ったら榎本はニーナのことバカと思ってるって有り有り口にしたりと、ほんとこのふたりの剣呑な関係、立ち会いたくないレベルにまで達していますね。

天国のススメ!』、太一のいない時に発生した怪奇現象ですよ。3人しかいないのに、水が、おしぼりが、4人分運ばれてくる。映画にいけば一席空いてるのに誰も座らないし、これはやばい、誰かいる、そう思って神社にて御祓いしてもらえば、まさかお守りが4個出てくるという! おお、見えない4人目。定番のアレだー! って、草間がめちゃくちゃときめいてるのが最高でした。この人、ほんと、強いよね。しかし、これ、まさかの展開でしたね。太一は病欠、一緒に遊びにいくはずだったのに家で寝込んでて、けどそのいないはずの4人目というのがまさかのその太一だったっていうの。生霊! スーパーで出会った桃園さんが、見えない誰かのこと、太一くんって呼んだのね。それでまさか死んだんじゃないかって、必死に急いで確認にきてくれる皆、いい友達じゃないですか。皆と一緒に遊びにいきたかった、そう思ってる太一の気持ちもばっちり伝わって、ほんと、友情が深まった、そうした様子がほのぼのでしたよ。

  • 『まんがホーム』第31巻第6号(2017年6月号)

2017年5月1日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2017年6月号

『まんがタイムきららキャラット』2017年6月号、昨日の続きです。

『黒髪巫女とマリアウィッチ』、おおお、ついに登場しましたね。食べたかったシフォンケーキが目前で売り切れてショックうけてるクロエの前に現れたのは、ショートの黒髪も美しい女学生。しかもこの子、クロエのこと知っていて、その呼び方もクロエ先生。おお、誰なのか。ええ、美原儀子、頼子の妹だっていうんですね。おお、これまで登場しつつも顔とか隠されてたあの妹さんか! そして儀子、クロエと行動をともにして、ちょっと寄り道ドーナツ食べて、そして麻呂猫様ともコミュニケーションとってと、クロエにとって至福の一時。この一緒の道行でクロエ、儀子とわかりあうんですね。ともに妹。ちょっと自由すぎる姉を持った妹っていった方がいいのかな? ちょっと相手にすまなく思ったり、けどそれでも姉のことはふたりともに大切に思っている。これからは儀子もどんどん登場してきそうですね。クロエとも親しくなりそうで、ツッコミのバリエーション増えそうですね。

トモダチヅクリ』、皆で温泉旅行ですよ。特等の4人チケットと一等のペアチケットを当てちゃった。って、強運にもほどがありますな! ともあれそれで文芸部の4人とアカリ、巴が一緒に旅行。これ、麻乃、静にとってははじめての友達とのお泊りになるんですね。一緒に温泉入って、トランプで遊んで、怖い話したりして、とそこでちょっと付き合いの悪かった芽衣先輩。眠くなっただけじゃないんだ! 怖い話苦手なんだ。秋におどかされてガチ泣きとかね、ほんと、意外な様子、新鮮です。今回は芽衣と巴ふたりの会話から見える、巴の正々堂々としたまっすぐっぷりの気持ちよさとか、そして最後にまた誤解を深める麻乃、静のふたりとか、定番あり意外性ありと実に楽しめるエピソードでした。

『疾風ういんどみる!』、第2レース、これは熱いですね。パートナーとのコミュニケーションを確立したいさな、夕凪チームはナナ、ミミチームとトップ争いを繰り広げるまでに好調。反面我らが蘭、ふうこチームはというと低迷していて、どうしたのだろう。ああ、妨害を受けてるんだ! なるほど、ヨットは風を受けないと進めない。だから風上から帆でもってライバルに向かう風を妨害するなんて戦略があるんですね。第1レースでのスタートダッシュ、それで目立ってしまったのが災いしたのかあ。難しいですね。優位に立つと目立ってしまう。目立ってしまうと妨害受けてしまう。ライバルだもんね、しかたない。しかし、ここからがほんといかしました。妨害を受けないために大外、大きくコースぎりぎりまで進出していく蘭、ふうこ組。これ、リスクのある行為なんですね。けどハマれば強い。ここでですよ、気持ちいい風がくること感じとるふうこの才能? 感性? が如何なく発揮されて、うおー、これは熱い、トップ集団を差し置いて上マーク回航。後は逃げ切るばかりという状況、追ういさな、夕凪組をぎりぎりでかわして1位でゴール! これは興奮する! 興奮させられる展開! 見事、見せつけられましたよ。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第13巻第6号(2017年6月号)

2017年4月30日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2017年6月号

『まんがタイムきららキャラット』2017年6月号、一昨日の続きです。

『恋する小惑星』は新入部員歓迎バーベキュー! と銘打って河原にゴー! 水切りしようと、適当に拾った石を川にスローしたところ、観察したかったと副部長から抗議されるみら。ああ、なるほど。意味なく河原じゃないんだ。ちゃんと石を観察するって目的があったわけですね。と、その前にバーベキューなんだけど、ああ、よく焼く、大切ですよね。そうか、去年は食中毒出したんだ……。今回は部員皆のあだ名が決まったり、そして石の観察など地学部っぽい活動もしてみたりね、いろいろ面白かったのだけど、笑わせられたのは石拾いよりも食事に夢中な地質班とかね、小ネタも効いててよかったですよ。石についての説明をうけて、その面白さを知りつつあるみら。この子はいろんなものに興味を持って、こうしたところ魅力的でありますね。そしてあおは木星みたいな石を見つけた、そうしたらみらが大赤斑もあるって受けて、ああ、天文班のらしさもよく出てますね。河原でのバーベキューは地質班のイベントかと思ったら、第2部は望遠鏡用意して天体観測するっていうの、ああ、これはほんと次が楽しみになる。ええ、地質に天文に、興味がそそられる漫画ですよ。

『はやしたてまつり♪』。いきなり、おわりだ全部おしまいだ。えらい不穏なこと口走ってるさなみ。いったいなにがどうしたのか。そう思ったら、ああ、終業式! 明日から夏休みだ、って、いや、喜んでるようには見えなかったよ、君! 巌を呼び出して毎日練習やりたいねって、すごいハイテンションなんだけど、自宅じゃ無理よって巌にいわれるあのやりとり、本当におかしくって、そしてふうとも落ち合って町に遊びにいきますよ。そうか、ふう、新聞部の活動も頑張ってるんだ。遊びにいった先でのいろいろも面白かったですよ。プリントシールとろうといって証明写真の機械使うとか、もうさなみったら自由すぎ。そしてアイドルのゲーム、ふうがやたら詳しかったり、というか経験者だったり。素晴しいわ、ふうさん。明日から夏休み。休みは嬉しいけれど、会える日が減るのは寂しい。それで皆が今を精一杯に楽しもうとしていて、ハイテンションなさなみに、慣れてなくて言動不審になってしまった巌。そしてふうは、一端断わった手前ノリノリで遊ぼうとはいいにくい。ほんと、この子たち面白い。魅力的ですよ。

『エクソシストと首輪の悪魔』。悪魔払いしている神父。この人、悪魔だけじゃなくて、除霊なんかもしとるんですね。というか、仕事にかこつけた趣味? 悪魔をいたぶるに飽き足らず、幽霊もいじめてたのかい? 趣味と実益を兼ねた、そんな感じっぽいですね。しかし今回の仕事、自分で動かずアルマをけしかけるんですね。しかしこのアルマ、悪魔のくせに幽霊が怖い! 幽霊は幽霊で、悪魔が地獄から迎えにきたと怖れてしまって、なんだろうこのふたりの関係。しかもこの状況を秀翔はちゃっかり利用しちゃうんですね。アルマが除霊に付き合ったのはぬいぐるみが欲しい、その一心だったわけですが、めでたく自分のものとなったキバ次郎。ぎゅっと抱きしめて喜んでる様は本当にほのぼので、そうしたら使い魔のコウモリがうとましく思ってる。あのなんともいえないコウモリの表情がいい味出してました。

『アニマエール』、チア同好会、いよいよイベント本番ですね。先生が見にきてくれました。と思ったら、なんだ、なにがあったんだ。こはねが涙目。その様子見て即座に離脱しようとする先生、ほんと、この人、徹底して面倒くさいの嫌なんだなあ。本番目前にしてテンションがおかしくなってる皆がおかしかった。こはね、カバンにユニフォームがはいってない。散々慌てて、着て寝たんだった。どんなやねん! リハーサルでは全力投球して体力使いきりそうな勢いだし、でもそれだけ本番への意気込みがすごいんでしょうね。と思えば、虎徹はネガティブになっちゃって、でもこはねのポジティブが見事にそのネガティブをはらってしまうんですよ。ああ、とてもいい。みんな、ちょっとおかしくなってる。それくらいが丁度いい。そして本番は皆のびのびと楽しむように演技して、まさかのひづめの失敗! 緊張のあまりコールするスペルがすっとんでた! すごいわ、ほんと、おかしい。そしてスタンツ、大成功! リハーサルでの印象が本番ではがらりと変わって、視野も広がり、仲間の様子にも目がゆきとどいて、そしてなによりいきいきと踊れていた。ええ、より以上の力を出せたんですね。あの皆の気持ちがあがっている様子、終演後、袖にはける時の高揚感、あれは本当に素敵でした。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第13巻第6号(2017年6月号)

2017年4月29日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2017年6月号

『まんがタイムオリジナル』2017年6月号、一昨日の続きです。

『スズちゃんでしょ!』、見事に右往左往してますね、スズちゃん。泊まりにきた梨乃ちゃんが不機嫌な理由。それがもうオシャレに目覚めちゃってるってこと意識させてくれて、我が身振り返れば小さな姪に比べても残念至極とあいなって、いやしかし、それで急遽衣装一式揃えちゃうんだね。梨乃のおませなところ描かれて、かと思えば年相応、子供らしい仕草描かれて、これもまた年頃らしいちぐはぐさなのかもなんて思わされました。スズちゃんもひととおり振り回されて落ち着いた感じでありますね。でももう数年もしたら、梨乃ちゃんはしっかり思春期、難しい年頃に入って、今みたいな感じにはいかなくなるから、ねえ、スズちゃん、大変ですよ。

『ゆとりの町長』、おかしかった。今度は商工会に顔を売り込もうという作戦です。商工会のお祭りに裏方として参加する。そのためにバイトとして店に潜り込もうというんだけど、ああ、それすらも困難でありますか……。まだ、まだまだ、景気は地方まで浸透していないのだなあ……。今回、ゆとり、結構な活躍見せましたね。商工会まつりで存在しない町の名物をばばっと作ってしまう。生粋の詐欺師とかえらいいわれようですけど、それでも好評ってのすごいじゃないですか。名付けて丁稚あげ。でっちあげ……。うん、こういうセンス大好きですよ。この一連のエピソード、ゆとりのその場その場のアドリブ力が如何なく発揮されて、お調子者、山師的な才能、そういうのを見せつけるものかと思えば、ああ、ラストにシリアスな面がにじんで、ええ、ゆとりはこうした選挙のための活動を通して、候補者として自覚し成長していくのかも知れませんね。

『歌詠みもみじ』は、お父さん、これまでもそうした傾向見せてきてましたけど、ああ、さすがにキモいよ、お父ちゃん! 元教え子の結婚式にいって、娘もみじの結婚に思いをはせちゃった。想像して泣く。子供の頃の約束をいまだにいう。さらには結婚相手は自分が決めた男になんていって、妻も娘もすっかりあきれて、しかしこの家はお母さんが結構シビアで、突っ込みも気持ち悪いんだけどってな具合にダイレクトでいいですよね。この父親を揺さぶったのが孫というキーワード。なるほどなあ。だろうなあ。そして母親の家族について語る様に、ああ、いい決着だ、いい話になったなあ、そう思ってたら、ああ、お父さん台無しだ! ええ今回は、ここのお父さんの気持ち悪さにすっかりやられてしまいました。

『部屋にマッチョの霊がいます』、まさかこんな展開するとは思わなかった。木葉の部屋にいるという霊の話。木葉にとっては、そしておそらくは読者にとっても、頼りになる、結構いいやつ、そんな印象であろうアッコであるわけですが、そりゃあ第三者からしたらやばいやつなんじゃないかってなりますよね。今回は神奈子が、木葉は霊に取り込まれてるんじゃないか、浄霊しよう、親身になって話してくれてるんですが、それでまさか部屋にまできてくれるとは予想外。木葉にしても予想外で、え? そんな赤面して、頭真っ白になるレベルなの!? この時、木葉の脳裏によぎったアッコのアドバイス、筋トレよ、この意味するところね、ポジティブに受け取ってみせて、ええ、木葉、アドバイスが生きてますよ。ほんと、木葉、アッコに会えてよかったねえ。しかしそのアッコ、今は声だけなわけだけど、神奈子にはどう見えるのだろう? まったく見えないとかじゃないのかなあ。と思ってたのに、ええー、こんな展開するんだ! ほんと驚きの展開で、いやもう、どうなるのか! ほんと、どこに向かうというんでしょうか。目が離せないわ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第36巻第6号(2017年6月号)

2017年4月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2017年6月号

『まんがタイムきららキャラット』2017年6月号、発売されました。表紙は『ブレンド・S』。おお、これはまた素敵な表紙ではありませんか。絨毯みたく群生した四つ葉のクローバーに白詰草の花冠、白いドレスでもってくつろぐふたり、苺香と麻冬がとても美しくて、印象的であります。座っている苺香に、甘えるみたいにうつぶせて膝元に寄り添ってる麻冬。麻冬の方が年上なのに、しかもしっかりしたお姉さんなのに、ずっと幼なく見えてさすがの麻冬さんですね。なんだかすきっとした苺香の笑みも魅力的です。

すわっぷ⇔すわっぷ』、さらなる探求でありますね。キスで中身が入れ替わる春子と夏子。もう散々キスしまくってるというのに、他に入れ替わる方法あるんじゃないか。それを探ります。というか、春子が驚いてるのね、ほんと今さらやもんね。春子の部屋での探求。手を握りあったりおでこをあわせたり、そして抱きしめあったりと、端から見たらイチャイチャしてるようにしか見えない。しかもさらにはキスで入れ替わる、そのキスについても探求しはじめて、ふたり迷走してますよね。でもこの迷走こそがこの子たちなのだと思いました。なんとなく楽しいやりとり。ふたりだけ、場所も室内とミニマムで、けれどこれだけ面白いってんだからさすがです。

まちカドまぞく』、いいですね、探し人、その核心に迫りつつある感がありますよ。シャミ子の家に喫茶店のマスターがやってきたんですね。なにゆえ? なるほど謝罪。そこでマスターにも知らされた桃の姉、桜が行方不明になっている話。マスターからかつての桃の情報聞き取りしていくんだけど、このくだりで、全然なんにも期待してなかったリコからの情報、さらにはマスターがたまさくらちゃんのデザイナーという事実、いやもうこれ全然関係ない余談、脇道だと思うじゃないですか。けれど違った。うおお、この枝葉がひとつの道筋にぴしっと整う感覚、素晴しいな。そして桜の消息に繋がるかも知れない事実を知るのはシャミ子というのがね、ほんと、ちょっと興奮させられるものありましたよ。シャミ子にいろいろすまないと思って元気なくしてた桃も興奮しちゃってて、ええ、やっぱりいつもの桃がシャミ子にはいいんですね。こういうところもよかったですよ。

『メイドさんの下着は特別です。』、ゲストです。田舎から都会に出てきた桜田蘭子。これまでおしゃれに縁のなかった彼女だけれど、上京を機にはじめた仕事でおしゃれに目覚めます! という話かと思ったら、ちょっと待って、なんか雲行きがおかしいよ? 豪邸での住み込み仕事。同僚に憧れのモデル、有坂ツカサがいるという、なんというプレミアム感溢れる展開なのでしょう! と思ったら、ツカサの着ているメイドの御仕着せ、背中ががばっと開いてて、まるで裸エプロン! ツカサいわく、下着に見えて下着にあらず。いや、けど、あなたランジェリーメイドっていってるじゃん……! ランジェリーメイドといいつつも、そこまで露出がはげしいって感じはなくて、かと思ったら際どいショットもちらほらあって、この塩梅がこの漫画の強みなのでしょう。モデルのツカサに、もともとは常識人だった東雲メグ。そこに蘭子が加わって、ああ、この今は抵抗している蘭子もいずれはここでの流儀に染まるのでしょうなあ。最後に出てきたご主人様。中学生くらいに見える女の子? というんですが、実は大人? この人の格好、毛皮に露出強めのドレス? めっちゃくちゃ似合わないっすね!

『貧乏神ちゃんはうまくできない』、これ面白かったですよ。公園で泣いてた女の子、これが貧乏神っていうんですが、どうも才能がないみたいで憑いたお家を大金持ちにしてしまう。そんな彼女が出会った子、結は、明るくほがらか、助けあいの精神に溢れた、けれどいろいろ残念なお嬢さんで、家は貧乏で傾いてるし、そんな境遇だというのに困ってる動物でも貧乏神でもなんでも助けてしまう。ああ、これ、貧乏神がいいですね。ちょっと価値観が転倒してるこの子の過去のエピソードとか、それだけでちょっとおかしいし、やたらと人のいいってのもいい。そして結の家、結の家族の底抜け加減もいい。貧乏神があきれるほどっていうんですね。結の貧乏状況、きっと貧乏神の才能のなさで脱出することになるんだろうなあ、そう思ってたら案の定で、いきなり札束掘り出しちゃうんだ! ものすごくテンポがいい。ラストでのどんでん返しも強引なんだけど、思いっきりよくって面白い。うまくいかない貧乏神と、貧乏には自信があるといってなぐさめるヒロインと、こういうのもなかなか見られるもんじゃないと思う。いやしかしこのラスト、実によかった。キャラクターも表情豊かでかわいいし、とてもよいと思いましたよ。

『ユメミるタマゴ』、これも面白かった。というか、導入がすごくはやい。椋野ユメミ、百乃アン、遠江マチ、沙戸サトコ、この四人の女の子のキャラクターや関係をすごい勢いで印象づけて、そして数ページでイベント発生させるという、この展開のはやさ、テンポのよさは特筆ものだと思います。しかも冒頭のキャラクターの紹介に使ったエピソード、展開が、メインのイベントにおいても十全に活用されて、ほんと無駄がない。しっかりした構成で、結構際どい描写まじえてのコメディ。当初クールに見せてたキャラもがらりと変わる。ちょっとした極限状態で登場人物の底近くまで見せるのはうまいですよね。しかもその極限状態を脱するのも、アレげなお嬢さんの大暴れっていう、ええ、ほんとしっかり組み上げられて、見て楽しい、面白い、ちょっと苦みもまじります、よいできでありましたわ。でもって最後の最後のオチ。これも導入をちゃんと引き継いでる。よくできてますわ! 絵もキャラもすごくよく整理されていて、この隅々まで考えられて、手が神経がゆき届いている感じ。すごくいい手応えでしたよ。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第13巻第6号(2017年6月号)

2017年4月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2017年6月号

『まんがタイムオリジナル』2017年6月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』、山下さんをメインに、テーマ旅のイラストであります。衣服がはみ出てるスーツケースに座り込んで、これ、ぱんぱんの荷物をつめようとしてるのかな? 山下さん、カジュアルな服装に実にいい笑顔見せています。『小森さんは断れない!』小森さんは、これ、修学旅行とかになるのかな? 制服、肩から大きな鞄をさげて、風に吹かれた髪。穏やかな笑みはなにか期待? 楽しみにしている気持ちを物語るようです。『らいか・デイズ』らいかは、スーツケースを今にも閉じようとしているところなんだけど、あ、懐かしのナバウサギ。大きなぬいぐるみ入れようとして、そうか、それで閉じないんですね。ちょっと照れてるらいかがおかしいです。

ラディカル・ホスピタル』、本当によかった。病気になって入院して、それで落ち込んでしまってる社会人一年生に中学一年生。入社すぐ、また入学してすぐに入院。いきなりのつまづきに落ち込む気持ちはよくわかる。でもって、この彼、とりわけ中学生の彼の心に火をつけたあの影山先生の言葉、あれはいかしましたわ。どこか冷めた少年。よくいえばクールな彼の持っていたVRゴーグル。これに興味津々の榊、影山。ゲームとかくだらない。そういいかけた彼に影山がいうんですよ。使いよう、視野を広げて、ダメだくだらないって決めつけるともう見えなくなる。ダメな仮想でリアルな未来を破壊するなんて残念な事だ。これ、ほんと、しびれますよね。影山先生のゴーグルに隠れて見えない視線が、強く強く意識させられる。本当、この一見クールな人の底に秘められた熱の確かな熱さ、それがひしひしと伝わってくる、そんな描写。少年ならずともやられますよ。

『北斎のむすめ。』、吉野の足抜け編、完結しました。いやもう、この人に足抜けなんて無理じゃないの? そう思ったのだけど、ああ、高尾たち、そして栄も助けてくれるんだ。脱出の計画を練り、おはぐろどぶを泳いでわたる。その途中途中におかしな、コミカルな描写をはさみつつ、ゆきつく先は惚れた男の暮らす長屋。そこで吉野の見たもの、そしてその決意。ほんと、軽く、軽く、そう描かれた向こうに吉野の情の深さがのぞく。もう、これ、泣けて泣けて、いやもうすごい漫画だよ。このエピソードを通して吉野の情を描き、同時に栄の心情をもしっかり浮き立たせる。素晴しかった。本当に素晴しかったです。

『コスプレ先生の絵画教室』、今回は絵画じゃないんだ! 新しいこと始めたい。そんな生徒の言葉を聞いて、なるほど粘土でもって造形をやるっていうんですね。なんか面白そう。生徒たちも楽しそうにしてますね。でも粘土から作るとかやりすぎだ! というか、粘土って土をふるって作るんだ。モデルはまな。丸い塊を作ります。あのちょこんと座り込んでるまな、なんか可愛らしいですよね。顔がかゆい時にビニール手袋使うというの、これポピュラーだったりするのかな? そしてできあがったまな像。おお、やっぱりなんか可愛い。さらにはハニワ作っちゃった生徒さんまで出て、いいなあ、こういう自由さ、見ていて楽しくなりますよ。

『カントリー少女は都会をめざす!?』、めちゃくちゃ面白いよ! みなちゃん、深夜アニメにハマってる模様。八重と大河にすすめようと思って話しはじめたところで、ネタバレは待ってくれるかな? 女の子が割って入ってくるってんですよ。どちらさん!? って、クラスの子じゃないの? いや、同じクラスの木戸さんでした。もちろん知ってるって。面白いなあ、勢いかいな。これ、田舎ではあるあるネタなんでしょうか。場所によっては電波が届く家がある。すなわち、みなの家は電波が入り、木戸の家は入らない。なので助けは数日遅れのネット配信。その間、なんとかネタバレを回避しようと頑張る木戸さん、ああ、わかるわあ。こないだ話題になってたアニメ、ネットに触れると容赦なくネタバレが流れてくるから、夜更かしして見てたもんなあ。放送がなく配信を待ってた人が最終回のためにネット断ちしたとか話題になったもんなあ。アニメが縁になって、みなと木戸さん、いやさ亜紀、仲良くなって、よいですなあ。録画あるよって、家に見にきてって、そうだね、これが一番よさそうね。見てすぐ感想いいあえるじゃん。しかしこの亜紀ちゃん、面白い。いいキャラクターだわ。八重ともわかりあってしまった! さらには大河にも興味持たれて、ああ、これはいい。ただでさえ面白かったのが、よりもっと面白くなりそうです。

  • 『まんがタイムオリジナル』第36巻第6号(2017年6月号)

2017年4月26日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号

『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号、昨日の続きです。

夢喰いメリー』、ほんと、息をつかせないですね。エルダー、ジェイス編、完結! 過去を思い出したメリーと夢路は一時は追い詰められ苦しい戦いを余儀なくされながらも、確実にエルダー、ジェイスを圧倒していくというのですが、その過程における夢路の熱さったらなかったですね。これまで戦った夢魔たちの武器、特技を借りて戦う様は、もはや定番の展開ではあるのですが、やっぱりわくわくさせられて、エルダーを倒そうというラッシュったらかっこいいのなんのって。そしてメリーはというと、その手に現れた門番の鍵。ああ、エルダーもジェイスもこんなやつではなかったのか。記憶にあるかつての彼らのあり方を語りながら送り返す、その様子を見て、そうか、彼らの好戦的なあり方、それは洗脳ないしが行われた結果なのか……!? 穏かさを取り戻したエルダーとの対話には和解を感じさせて、ほっとしたその瞬間にこの展開を持ってくる。ああ、本当に息をつかせません。しかし、この展開、おそらく白儀との関係を動かす、そのきっかけになると思うのだけど、はてさて、どうなりますでしょうか。きっと予想を超えてくるんだろうなあ。

『放課後のアルケミスト』、料理探求部、風紀委員会に踏み込まれましたよ。なるほど、風紀委員会に部を強制解体する権限が与えられていると。そして部活側には抗弁の手段が与えられていると。通称サバイブ戦。これ、学校あげてのちょっとしたイベントになるんですね。しかし、これ、おかしい。まずこれ料理対決。なるほど、武闘派の通称粛清委員会とまともにやりあって勝てるわけがない。実際、腕力におぼえありの山田も対策済みだったわけで、これ正面衝突したらどうなるんだ? そう思ってたら、まさかの変則ルール。やるなあ、ハルさん。でも山田がしくじって、あら、アドバンテージなくなっちゃったじゃん。なにがおかしいって料理のレベルの低さですよね。料理が酷ければ審査も酷くて、というか、勝負のいかんで部が取り潰されるというのに、山田、さっぱりわかってない! しかし相手の料理の腕を見るに、これ、料理探求部、有利なんじゃない? そんなこと思ってたら、ほんと酷い、全然正攻法じゃない。いやあ、料理対決で相手の試食拒否を狙って勝つとか、そんなん見たことない。ともあれ、これ、風紀委員会の好感度は上がりそうなイベントですよね。

『鬼が出るか蛇が出るか』、優、目覚めてしまいましたね。なるほどネズミの妖怪なのね。でもって鈴の優に向けていた感情が、愛情なのか捕食対象に対するものなのか、そのあたりがあいまいとなってきて、でもほんと、食べようとしたわけでなくただ口に入れただけという鈴の弁明、婆様じゃないけど、いやあ通らんよ。対して優はというと、腹くくってますよね。それこそ飲まれかけたというのに、なお鈴に向きあおうというんですなあ。優のまわりの女の子らも、一緒に腹くくって、村を支配している年長者と対立する道を選ぶ。ええ、この新しい価値観でもって村を、自分たちの場を変えていこうとする様子はとてもいい。しかし優の能力。ネズミを使役できるというの、やりようによってはかなり状況を優位に運べますよね。諜報に使える。囚われていた牢だって、ネズミ使えば破れたじゃん。さらに病原菌をバラまいたりもできる。応用力あるいい能力ですなあ。

『45分間の魔法使い』。面白いですよ。学校にタヌキが出没。慣れない千尋は半分パニックだけど、島の子らは慣れてるんだなあ。とはいえタヌキは懐かない。そんなタヌキを山へ帰してやりたい、というのだけど、熊畑先生は敗退、繊月先生はまったく駄目で、なので生徒たちでなんとかしようというその過程で魔法が活躍。火で追い払おうとしても逃げない、その様子から、もしや理由があるのでは? 風で茂みの中の仲間を見つけて、そして弱ってるその子のために水を与えてあげて、と、そうしたらすっかり打ち解けてくれてという展開、楽しかった。でも熊畑先生には全然打ち解けてなくて、ラストに再戦、また頭突きっていう、これがまたナイスでしたね。

2017年4月25日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号

『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号、昨日の続きです。

ゆるキャン△』、これまた面白い構成でありますよ。冬休みに入って野クルの皆、バイト三昧です。なでしこは郵便配達。局に戻って内勤の恵那とちょっと話しして、今回、面と向かって話してるの、ここだけですよね。こんな仕事してる、あんな仕事してる、そうした話があると思えば、バイト代でなに買おう、あれ買おうって、そうした会話が実に楽しい。そしてここからですよ。ああ、今やスマートフォン、SNSでいいのかい? LINE? そいつでもって離れていても、自分のことをしていても、合間合間に連絡とりあって、ああ、ほんとこの感覚! これまでもこうした見せ方はあったわけですけど、今回はさらに発展させてきたという感触あって、面白かった。ただの会話なのに、それぞれの状況や心象? それが会話の背景に描かれることで、ただの会話にならないんだよ。すごいわ。それぞれの休み、それぞれの仕事の情景に、それぞれの個性、人柄、にじみ出るところがまたいい。そしてリン、磐田行きが決定。おお、ワンコ寺参り。やってましたね! そうだよ、なんか懐かしいな!

『はるかなレシーブ』。ヨウナ、カンナ組、すっかりようかんになってしまってるんですね。皆がビーチで練習に勤しむ中、ひとりあかりは別行動していて、あれれ、深い溜息ついてますよ。海辺に佇んで、いったいこの子、なにを思い悩んでいるというのか。ああ、本戦出場枠、これまでは2枠あったのが今年は1枠しかないんだ! となると、エクレア、はるかな、どちらか脱落することになる。部がバラバラになるんじゃないか、あかり心配しちゃってるんですね。でもこの心配、部のことが、部の皆が好きなんだってあかりの気持ちをよくよく物語ってますよね。そんなあかりの、はるかな、エクレアに向けたメッセージ、ゆうなの花をあしらったシュシュ。バラバラになって欲しくないという言葉に、心配しすぎだといいながら、皆でよりそって、親交を深めるその様。ああ、この子たち、とてもいいですね。

『なでしこドレミソラ』。あわゆきさん来訪にフリーズしてしまう美弥、よっぽどの衝撃だったんですね。この硬直を解いたのが、あわゆきさんのお土産、たい焼きっていうのがおかしくて、しかも大量! この人もなかなかにマイペースでありますね。あわゆきさんと握手して、すぐに手をひいてしまった美弥。この瞬間によぎった気持ち、これ、そうかあ、ただ照れたのでも、ましてや手汗のせいでもなかったんだね。この子のこうした気持ちの瑞々しさはまぶしいくらいで、そして差向いでの三味線の稽古。ああ、ほころぶ椿の花の、その印象が、ふたりの奏でる音を視覚に鮮烈に訴えて、部室に咲き誇る椿の花々。会話の果てに心も通じ、響く、その様も美しく素晴しかったです。

『こじらせ BOY meets GIRL!』、亨が順調にこじらせてますね。小犬のようにまつわりついてくる春日姉のこと、ずっと男の子だと思ってしまってた。その、かつがれたという気持ちが災いして、柚貴に対して素直になれない。嫌いじゃないんだ。ただどうしたらいいかわからないって、ええ、ほんと、亨さん、難しいのねえ。そんな亨が思い出した、柚貴が一度泣いた時のこと。そしてその記憶は翌日、他ならぬ柚貴の手によって回収されて、おお、脇腹に残る傷。許されはしたけれど、柚貴は自分のこと許せてないんだなあ。しかしそれで柚貴さん、私を殴れ! って、君、本当にすっきり、さっぱりしとるな! ええ、殴るのはちょっとアレだけど、亨ん、そんな柚貴に免じて態度やわらげていこうぜ。ええ、君ら、きっといい友達になれるって。そう思わせてくれるものありましたよ。

2017年4月24日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2017年6月号、発売されました。表紙は『ゆるキャン△』、なでしことリンでありますね。ふたりでキャンプ。なでしこが飲み物、コーヒーなのかな? なんなのかな? ステンのコップに入れて持ってきてくれてましてね、手前のリンはといいますと、ほらあれですよ、焼いて柔らかくなったマシュマロをクッキー? ビスケット? で挟んだやつ、食べてるの。キャンプでちょっとおいしいひととき、吐く息も白くて寒そうではあるのだけど、寒さよりもほっとさせる、そんな感触の方がずっと強いんですよね。

『あんハピ♪』、体育祭、閉会ですね。前回、事故にまきこまれかけたぼたん。椿の活躍によって難を逃れたわけですが、そうか、ビンゴを完成できなかったか。棄権一組。よってはなこ、レン組は160位のブービー賞。ああ、残念だったね、そう思ったら、ああー、ここで前回のチモシーのアレが効いてくるのか! これでぎりぎり逆転とかになるのかな? そう思ったら、ああー、すっかり忘れてた。3倍ルールか! 大会終了後に明かされる、ぼたんが免除シールを使わなかったこと。ああ、ビンゴシートを手元に残したかったんだ。このひとり噛み締める達成感、ちょっと泣けるものありますね。そして椿も、この子にとってもいい体育祭になったようで、勝ち負け、ゴール、そうしたものとは別のところに得たものがあったという、この見せ方、とてもよかったですよ。しかし椿、まだ表には出られないみたいですね。ということは、まだまだこの子の物語、一段落までいろいろありそうでありますね。

『サクラクエスト』、これは特別掲載なんですね。あくまでも漫画は描き下ろしにての刊行で、けれどどういうものかわからないと買いにくかろう? といった具合でしょうか、アニメの第1話相当分が掲載されているんですね。アニメは見てますよ。なのでこの漫画がシナリオに極めて忠実であるということ、よくわかります。ただアニメだとさらっと描けるものが漫画だと尺をとってしまう。そういうのはうまいこと省略して、漫画としてのテンポを整えてあって、なるほどメディアの特性というのを実感させられました。しかしこの省略のおかげで、アニメだと理不尽で横暴で勝手でちょっと鬱陶しかった会長の印象が若干緩和されていて、いや、どうなのかな? アニメで先に見た分、慣れてしまってたのかも知れませんけどね。ともあれ、会長まわりは読みやすく、受け入れやすく感じたんですよ。

『春風ブライトネス』、ゲストです。写真ものですね。高校生春の写真コンテストに応募するための写真を撮ろうとしている慧美。しかしどうにもよい写真が撮れなくて、なにか足りない、けどその足りないものがわからない。問題は、その足りないと思ってるもの、自分が思ってるのではなく、そう指摘されたというところなのだろうなあ。自分で足りてる足りてないがわからない。そして指摘してくれた人は具体的な説明をしてくれなくって。今も友人の奈津子が手伝うとはげましてくれてはいるのだけど、感覚の人奈津子の言葉は理屈の人慧美には届かない。けど、これ、最終的にちゃんと慧美にもわかるんですね。いわば原点に立ち戻って、そして掴めた。そのこれというものを掴めるまでの紆余曲折。悩んだり迷ったり焦ったりという感情はよくわかる。そうした状態を脱するには、ただただ愚直に向き合って、行動するしかないのかもなんて思わされて、そして少しの踏み込みも。こうした展開、悪くなかったですよ。

『趣味ですが何か?』、ゲストです。四コマ漫画。パートの面接にやってきたのはフリフリドレスのお嬢さん、藤見きらら。面接を任された平山はきららのあまりに場違いな様子に絶句して、この人を採用していいのだろうか。迷って、迷って、けどこの人の迷ってたもろもろ全部、社長の一言で無駄になっちまいましたね。きららのフリフリ、これちゃんと理由があったんですね。とはいうものの常識にとらわれなさすぎるのは困りもので、かと思ったら平山さん、この人もキレるの早すぎるよ! ほんと、仕事は普通、それならそれでいいじゃん! いわゆるキレ芸ってやつなんでしょうか。四コマの様式で描かれた職場コントでありますね。

2017年4月23日日曜日

『まんがタイムスペシャル』2017年6月号

『まんがタイムスペシャル』2017年6月号、昨日の続きです。

『ちんまり経理のヒメ先輩』。ヒメの学校での様子。面白かったですよ。そうか、家業を手伝ってること、皆は知らないんだ。水着忘れた、取りには帰れない、それで家に電話をしたい。その過程でやたら特別扱いされてるヒメがおかしくって、職員室では大事な業務連絡なんだろ? 先生がどんどん背を押してくれて、電話したら電話したで、若林に水着のこと話すのは恥ずかしい。それで社長呼び出し。一緒にいた友達がやたら困惑してるのが本当に面白かった。そして若林さんが水着持ってきてくれて、執事? 彼氏? 婚約者!? 混乱する教室とかね! そしてラストの怒っちゃうヒメまで、この子のいろんな表情、言動見られて、大変楽しいエピソードでした。

『お役所忍務のススメ』。へー、甲伊賀のお祭り、新月の夜にやるんだ。そういったこだわり、またいろいろ工夫された食べ物もね、力いれてるなあ、楽しそう! ただ忍者で有名だからというだけでやってるんじゃないですよ。忍者に関しては手を抜きませんから。そうした意気込みがひしひしと感じられて実にいいですよ。そしてしのぶ。おお、10年皆勤なのか。でも今年は祭を楽しむ側ではない。とはいっても、10年目の記念景品がふいになるの、ちょっと残念だなあ。しのぶの友達の勘違い、しのぶが忍者課に入ったっていうの、まさかのコスプレ認定! 今回もといったらいいでしょうか、先輩の言葉、とてもよかったですね。仕事をちゃんと伝えていきたい。ああ、この仕事に誇りと愛情持ってるんだなあ、そう感じさせてくれるもので、そしてしのぶがしっかり共鳴するんですね。ほんと素直でいい子だわ。そんなしのぶの成長、ずっと見てたいって思わされますね。

『まちがいだらけの恋愛道場』。おおう、芝ちゃんも若いといったらいいのかのう。仕事での出会い、オタク趣味に理解がある、というか本人がオタクという好条件の物件をですね、ものにできる!? いいところまでいったというのに、うかうかと手放してしまうってえ話ですよ。そのお相手、結構な好青年。見た目も悪くない。いや、芝ちゃんからしたらなんか立体的ってなレベルにとどまってるんだけど、というか、芝ちゃん、ヤバいな……。趣味に理解があり、強く干渉してくるところもない。この青年が好条件たりえたのは、ジャンルが違っていたためか!? いや、ほんと、そのとおりでした……。同ジャンル解釈違いで衝突、論争、喧嘩別れ! って、そこまでいくもんですかい!? いやいや、腐女子界隈においては受け攻めの解釈違いで絶交にいたるまでの諍いしたり云々って話は聞いてます。でも芝ちゃんもいい大人よ? 相手の男もそうよ? それこそこれって、解釈違いがあったとしても、拙者はこれこれこのように読み解いてござったが、なるほどそうした解釈もござったか。いやはや、奥が深うございますなァ! ってな具合になるじゃん、普通! でもそうやってすますことができなかったんだなあ。これ、不自由と思えばいいのか、頑なと思えばいいのか。ほんと芝ちゃんは若いなあ。みたいなことをいって芝ちゃんを理解しない自分はすでに情熱を失ってしまったのかも知れませんね。

メェ〜探偵フワロ』。のっけからフワロ氏が危ない。前回のリスのお嬢さん、リズにすっかり骨抜きにされたんですなあ。さて、そうした導入から男友達の話に移行するの、すごいですね。ものすごい切り替えなのに、自然にスムーズな移行だ。そして今回のメインはラウール。いや、もう、あのラウールがショック受けるのよ。友達だと思ってたフワロ氏にコバーン少年、ふたりともに邪険にされて、え? 俺、友達いないの? アーサーにも視線そらされて、ああ、あの落ち込んだラウール。ものすごい珍しいもの見た思いがします。アーサーの友達、というか公民館のサークル仲間。皆で黙々と模型づくりにいそしむ、あの感じすごい! 最低限の会話しかしないのに、いや、これ、仲いいよね。わかるわ。このバランスをさらりと表現してるこの漫画、すごいわ。そしてアーサーたちの交流、そのスタイルを理解できないラウール。そんなラウールにアーサーの言葉がズドンといきましたね。あの虚をつかれたラウール。これもきましたよ。読んでる私にドスンときましたよ。でもって、ラストね。ええ、ラウール、よかったじゃん、友達いて。ねえ、よかったですよねえ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第26巻第6号(2017年6月号)

2017年4月22日土曜日

『まんがタイムスペシャル』2017年6月号

『まんがタイムスペシャル』2017年6月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、旅のおともに4コマまんが、ということで、リコも旅の途上でありますね。皮のトランクに腰掛けたリコ。ジャケット、ジーンズ、ラフなスタイル。これがまた素敵で、いやあハンサムなお嬢さんでありますね。『可愛い上司を困らせたい』はめぐみと青木、ふたり旅。ガイドブックにチェックいれてるめぐみの後ろから荷物しこたま持った青木がついてきています。そして『君のパンツに一目惚れ』、小桜さんが旅のしおりさしこんだ大きなかばん持って、これは修学旅行かな? といった具合。かばんについたクマのマスコット? ええ、クマパンですか? いや、パンツじゃないですけどね!

『課長と私のおかず道』。すごい、すごいよ。保志君、課長をあんなに動揺させるなんて! いやね、ダイエットしてるっていうんです。2kg増やしてしまったのをご飯減らして対応してるっていったら、かつてなかったほどに課長が動揺。ご飯に命かけてるだけはあるなあ! 保志の聞く皆の太らない秘訣。これ面白かったですね。蓮見さんは妄想ダイエット、というけど、これ我慢だなあ。自制ですよ。そして課長はというと、おお計算と運動でコントロールしてる。さすがの自制の人だなあ。そして無理なダイエットしてしまった保志だけど、そんな保志は見たくない、いやむしろおかず道をやめられてはつまらない。ああ、課長、それを保志君にいってあげてくださいよ! 肝心なところで腰がひけてますよ、課長! 保志も太った理由、ちゃんとわかってよかった。ええ、これで課長とおかず道、ますます追求できますね。

『ローカル女子の遠吠え』、浜松編です! りん子と雲春が仕事で浜松にいったところ、浜松まつりが近づいて浮き足だっている浜松市民。そうか、提灯はマストアイテムか。祭りに参加できないとか一大事でありますか。いつだってクールなりん子とやる気のあるかどうかよくわからん雲春、このふたりと浜松っ子、いやさハマっ子小畑との温度差、かなりきてましたね。そして他にもある温度差。対山梨と対神奈川、ここに厳然と存在する温度差。家康愛と井伊家への思い入れ、ここにもかなりの温度差があって、いやもうおかしいおかしい。譲れないライン、というか、富士山、家康の特別視が他を圧倒してるんでしょうなあ。そして山肌にばかでかい茶の文字。あ、これ茶畑なの? とか思ったら、まさかのヒノキ。あの雲春氏のつっこみ、まさに自分の思ったことを代弁してくれて、最高に面白かったです。

『できれば俺が腕枕』、ゲストです。おお、恋人ものですね。先輩の木曽、後輩の國枝。ふたりはつきあってるのだけど、この國枝さん、一日12時間ほど寝ないと使いものにはならないのだそう。対して木曽はむしろ不眠気味。なんとも極端なふたりですよ。しかし、一緒にお昼食べてる時、スパゲッティをね、くるくるってやってるの見てうとうとしはじめるとか、ああ、これは大変だ。一緒に映画を見ても、途中で寝る國枝。結局ひとりで見ることになる木曽。でも、そうして國枝が寝てしまっても、掃除に洗濯、しっかりきっちりやってくれる木曽はいい男だと思います。さて、こんな國枝も明日からは社会人。しかも木曽が研修指導を受け持つこととなって、さあこのふたりどうなるか。勤務中には寝てくれるなよ、そうはいうけど、國枝、絶対寝ますよね。

『お届けします。』、面白かったですよ。趣味で魔法少女のコスプレしちゃう田中ミサキ、28歳。一応まともな社会人って、一応って断らないといけない感じの人なんですかい!? 町のおもちゃ屋さんの通販事業部勤務のミサキ。社長の娘のなっちゃんとのやりとりも面白くって、キッズアニメに加えた批評、そこになっちゃんが厳しくつっこむ。これ、いい関係だなあ。そして明日までに届けてほしいとの、ちょっと厳しい注文。今日発送したらギリギリいけるかな? と思ったら、おお、これまさに今の事情だ。宅配便の送料値上げを見越した駆け込み需要。それが物流を圧迫してる。そこでミサキが頑張るのがよかったなって。本来なら、こういう特別はよくないのかも知れないけど、思い立ったら動かずにはおられない。コスプレしてること忘れて自転車とばして、そしてお客さんのお家についたら、お母さんがまさに世代だった。プリティモモコ……。これ、いい展開だったなあ。お嬢さんも喜んでくれて、そしてあの落ち。お客さん、おもちゃを楽しんでるって、そのしあわせそうな様を思い描いてるミサキ、それもまたよかったです。

  • 『まんがタイムスペシャル』第26巻第6号(2017年6月号)

2017年4月21日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号、昨日の続きです。

『のけもの少女同盟』は霞が風邪。庭で乾布摩擦が原因ではないか。というか室内でやろう。学校を休んでいるので皆で見舞いにいこうという、もも先生もいうとおり定番イベントであります。でもほんと酷い。霞の母、娘の友達を目の当たりにしてくずおれて泣く。娘は娘で、自分の部屋に友達が!? ああ、これが走馬灯……、ってそんな納得のしかたでいいのか。しかし、霞の状況、本当に大丈夫なのでしょうか。というか、その主治医の先生、大丈夫なんでしょうか。山ほどの薬。これ、この子の不調、ここにも原因があるのでは……!? いろいろ不安にさせられる描写あったりね、そしてニカのウォッカ発言とかね、今回も微妙に際どいネタがよかったです。でもやっぱり際どいの、霞ですよね。山ほどの健康グッズ。怪しいのもいっぱい。そしてアルバムには納豆の包装紙……。ペットのイグアナ、名前はお兄ちゃん。なんだかいろいろあやしい雰囲気ただよわせて、けれど健全。おかしな感触がいい味出してます。

『りかけいの女子』。学内で見かけた女の子。小学生くらい? どうもゆく先が同じみたいで、まるでつけまわしてるみたいだと焦ってる真希穂の不安、ちょっと共感してしまいました。さてこの子、椎名春、吉里さんの娘、いやいや、従妹なのだそう。春からこの大学に入ってくるというんですが、見た目は子供実際は大人? なのかと思ったら、なるほど飛び級。ちょっとした天才少女で、それだけにといったらいいものか、子供扱いされるのが嫌みたいなんですね。ちょっとの衝突、けれど真希穂の介在あって円満解決するのだけど、吉里さん、なんか新たなあかん面が開いてしまったように思えますね。そうそう、それと蛍のゲーム。あれおかしかったなあ。なんというか、そうか、買ったんだね! うん、わかる、新しいゲームはやっぱり遊びたいよね。わかるわ。

『ペンにまします神サマの』、猫屋敷さん、あやしいわ。この人のバックグラウンド。知れば知るほどただものではない、え、そういう出自なの!? なんて具合に驚かされてきたわけですが、今回もなかなかにあかんところ惜しげもなく見せてくれて、ほんと、すごいですよ。シア、すなわちマスターにもちょっとあきれられてる節があって、この人のこういう性質、これもペンの力で生み出された時に与えられたキャラクター性ってやつなのかも知れませんね。としたら、改善はできないのか? つらい、つらいね、猫屋敷さん。さて今回はここからがいろいろやばい。思い詰めた寿実がゆきついた結論。この子はいったいなにをしようというのか。あの画面いっぱいにひしめく寿実ですよ。うおお、すごいインパクト。でも、これでなにがおかしいって、猫屋敷が失言。しかもそれをアルペコフに、破壊神にばっちり聞かれてしまった。ほんと、これ、どう収集つけるんだろう。ほんと、この漫画、先が全然読めなくて、すごいですよ。

いちごの入ったソーダ水』、最高だわ。最高ですよ。まず扉が美しい。風紀委員長、美しい。しかしこの人、見た目は凛々しく、厳しい視線もクールで素敵、ってなお嬢さんなのに、中身はいろいろ残念で、月のことじっと見つめている、その視線の意味ですよ。ああ、本当に月のことが好きなんだ。きっちり制服を着てほしい。それは風紀が乱れるから、とかじゃなくて、絶対似合うのに、素敵なのにって、その一心。素敵だわ。ほんと、最高だと思います。そして今回は、おお一念通った! 目をつけられてると勘違いした月陣営、少しの間だけでも制服ちゃんと着てみたら? そしてら、うおお、素敵お嬢さんだ、月さん! こひめ、雛菊、転からは違和感ありみたいに思われてしまってますけど、風紀委員長にいたっては拝むレベル! 先生からも好評で、そして舎弟ふたりからも好評だ! って、いや、咲太郎、君はなんか違うよね。いや、しかし、月、すっかり迷迭香になじみましたよね。服装も、ずいぶん大人しくなって、いやあ、素敵お嬢さんです。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第6号(2017年6月号)

2017年4月20日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号、昨日の続きです。

『私を球場に連れてって!』。今回は、なんと球場に連れていきません。なるほどテレビ観戦。レオナの家に集まって、というのですが、予想外に綺麗な部屋、さらにぬいぐるみまでいて、って、これキャッツのマスコットよね? レイナとファル子が集まって、ということは今日はホワイトキャッツとファルコンズが対戦するの? でもそれって喧嘩確定コースじゃない? そう思ったら、ああ、対戦相手、それぞれ違うのか。テレビはひとつ、試合はふたつ。かくして勃発するチャンネル争い。ファル子はスマートフォンで見るということで解決なのだけれど、今はこうしていろいろ視聴の手段があるというの、いいですね。自宅観戦だと静かでいい、そう思ってたタマだけど、試合が白熱したらうるさくなったりね、そして勝ったと思って油断してたらまさかの逆転! ああ、レオナが見事に落ち込んで……。落ち込んで、もう野球なんて見ない、なんていってたレオナだけど一晩寝たら回復するんだ! ファンなんてそんなもんだっていうファル子の達観がおかしかったですよ。

『すくりぞ!』は温泉をはじめます。って、どうやって? 部室にて足湯を楽しんでいる寝子。リゾートといったら温泉だ、っていうんだけど、ビニールプール使って、お湯もはって、でもあっというまに冷める。って、そりゃそうだよ。しかしそれでも温泉をあきらめないのがすごいですね。しかも温泉の宅配を使うんだ。ビニールプール一杯分で3000円くらい。へー、意外や安い。しかしこの子らのこうして行動していくところ、面白いですね。温泉の宅配とかあるのは知ってたけど、こうして描かれてみると、なんかすごいなって思われて、しかも温泉の威力よ。巻き込まれたくなくて逃げてた先生も喜んで参加してくれた。そしてお湯が、お風呂が気持ちもやわらげてくれたのか、寝子が素直な気持ち吐露すれば、先生も自分の経験をもとにアドバイスしてくれて、このふたりのいつにない近しさ、とてもよかったと思います。心の中で先生のこと頼ってるよって答えていた寝子とかもね、ぐっときましたよ。

『夢見るプリマ・ガール!』、ナツがやる気ですね。涙流しながら河川敷を走ってる。休みがちだったのに学校にもちゃんときてるというし、いったいどうしたのか。なるほどアイドルのライブ。いつもは途中で退場してしまうけれど、次こそは最後まで楽しみたい! って、大変だな! 興奮して鼻血出して退場。オタ芸の途中で倒れて退場。興奮はしかたないとして、オタ芸は自重すればいいのでは!? ともあれ、ダンス部の影響受けて、もっとちゃんとライブも最後まで見たい、踊れるようにもなりたい、こうしたナツの前向きさ、光ってましたね。特訓につきあってくれているサフィもよかったです。一緒に走ってくれたりね、はげましてくれたりね、そうかと思ったらつっこみ役も頑張って、ああ、今回のエピソード、ちょっといい話っぽくて、それでいてどこかおかしくて、そうした味わい、ナツのキャラクターにサフィの生真面目さが作用してこそのものだなあって思わされました。そして最後にまさかの展開。ええーっ。チケット確保済みなのかと思ってたよ! ほんと、強烈な落ちでした。やられましたよ。

『お兄ちゃんって呼ばないで』。突然兄になってくれといわれた七瀬。いったいどういうことかとかりんに詰め寄るんですが、その様子を部屋の外からうかがっていたのがかりんのお母さん。いや、お母さん役の丹羽つぐみ。まさかの小学5年生。って、待って待って、くじで決めたっていうけど、どうせあのいんちきのくじなんよね? この小学5年生、母親役自体は問題なく受け入れていて、普通に買い物して、ご飯の用意して、みたいなことやってるんだけど、すごい、スーパー小学生なのかな? と思わせて、あかん、あかん、普通の子やん。ご飯、卵料理ばかりなのか。それも簡単っぽいの。こんなつぐみのこと甘やかしてくれるのがパパ。もちろんパパ役ね。これ、当然女性で、涼原マキ。この人、大人みたいですね。仕事から帰ってきた? つぐみと夫婦役演じて、演じて!? 七瀬、どれほどのものを見たというのか。ともあれ七瀬、すっかりこの異常な状況受け入れてしまってる人たちに囲まれて、抵抗するのあきらめちゃったみたいですね。ほんと、かりんの求める兄像、演じきってみせるんでしょうか。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第6号(2017年6月号)

2017年4月19日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号

『まんがタイムきららMAX』2017年6月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。っと、これはココアとリゼかーっ! ココアは違和感なかったんだけど、リゼ、制服が違うだけでこんなにも印象変わっちゃうか。ココアもいつもの制服じゃないですけどね、でも大きく印象は違わない。ところがリゼはこんなにも雰囲気違えてきて、面白いものだなあ。ふたり、髪に桜の花をあしらって、手にはクリームたっぷりのカップ飲料? いつもちょっと大人びて感じられるリゼも、こういう格好すると年相応と見えて、ええ、ふたり、仲良さそうで実に魅力的です。

『こみっくがーるず』。小夢がもらったファンレター。連載が終わった。大団円の感動や喪失感、それが少女たちに手紙を書かせたのかも知れませんね。その嬉しそうな様、また手紙ははげみにもなって、若い漫画家たちが手紙をもらったこと、あるいは出したこと、語りあっている様、とてもよかったと思います。そんな中、ひとり内容の問題でファンレター話に参加できないるっきー、最高でした。そして小夢、暴走する。方向性を見失って、やるべきことから遠ざかってしまっていた小夢を翼が引き止める。ああ、これ、すごくいいシーンだった。翼の凛々しさ、方向性を取り戻した小夢のあの表情。素晴しかったです。そして先生もいい味出してます。ええ、褒めてもらえてますよ!

『TCGirls』は小柴アンの誕生会。皆で祝うというのですが、なんか不思議と威圧的。これ、皆、突貫だったんですね。前日たまたまシオンが気づいた。それで皆に協力を要請して、でも前日夜に誘われたというのに、あんなしっかりしたケーキ作ってくるニイナ、すごいな! でもってプレゼントも皆しっかりしたもの用意してくれて、まあアン相手なのでTCG関係なんですが、いや、ちょっと待って、シオンさん、それはやりすぎだ! 今回は皆で楽しくパーティして誕生日を祝って、デュエルして、そういう話なのかと思ったら、アンがTCGをはじめるにいたった経緯など語られまして、意外なアンの側面、TCGがこの子を変えて、その可能性を開かせてくれたんだ! いい話だったと思います。ゲームを、ただ遊ぶのではなく、人と人をつなぎ、自分の世界を広げる手段なんだっていうアンは輝いていたと思います。

はんどすたんど!』、素晴しいわ! 新人戦での皆の頑張りです。おお、ひなたん、なんとか踏み止まった! 初心者は初心者なりにできることを頑張ってる、そうしたことがわかる描写は実によいと思います。いちごもね、そりゃできてないよ? でもそれでも負けずくじけず頑張ってるその姿は素晴しいと思う。で、ななみですよ。ほんと、面白いわ。あの跳馬の胸打つの、いわゆるレントゲンっていわれるやつ? だめだったって帰ってきたななみに先生がアドバイスしてみたら、おお、すごい、大成功じゃん! って、成功してもなんかおかしいって、ほんと、ななみはすごいわ。絵で、せりふ? で、もう最高におかしい。笑いとまらへんもん。心配していたゆかちーも、自分の弱点克服すべくいろいろ試してる。瞑想? 居眠り? してみたり、そして謎のコンセントレーションしてみたり。それで大ヒット! おお、見事に演じきってるじゃん! これ、ほんと、制覇しちゃうんじゃないの! すごく期待させられて、ああ、そしてこれがゆかちーの自信になればいい! 皆がそれぞれに課題を克服し、それぞれの結果を出している中、ひとりこれという結果を出せてないいちご。この子のこと断然応援したくなりますね。ええ、ひなたがはげましてくれた。ええ、いちご頑張れ。次回はいちごのかっこいいところ、見られますよね。

『合体アイドル!スノウちゃん』、ゲストです。登場人物、名前を列挙してみますと、小倉杏、雨宮瑠璃、寿彩愛、日高蜜柑。ええ、姓になにか覚えがありますね! さて、ネットアイドルを扱ったこの漫画。ネットアイドルのスノウは、動画サイトで人気の女の子。ひとりでなんでもできると評判なんですが、その秘密は杏たちしか知らない。なるほど、皆で分業してるんだ。歌は好きだけど人前で歌えない杏は歌を、ちょっと気持ち悪い瑠璃はダンスと、それぞれできることをやってるんですね。さて、こうした活動も面白いなあ、そう思うのだけど、編集してそれぞれの成果をひとつにまとめられる動画ならともかく、これをライブでやることになったら? 作詞、プロデュース担当の彩愛がライブをやるって告知しちゃって、さあ大変。カメラの前では踊れる瑠璃も人前となったらそうもいかない。それに踊り担当、歌担当とふたりでやってるスノウ。それをどうやろうというのか。難しいよね、完璧にライブでやっても口パクと思われてしまいそう。その方策はいまだ立たず。なにかいい手がありますでしょうか。

『機械科乙女のマキナレポート』、ゲストです。これ、よいですね。工業高校に通う女の子三人。紗、澄子、あかねが実習やらいろいろを頑張ってる漫画なんですが、冒頭の登校中の情景に日常ものとしてのニュアンス感じさせて、そして作業服に着替えればぴりっと感触が違ってきます。作業服のこと地味だって紗がいえば、フリフリとか危ないから! うん、回転体は危険! 巻き込まれたら命に関わるよ! ってよく聞きますよね。そうした作業における危険など軽く認識させておいて、そして作業となれば皆真面目でしっかりしてるってのがとてもいいです。今回の実習では旋盤を使います。わりとゆるふわな紗。きっちりしっかりで作業大好き、ついつい量産しちゃう澄子に、いわばつっこみ役でスタンダード、「普通」のポジションにいるあかね。準備から作業、そして計測にいたって、誤差0.05に精度の甘さを感じるんだ! でもって、ゆるふわと思われた紗が誤差なしで出してきて、おお、これは天然? 奇跡? 天才? 納得いかないっていってるあかねの気持ち、ちょっとわかる気がします。普段の会話も機械加工の話がメインだったりするこの子らの日常。ちょっとかっこいい。なにかわくわくさせられる。そうした魅力を確かに感じましたよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第6号(2017年6月号)

2017年4月18日火曜日

『まんがタイムファミリー』2017年6月号

『まんがタイムファミリー』2017年6月号、昨日の続きです。

『かなみ育成中!』。さきの母の出産時、突然の破水に取り乱すさきとは違い、的確に行動したかなみでありますよ。いやもう、これ、職業の適性を感じさせますね。いずれ弟たちも自立して、かなみの、姉の手から離れていくわけでね、それもそう遠くないうちに離れていくわけでね、そんな時にかなみもちゃんと自立できてないといけない。今回ははからずも、かなみの将来なんてのが語られて、保育士? 助産師? 頑張って産婦人科医、あるいは小学校教諭と、かなみ向けっぽい職業が列挙されて、さあかなみの、そしてさきの選択は? いや、まだ未定ですよね。そして恋愛についてのさき母の意見。青春だなんだ、ええ、人生の先輩としていい意見をくれたんじゃないかと思います。それでかなみ、綾瀬君に接近。さあ、どうなる!? これ、本当に続いていくんすかね。

『牧場OL』。なんか野花がデブだなんだとひどいいわれようですが、いや、これ、スアンさんが小さいだけじゃないの? 落ち込んだ野花が悩みを打ち明けるのが姫。でもって、舞い込んできた牧羊犬コンテストに姫を出そう。状況わかってない鷲巣さんが混乱してるのがおかしかったです。そして姫。ほんと、マイペース。魚肉ソーセージ食べてる時の顔がいいですよね。そして牧羊犬コンテスト本番ですよ。って、駄目じゃん! 元々牧羊犬だったコーギー、とかいってもちゃんとその訓練してなかったらそりゃ駄目よ。ちゃんと羊を追える犬は皆無で、ほんと、なんでこんなの企画したの! そして我らが姫が勝者となるまさかの展開。ああ、ぐだぐだの果ての勝利。でもなんか楽しそうですよね。

『レオタードって恥ずかしくないですか?』。ステージを終えてりなも自信がついたかな? いやいや、なかなか思うようにはいかんようですね。反対にちかは元気元気で、ちょっと調子にのっちゃってる。でもそんなちかが可愛いですね。思うようにいかないのは部長も同じで、期待していた入部希望者がからっきしで、ああ、気力なくしちゃった。りなと部長のポカーン、実にいい表情でした。今回は部長が主役でしたね。後半、男子バスケ部に部長の好きな人がいるというのバラされちゃったかと思えば、その男子の前でカチカチに固まったり照れ笑いしちゃったり、クールで美人の部長がですよ、そうした様子見られちゃって、後輩からもからかわれちゃって、ええ、実に可愛らしい。しかもそれで怒って腕立て伏せやらせるという、その怒った様子も素敵。部長のいい表情、たくさんでよかったです。

『かしこみかしこみ』、商店街主催の子どもの日フェス。目玉は南天チャレンジ。ツキノワグマの南天とすもうをとろう、というのだけど、子供たち尻込みしちゃってって、そんなのあたりまえだよ! 大人だって怖いよ! そんな南天が師匠と仰いでいる相手がムクとわかって潮目が変わるのおかしかったですね。実は南天弱いんじゃないか? いやいや、あっさり吊り出しで負けちゃって、じゃあ3人がかりだ! それもあっさり吊り出されちゃってという、この展開。最高じゃないですか。十人がかりでも勝てない。どうやっても勝てない。山椒に相談してみて、それで計略でもってなんとか勝つんですけど、騙されてもそれを苦にしない。むしろ見事な作戦、感服したと褒めてくれる。ああ、南天、こら子供たちにも好かれるわ。ほんと、ムク、山椒も南天も、そのフレンドリーさが最高です。

  • 『まんがタイムファミリー』第35巻第6号(2017年6月号)

2017年4月17日月曜日

『まんがタイムファミリー』2017年6月号

『まんがタイムファミリー』2017年6月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』、チエちゃんが新聞紙でつくった兜かぶって、柏餅食べてます。ええ、こどもの日、端午の節句でありますね。あのセーラー服でちんまり座ってお茶してるチエちゃんの様子は、ちょっとお婆ちゃんぽくって、この子らしい魅力にあふれてますね。他に『軍神ちゃんとよばないで』、鎧兜着込んでちんまり座ってる虎千代、これも端午の節句でありますよね。『牧場OL』スアンさんは手に小さなこいのぼり! ああ、この屈託ない笑顔、実に素敵でありますよ。

『おしかけツインテール』。花梨さん、新境地ですね。雨続き、梅雨の季節。せっかくの土日が雨でつぶれて、さあどうしよう。そんな彼女にマスター・ゴロゴロが雨の日の心得を伝授する! まあ、俊郎なんですが。いつもダラダラゴロゴロしてる俊郎が、花梨をゴロゴロの沼に引き込んで、これ自分のゴロゴロを正当化しようという腹であります。しかし面白かった。まず第一に着替えない。パジャマにどてら。家事も最小限に減らして、そして布団でゴロゴロ。あの完璧な布団のセッティングっていうの、面白かったですよ。ついついスナック菓子に手がのびる。遠くのものを取るの億劫がって孫の手も用意済み。花梨、ちょっと堕落の楽しみを知ってしまいましたね。花梨はしっかりした子で、けれどそれがあんまりにもいきすぎてたから、こうやって息を抜いたりダラけたりする様子見ると、逆になんだか安心できますよね。ええ、花梨にとってのいい一日だったと思いますよ。

『妹のおシゴトは時給2000円』。ミエ子、貯金残高が6桁になったそうです。10万円超えたかあ。それもこれも友達と遊びにいってないからだ! 焦ってるわけですが、いや、見栄張りミエ子さん。見栄、はったりのためにお金浪費するの、よろしくない傾向よ。今回も、友達と遊びまくるのはいいとして、金ならある、なんでも奢るとか、よろしくない! よろしくないですよ! さて金に汚なく、歪んだ価値観のミエ子。そんなミエ子が熱出して弱気になってた只野のこと励ました。いったんは突き放した、そう見せて、金が絡まなくても心配する心くらいあるんだからな! ああ、いい子ですよ。いつになく言動のおかしかった只野のこと、家族みなで思いやって、看病して、そしてもしかしたら只野の過去には、なにか悲しいことがあったのではないか。ええ、ミエ子、只野という人に踏み込みかけてきてますね。そして恋人と勘違いされているという話。ああ、これ、いずれ勘違いじゃなくなるんでしょう? え? そういう予定はない? どうなんでしょうね。なんか、そうなるんじゃないかって思うんだけどなあ。

『うちの可愛い掃除機知りませんか?』。家電メーカー勤務の智枝が寮の自室に帰ったら、そこに謎の女の子がいたというんですね。ロボット掃除機に乗った女の子。名前はappVC-zero、通称アプリというのだけど、いったいこの奇妙な女の子、なにものなのか。最初、掃除機のつくも神とかそういうの思ったんですね。それこそ智枝にだけ見えるとかね、そういうのかと。けれど違いました。なんと、立体映像なのか。あくまでも本体は掃除機で、対話している相手はAI。そしてなぜこの掃除機が突然智枝の部屋に現れたのかというと、隣室の宮原透、開発部勤務の彼女が智枝をモニターとして採用。合鍵を借り、掃除機を置いていったというんですね。この女の子の姿、智枝の好みを反映したものなのか。しかしこの掃除機、電力をやたら食う。ブレーカーが落ちる、って、寮とかでブレーカー落とすと、智枝の部屋にとどまらず全室停電したりするんじゃないの? ねえ、これ、アンペアあげてもらいましょう!

『役職名はお嫁さん』。陽大が昼休みになにか書類を作ってる。仕事か? と思ったら、違った! 自宅にグリーンカーテン導入するための企画書なんだ! もうすっかり美如のやり方に染まってしまってますね。グリーンカーテン導入はめでたく承認されました。それからの展開、どうしても関わらずにはおられない様子の美如がおかしい。本人はさりげなくアドバイスしてるつもりだけど、めちゃくちゃ不自然にダイレクトなのがね、もう最高でした。そして今回は隣室の住人、小説家の彼がゴーヤに話しかけている陽大のこと、どんどん誤解していっちゃってるっていうのがおかしくて、オーソドックスというかあるあるなんですけど、その誤解が陽大本人とはかけはなれたものですからね、いい感じでした。また小説家氏、エレベーターで陽大と遭遇したとき、平身低頭謝ってくれて、ああいい人だ。ちょっと弱気そうだけど、いい人そうだ。この漫画、嫌な人、悪い人っていませんけどね。この小説家氏も今後、陽大、美如に拘ってくるんでしょうか。だとしたら面白さ、広がりそうですね。

  • 『まんがタイムファミリー』第35巻第6号(2017年6月号)

2017年4月16日日曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年6月号

『まんがタイムきららミラク』2017年6月号、昨日の続きです。

『お願い!ロイヤルニート』。桜花が針のむしろであります。前回、ついつい大げさにいってしまったことが災いして、妥当久遠寺ののろしが上がらんという状況に置かれしまってさあ大変。けど、勝負に勝つにはまず敵を知らないといけない。ほたるがやる気出してますよね。聞き込みして資料にまとめて、さらにスイが花凛の学内での様子を盗み撮り。しかしなにが面白いって、これで花凛の株があがって、桜花にさらなる逆風が吹くっていうね。ここから仲良くしていったらいいんじゃない? って、花凛は最初から仲良くする気満々ですよね。いや、ちょっとヤバいレベルでしたけど。しかし今回、一番面白かったの、桜花ロイドの顛末かも知れません。将棋をはじめたんだ! しかも強いんだ! 将棋一本に打ち込んでいくんだ! まさかの引きこもり宣言。ああ、桜花の桜花らしさはロイドになっても健在なのでありますね。

ビビッド・モンスターズ・クロニクル』は対ドラゴン戦であります。戦いの最中、ライアがパーティを組まない理由が語られて、あー、パーティメンバーに足を引っぱられたくないのね。のっけからキャロ死亡。うん、安定してますね。けれど最終的には皆一緒になって戦って、最初は馬鹿にされてたキャロも投薬で活躍。そしてライアも盾になってくれて、けど最後までわかりあえないままだったのかな? ライア、山小屋でいろいろ話してくれたこと、私うそつきなんで、なんていって嘘にしちゃってますけど、実は本当がまじってたりするんじゃないかなあ。なかなかその素顔、実際のところをつかませてくれないキャラでした。それに、最後にMPKでしょう。強烈な去り際! ほんと、次に会うことがあったら、どんな再会になるんでしょう。こんな味わい深いキャラが今回かぎりってことないと思うんですよね。

『広がる地図とホウキ星』は実技試験です。公園にいって「魔法を使った作品」の作成、提出を求められる。これがですね、リンの荷物に猫のミミがまぎれてついてきたりね、しかもこのミミがしっかり役にたったりね、ちょっとしたところにも手がかかってる、意識が通ってる、そんな感触あって実によかったです。妖精との遭遇からの展開。ちょっとしたピンチを、いや、これ結構なピンチじゃない!? ともあれ、皆で力をあわせてこの危機を乗り越える。またその危機も、危機また危機で、ひとつの問題を解決したら次の危機が! で、うまくかいくぐったと思ったら、それも失敗。さあどうする? どうなる? と、ここで君が介入してくるのかー! そこから大団円までの穏やか、落ち着いた感触がまたいい。盛り上がりの後に静かに交流を深める、そうしたところにね、この漫画の暖かみ、近しく感じさせる親しさがあふれているって思ったんですね。

ラストピア』、リッタのこれまでの頑張りが活かされていますよ。島を紹介するために取材にきましたよ。いつかの記者さんですね。先輩のカメラマン連れてきてくれて、それでリッタの地図見て島をまわってくれて、ああ、島のことを知ってもらう試み、広がっていってるじゃありませんか。よかった、頑張ってよかったね。そう思いながら、しみじみ彼女らの取材の様子をちょっと嬉しく眺めてみれば、そこにこの島にただよう不穏な空気、それも再確認されることとなって、ああ、いろいろある悪い噂。皆はそれをポジティブに、よいように解釈してくれたわけだけれど、そしてそれが嬉しかったのだけど、でも……、もしかしたら……、という不安が残る。よさ、優しさ、暖かみは、その対照となる影があるからこそ際立つのかも知れません。また逆にしあわせな今にいつか影が落ちるのではないか、逆方向にも働いて、それだけにまた今のしあわせに愛着覚えてしまうのですね。

『ハルベルンハルカ』、いやあ、面白かったですよ。巨大ロボットに憧れるハルカだけど、まさか出会ったロボットが超絶にダサかったっていう。これね、敵ロボットを見てハルカが大騒ぎするの、いかしました。向こうの方がかっこいい! そしてその敵ロボットの搭乗員、博士の姉! くっだらない理由で街を破壊してるんだけど、ほんと、どうしようもない、そのくだらなさもいいんですが、街を破壊するロボットを見て怖くなってしまったハルカへの殺し文句ですよ。勝てば姉のロボットもお前のものになるぞ。いや、それまでいい雰囲気だったじゃんよ! それが一気に打算に振れて、そしてかっこいいと思ってた姉ロボットもダサかった! ほんと、基本くだらなさに全振りしてる漫画です。かっこよさも感動的なやりとりも、全部その後にくだらなさに放り込まれるっていうんだから、その落差がね、かなりきてました。前編よりも後編がきましたね。これ、かなりきてましたよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第6号(2017年6月号)

2017年4月15日土曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年6月号

『まんがタイムきららミラク』2017年6月号、発売されました。表紙は『うらら迷路帖』。ヒロインの千夜がおどろきのイメージチェンジ。うおお、ツインテール、眼鏡、そしてサロペット。手には抹茶系のフロート、トッピングがたっぷり贅沢! ええ、今風といいますか、ちょっとオタク風ファッションでもある? 実にこれが可愛いんですね。いやあ、こういうイラストがくるとは予想外。そして実に魅力的。いたずらっぽい笑みもまたコケティッシュ? ぐっとくる、引き付けてやまない、そんな表紙にしあがっていますよ。

『サイエンテイスト』、読み切りです。のっけから爆発。科学に爆発はつきもの、そういった具合の出だしでありますが、主役は科学者にして発明家の松丸? それとも助手のコハシ君? コハシ君はちんまりしたお嬢さんで、頭にはケモみみがついてます。この漫画、基本単発ネタでぽんぽんとテンポよく進めていく。テイストとしては昔ながらの四コマといった感触で、かと思ったら、途中から一本一本の四コマが次へ次へと繋がりはじめて、冒頭付近の単発と思われたネタもしっかり回収されていくのですね。小まめなネタの展開が、オーソドックスな四コマのテイスト感じさせて、逆にミラク、きらら系列誌においては異色と感じさせます。そして最後にはこれというギミックが仕込まれて、おお、そういうことだったのか。冒頭の博士の胡乱な様子、こういうことであったのか。ちゃんとわかるようになっているですね。

『がんくつ荘の不夜城さん』、四コマ漫画誌で四コマ漫画家の漫画であります。ひとり黙々と作業する不夜城よどみ。仕事柄も手伝ってすっかり引きこもり。日にもあたらず風呂にもはいらず、人とも関わらず。なので、たまに誰かと会うとなれば、発声練習からしないといけない。いやあ、大変だ。この人と担当編集者、羊ケ丘眠との打ち合わせ。あれがなかなかに面白くって、これ、どこまでリアルなのか、まったく現実には則していないのか。わからないのだけど、打ち合わせのはずがとりとめなく脱線していったり、そして次はカラー。じゃあ温泉で、というのだけど、水着にとどめましょう。雑誌としては全裸NGじゃないけど、不夜城絵だと必要以上にやらしくなるから禁止。こういうことってあるのかい!? 今回は不夜城さんの漫画、ネットでなんて呼ばれてるのか、具体的には出ませんでしたね。こうしたいろいろ、気になるポイント、いろいろあって、これはいい感じ。しっかり心に残った漫画です。

『また教室で』、いいですね。芸能人の天羽きさら。芸能関係の仕事をしていて、学内でも有名人。仕事が忙しくて初登校も5月にずれこみ、そんな彼女の悩みは平穏な学校生活が送れないこと。友達もできなくて……、と内心悩んでいるのだけど、なかなか理解はされない悩みかも知れませんね。そんな彼女に友達ができそうですよ。テレビとか雑誌とか見ない、芸能界とかに興味がない。そんなひなこがきさらと出会って、あまりに普通に、特別扱いもまるでなく、親しくしてくれて、ああ、きさらの学校での日常に変化が訪れそうでありますよ。きさら、ひなこのキャラクターがいいですね。きさらの内向きな性格。ついついネガティブに物事を考えてしまって、それで後悔する。対してひなこはあっけらかんとして明るくて、すごくナチュラルにきさらともうちとけて、あの屋上でのやりとり。疲れてるきさらのこと思いやるひなこのかける言葉の優しさですよ。これら、本当によかったなって思います。そしてラストもね、ああ、素敵な展開、素敵な引きでありました。

『となり暮らしのねこめがね』、ねこパジャマのテイとめがねのレン。アパートのお隣さんだけど、テイはレンの部屋に入り浸ってるのかな? とりとめのない会話。目的もなくただ思いつくまま、思いついたことを口にしている、そうした雰囲気だったのだけど、そうした会話のはしばしに、自分にないものを持っている相手のことを思いやったり、ちょっとうらやましく思ったり、そうした様子が見てとれるの、よかったです。そして、このとりとめなく感じられる会話。それ、そうであることに意味があったんだ。そうか、テイのだらだらとレンのそばにい続けていた、それはバイト先での失敗で気持ちが弱ってしまってたからか。溢れるテイの感情に、レンも思うところを口にする。このちょっともどかしくて、そして気恥ずかしくもある描写、なかなかによかったですよ。ふたりの関係、ちょっとにやりとさせる、いや、にやにや? ともあれ、よかったですよ。

『星空アラカルト』、オタク娘の集うルームシェアハウス。ここに訪れたのはブロンド美人。フランスからやってきたニーナです。フランスではオタク趣味を話しあえるような身近な友達はいなかった。やむなく国際交流することになっていたというんだけど、日本に、このシェアハウスにきたからには、オタク交流に困ることはないはずだ! この子のちょっと暴走気味の様子、気持ちばかりはやっていることがよく見てとれてよかったです。ニーナの友達? 色葉。国際交流していたひとりですね。この子はアイドルオタク、可愛い女の子が好き。ふだんはダラダラ、ゲームとなると覚醒する芹はソシャゲオタク。そんな彼女らの共通の話題はアニメなのか。日本でリアタイ視聴できることに感動するニーナと、感想をSNSに投げるせいで無口になってる色葉と芹。その時の会話、感想はニーナに投げて下さい! とか、面白かったです。

『桜色戦士レンジャーブロッサム』。ヒーローマニアの蒼衣スミレ。好きが高じてヒーローショーのバイトをすることになったんですね。そうしたら、微妙に思ってたようなのと違った。自分の知ってるセオリーとは違うキャラづけにもにょってみたり、つっこみ入れまくってみたり、そして自分のポリシーからかけはなれたスーツに抵抗感じてみたりと、いやはや個性的というには少々荒っぽい、好き放題な感触がおかしいです。ショーでもお約束を踏襲しつつ、その後の展開はよくわからない自由さ、おかしさだったりと、あるあるから、そんなのないよに振る剛腕、思い切りがよい漫画でありました。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第6号(2017年6月号)

2017年4月14日金曜日

セッション

 見ました、『セッション』。動画のサブスクリプションサービス、Huluにはいってまして、この映画についてはまるで知らなかったのですけど、なるほど『ラ・ラ・ランド』の監督の、いわば前作。つまりこのタイミングでHuluに『セッション』がはいったのは『ラ・ラ・ランド』のプロモーションの一環というわけで、ありがとう『ラ・ラ・ランド』! さて、この『セッション』という映画、確かに面白い映画でした。ただ面白いといっても、たのしー! といったものではなく、スリリング、ひたすら冷や冷やはらはらさせられて、そして最後には、いやこれ以上はここでは書かないですよ。ネタバレになっちゃう。ほんと、なにがこの映画の興を削ぐかわかったもんじゃないから、少しでも興味があるという人は、ここで読むのをやめてまずは通しで見てください。話はそれからだ。

映画の舞台は音楽学校。ポピュラーミュージックの学校ですね。ジャズドラムを学んでいる青年アンドリューが、教師フレッチャーのバンドで苛烈な指導を受けるというのですが、ほんと、これ、『フルメタル・ジャケット』のハートマン軍装を彷彿とさせるものがありました。いやあ、唖然ですね。いや、こういう指導を行う教師はまあいたわけですよ。とりわけ昔はこうした教師は多くって、ですが教育の手法についても研究されて、進歩してきて、厳しいのはよいとしても、暴言や暴力についてはさすがに否定的というのが今の主流になっている。ところが教師フレッチャーは、その古いスタイルの暴言、暴力をともなうスパルタ式でやっていて、いやあ、バンドが萎縮しちゃってるじゃんよ。けれど、こうした苛烈さによって生み出されるものもあるのだろう。しかし同時に、こうした苛烈さがゆえに失ってしまうものも多くあるはずで、そういう意味ではこの映画は難しい。

スパルタ式が今の社会では受け入れがたいということはしっかり描かれていました。フレッチャーの教育がフレッチャーの真に望む成功をもたらしたことはなく、むしろ駄目にしてしまったものがあまりに多かったとも示唆されて、けれどかつての偉大なプレイヤーを生み出した逸話、苛烈さによって生み出されるものについても触れられていた。

この映画ではどうだったんでしょうね。アンドリューを育てたもの、それはなんだったのか。素直にすんなりと飲み込めないものがある。ラストのアンドリューなどは、それこそすかっとさせられて、それまでの鬱屈が晴らされる、そんな素敵な展開であったわけですが、それはフレッチャーを否定するものであったのだろうか。いやむしろ、フレッチャー的なものを受け止め乗り越えるものであったというべきではないか。劇的な構図としては、フレッチャーとアンドリューの対立、それがぶつかり火花を散らしながらも、最後にはその状況を乗り越え、新たなステージに到達する。テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼってやつですが、そうした構図がきれいにできあがっていたなあと思うんです。しかし、アンドリューはフレッチャーのやり方を認めたといえるのか。それはないよね。フレッチャーもアンドリューの痛打を受けて、そのあり方を変えるに至ったのだろうか。いや、それもなさそうだよね。ただ、ふたりのあの関係がなければ生まれなかったものがあったというのは確かで、ふたりのありようは変わらないまま、劇としては完成してる。ただどこかすっきりしない、割り切れないものは胸の奥に残って、なあ、君はあれ、どう思ったよ、そんな具合に感想を聞いてみたくなる。いろいろと話したくなる、そうした映画でありました。

しかし、フレッチャー、底意地悪いわ。ほんと、あれはびっくりしたもの。それだけに、アンドリューのカウンターが決まるラストは爽快で、そしてそのカウンター、映像によって見せつけるアンドリューの世界が実にスリリング。実にしびれるものがありました。

ここからは余談です。ただネタバレに繋がるので、まあ上でもう随分内容に触れてしまってるので今さらですけど、まあご注意を。

昔、カラヤンがウィーンフィルを振った時のエピソードでこんなのがあるんだそうです。ウィーンがこれまで守ってきたテンポをカラヤンが変更したところ、それを伝統として大切にしてきたオケが反発して、リハまではカラヤンのテンポでやっていたのに、本番では自分たちのテンポで演奏したという話。カラヤンはそんなことになるなんて思ってないから、振りはじめた棒と実際の演奏とで矛盾が生じたわけだけれど、そこをカラヤンはしれっと合わせて、どうです、僕の斬新な演出は、みたいな顔してアピールしたみたいな話なんですが、この映画を見てて、そんなことを思い出した。けどラストのフレッチャー、あれはそうした、客の手前、アンドリューに合わせてみせた、みたいな感じじゃなかったよなあ。だとしたら、あの時フレッチャーは、そしてアンドリューはなにを思っていたのだろう。演奏を通じてふたりは仲良くなりました! わかりあえましたー! なんてもんじゃあないよなあ。

サックス奏者の渡辺貞夫さんだったと思うんですが、こんなことおっしゃってたそうです。ロックはプレイヤー同士が仲良くないとバンドは成立しないけれどジャズはそうじゃない、みたいな話。ジャズは、プレイヤーの仲が悪くて、それこそ口も利かない、目も合わせない、それくらいに険悪な関係であってもセッションは成立するんだって。

この映画のラストなどは、まさしくその渡辺貞夫のいうジャズのセッションそのものだったりしたのじゃないかなあ。ふたりが和解しなくとも、隙あらば寝首を掻いてやる、そう思いあってる仇同士であったとしても、それでもジャズは成立する。そのスリリングな関係をも糧として音楽の美は高みへと昇っていく。そういうものだってことなのかなあ。

などなど、いろいろ思わされる映画でした。自分には自分に対する苛烈さが少々足りなかったかな、みたいなことも思わされた映画でありました。

2017年4月13日木曜日

『まんがタイムジャンボ』2017年5月号

『まんがタイムジャンボ』2017年5月号、昨日の続きです。

『ペンタブと戦車』。これまでメインにあった里見青年の話はいったん小休止? かわりにうみねこ先輩にスポットライトが当たって、ああ、この人、どうなさったのか。総理大臣に会いたいとか参謀大尉の権限はどれくらいとか、やけに大きなことをいう。なにをたくらんでるのか。戦争の早期終結を狙ってる!? この戦争に勝つ気なのか。歴史改変かー! と思ったらちょっと違う感じ。ああー、ニコ中尉、彼女とのことがあるからか。それで戦争をとめたい。それを聞いた武田大尉と里見曾祖父の言葉、それはこの時代の現実を物語っていて、そしてうみねこ先輩、戦場についていくという。なんだか心配になるのですが、先輩の生き延びますという言葉、そんな先輩を見つめる里見曾祖父の表情。言外に物語るものあって、実によかったです。

『シコふんじゃえば?』は夏休みも終わり、でも皆の様子は変わった感じはありませんね。舞はあいかわらず相撲大好きで、友達皆を誘って九月場所にいこうと盛り上がってるし、そして杏子はいまだに相撲部屋の娘であることをカムアウトできていない。でも、ちょっとずつ変わってきてるんだよっていうのが描かれて、相撲を見にいくこと、父にちゃんと告げることができた。部屋の力士の皆にも告げることができた。そして舞のピンチ、って、いやそれ警察の兄さんのいうのが正しいっちゃ正しいよ! ともあれ舞のピンチに駆け付けて、ああ、いった! ついにいった! これで舞はどんな反応を見せるのか。続きは次回! というか、次が最終回かーっ! いいラストを迎えられたら! 今はもうその一心でありますよ。

『それでもヒナは魔術師になりたい!』も次回で終了なんですね。せっかく新キャラが出たところなのに! ちょっと驚きました。さて今回はハナのマジックショー。『ツルの恩返し』をベースに、演劇仕立てで進行していくんだ。そのショーの様子、なるほどここにこうしてマジックを絡めていくんだ。行李から出てくる。早着替えをする。そして最後に消失マジック。生き生きと見せて、好評博して、話題になってと、この展開は見ていてわくわくさせられるものありました。そしてこの舞台、ネットでも話題になって、それが届いたの、これ誰なんだろう。次回最終回の布石。おお、海外デビューするのかい!?

  • 『まんがタイムジャンボ』第23巻第5号(2017年5月号)

2017年4月12日水曜日

『まんがタイムジャンボ』2017年5月号

『まんがタイムジャンボ』2017年5月号、発売されました。表紙は『レーカン!』、天海さんをメインにしまして、これは銭湯ですか? いや、温泉ですね。浴衣姿の天海さん、のれんをくぐって、素敵な美しさであります。『でっかいんちょ』育も浴衣着まして、手には牛乳、ほっとした表情がニュートラルでいいですね。『江戸の蔦屋さん』は伽羅が露天風呂。後ろで蔦重が照れてお湯に沈んでるのが純情でいいですね。さてここにきて本命です。『銭湯の女神さま』恵がお風呂あがりにジョッキでビールでありますよ。うおお、その表情なんかやばくない!? 

『中の人に恋をしました』、なんかいいですね。ヒーローショーの主役、レッドに助けられてこのかた、レッドのことが気になってしかたのない白石紬さん。今日はレッドにお礼を渡しにきた、っていうんだけど、司会のお姉さんがレッドに助けられてるのを見て、もやもや。って、それは嫉妬か。しかしそうしたことに慣れていないのか、自分の状況、把握できてないみたいなんですね。さて、レッドにお礼を渡しにいった紬。司会のお姉さんと会話するうちに、自分の気持ちが恋であると自覚させられる。ああ、こうして逃げちゃうから、お隣さん、レッドの中の人とは対面しないままになっちゃったのか。この兄さんも兄さんで、まさかそのプレゼントが自分あてとは思わない。なかなかにすれ違いの続く、そんな関係でありますね。

『大正みつば歌劇団』、大好きです。劇の当日、歌子は追い詰められて青い顔してるし、幽子もガチガチに緊張していて、そんななか、マリさんひとり元気はつらつですよ! あ、これはあれだな、本番になったらマリが一番緊張しちゃって、失敗しちゃって、みたいな展開になるんだ! 大はずししました……。マリさん、最後まで元気やん、余裕やん。大人物ですよ、彼女。しかし先生の、緊張してる生徒たちへのはげまし。そして舞台裏からのサポート。とてもよかったですよ。しかしマリさん、人気なのね。オオカミ役やったら女学生たちが黄色い悲鳴! そうか、マリさん、学内ではこういうポジションなんですね。さて、はじめての公演、結構うまくいったみたいでよかったです。そして入部希望がふたり!? いやもう、これまたなにか素敵そうなお嬢さんじゃありませんか。どうした人か、楽しみになりますね。

『イヤよイヤよも好きのうち』。今回のエピソード、実によかったですよ。好き嫌いの酷いアキ。この子がカレー屋についてきて、ああ、カレーは大丈夫なのか、そう思ったら、マンゴープリンください。そうか、やっぱりカレーはあかんか。からいのが苦手なのね。そしてマンゴープリンにまさかの伏兵、杏仁豆腐が入ってて、この子、どこに地雷が埋まってるかわからんから、ほんと大変だな。そしてまさかの地雷が先輩のカレーにも。このところはやりのパクチー、これが駄目。ここからが本当に面白かった。先輩はこれまでアキにいろいろいってきたこと、それが返ってくるって思って憂鬱だし、そしてアキはやたら楽しそうで、あんまりに面白がるもんだから先輩もアキにパクチー食べさせちゃって、あー、これどうなる? ここで、まさかのパクチー大丈夫。先輩とアキとで、嫌いなもの交換するっていうね、これ新しい関係に突入じゃん! いやあ、面白かった。ただ面白いだけじゃない、新たに開かれるものあって、ぐっときましたね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第23巻第5号(2017年5月号)

2017年4月11日火曜日

『まんがタイムきらら』2017年5月号

『まんがタイムきらら』2017年5月号、昨日の続きです。

『ハッピーセピア』、いいですね。憧れの人、みなみさんの心残りを救うべく、過去に遡って、みなみさんを振り回さんとするかえで。昔のみなみさんは頑なで、遊びに誘っても勉強するからと断わられる。けど、そんなみなみさんをわりかし無理矢理動物園に連れていったっていうんですね。そこからのみなみさんのはしゃぎっぷり。かえでがいうには、なんかスイッチ入れちゃったかも。それくらいにテンションあがっちゃって、ああ、動物園を知見の宝庫という。この人の、学び知り体験することに喜びを見出す、そうしたところは魅力的で、そしてアジアゾウについての知識を滔々と語っている、その説明に子供がぞろぞろついてくるところね、ああ、この人の家庭教師だったという時のこと、ちょっと彷彿とさせられました。このタイムトラベルが、過去のみなみへの干渉がどうした結果をうんだのか。それは小さなことだったのかも知れないけれど、それでもなにかみなみの心の中に残したものはあって……。あまりにも小さなことだけれど、それがかえでには決して小さいものではなかった。そうしたことを語る一連の描写は感動的でさえありました。そしてこの漫画、連載になるんですね。ということはかえでの旅は続く? その旅の先に待つもの、それはみなみの後悔が雪がれることとなるのかどうか、わからないものの、楽しみにさせられるものありますね。

『ようこそ学園オーケストラ』。楽譜を買いに楽器店にいきます。というのだけど、千鶴、楽器店に苦手があるんだ。慌てて焦って、あちこちに、他のお客さんにぶつかりまくったことがあった、というんだけど、まさか、楽器をぶっ壊しまくったとか!? と思ったら、そこまでではありませんでした。よかった! 作者さんの温情だ! 後ろ向きな千鶴を元気づけるために凱旋行進曲、アイーダですね、それをピアノで弾いてくれたのはいいけど、千鶴のテンションあがったのもいいけど、それで元気元気に飛び込んでいく、それがあかんのよ、千鶴さん! けど、千鶴の不安はちょっとわかるのね。自分はガラスとか陶器のお店が怖い。別に壊しまくったとかそういうことはないんだけど、怖いんですよ。それと同じような不安、恐怖を抱えてるんだと思うと、アイーダでもって気持ちにブーストかけるくらいしないといけなかったんだろうなあ。さて、目当ての楽譜も買えて、その帰り道でちょっと買い食い。一緒にお昼寝してっていう、そのしあわせそうな様子。見守るじいやもまたよかったと思いました。

My Private D☆V、『広がる地図とホウキ星』の描く調子ですよ。いや、これ、素晴しい。D☆Vポイントは「大きな異種友と小さな女の子」。すなわち、ドラゴンと一緒にいる女の子とか、大きな犬? 獅子? に乗る女の子とか、そして巨大なゴーレム!? これ、たしかに素晴しいわ。DOKIDOKI☆VISUAL、そのドキドキが、巨大異種友との対比によって強調させる女の子の可愛さ? 魅力? それだけじゃなくってさ、そのイラストとして描かれたものがひしひしと感じさせる、彼らをとりまく世界の広がり! どういう世界に暮らしているのだろう、ふたりはどうした関係にあって、助けあったり、一緒に仕事したり、あるいは戦ったり!? もう、気持ちが沸き立つよう! うわー、ドキドキヴィジュアルだわー、すごいわー、魅力的だわー。今回のイラストの魅力、それは『広がる地図とホウキ星』に描かれる世界の広がり魅力とはまた違うもので、あの漫画も素晴しい。そしてその世界とはまた違うなにかがあるのかも知れない、そう思わせるD☆Vイラストは、ああ、この世界を見たい、知りたい、旅したい。そうした気持ちにさせられるのですね。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第5号(2017年5月号)

2017年4月10日月曜日

『まんがタイムきらら』2017年5月号

『まんがタイムきらら』2017年5月号、一昨日の続きです。

『ぽんこつヒーローアイリーン』の扉絵。地面に寝転がって草をはんでいるアイリーン。なにか叙情感じさせるイラスト、そう思うのと同時に、これお腹がすいて草で飢えをしのいでるんだよね? うおお、切ない……。悲しすぎる現実……。さて本編。ラブリーメロンの部屋にやってきた妙に鬼気迫る雰囲気感じさせる女の子。だ、誰!? そう思ったら、なんと、メロンの妹とな。緑川彩実。メロンにやたら厳しく接するこの子だけど、おお、屈折しとるなあ。ほんとはお姉ちゃん大好きで、たくさん持ってきたお弁当、これもお姉ちゃんの食生活を心配してのこと。子供の頃、たくさん世話になったから、今度は自分がお姉ちゃんの世話をしたい。そう思うのはいいけど、妙に依存的な性格が見てとれて、怖い、怖いよ! そんな彩実がアイリーンと遭遇。不審者扱い! というか、その不審者情報、お姉ちゃんも含まれてると思うよ! それはいいとして、夜のアイリーン、あれはいかにもやばかったですね。ともあれ彩実、困ってるアイリーンを助けて、ついでに猫も助けて、いや、別に助けは必要とはしてなかったのかな。ともあれ、その優しさ、よくよく感じられて、なかなか素直にはなれないけど、よい子なんだなあと思わされました。しかしそれにしてアイリーンはヤバいか。確かに言動おかしいもんなあ。そら逃げるよなあ。

『オリーブ! — Believe, “Olive”?』、よいですね。ちゑとあおばが喧嘩だそうですよ。ちょっと不機嫌なちゑ、眉間にシワ寄せてるちゑ、こういう表情も魅力的だなあ。危ない実験して、爆発させてしまったちゑ。さすがにあおばに怒られて、ああ、これが喧嘩の原因なのね!? そう思ったら、いや、これはただの発端で、決定打は胸の大きさなのか。いや、ちゑさん、ちゑさんはそれでいいんですよ。自信持って? ちゑも、あおばが悪くないことはわかってる。コニーに話を聞いてもらううちに気持ちもいろいろ整理されて、落ち着いてきたようで、そして皆の進路についての話。今を大事にしないと……。ちゑとあおばの仲直りの情景ね、なかなかいいだせない気持ちを、お菓子にちょっと隠してね、そしてそれはあおばもおなじみたいで、ええ、ふたりのこの様子、とてもよかったと思います。

『みゃーこせんせぇ』、いろいろ酷いな! のっけから骨。見た目のインパクト勝負か! そんなのには負けないぞ! そう思ってたんだけど、いやはや、押し切られてしまいました。面白いわ。みゃーこせんせぇの薬が原因で動き出した骨格模型。動くししゃべるし、妙に理性的だし、コーヒー飲むし、だばァとこぼすし、それでつっこみも実に的確。いや、この骨格模型がこの漫画一番の常識人なのでは? 裸でいいんだろうか。それで服を着せてみたら、ウザいウザい。骨が見えるのがダメだというので、ロングスカート、メイドの御仕着せでもって対応したら、顔! 頭蓋骨がより怖いよ! でもこの骨メイド、薬の威力で肉体まで手に入れて、ああ、これでレギュラー化か! 骨格模型が消えた。骨と呼ばれる少女。それで死霊使い扱いされる先生とか面白いのだけど、とりあえず学校の備品がなくなっちゃったの、それはええんですか!?

『おとめサキュバス』は雨の日。梅雨入りしたっていうんですが、キュリアとルナですよ、なんと傘を知らない。頭に大きな葉っぱかぶってきた! 涼香、みちるからは不思議と高評価で、すなわち美人はなにしても似合うってことでいいのかな!? 涼香の傘、これいいですね。外からは普通、けど中からはファンシーイラストが見えるという。楽しんで見てるキュリア、あの表情よかったですよ。そしてキュリア、この子、雨が続くと酔うのか、ハイに、陽気になるっていうのか。歌う、踊る、やけに積極的になる。そんなキュリアの様子に戸惑いながらも、可愛いってね、骨抜きのルナがいい。そして梅雨があけて雨があがって素面に戻ったキュリアです。ああ、本当に酔っぱらいなんだ。記憶がちゃんと残ってるっていうのがね、さらにみちるが動画に残してくれてたってのがね、実につらい。追い討ちかけられたキュリアがどれほどに赤面したのか。それが描かれてないのが逆に気になるところですよね。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第5号(2017年5月号)

2017年4月9日日曜日

『まんがタイム』2017年5月号

『まんがタイム』2017年5月号、一昨日の続きです。

『お兄ちゃんと呼んでくれ!』、妹遥から兄扱いされないことを悩む兄、ツブテでありますが、思わずこぼした、俺には兄の才能がないのか…。おお、兄に才能とか、そういう発想、なかなかに持てるものじゃあありませんよ。そんな彼のこと、先輩と慕ってくれる後輩の女性。見た目にも凛々しくきりっとしたこの人の内心に渦巻く感情、あれがもう最高に面白かったです。かわいい連れて帰りたいはともかく、どうしよう…半ズボンはいて欲しい! っての、ほんとこの人、業が深そうでよいですよ。なにも鼻血まで出さなくていいじゃない! 素晴しかったです。しかしこのツブテ君が妹のこといろいろ思って、どんなご飯を作ってあげよう、いろいろと気を使ってるのがとてもいい。受験生だからと脳に効くレシピとか、そして最後にはやせる!! 低カロリーレシピ。おお、わかりすぎる兄というのも大変だ。ところでツブテ君の、レッツラクッキング! おお、おお、レッツラまぜまぜですね。

『おかわり自転車』に新しい登場人物が増えました。筒井レイさん。17歳の高校生、コトコの幼なじみというのですが、ちょっと人付き合いの苦手な子? 見た目からしてクールで、言葉もちょっとつっけんどん。キツい受け答えにミトが怒らせてしまったと落ち込んじゃって、その点、コトコはよくよく幼なじみのこと理解していますよね。そんなレイの態度が軟化したくだりがいい。そうか、この子、食べるのが好きなんだ。今回のサイクリングも、絶品ランチ付きという言葉にやられた。そんなレイが、ミトの作ってきたお弁当にすっかりやられちゃって、表情がキラキラ。ミトの言葉もすーっと受け入れられたみたいで、すっかり懐いちゃったっていうんですね。ええ、ミトがくるならサイクリング、参加します。そんなレイのコトコについての評価とか、学校でのあだ名とか、それらもなかなかに面白い。魅力的な子の登場に、ちょっとうきうきさせられる感がありますよ。

『友ちゃん』、よいですよ。修一に置いて帰られてしまった。それで涙目。ああ、本当に修一のことが好きなんだなあ。しかし何故置いていかれたのか。心配して、不安になって、電話、メール、あの手この手で連絡とろうとするも返事がない。嫌われることしたのかな、不安つのるばかりという、この友子のいじらしさにすっかりやられてしまいました。そして友子の友達、優ちゃん、この子が帰りにいろいろ寄る場所寄る場所が、さっき友子が修一を探した場所に重なっていて、ああ、友子のこと思って! 修一のこと蹴飛ばしてやるんだって! ちょっと過激だけどいい友達だなあ。娘をなぐさめるため食事に連れていってくれた友子の父さんも、友達も、そして修一も、皆が皆、いい人で、そうした人たちに囲まれている友子のしあわせみたいなことも思いましたよ。

『サマー・キッズ・ブルース』、まんがタイム月刊新人展拡大版枠の掲載なんですが、絵柄からも、また内容からも、ストーリー志向であることうかがわせて、いわゆる四コマ目で落ちないタイプ。でもよかったですよ。路上ライブデビューをはかる高校生、美田村ミイの失敗と挫折。それがたまたま路上でギター弾いてた知人、砂原と組むことで、即興のデュオになる。そのくだりの、ちょっとグダグダして、けれどそのグダグダもまた青春の蹉跌、まぶしく思わせるものあり。そして歌っているところの描写は生き生きとして、ああ、ふたりにとっていい経験になったんじゃないの!? ギャラリーの歓声。メイも砂原もなんか感動しちゃってっるぽくってね、そして最後に、オレとバンド組まないか? ドキッとしたメイの返事ではなく、遠くであがる花火で締める、そのラストの情景、これが実によかった。心にこう引っかかるもの、しっかり残していってくれましたよ。

  • 『まんがタイム』第37巻第5号(2017年5月号)

2017年4月8日土曜日

『まんがタイムきらら』2017年5月号

『まんがタイムきらら』2017年5月号、発売されました。表紙は『三者三葉』、主役三人が外でお昼ですね。双葉がスマートフォンでもって写真を撮ろうとしてる? これ、桜を撮ろうとしてるのかな。葉子様はパンの耳を、葉山ちゃんは可愛い猫のパンを食べているんですが、葉山ちゃん、いい笑顔! それはそれとして、葉山ちゃん、その可愛いパン、普通に平気で食べられるのかい!? しかしこの三人の表紙、とても素敵に仕上がっていて、笑顔がいい、この仲良さそうな様子もいい。また地面の緑、背景には遠く桜色が雲のように青空の下広がって、春を感じさせる美しさ。とてもいいイラストであります。

三者三葉』は温故知新? 双葉がやたらはりきって、餃子200個、大盛り炒米粉と、次々大食いチャレンジをクリアしていってるっていうんですよ。どうして!? ついに出禁がとけたの!? おこづかい貯めてるのか。なるほど、修学旅行先での食費を稼いでいる。いや、最近の修学旅行ってお金の上限とか定められてないのん!? って、それ、中学までだっけ? ともあれ、双葉さん、量に速度に磨きをかけようというんですね。そして葉山ちゃん。この子、美しいなあ。私服が超素敵。葉山のツンデレ、はいいとして、薗部の研修旅行、山Gの仕事、次々出てくる葉子様甘やかし展開。山Gに、沖縄で? と迫る葉山ちゃんの美しいこと。本当、素敵なお嬢さんにお育ちになりました。ところで、どうでもいいんですが、辻兄、彼の向上心が終了するというあの描写、めちゃくちゃおかしかったです。ほんと、なんという演出なのか。というか、アナログ! ああ、これが女子だったらデジタル、フルハイビジョンだったろうのにね!

『黒魔術部とぐーたら悪魔』。悪魔にもニートはいるんだ! いつまでも働きもせずにダラダラと、そう母親に怒られてるアイム。この子がまさかの悪魔なのか。しかも仕事というの、人間界で人間と契約するっていうんですが、これ、人間からなんらかの対価を貰う、それで仕事が成立するわけなのかな? アイムを呼び出したのはたったふたりの黒魔術部。部長の夕利と夕利を心配して部に入ってくれた友達みーちゃん、なんだけど、出てきた途端、みーちゃんにぶっとばされてアイム、昏倒しちゃうのか! 悪魔にもやたら親しげな夕利。悪魔というにはあまりにも弱々しく、なんだかたよりないアイム。その状況にみーちゃんがつっこみを入れ、時に喧嘩する。しかしアイムより夕利の方がよっぽど非常識ってのがすごいです。夕利がアイムに願ったこと、それがあまりに切実で、アイム思わず同情。でもって悪魔の力で呼び出した子豚とひよこ、それにアイムも加えて部への昇格を狙う! というんだけど、当然駄目、ふざけているのか、しかられるというこのラスト、これはいかしました。悪魔も普通にしかられてうなだれてるってのがいかします。

『のんさっちふれんど』。吸血鬼の女の子、棺ちすいの日常です。人間の社会に適応すべく頑張ってるのだけど、気弱、人見知りが手伝って、まだまともに友達がいない。ここのくだり、洒落てましたね。まともに友達がいない、そういった矢先に、まともじゃないければいるって続ける。その変わった友達、サラ。明るくて、距離が近くて、友達も多くて、そんな彼女がいろいろとちすいのこと気にかけてくれる。サラ以外に友達のいないちすいは、そんな彼女の交友関係の広さに憧れに似たもの持っているようで、そしてまた戸惑いも感じているようで、そんなちすいの、なぜ自分をかまうのかという問にサラ、なにか意味深なこといっているのが気になります。このサラという子も、なにか吸血鬼に類するような秘密を抱えてる、そんな感じがしますね。

『山女神ノ郷』、これ、面白いではありませんか。山女神というのは、人の女性の姿をとって顕現した山の神様のことをいうんですね。燕岳ふもとの温泉から産まれたのが、この漫画の主人公、燕。合戦の伝説を持つ燕岳の山女神だけあって、合戦、対戦、そうしたのを好む性格なんですが、別に喧嘩好きとかいうのではなく、むしろほのぼのな対戦が好きみたいですね。燕岳、飛騨山脈にある山なんですね。先輩の山女神は常念岳の常念、そして蝶ヶ岳。蝶ヶ岳の蝶は燕のことを妹といっていたんだけど、そうか、姉妹関係は標高で決まるんだ。燕岳は標高2763m、対し蝶ヶ岳は2677m。蝶が妹、そうと決まればとたんに姉っぽく振舞いはじめる燕と、さっきまで燕にいってたことをころっとひるがえす蝶。ふたりともにいい性格です。山にまつわること、それが性格や能力に反映されてという基本設定がよい感じと思いました。昨今、擬人化で元ネタに詳しくなるみたいなことが多いですが、これもそうしたひとつになりそうな感じがします。キャラクターが生き生きと可愛らしく描かれてるのも大変よいと思いました。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第5号(2017年5月号)

2017年4月7日金曜日

『まんがタイム』2017年5月号

『まんがタイム』2017年5月号、発売されました。表紙は『おとぼけ課長』がメイン。三脚にカメラをセットして、背面の液晶ファインダー覗いてる課長であります。いいお顔なさってるのは、これだって瞬間、構図を見つけたのかも知れませんね。そして『おかわり自転車』、『瀬戸際女優!白石さん』、『おねがい朝倉さん』、『まりあ17』のカットが写真仕立てで配置されてて、背景のコルクボードにピンどめされてるみたいにあしらわれてるの、これ、いい仕掛けだなって思いました。

『さわらせてっ!あみかさん』、めちゃくちゃ面白いですね。妹かがりに彼氏がいる? まだ試用期間らしいのだけど、今度一緒に動物園にいきたいからというので、皆で下見にいきますよ。その時のかがりのサファリルック、これ素晴しいね。そして沙織とまひろも参加。ふたりともハイテンションですごい! 嬉しそうにしてるまひろがいい。で、兄の用意してくれたおやつですよ。ほんと、作っても買っても、死角なくおばあちゃん。ほんとおかしいです。沙織の気になる過去もおかしい。動物園ではいろいろ自重する沙織だけど、なぜその我慢を私にはできないのか、声にせず問うてるあみかもおかしかったです。そして最後にバス子さん。うおお、ふとまゆ、でか目で私に似てる! それで声まで出して喜んじゃうんだ! ほんと、あみかさんのまわりには、おかしな、いや個性的な人が揃っておいでです。

はこいり良品』は不思議な話。しおりが見つけた小さな古書店。いい本が揃ってる。それで緊張しちゃうんだ。この店、あちらこちらに移動しながら営業しているらしい。たまたま見つけて、それでもう一度いこうと思って探すのだけど、なかなか見つけられない店。それで『遠野物語』の「マヨイガ」を思うマキがいいですね。いつもより、なんかしっかりしてるように思えてよかったですよ。でも、最後の最後にその店の素性が知れる。おおー、そういうこと! 同業者から逃げてるのか! この、知らないなら知らないままですませたい落ち、面白かったですよ。

『秘書の仕事じゃありません』は花粉症の話。面白かった。花粉症に苦しんでる主任が、中田さんに、ええと、これやつあたりよね? 主任大変そうだからと博士が部下に花粉センサーをつけてくれたんだけど、このセンサー、花粉量を検知しつつ花粉症の症状を呈するのか。でも主任にはいい癒しになってるみたいですね。部下を抱き上げた主任、顔を赤らめる部下、って、これくしゃみして鼻が赤いのよな、ともあれ、素敵な絵でありました。いつもは中田さんを振り回す部下ちゃんだけど、今回はむしろ博士に振り回されて可哀そうな感じですね。で、あまりに可哀そうに見えるというので花粉センサーをオフにしたら、ピタッと症状がとまって、主任、主任が曇った! ほんと、今回は主任が実に面白かったです。

『ボンジュール!仲居さん』はこどもの日のキャンペーン。子供連れのお客さんにはかしわ餅をプレゼント。というのだけど、中にはかしわ餅が好きじゃないという、おいしくないっていうお子さんもいて、無理に食べさせるわけにもいかないからなあ。それで宮原さんがかしわ餅作り体験を発案。でも教えるのは康弘なんだ。この体験で、かしわ餅がおいしくない、そういってた子もちゃんとそのおいしさを知ることができて、サラと一緒にかしわ餅食べてるところとかね、実にいい情景でした。そして宮原さん、人前に出るの苦手なんだ! ともあれ、子供からお礼いわれてね、親御さんにも好評でね、そして旅館の皆の気持ち、それが前向きになってるってことも示されて、ええ、見てるとなんか力付けられるなあ。そんな思いのする漫画なんですね。

  • 『まんがタイム』第37巻第5号(2017年5月号)

2017年4月6日木曜日

『まんがタウン』2017年5月号

『まんがタウン』2017年5月号、昨日の続きです。

『漂流系女子高生』は、次々と起こる不審な事件。備蓄の食料がなくなる。サッカーボールもなくなる。そして帆佳はまりんから相手にされないことで、すっかり乱心してしまった。これ、まりんの策略であるというのか。3人それぞれの弱点となりうるところを的確に突いていこう。そして3人の結束をバラバラにしてしまおう。この策略、見事に成功して、真沙美も帆佳も旅に出る、といっても島からは出られないわけだけど、出奔してしまって、さあどうなる。というか、これ、まりんの意図がまだ明かされてないんですよね。この子の存在が、この無人島に3人がきたこと、その今回に絡んでそうな気がするんですよね。

『俺の生徒は神メイド』、先生あかんわ! あたかも神、それほどにあがめたてまつるメイド、ちょこるんが自分の生徒だった。小鳥遊知世子。なるほど、ちよこだからちょこるん。でも、先生は名前覚えてなかったのか! あかんわ、あかんで先生、こんな眼鏡の魅力的な仏頂面、忘れたらあかん。学校ではギスギス、バイト先では天使。そんなちょこるん、なにか心に空白とか抱えちゃってるの? ともあれ、バイトには許可が必要。それで先生を脅したりなだめたりで許可を勝ち取るっていうんだから、知世子さん、素晴しい。でも、先生、ほんと、そこまで依存しちゃいかんよ? さて、そんなふたりの様子を見守る女生徒がひとり。この子はなにものなのか。九鬼先生はさらなる弱みを!? みたいに書かれてますけど、いや、それもまた一興ですよね。

『魔法少女は笑わない』。パジャマパーティー! とかいってますが、作戦会議じゃんかよ。接近戦タイプがひとり、遠距離戦タイプがふたり。なのでどちらかが盾役になれないか、などなどちょっと真面目な感じかと思ったら大間違い。基本はどうでもいい話とかしてますよね。ゲームでもしようか、といって一人用のゲームどころか携帯機。皆、集まって遊ぶとか、そうした経験が薄いってのが生きていますね。今回は、そのラストにイオリの笑顔のエネルギーを貯めてる様子が描かれたりして、結構いい話なのかな、そう思ったら、あれ、ホー助、あんたもまた不穏なマスコットキャラなん? なんともいえない剣呑な雰囲気、ただよいはじめましたね。でも、なんとなくですが、この漫画の場合、心配するようなことは起こらないと思うんですよね。

『あいたま』は、かたくななお嬢様、白金バニラ。そんな彼女があっさりとひよこに籠絡されちゃって、アイドルとか馬鹿にしてるというのに、あいの雑誌にひよこ特集があったらそれを欲しがる。ファンクラブがあるといわれれば、札束で会費を速攻払う。よっぽどひよこが気にいってるんですなあ。でも蓮の仕事は認めてなくて、それで今回もまた手品師の彼女と大激突。もう滅茶苦茶面白い。あいは簡単にバニラのいいなりになるし、そうしたら速攻でロッカーに閉じ込められるし。バニラの亡き母への愛着とか、儚さ感じさせる言動とか、そうしたところ気になりつつも、結局ひよこに、そして天使ならぬ樹里にすっかり転がされて、しまいには沼にはまる。ええ、ちょっと安心ですよ。ええ、バニラ、もう大丈夫ですよね。沼での生活がどうかはわからないんですけど。

  • 『まんがタウン』第18巻第5号(2017年5月号)